たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーとは? 妊婦さんや授乳中のママに人気の飲み物
タンポポを使った飲みもののなかには「たんぽぽ茶」と呼ばれるものと「たんぽぽコーヒー」と呼ばれるものがありますが、基本的にどちらも同じものです。原料はいずれもタンポポの根(一部、タンポポの葉を使うものも)。焙煎方法によって、麦茶に近い味わいになったりコーヒーに近い味わいになったりするので、このように名称がわかれていることがあります。
たんぽぽ茶には女性にうれしいメリットも 健康効果に期待!
たんぽぽ茶は古くから中国やヨーロッパでは健康によいものとして親しまれてきたもの。ビタミンやミネラル、鉄分が豊富で、とくに母乳育児中の方から人気を集めているお茶です。たんぽぽ茶を飲むことによって期待できるさまざまなメリットについてご紹介していきます。
妊活から産後までの心強い味方に
タンポポの根にはめぐりをよくする働きがあると言われています。母乳を作り出すためには、血液の流れがスムーズであることが大切。また、鉄分やミネラル、ビタミンが多く含まれることから健康的な母乳作りをサポートすると期待されています。ノンカフェインなので妊娠中も飲み続けられるのがうれしいですね。
また、妊活中の女性にも人気です。ノンカフェインですし、元気な体づくりをサポートしてくれるのだそう。タンポポの葉から抽出される「タンポポT-1」という成分がバランスを整えて元気な毎日を応援してくれます。
毎月のお悩みや年齢とともに現れやすい体の重さにも
タンポポの根が持つ苦味成分はバランスを整えるようサポートしてくれるといわれています。このため、バランスの乱れとともに出やすい女性特有のお悩みへのサポートが期待できます。
また、カルシウムやビタミンCが含まれていることも特徴です。
体がスッキリ!
たんぽぽ茶にはめぐりをよくして体をスッキリさせる働きもあるとされているので、元気に体を動かしたい方に向いています。さらに「イヌリン」と呼ばれる食物繊維が豊富に含まれているため、スッキリした毎日を送りたい方にもいいですね。
飲み続けることでイキイキとした体を目指せます。低カロリーなのでダイエット中も気軽に飲み続けられるのもポイントです。
たんぽぽ茶の選び方 母乳で育てているママ必見!
まずはたんぽぽ茶の選び方のポイントを5つチェックしていきましょう。 薬剤師資格を持つ健康のスペシャリスト・西村テツジさんのアドバイスもご紹介しています。
【1】オーガニック
【2】味
【3】お茶に入れ方
【4】妊活
【5】ノンカフェインがポイント
上記ポイントを押えることで、より具体的に欲しい商品を探すことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】オーガニックのものを選ぶ
妊娠中や授乳中に飲むなら赤ちゃんのことを考えてオーガニックのものを選ぶのもいいですね。オーガニック製品かどうかの目安のひとつとして「有機JAS認定」を受けているかどうかチェックしてみましょう。こちらは生産者がJAS規格にもとづいて商品を生産したことを登録認証機関が証明するもの。
なかには海外の有機認定を受けている商品もあります。
【2】味、飲みやすさで選ぶ
はじめてたんぽぽ茶を飲む方は苦味が気になることがあるかもしれません。飲みにくいと思われる場合は、ほかの茶葉とブレンドされたものを選ぶとたんぽぽ茶特有の苦味が緩和されて飲みやすく感じられます。
続けるには美味しく飲めることも大切です。黒豆や黒ごま、ルイボスやどくだみなどさまざまなものとブレンドされている商品がありますよ。
【3】お茶の入れ方で選ぶ
たんぽぽ茶には、おもにティーバッグで入れるタイプとお湯に溶かす粉末タイプがあります。ほとんどの商品がティーバッグタイプであり、カップに入れるものやポットで煮出す大きめのものがあります。
商品数はあまり多くありませんが、インスタントコーヒーのような粉末タイプもあるので、使いやすさや好みに合わせて選びましょう。
【4】妊活のサポートとしても
たんぽぽ茶の選び方として成分にこだわってみるのも手です。基本的に多くのたんぽぽ茶は、タンポポの根から作られていますが、なかにはタンポポの葉から抽出される「タンポポT-1」という成分が含まれているものも。「タンポポT-1」は「糖鎖」の不足を補い、サポートしてくれると言われています。
【5】 ノンカフェインがうれしい! スッキリしない方に 薬剤師資格を持つ健康のスペシャリストがアドバイス
アメリカでは1900年代前半から飲まれているといわれるお茶で、中国では蒲公英(たんぽぽ)根として伝統的に使われます。カリウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンA、鉄分に加え、タラキサシン、食物繊維まで含まれています。
なんだかスッキリしない、もしかして鉄分が足りない? といったときや、スマホやパソコンを毎日使っている方にも。ノンカフェインなのもうれしいですね。
たんぽぽ茶のおすすめ11選 たんぽぽのみの商品からブレンドティーまで
たんぽぽ茶は商品によって味わいもさまざま。おすすめのたんぽぽ茶をご紹介します。ブレンドティーからノンカフェインコーヒー感覚で飲めるものまで幅広いラインナップです。ホッとひと息つけるお気に入りを見つけてくださいね。
たんぽぽ茶には、たんぽぽ茶のみのものとほかのお茶とブレンドされているものがありますのでご紹介します。
たんぽぽ茶のみのものは、山本漢方製薬『タンポポ茶100%』やママセレクトの『たんぽぽ茶』があります。
ママセレクトは、ティーバッグタイプですので、持ち運びや手間を簡単にしたい方におすすめです。
また、ティーライフ『たんぽぽ茶清らかブレンドカップ用』は黒豆がブレンドされて香ばしく、イソフラボンやサポニンといった栄養素もとることができます。

パッケージもかわいらしいたんぽぽ茶
たんぽぽ茶発祥の地と言われるポーランド産のタンポポを使用しています。
保存料や着色料は使われていません。飲みたいときにさっと飲めるカップ用のティーバッグです。パッケージもナチュラルでかわいらしいので飲み続けるモチベーションになりそうです。

たっぷり作り置きできるポット用ティーバッグ
さまざまなハーブを使ったお茶を手がける山本漢方製薬が手がけるたんぽぽ茶。タンポポ根だけで作られているのが特徴です。ポット用ティーバッグなので一度にまとめて煮出して作れば冷蔵庫でストックしておけますよ。
水出しもできるので、季節を問わず気軽にたんぽぽ茶を楽しむことができます。

続けたくなる美味しさのブレンドティー
こちらはタンポポ根に国産の醗酵ギンネムと黒豆をブレンドしたタイプ。ほかのお茶の栄養分も摂れるうえ、ブレンドしたことによって香ばしさが引き立ち美味しく飲むことができます。
タンポポ根は中国吉林省産のものを使用。冬はマイナス40度まで下がるような過酷な環境で育ちます。さまざまな厳しい検査をクリアしたもののみを使用しています。
たっぷりサイズでコスパよし
さまざまなお茶を手がける小川生薬が販売するたんぽぽ茶。ポーランド産の食用タンポポの根を使用しています。たっぷり36個のティーバッグ入りでコスパがいいのも魅力的。長く飲み続けたい方にぴったりです。
テトラ型のティーバッグをカップにひとつ入れてお湯を注ぐだけで、コーヒーのようなさわやかな苦味を楽しめますよ。
インスタントコーヒー感覚で楽しめる粉末タイプ
こちらはたんぽぽ茶のなかでは珍しい粉末タイプです。牛乳や豆乳で割って飲むと本物のカフェオレのような味わいを楽しめるので、妊娠中のノンカフェインコーヒーの代替品としてぴったり。
タンポポのほかにスペルト小麦やチコリがブレンドされていますが、原材料はすべて有機栽培されています。より自然なものを飲みたい方にもおすすめな商品です。
長めの抽出でコーヒーの味わいを再現
赤ちゃんと母乳育児の専門ブランドAMOMAのたんぽぽコーヒーです。
原材料には無農薬栽培で育ったタンポポの根が使用され、国内でじっくり焙煎して作られているのが特徴。
沸騰後のお湯をティーバッグに注いで3~4分するとたんぽぽコーヒーができあがりますが、長めの時間で抽出すると、よりコーヒー風味に近い味わいに。
飲みやすさにもこだわって作られたブレンド茶
同じくティーライフが販売するたんぽぽ茶ですが、こちらはさらにスッキリ感が期待できるどくだみ茶とブレンドしたお茶です。
どくだみ茶は美肌などにさまざまなメリットがあるといわれる一方で、独特な苦味も……。でもこちらはこだわりの製法により飲みやすい味わいに仕上げられています。さらに、醗酵ギンネムと黒豆もブレンドされているので香ばしい風味が楽しめます。
忙しい授乳期をトータルサポートするブレンドティー
タンポポ根に加えて体の内側から温まる金時生姜と、スッキリ感や美容にいいごぼうをブレンドしたのが、こちらのたんぽぽブレンドティーです。授乳期などの健康をとくに意識したい時期をサポート。忙しい時期でもヘルシーに水分補給ができます。
ブレンドにより香ばしく飲めるたんぽぽコーヒー
こちらは、タンポポ根に黒豆と黒ごまをブレンドしたタイプのたんぽぽコーヒーです。コーヒーのような苦味がありつつ、黒豆茶のような香ばしさも感じられます。3g入のティーバッグなので、1カップ分より少し多めに作っておくこともできます。
煮出しはもちろん、水出しでも美味しく飲めるので一年中手軽に飲み続けられます。
昭和創業のお茶メーカーが手がけるたんぽぽコーヒー
こちらは昭和7年創業の小谷穀粉が販売するたんぽぽコーヒー。タンポポ根に黒大豆と黒ごまがブレンドされているため、コーヒーや黒豆茶のような香ばしい味わいを楽しめます。手軽に飲めるカップ用のティーバッグタイプです。
たんぽぽを含む8種のブレンドハーブティ
たんぽぽメインではありませんが、たんぽぽを含む8種のハーブが使われているブレンドハーブティをご紹介します。
AMOMAは妊活中、妊婦さん、母乳育児中のママ向けのハーブティなどのラインナップが豊富です。
この『マタニティブレンド』は、ハイビスカス、ネトル、ローズヒップ、たんぽぽ、 クリーバーズ、エルダーフラワー、ジンジャー、ステビアをブレンド。甘酸っぱい味わいです。たんぽぽ茶をはじめとして、妊娠中におすすめのお茶を幅広く探している人に!
「毎朝のスッキリが来ない」「象の足のようにパンパン」などの妊婦さんが悩みがちなマイナートラブル対策としても人気のハーブティです。
「たんぽぽ茶」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする たんぽぽ茶の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのたんぽぽ茶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーの飲み方レシピ 牛乳とまぜてもおいしい
たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーは、お湯を注いで手軽に飲めるうれしいお茶。毎日飲みたい方には、ちょい足しアレンジで、変化をつけると長く楽しめます!
●ホットにちょい足し
黒糖やはちみつを、好みによってスプーン1杯ほど入れてかき混ぜます。
やさしい甘みやコクが生まれますよ。
●カフェ・オ・レ、ソイ・オ・レ(ホットでもアイスでもOK)
たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーと牛乳や豆乳をお好みの割合で合わせるだけ。
カフェイン摂取を控えているなら、カフェオレ風、ソイラテ風で楽しんでみて。
●たんぽぽコーヒーゼリー
お湯で淹れたたんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーに市販の粉ゼラチンを振り入れて混ぜます。粗熱を取ったら、型に入れて冷蔵庫で冷やします。
分量は、粉ゼラチンの商品に書かれているレシピを参考にしてみて!
たんぽぽ茶の副作用は? 男性も飲んでもOK?
タンポポの葉や根などは、生のまま使われたり、乾燥させてお茶カプセル、抽出物として使われたりすることが多いです。
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』のサイトによると、タンポポを使用したものは、まれに胃のむかつきや下痢を起こすことが報告されているそうです。また人によってはアレルギーを起こすことも。
たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)はタンポポの根のみを使ったお茶になりますが、上記のように体に合わない場合も考えられます。最初は少しずつ飲んで自分にあうかどうかを確かめてみましょう。持病がある方などは主治医などに確認してください。
妊活中や妊娠中の女性、母乳育児で授乳をしているママと一緒に男性もたんぽぽ茶を飲むこともあるでしょう。男性が飲んで問題があるという報告が上記のサイトにはありませんでした。
体にあっておいしく飲めるようなら、ヘルシーなノンカフェインの飲み物として一緒に味わってみてもいいですね。
たんぽぽ茶と比較検討したいお茶・ハーブティー 妊活中、妊娠中、授乳中の方におすすめ
妊娠中や育児中のリラックスタイムに
たんぽぽ茶は、毎日の生活を気にする方の常用茶としておすすめです。妊娠中の方や授乳中の方は、母乳が出やすくなる効果を期待する方も多いですが、あくまで健康茶なので健康のサポートとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
毎日の生活をサポートするのはもちろんのこと、ブレンドや製法により美味しく飲めるものも多いので、ひと息つきたいティータイムにもおすすめですよ。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
新薬の企画開発を10年経験。その後、日用品メーカーで医薬部外品、化粧品、健康食品の商品企画、マーケティング、新事業開発を18年経験。 健康関連のスペシャリストとして、青汁マイスター・ソムリエ、薬膳コーディネーターの資格を有し、これまでに執筆は100事案を超え、商品企画提案などにも含め幅広く活動中。