ウォーターマンってどんなブランド?
ウォーターマンは、1883年に世界ではじめて毛細管現象をペン先に利用したメーカーです。毛細管現象とは、ペン内部のインクタンクに細い管を立てることで内部を真空状態にし、ペン先が紙に触れると空気が内部に入り筆記できる仕組みのことです。毛細管現象を取り入れたウォーターマンの万年筆は「インク漏れしない万年筆」として世間の注目を集め、万年筆業界に革命を起こしました。
また、万年筆のデザイン性に強くこだわっているのもウォーターマンの大きな特徴。フランスの洗練されたスタイルを表現しています。ペンを「自己表現のためのツール」として捉え、ペン先やボディに美しい装飾をほどこしているので、あらゆるシーンのギフトにおすすめです。
ウォーターマンの特徴・魅力を知ろう
まずは、ウォーターマンの万年筆の特徴を見ていきましょう。デザイン性の高さや豊富なラインナップに注目です。
洗練されたデザインに注目
ウォーターマンの万年筆の大きな魅力のひとつが、高いデザイン性です。シンプルでモダンなものから、全体に装飾がほどこされたゴージャスなものまで、洗練された数々のデザインがそろっています。
また、ペン先にほどこされた繊細で美しい彫刻も注目すべきポイント。エッフェル塔や透視画をモチーフにした彫刻など、まるで芸術品のような仕上がりとなっています。
ペン先が硬く、字幅が細め!
ウォーターマンの万年筆は、ペン先が「硬め」で字幅が「細め」なのが特徴です。軸が重い設計になっているため、万年筆初心者でも自然とペンを寝かせて書くことができます。
また、外国メーカーとしては字幅が細く作られているため、日本メーカーの万年筆と似た感覚で文字を書くことができます。ウォーターマンの万年筆は、漢字を書く日本人にとって相性がよいペンなんです!
豊富なラインナップから選べる
展開しているシリーズが豊富なのも、ウォーターマンの万年筆の特徴です。メトロポリタン、カレン、エキスパート、エンブレムなど、オリジナルの特徴をもったシリーズが複数展開されています。
ビジネスシーンに適したシックでモダンなシリーズもあれば、繊細な装飾がほどこされたゴージャスなシリーズもあるので、目的や用途に合わせて選びやすいのが魅力です。
ウォーターマン万年筆の選び方 monoライターに取材しました
monoライター・杉浦 直樹さんに取材をして、ウォーターマンの万年筆の選び方を教えていただきました。デザインやシリーズごとの特徴をよくチェックすることが大切です。ぜひ万年筆選びの参考にしてください。
シリーズごとの特徴を知ろう
先ほどご紹介したように、ウォーターマンの万年筆にはいくつかのシリーズがあります。ここでは、代表的なシリーズの特徴を解説していくので、商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
力強いフォルムで時代を超えて愛される「エキスパート」
エキスパートシリーズは、力強く、堂々としたシルエットが特徴。伝統的なスタイルと近代的な要素を融合した、大人の余裕を感じさせるデザインとなっています。
使う人に自信を与え、周囲からの信頼を高めてくれそうな風格のあるたたずまいなので、ビジネスシーンでの使用にも最適。入社祝いや勤続祝いの贈りものにふさわしいシリーズといえるでしょう。
流線形のシルエットが美しい「カレン」
船が海原を漕ぎ進むようなイメージの、流線形のシルエットが目を引くカレンシリーズ。なだらかで優美なシルエットからは、エレガントさが感じ取れます。
ほかのシリーズと大きく異なるのが、ボディへ精巧に組み込まれたペン先の部分。ボディとペン先が一体化することで、流れるような美しさをいっそう際立たせています。
スリムでスタイリッシュな「メトロポリタン」
すっきりとスマートなフォルムが特徴的なメトロポリタンシリーズ。上品に輝く質感、豊富なカラーバリエーション、モダンな柄と、洗練されたファッショナブルデザインに胸がおどります。
すらりとしたスリムなボディなので、万年筆をふだんから持ち歩きたい方にも適しています。華奢な手の女性にも相性のよいデザインです。
フレンチエレガンスをさりげなくまとう「エンブレム」
象徴的なパリのスカイラインにひらめきを得て生まれた、エンブレムシリーズ。デザインの各所から感じられるさりげないフレンチエレガンスが魅力です。
すべてのモデルに、ステンレススチールのキャップを採用。ペン先にはエッフェル塔のモチーフが刻印されており、小粋でおしゃれな仕上がりとなっています。ほどよい光沢で落ち着いた色味がそろったシリーズなので、デイリーからフォーマルまで幅広くお使いいただけます。
ソフトスクエアながら書きごこちを追求した「エクセプション」
丸みをおびたスクエア型が斬新なエクセプションシリーズ。これまでになかったシルエットで、高級筆記具界の既成概念を打ち破りました。モダンでスマートなデザインは、使う人やシーンを問いません。
スクエア型の万年筆は、なかなかお目にかかれないもの。唯一無二のデザイン性に引かれる方へ、ぜひおすすめしたいシリーズです。
モダンな彫刻が美しい「パースペティクブ」
ボディからペン先まで繊細な彫刻をほどこしたパースペティクブシリーズは、モダン建築や都市空間を彷彿とさせるデザインが象徴的。ウォーターマンが長年築き上げてきた伝統と技術が存分に生かされています。
メタル部分が多く、高級感のあるパースペティクブシリーズは、特別な贈りものにもふさわしい逸品です。シンプルでスタイリッシュなデザインなので、年齢や性別を問わず贈りやすいでしょう。
装飾にこだわった上位モデルを選ぶのも
ウォーターマンの万年筆は、「エッセンシャル」や「デラックス」など、シリーズごとに上位モデルが用意されています。グレードが高くなるほど素材や装飾にこだわっているため、よりデザインにこだわりたい方や大切な贈りものを探している方に最適です。
素材や装飾にこだわるぶん、価格は高くなってしまいますが、この先ずっと使い続けていきたい特別な1本が見つかるかもしれません。
価格帯もチェック!
ウォーターマンの万年筆は価格帯が幅広く、10,000円以下のお求めやすいものから、30,000円を超える上位モデルのものまで、さまざまな種類がそろっています。もちろん、10,000円以下だからといって、品質が悪いわけではないので安心してください。
あらかじめ決めておいた予算に合わせて商品を選べるのも、ウォーターマンの万年筆の魅力といえるでしょう。
ウォーターマンの万年筆は日本人に向いている monoライターからのアドバイス
漢字はアルファベットに比べて細かく、また「とめ・はね」があるために筆圧が高くなりがちです。それゆえペン先が硬く、字幅の細いボールペンがよく使われます。
一方、万年筆はアルファベットなどを流れるように記述することを念頭に作られたもの。そのためペン先は柔らかく、字幅は太く作られるのが一般的です。しかしウォーターマンの万年筆はペン先が硬く、字幅が細め。つまり日本人にぴったりなのです。
ウォーターマン万年筆のおすすめ9選 メトロポリタン、エキスパートなど!
monoライター・杉浦 直樹さんと編集部が選んだウォーターマンの万年筆のおすすめをご紹介します。ウォーターマンの万年筆が気になっている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
『メトロポリタン デラックス メタルCT』はクールなメタルカラーにギリシャ彫刻を思わせる曲線が優美。

波のような流線形のデザインが美しい
ウェーブ型チーゼリングをボディ全体にほどこし、優美な雰囲気を漂わせる「メトロポリタン デラックス メタルCT」。まるで波が立っているかのような繊細な彫刻に心を奪われます。
シックでスタイリッシュな印象を与える、メタルとブラックの配色も魅力的。男性女性を問わず使いやすい、すっきりとスリムなフォルムに仕上がっています。
ビジネスシーンやフォーマルシーンに
スタイリッシュかつエレガントなデザインが目を引く、ウォーターマンの「メトロポリタン エッセンシャル」。ステンレススチールサテン仕上げのボディがモダンな印象を与えます。
ペン先の繊細な彫刻やウォーターマンのロゴを彫り込んだ太めのリングが全体のアクセントに。スマートでエレガントなたたずまいは、ビジネスシーンやフォーマルシーンにぴったりです。
エッフェル塔の彫刻が輝くユニークなデザイン
モダンなセンスが光るプレミアムレジンのボディと、シックなステンレススチールのキャップがおしゃれな「エンブレム エッセンシャル」。ウォーターマンの万年筆シリーズのなかでいちばん大きなペン先を持ち、ペン先の表面にはエッフェル塔の彫刻がほどこされています。
すっきりとした清潔感のあるアイボリーの万年筆は、シーンを問わず使いやすいのが魅力です。
斬新なスクエア型フォルムに注目!
ほんのり丸みをおびた斬新なスクエア型の万年筆です。持ちづらそうと思われる方も多いでしょうが、ウォーターマンが長年培ってきた技術力により、手にしっくりとなじむフォルムに仕上がっています。
ディープブルーのラッカーとシルバートリムのコントラストが美しく、デザインも秀逸。ぜひ一度手に取っていただきたい画期的なモデルです。
大人の男性にふさわしい風格のある万年筆
力強く、堂々とした存在感を放つ「エッセンシャル マットブラックCT」は、魅力に満ちた大人の男性にふさわしい万年筆。丸みのあるゆったりとしたフォルムで、手の大きな男性でも持ちやすくなっています。
ボディ全体のカラーが落ち着きを感じさせるマットブラックなので、働き盛りの男性はもちろん、年配の男性へのプレゼントにもおすすめです。
高級感が漂うゴールドの色味
ペン先に彫られたエッフェル塔がユニークな、遊び心を感じさせる万年筆。エッフェル塔の彫刻がシンプルなデザインのなかでキラリと光る、おしゃれなアクセントとなっています。
こちらの万年筆のゴールドは、フランスのオルセー美術館からベルサイユ宮殿に至るまでに見られる金色の装飾にインスパイアされたそう。高級感の漂う落ち着きのある色味がすてきです。
芸術性の高い緻密な彫刻
ボディからペン先へ続く緻密な幾何学模様が美しく、まるで芸術作品のような万年筆。彫刻部分をインテリアとして飾っておきたくなるほどの造形美です。
手元をエレガントに見せてくれる、スマートなフォルムも魅力的。シンプルで洗練されたデザインなので、ビジネス、フォーマル、プライベート、どんな場面にもふさわしい万年筆です。
手元をエレガントに彩る個性的な万年筆
パリのきらめく街の光からひらめきを得てデザインされたという、エレガンスあふれる万年筆。黒と白がおしゃれに共存する、ハイセンスな仕上がりとなっています。
あまり見かけないデザインだけに、持っているだけで周囲からの注目を集めそう。「人と持ち物がかぶりたくない」という方へのプレゼントにもよろこばれるかもしれません。
真の美しさと気品をまとった高級モデル
現代的フレンチスタイルを鮮烈に追求して生まれた、エレガンスを極めた逸品。18金のペン先とシルバープレート仕上げのトリムにほどこされた精巧な彫刻が、ウォーターマンシリーズのなかでも特別な存在であることを物語っています。
高級感にこだわって選びたい方や特別なお祝いの品をお探しの方にぴったりな、気品と風格に満ちた万年筆です。
「ウォーターマン万年筆」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウォーターマン万年筆の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウォーターマン万年筆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
万年筆を修理するにはどうすればいいの?
日頃からペン先のケアをすることが大切な万年筆。万が一ペン先が壊れてしまった場合は自分では修理することができません。そんな場合はどのようにしたらよいのでしょうか。
方法は2つあります。ウォーターマンをはじめ、ほとんどのメーカーが万年筆の修理を受け付けているので、メーカーの修理サービスを利用してみましょう。実際に修理を行ってくれるのか、メーカーの公式サイトを見てから問い合わせをしてみましょう。
メーカーに修理依頼をするほか、万年筆職人に修理を依頼する方法もあります。筆記したものと一緒にペンを送ると、くせに合わせた調整を行ってくれるところもあるようです。また国内メーカーでは対応していない海外製品メーカーも対応してくれるので、検討してみるのも良いでしょう。
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美しく輝くウォーターマンの万年筆をお気に入りの1本に
シックでスタイリッシュなものから繊細な装飾が輝くものまで、幅広いデザインがそろったウォーターマンの万年筆。ペン先の彫刻やボディの装飾が美しく、ひとつひとつがまるで芸術作品のようです。気になる商品を比較して、ぜひお気に入りの1本を見つけてくださいね。
伝統あるウォーターマンの万年筆は、特別なお祝いの贈りものにもぴったりです。
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コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。