「パラソルハンガー」のおすすめ商品の比較一覧表
パラソルハンガーの選び方 整理収納アドバイザーがおすすめする
整理収納アドバイザー/ライフアレンジニストの出口知子さんに、パラソルハンガーを選び方を教えてもらいました。ポイントは以下です。
【1】干す洗濯物の量
【2】設置場所に合わせた素材
【3】使う場所に合わせた大きさ
【4】ピンチ(洗濯バサミ)の有無
【5】収納時の大きさ
【6】クリップタイプが便利
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】干す洗濯物の量に合わせたタイプを選びましょう
パラソルハンガーは、干したい洗濯物の量に合わせて選ぶことが大切です。どのようなタイプを選べばいいのか、解説します。
パラソルハンガーには、置き型と吊り下げ型があります。
置き型は床にある程度のスペースが必要ではありますが、干せる枚数が多く、室内の日光が当たるところや風通しのいいところなど、条件に合わせて移動できるのが利点です。
吊り下げ型は、床にスペースがない場合やベランダでの外干しにも使用できます。置き型と比べると、干せる枚数が少量になります。なかには、半円状にして窓際や壁際で使用できるタイプもあります。
吊り下げ型|タオルだけなど少量の洗濯物に
吊り下げ型のパラソルハンガーのアーム本数は20本が主流です。タオルだけではなく、掛け方によっては衣服や下着なども干せます。洗濯物の量が少ない単身者なら、パラソルハンガーでおおよその洗濯物を干すことができるでしょう。商品によっては短いアームがついている2段式もあり、洗濯物の形状に合わせて干せます。
ただし、吊り下げ型のパラソルハンガーは吊り下げるための場所が必要です。屋外なら物干し竿、室内ならドアや鴨居など引っ掛けられるところがあるか確認しておいてください。
置き型|ピンチつきならたっぷり干せる
置き型のパラソルハンガーはアームが2段や3段ついており、省スペースでたっぷりの洗濯物を干したいときに便利です。そのため、洗濯物の量が多いファミリー世帯で活躍するでしょう。たくさん掛けられるため、重量を支えられるようしっかりとした台座がついているのもポイント
ピンチつきや段ごとにアームの本数や長さが違う商品もあり、タオルや靴下、衣服など洗濯物の種類に合わせて掛けられます。
【2】設置場所に合わせた素材を選びましょう
プラスチック製のパラソルハンガーは、軽くて移動しやすくお求めやすい価格が魅力です。プラスチックでもポリプロピレンやポリエチレン製は耐候性が低く、紫外線によりボロボロに劣化してしまいます。屋外の使用を検討しているなら、耐候性にすぐれたポリカーボネート製のプラスチックハンガーを選びましょう。
アルミやステンレス製のパラソルハンガーはアーム1本あたりの耐荷重があるため、たくさんの洗濯物を掛けてもアームがたわみません。また、紫外線による影響も受けにくく、サビにくいため長期間使用できます。
パラソルハンガーは、プラスチック製のものとアルミやステンレスなど金属製のものがあります。
プラスチック製は軽くてカラーが豊富なところが特徴です。コンパクトなものを旅行に携帯される方もいます。
それに比べて金属製は少し重さはありますが、劣化しにくく耐久性があるので、外干し中心の場合は金属製を選ぶといいでしょう。
【3】使う場所に合わせた大きさを選びましょう
パラソルハンガーはアームや軸の長さによって大きさが変わってきます。使う場所に適したサイズを選ぶために知ってほしいポイントを解説します。
吊り下げ型の場合は、軸の形状や竿にかける引手部分にも注目しましょう。
マンションのベランダなど竿が低い位置にある場合は、洗濯物が地面につかないよう軸が短めにできているもの、または軸の長さが調整できるものがおすすめです。
また、風にあおられてハンガーが動いてしまうのを防ぐために、引手部分にはロックがかかるタイプもあります。
マンションなど低い場所は軸が短いものを
マンションやアパートは物干し金具が上階の天井に設置されている吊り型や、壁に設置されている壁付・腰壁用の物干し竿があります。吊り型の場合、軸が短いパラソルハンガーは手が届きにくいため、軸が長いものを選ぶのがポイントです。
腰壁用の場合、地面までの距離が短いため、軸が長いと洗濯物が地面についてしまいます。そのため、低い場所で使う場合は軸が短いものを選んでください。
狭い場所にはアームが短いものをチョイス
奥行きが狭いベランダや室内で使用するなら、アームの長さにも注目してみましょう。アームが長すぎるとそれだけスペースが必要です。
アームの長さは商品によって異なるため、タオルのみ掛けるなら約33~40cmくらいのものを選びましょう。ハンカチなど小さいもののみを干す場合や、ピンチハンガーも利用するなら20cm以下のものを選ぶといいでしょう。商品によっては洗濯物のサイズに合わせて、アームの長さを調整できるものもあります。アームの長さや直径をしっかりと確認してください。
【4】ピンチ(洗濯バサミ)は あり? なし?
パラソルハンガーの先端についているピンチは吊り下げ式が主流ですが、フックのようにアームに固定されているクリップ式もあります。
クリップ式のピンチなら、風が強い日でも掛けた洗濯物が落ちないので便利です。とくに高い位置に取りつけて使用する場合や、マンションの上階にお住いの場合、洗濯物が落下しないようにクリップ式のピンチを選びましょう。
パラソルハンガーには、ピンチがついているタイプと、バーの先端がクリップ状に曲がっていてピンチがないタイプがあります。
下着類や靴下などを干したい場合は、ピンチつきのタイプが便利です。タオルなどを干したい場合は、ピンチなしタイプのほうが多くの枚数を手早く干せて便利でしょう。
衣類を干す場合も、跡がつきにくいのでピンチなしタイプがおすすめです。
【5】収納時の大きさも確認しましょう
パラソルハンガーを選ぶときは、たたんだときの大きさや収納のしやすさも確認しておきましょう。折りたたんだときにアームがばらつくパラソルハンガーは、決めた収納スペースに収まりにくく、収納スペースにもゆとりが必要です。
折りたたんだアームを固定できるものなら、収納時にアームが広がりません。直径も10cm以下とスリムになるため、すっきりと収納できます。
【6】クリップタイプなら挟んで固定できるので便利
パラソルハンガーの物干し竿に掛ける部分は、引っ掛けるだけのフック状のものはサッと取り外せるので便利です。しかし、強風を受けると竿やロープから外れてしまうことがあるため、風の影響の少ないマンションなど低い竿での使用に適しています。
風が強い日に屋外で使用を考えるなら、竿にしっかりと固定できるキャッチ式を選びましょう。グリップつきはレバーをにぎることでキャッチ部が開くため、高い竿にも引っ掛けやすく便利です。固定部分がスライドしにくい構造のものを選ぶと使い勝手もよくなります。
パラソルハンガーのおすすめ11選 吊り下げ式から2段・3段のスタンドタイプなど!
ここまで紹介した、パラソルハンガーの選び方のポイントをふまえて、整理収納アドバイザー/ライフアレンジニストの出口知子さんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。

省スペースでたくさん干せる
下段は一般的なタオルが干せる約36cmのバーが20本、上段には小物が干せる約17cmのバーが10本ついている、2段式のパラソルハンガーです。
省スペースでたくさん干せるので、ベランダや室内干しのスペースが狭くてお困りの方におすすめします。また、ハンカチや靴下など小物を干すこともできるので、小さなお子さんのいるご家庭にもおすすめです。

必要な本数だけ開いて使えて省スペースにも
収納時に場所をとらないスリムタイプのパラソルハンガーです。バーの部分は1本ずつ収納できるので、壁際や窓際に取りつけて、必要な本数だけ開いて使うこともできます。
室内干し中心だけど干しスペースがあまり取れない、という方におすすめです。フック部分はかけたときの重みでロックがかかり、上にあげるだけで解除される仕組みになっているので便利ですね。

工具がなくても組み立て可能なパラソルハンガー
クリップ式のバーが16本×2段、ピンチが24個ついたピンチハンガーもあり、たくさんの洗濯物を干すことができるハンガーです。
折りたたみ時には直径約16cmに収まるので、ふだんはしまっておいて、雨の日の室内干しのときだけ使用したいという方にもおすすめ。
組み立て式の商品ですが、パイプを差し込むだけなので工具なしでかんたんに組み立てることができるのもうれしいポイントです。

着脱式の三脚で、室内でもベランダでも使える!
スタンド物干しの三脚部分が着脱可能なパラソルハンガー。2段式のパラソルハンガーとしてベランダで使用することもでき、雨が降ってきたらそのまま三脚に差し込んで室内干しに切り替えられるため、たいへん便利です。
置き型か吊り下げ型か、どちらにするか迷っている方にはこちらがよいでしょう。
上段部分にはピンチが10個ついているので、小さいお子さん用の小物干しにも向いています。

40個のピンチでたっぷり干せる
ピンチが40個ついている、小物干し用のパラソルハンガーです。クリップ部分にギザギザのないランジェリーピンチを採用していて、はさんだ跡が残りにくいため、下着やデリケートな衣類を干したい方におすすめします。
また、外側と内側に20個ずつピンチが配置されているので、下着の隠し干しにも最適でしょう。
カラフルで目立つデザインなので、旅行や合宿などに持参してもすぐに自分のものだと判別できますね。

丈夫で長く使えるオールステンレス
こちらの商品は、オールステンレスのパラソルハンガーをお探しの方におすすめです。
ステンレスは、直射日光にあたることによる劣化や、雨や水分によるサビにも強いので、丈夫で長く使えるでしょう。折りたたんで収納するときの見た目も、すっきりシャープです。
同シリーズで角ハンガーやピンチもあるので、そろえて統一感を持たせれば、洗濯物もよりすっきりきれいに見えると思いますよ。
しっかり干せてスッキリ収納!
多くの洗濯物が干せる30本掛のパラソルハンガーです。洗濯物が落ちにくいように、ハンガーの先端部分にクリップが付いています。ハンガー部分が4色に分かれており、洗濯物に応じて干し分けることができます。目印としても活用できます。また30本掛ではあるものの、約667gと軽量であり、室外・室内と干す場所を変える際の持ち運びもしやすい商品です。
洗濯物がすべりにくい移動式フック付き
洗濯物がすべり落ちにくい移動式フックが特徴のパラソルハンガーです。この移動式フックがあることで、洗濯物を最適な位置で干すことができます。お外で干す時も洗濯物が落ちにくいのは嬉しいポイントですね。また、折りたたんで収納をする際にアームが広がるのを防止するアームロック機能がついているため、安全に収納ができコンパクトに収めることができるのも魅力の1つです。
コンパクトに収納できるスリムタイプ!
忙しい人におすすめしたいパラソルハンガーです!「かけるとロック」という竿にかけた際にキャッチロックで素早くかけることができる機能となっています。取り込む時もスムーズにできますよ。クリップも両側についているため、しっかりと洗濯物も固定することも可能です。アームキャップも付いており、収納も簡単です。忙しく、洗濯物を簡単に済ませたいという方におすすめのアイテムです。
嬉しい機能がたくさんの20本掛ハンガー
ハンガーが20本掛となっていて多くの洗濯物を干すことができる商品です。こだわりポイントは3つ。1つ目はタオル掛けバーがスリット入りのグリップ形状となっており、タオルなどが落ちにくいようになっていること。2つ目は、地面に着く心配をせずに干すことができるようになっていること。これはグリップ付きで、フックが短めのため可能になっています。3つ目は折りたたみロック機能がついており、収納が簡単なことです。工夫が詰め込まれたおすすめアイテムです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パラソルハンガーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパラソルハンガーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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パラソルハンガーの上手な使い方 整理収納アドバイザーからアドバイス
パラソルハンガーの特性をいかして洗濯を楽しもう
店舗の品ぞろえではピンチつき角ハンガーがやや優勢で、パラソルハンガーを使ったことがない方も多いかと思います。しかし使ってみると、たたむとコンパクトになること、ピンチに挟まなくても衣類を干すことが可能なことなどたくさんの利点に気づくでしょう。
また、回転するので比較的乾きやすく、干したり取り込んだりもラクです。パラソルハンガーならではの特性を活用してみると、面倒だと思っていた洗濯も少しラクになるかもしれません。
上記のポイントを参考に、ご自身の洗濯スタイルに合ったパラソルハンガーを選んでみてくださいね。
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株式会社ハート・コード所属マネージャー 整理収納アドバイザー、クリンネスト2級認定講師 片付けが苦手で主婦として劣等感を感じる日々が続いていたが、整理収納アドバイザーの資格取得がきっかけで2014年から株式会社ハート・コードに入社。家事代行、整理収納のプロとして実績を重ねる。 のべ800件以上のお宅にて掃除や片付けの現場を経験。現在も掃除やお片付けでお困りのお宅にて現場作業を行い、各家庭にあった効率良いお掃除方法や収納用品の提案も行っている。また同社マネージャーとしてお客様対応、スタッフ育成業務に携わる。大手住宅メーカー等で講師としても活躍中。 クリンネスト2級認定講座では自身の体験や現場経験を生かしお掃除の基本となる考え方の他、忙しい現代女性のお悩み解決のために仕事や育児と家事の両立を実現するお掃除方法をお伝えしている。