リコッタチーズとは? どんな味? ほのかな甘みで料理やデザートに使いやすい!
リコッタチーズとは、チーズ製造時に出てきた水分=ホエー(乳清)を加熱して固めたもの。リコッタ=「二度煮る」という意味が名前の由来になっています。
ホエー(乳清)から製造するので、低脂肪なのが特徴です。やわらかで豆腐のような口当たりと、ミルクのほのかな甘さが感じられ、さわやかな味わいが楽しめます。
なお、チーズという名前がついていますが、日本では2005年10月から法令上の種類別名称が「チーズ」ではなく「乳又は乳製品を主原料とする食品」に変更されています。
リコッタチーズの選び方 パスタ・サラダ・パンケーキなどに!
オリーブオイルソムリエ・鈴木奈保子さんに取材のもと、リコッタチーズの選び方を紹介します。原産地や脂質、カロリー数値をよくチェックすることが大切です! 詳しくみていきましょう。
チーズの原産地で選ぶ
リコッタチーズは、使っているチーズの原産地が商品によって異なります。鮮度や味わいなど、重視したいポイントで原産地を絞ってみましょう。
リコッタチーズはもともと南イタリア発祥のため、本場のリコッタチーズが食べたいならイタリア産が向いています。
一方、フレッシュチーズであるため新鮮なものを選びたい人も多いでしょう。鮮度重視なら北海道産など日本国内産がぴったりです。
賞味期限よりも無添加を優先しよう
リコッタチーズはチーズのなかでもフレッシュタイプのため、賞味期限が短く冷凍保存には適しません。なかには賞味期限を延ばすために添加物が加えられているものがありますが、リコッタチーズ本来の味わいを損なわないためにも、添加物がないものを選ぶとよいでしょう。
開封後、パッケージなどに密封容器に入れて5度くらいの冷蔵庫で保存、1週間以内に食べきるのがおいしさを保つコツです。
カロリーや塩分値もチェックして
リコッタチーズはホエーからできているため、ほかのチーズよりも低脂質という特徴があります。低脂質、さらにカロリーもほかのチーズよりも低めなので、ダイエットで取り入れたいという人もいるかもしれません。
ダイエットなどでリコッタチーズを取り入れたいなら、カロリーや塩分などの数値もチェックしましょう。
使いやすい容器やサイズを選ぶ
リコッタチーズは商品によってパッケージやサイズ、容量が異なります。一般的なカップ型のパッケージから、パウチまでそろっているのも特徴。
リコッタチーズをどのくらい使うか、なにに使うかでパッケージやサイズを選びましょう。カップならちょい足しなどでも手軽に使えますし、500gや1kgなど大きめサイズのパウチならリコッタチーズケーキなどで大量に使うときに向いています。
リコッタチーズのおすすめ6選 通販のほかスーパーなど市販で買える商品も!
オリーブオイルソムリエ・鈴木奈保子さんと編集部で、おすすめの市販リコッタチーズを厳選して紹介します! ぜひお好みや用途にあう商品を見つけてくださいね。

フレッシュチーズの新鮮な風味を楽しむのなら、国産のトリデンテ『リコッタチーズ』を。搾りたての生乳を使った新鮮なリコッタチーズです。
飲食店でも愛用! スタンドタイプで使いやすい
新鮮、かつ質の高い飛騨の乳牛からとれる生乳を使って作られたリコッタチーズです。ふわっとなめらかな食感とミルクの自然な甘み、やさしい香りに濃厚なうまみを兼ね備えた、飲食店でも多く取り入れられている商品です。
スタンドタイプのため、そのままスプーンで使うだけでなく端を切れば絞り器のようにリコッタチーズを取り出せます。
※楽天は6個セット販売の商品です

イタリア産のイゴール『Ricotta』は、低カロリーでも生クリーム入りでクリーミーな口当たりが人気! 気軽に本場の味を楽しめます。
伝統的チーズメーカーのリコッタ
世界三大チーズのひとつであるゴルゴンゾーラチーズ発祥の地、イタリアのノヴァーラ地域で誕生したチーズメーカー、イゴール社製のリコッタチーズです。シンプルな素材を使用、かつ新しい設備を取り入れ本場イタリアの数々のチーズを製造しています。
安定的なチーズ供給をおこなっているメーカーのリコッタチーズは、シンプルで飽きのこない味が特徴。マイルドな口当たりのチーズはいろいろな料理に使えます。
コスパのよいリコッタチーズ
イタリア・ヴェネチアに本社のある乳製品製造やレストラン展開をおこなう企業、カ・フォルム社の乳製品ブランド・フィオール ディ マーゾから展開されているリコッタチーズです。
フィオール ディ マーゾの商品で使用しているのは、イタリアの契約農家の厳選したミルクのみ。原材料調達から仕入れ、製造まで一貫しておこなっているため、低コストながら本場のリコッタチーズが楽しめます。
容量もいろいろなタイプがそろっているので、用途で選べますよ。
大容量1kgサイズで冷凍保存が可能
水牛のミルクから作られた、クランブル状になったイタリア産のリコッタチーズです。1kgの大容量サイズで、使う分だけ解凍して冷凍保存が可能。室温では約1時間、冷蔵庫では約15時間で解凍できます。
リコッタチーズケーキやティラミスなどで大量に使いたいときや、サラダやパスタといった小分けで使いたいときなど、さまざまなシーンで大活躍します。
毎日搾乳される生乳から作られる
都心から1時間ほどにある、千葉・房総半島の近藤牧場。こちらで飼育されている元気な乳牛から絞られた生乳を使用した新鮮なリコッタチーズです。
クリーミーで滑らかな舌触りは、デザートに使用するのもおいしいですが、少し変わった食べ方として、刻んだ青ネギとポン酢でいただくと、ワインやお酒のおつまみにもぴったりです。
※リンク先はふるさと納税になっています。
ナッツを食べているような風味を感じるチーズ
リコッタは、ほかのチーズとは異なり、チーズ製造時にできる乳清を使用します。そのため、酸味や食感が、作るたびに代わるおもしろい食材です。こちらのチーズは、ナッティな食感と、穏やかなフレッシュミルクのマリアージュが楽しめるチーズです。
甘味と合わせるとデザートに、醤油や塩などの調味料と混ぜると料理にも使える万能な食材と言えます。オーブンで加熱してソースと和えてみてもおいしくいただけます。
「リコッタチーズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする リコッタチーズの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのリコッタチーズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
オリーブオイルソムリエがアドバイス
牛乳、羊乳それとも水牛乳? 原材料で選ぶ
ヘルシーなリコッタチーズ。はじめての方は、原材料が牛乳のホエーで作られたあっさりした癖のないタイプがおすすめです。ホエーには牛乳以外にも、羊や水牛で作られたものもあって、独特の風味や食感の違いを楽しめます。
牛乳のホエーでも、牛乳や生クリームが加えられていることが多く、その割合で味やカロリーに違いがでます。ダイエット中の方には、牛乳のホエーだけのものがおすすめ。
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リコッタチーズは主役にも脇役にもなれる万能チーズ
オリーブオイルソムリエ・鈴木奈保子さんと編集部で選んだ、リコッタチーズのおすすめをご紹介しました。ミルクの自然な甘みややわらかい食感のリコッタチーズは、食材を引き立ててくれます。フレッシュなものを選べば、牛乳本来のうまみも味わえるでしょう。
低脂質で栄養価の高いリコッタチーズを、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
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イタリアの食文化に魅かれ、2001年よりローマ在住。 イタリアソムリエ協会の正規コースのオリーブオイルソムリエ。 二人の子供を育てるかたわら、イタリアのマンマたちから、シンプルでヘルシーなのに美味しい本物の家庭料理を学ぶ。食とライフスタイルのライターとしてウェブに寄稿するほか、取材、翻訳、通訳のほか、旅のコーディネートも行います。