「玄米コーヒー」のおすすめ商品の比較一覧表
玄米コーヒーとはどんな飲み物?
「コーヒーは好きだけどカフェインの摂りすぎが心配……」「気軽に飲めて健康をサポートしてくれるものがあればいいのに」。そのような声に応えるため、いろいろなメーカーが工夫をこらしている飲料が、玄米コーヒーです。玄米コーヒーの味や風味、そして栄養素の面での特徴を紹介します。
玄米コーヒーの原料、玄米の栄養素は?
玄米とは、精米前の籾(もみ)から籾殻(もみがら)のみを取り除いた状態のことをいいます。
玄米は白米と比べてぼそぼそとした食感で食べにくく、なかなか旨味を感じることができません。しかし、玄米にはビタミン、ミネラル類、食物繊維が豊富に含まれています。
健康食に関心のある方は、おいしい玄米の炊き方を工夫して日頃の食事に取り入れています。玄米コーヒーは、玄米の持つ豊富な栄養素をご飯として食べるのとは異なったかたちで活かすことができないかと、考案された飲み物なのです。
お通じをサポートする食物繊維
不規則なお通じは、多くの女性が経験があるでしょう。お通じのサポートには、食物繊維がよいといわれてはいますが、日常の食事のなかで多くの食物繊維をとるのはかんたんなことではありません。
玄米コーヒーの原料の玄米には、白米に比べて4~6倍もの不溶性食物繊維が含まれています。
ノンカフェインな点もポイント
「コーヒーは好きだけれども、カフェインの取りすぎは気になる……」という方も多いのでは。玄米コーヒーは、その名のとおり玄米を原料としているため、ノンカフェインなのも特徴です。
カフェインが気になる妊婦さんやお子さんなども飲みやすいでしょう。またおやすみ前でもノンカフェインなら安心して飲めそうですね。
玄米コーヒーの味は、かすかな甘さが特徴です。原料のお米の自然な甘みが残っているのでしょう。クセも少なく、ミルクなどと合わせても楽しむことができます。
玄米コーヒーの選び方 産地や栽培方法、抽出タイプなどに注目!
さまざまな商品が販売されている玄米コーヒー。産地や栽培方法、抽出タイプなどをよく確認することが大切です。ここでは、玄米コーヒー選びのポイントを紹介します。
玄米の「産地」「栽培方法」をチェック!
玄米コーヒーは、玄米からつくられます。そのためおいしい玄米コーヒーを選ぶためには、原料である玄米の産地や栽培方法、品質を確認することが大切です。
おいしいお米の産地は長い日照時間、清らかな水に恵まれています。玄米も白米同様、そのような環境で育てばおいしく育ってくれることでしょう。また、気になる方は有機栽培でつくられた玄米かどうかもチェックしておくと安心ですね。
また、できるだけ無農薬で育てられた玄米を選ぶのがよいでしょう。残農薬は米の外側、普通なら捨ててしまう玄米の殻やぬかの部分に多く残っています。健康を気にする方は、無農薬かどうかも必ず確認するとよいでしょう。
抽出タイプも確認
玄米コーヒーの抽出タイプは「粉末タイプ」「ティーバッグタイプ」「ドリップタイプ」と3つの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、使うシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
・粉末タイプ
カップに玄米コーヒーの粉末を入れ、お湯を注いで飲むタイプのものです。一杯ずつ淹れることができるので、毎日飲みたい方やサッと手軽にコーヒーを淹れたい方におすすめ。
・ティーバッグタイプ
カップにティーバッグを入れ、お湯を注いで飲むタイプのものです。こちらも粉末タイプ同様、かんたんに一杯ずつコーヒーを淹れることができます。
・ドリップタイプ
通常のコーヒーと同じように、紙や布製のフィルターでドリップするタイプのもの。粉末タイプやティーバッグタイプに比べると深みのあり、香り高い玄米コーヒーを淹れることができます。
おいしく楽しむには保存方法も大切
玄米コーヒーに限ったことではありませんが、お茶やコーヒーをおいしく楽しむには保存方法が大切です。
食品保存の大敵は、空気中の酸素による酸化、日光などです。そのため、劣化しにくい密閉容器を使用したり、冷蔵庫に保存したりするのがよいでしょう。
玄米コーヒーの保存の仕方も基本的には同様です。しっかり密閉し、直射日光を避けて冷暗所で保存するようにしましょう。どれだけ注意しても、いったん封を切ると酸化はすすみます。できるだけ早く飲み切るようにしましょう。
メーカーや粒子のこまかさもチェック 料理研究家がアドバイス
玄米コーヒーは健康志向の方にはもちろん、カフェインレスなので、妊娠中の方やお子さまでも飲みやすいでしょう。
玄米コーヒーを購入する際、私はできるだけ信頼のおけるメーカーの商品を選ぶことを心がけ、玄米の栽培方法、低温焙煎や石臼挽きしているかどうか、粒子の細かさなどを確認しています。
玄米コーヒーおすすめ5選! オーガニックやノンカフェインタイプも!
うえで紹介した玄米コーヒーの選び方のポイントをふまえて、料理研究家・指宿さゆりさんに選んでもらったおすすめ商品と編集部で選んだ商品を紹介します。玄米コーヒーにもさまざまなタイプ、製法の違いがあるので、それぞれの特徴を楽しんでください。
オーサワジャパン『オーサワの有機玄米珈琲』は、石臼挽きで粒子が細かく、香ばしい風味が特徴。好みの濃度にできるので、エスプレッソのような楽しみ方もおすすめです。
プレマ『黒炒り玄米珈琲 玄氣陽氣の素』は、豆乳を加えれば、お子様向けにアレンジしても。
西尾製茶『有機 玄米珈琲(玄米コーヒー)パウダー』は、ダマになりにくく、さっと溶けやすいので使いやすいです。お菓子作りにも活用できますよ。

黒炒り焙煎の玄米を微粉末に加工
黒炒りの手法を用いて玄米を焙煎した、玄米珈琲です。石臼でていねいにひいて、こまかな微粉状に仕上げているのでスムーズにお湯に溶かすことができます。
香ばしくてほろ苦い味わいは、玄米の本来のやさしい甘みが冷えた身体を温めてくれます。
※Amazon・楽天市場は6個、Yahoo!ジャパンは1個の価格です。

絶妙な焙煎加減にこだわった一品
玄米の焙煎具合(炒り具合)にこだわった玄米珈琲です。昔ながらの黒炒り技術にこだわりながら、焦げすぎないギリギリを見極め、こまかく砕いたのがこの商品。玄米の力と黒炒りの伝統技法を、ていねいに現代に受け継いだ玄米珈琲です。
非常に細かなパウダー状になっているので、お湯に溶かして召し上がるのはもちろん、スイーツにトッピングしてもおいしく召し上がれます。料理の隠し味にも使えそうなので、いろいろと工夫してみるのもよいかもしれませんね。
※Amazonは1箱、Yahoo!ショッピングは3箱の価格です。

焙煎した玄米をていねいに粉末化したノンカフェイン
この商品は焙煎後に微粉末に加工したもの。粉をそのままお湯に溶かして飲むので、玄米の持つ成分を余すことなく取り入れることができます。溶かしたあとはそのままホットでも、冷やしてアイスにしても召し上がれます。
玄米をまるごと摂取するからこそ、原料にも気を使いたいところ。鹿児島産の有機玄米を原料としているのでその点も安心です。
多くの健康茶を扱う巣鴨の老舗茶屋
巣鴨のとげぬき地蔵通りで、60年余りさまざまな健康茶を販売している老舗のお茶屋さん。玄米コーヒー以外にもたまねぎの皮茶、ごぼう茶、黒豆茶、くまざさ茶など多くの製品を取り扱っています。
熊本県産100%の玄米を使用。ノンカフェイン、農薬不使用にこだわった玄米コーヒーです。このメーカーの商品はドリップタイプ。エキスだけを抽出できるドリップタイプなら、粉っぽさが苦手な方でも飲みやすいでしょう。
独自焙煎技術とアイデアで作り出される玄米コーヒー
玄米コーヒーや黒大豆コーヒーを販売しているのが、シガリオというメーカー。同社独自のホロニックス・テクノロジーで玄米を高熱焙煎し、超微粉末化している点が大きな特徴。超微粉末をそのままお湯で溶かして飲むことで、玄米に含まれる栄養素を丸ごと摂取できます。牛乳やヨーグルトといっしょに召し上がってもおいしく楽しめますよ。
また、オーソドックスな玄米コーヒーのほかに酵素やビフィズス菌、乳酸菌を配合した商品も販売しています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 玄米コーヒーの売れ筋をチェック
Amazonでの玄米コーヒーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
玄米コーヒーのおいしい淹れ方とは? おいしい飲み方も紹介!
玄米コーヒーは、タイプによって淹れ方も変わります。各商品のパッケージやメーカーの公式サイトに玄米コーヒーの淹れ方が記載されていますので、内容を確認して淹れるようにしましょう。
粉末タイプの淹れ方
ていねいに焙煎された玄米コーヒーは粉末状になっており、コーヒーの粉よりもさらにこまかくなっています。このタイプの玄米コーヒーは、お茶やコーヒーのように抽出液を飲むのでなく、粉末をお湯に溶かして飲みます。
小さじ一杯ほどをカップにいれ、少量のお湯で溶かします。粉末が溶けたら、お好みの量までお湯を入れて召し上がってください。
ドリップタイプの淹れ方
古来から伝わる玄米の黒焼き(黒炒り)を粉末にするのが玄米コーヒーの作り方。ドリップタイプの玄米コーヒーは、新しいタイプの商品になります。
淹れ方はドリップコーヒーと大きく変わりません。玄米コーヒーをより身近に楽しめるように、よりコーヒー風に近づけたものといえるかもしれません。
ドリップバッグをカップにセットし、最初は少量のお湯を「の」の字を書くように全体に注ぎ、10秒ほど蒸らします。その後、ドリップの上までお湯をいれ、玄米コーヒーが抽出されるのを待ちましょう。
玄米コーヒをアレンジして楽しむことも
玄米コーヒーそのものだけでは飲みにくいという方は、ミルクや豆乳などを加えたり、ハチミツや黒糖などを入れたりして飲むこともできますよ。甘さがプラスされれば、飲みにくいと感じている方も飲みやすくなるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。
伝統製法にも根ざした新しい飲み物
玄米コーヒーという飲み物は新しいジャンルの飲料に思えますが、実際は玄米をおいしく摂取するために伝統的な製法をベースにいろいろと改良されてきたものです。
粉末タイプの料理への活用など、さまざまな可能性の広がる玄米コーヒー。バランスのよい食生活を実現するために、あなたらしい楽しみ方にチャレンジしてみてください!
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神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。 企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。