結婚式用メッセージカードの選び方 デザインやメッセージのスペースなどをチェック!
ひと口に結婚式用のメッセージカードといっても、さまざまな種類のものが販売されています。購入するときには、メッセージスペースの量や、季節感や式場の雰囲気に合うデザインをよくチェックすることが大切です。ポイントは下記。
【1】渡す相手との関係性からデザインを選ぶ
【2】季節感や式場の雰囲気に合うものを選ぶ
【3】メッセージスペースの量から選ぶ
【4】複数人で書ける寄せ書きタイプも
【5】封筒に入れる場合は入れ方も確認
【6】孔雀、鶴など縁起物がモチーフになっているものも
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】渡す相手との関係性からデザインを選ぶ
結婚式のメッセージカードは、渡す相手との関係性を考えてよりふさわしいものを選びましょう。たとえば、親しい友人であれば相手の好みに合わせたり、個性的でおしゃれなデザインのカードを贈っても喜んでもらえそうです。しかし、会社の上司や先輩などに贈る場合は、シンプルでベーシックなデザインのものを選ぶのがよいでしょう。
また、新郎新婦にとって結婚式は人生に一度の特別な日。メッセージカードは親族が目にすることもあるため、奇をてらわずどんな人にも好印象を与えられるデザインのものがよいですね。
【2】季節感や式場の雰囲気に合うものを選ぶ
結婚式も、和風や洋風、カジュアルなものやリゾートウエディングなどいろんな形式のものがあり、式を挙げる時期もさまざま。結婚式を挙げる季節や式場の雰囲気に合うものを選ぶというのもひとつの方法です。
たとえば、和装の場合は和紙が使われているものや和小物が描かれているもの、洋装の場合はハートやブーケなどがモチーフになっているものなどを選ぶとよいでしょう。新婦と親しければ、ブーケに使われている花と同じものを取り入れるのも好印象。
また、カジュアルな結婚パーティーには個性的でおしゃれなカード、海外やリゾート地でのウエディングにはその土地をイメージさせる色使いやモチーフを取り入れたもの……。春に挙げる場合は桜がモチーフ、冬は雪をイメージさせるものなどと選ぶのもいいですね。ほかの人とは違った技ありのメッセージを演出できそうです。
【3】メッセージスペースの量から選ぶ
結婚祝いのメッセージカードを大切に保管しておく新郎新婦は少なくないため、メッセージの内容だけではなく余白と文字のバランスにも注意したいところ。また、メッセージを書きはじめたものの伝えたいことが多すぎて入りきらなかった……という事態も避けたいですね。そうならないために、事前にどんな内容のメッセージを書くか考えたうえで、スペースがぴったりのカードを選ぶのがおすすめです。
また、二つ折りタイプのメッセージカードは片側にだけメッセージを書くのが一般的。なかでも小さめのものは、一言だけお祝いの気持ちを伝えたい、という場合に重宝しそうです。
【4】複数人で書ける寄せ書きタイプも
友人や同僚にグループでメッセージを贈るなら、寄せ書きタイプのものがよいでしょう。定番の色紙もあれば、個別に書いたメッセージカードをひとつにまとめて渡せるものもあり、忙しくてなかなかみんな揃ってメッセージを書く機会が取れない、という場合にぴったりですね。
寄せ書きタイプには飾って楽しめるものが多く、新郎新婦にも喜んでもらえるでしょう。
【5】封筒に入れる場合は入れ方も確認
メッセージカードに封筒が付属しているものを選ぶと、そのままカードをもらうよりも印象がよいでしょう。また、「どんなカードが入っているのだろう?」と楽しみに封筒を開けてもらえそうですね。
封筒の入れ方にもルールがあるので、封筒入りのカードを贈るときには注意が必要です。単カードの場合は、封筒とカードの表側が同じ方向を向くのが正しい入れ方。上下も合わせ、逆さに入れないように注意しましょう。二つ折りカードの場合は、折り目の背が外側になるように入れてください。
【6】孔雀、鶴など縁起物がモチーフになっているものも
結婚式に向いている縁起のいいモチーフは、「鶴」や「亀」などはもちろん、「鳩」「孔雀(くじゃく)」「蝶」「ふくろう」などたくさんあります。どのデザインにするか迷ったときは、これら縁起のいいモチーフが描かれているカードを基準に選んでみるのもいいでしょう。
気持ちのこもったメッセージカードを選んで ウェディングライターがアドバイス
結婚式当日、贈られたメッセージカードに涙する新郎新婦様をたくさん見てきました。あとから落ち着いて読めるのも、うれしいもの。
また、ふたりのために選んだとわかるデザインなら、より気持ちが伝わることでしょう。ぜひ、祝福の気持ちが伝わるメッセージカードを探してみてくださいね。
結婚式用メッセージカード3選【目上の方向け】 上司や恩師などに贈る
シンプルでベーシックな結婚式用のメッセージカードを紹介します。落ち着いたデザインばかりなので、相手を選ばず上司や恩師など目上の方に贈るのにもぴったりです。
シンプルなのに高級感のあるメッセージカード
厚手のクラフト紙に高級感のある金の縁がついたメッセージカード。シンプルなデザインなので、上司や恩師などお世話になった方へ贈るのにぴったりです。
ブラックやベージュ、ピンクやブルーなど落ち着いた色味が多いので、贈る相手の好みや式の雰囲気に合わせて選べるのもうれしいですね。
繊細な水彩画が上質、ワンランク上のカード
繊細な水彩画とエンボス加工が特徴の「キャロルウィルソン」のメッセージカード。優しい色合いに立体的な加工が施された1枚は、まるで芸術作品です。高級感があるので、目上の方に贈っても失礼がないでしょう。
表面は上質なデザインが目を引きますが、メッセージを書く中身部分はいたってシンプル。スペースを気にすることなく、お祝いのメッセージをたっぷり書けるのが好印象です。
結婚式用メッセージカード3選【友人向け】 友達の好みに合うものを
続いて、友人向けの結婚式メッセージカードを紹介します。思わず飾りたくなってしまう素敵なカードばかりなので、相手の好みに合った1枚を選んでみてくださいね。

ピオニーは「シャクヤク」のこと。初夏のとても短い時期だけにしか流通しないので、好きだけど結婚式では使えなかったという花嫁さんは実は多いです。
は、初夏に結婚式をする方にはぜひ贈りたいカードですね。
生花のような美しいペーパーフラワーに驚く
とくに印象に残るメッセージカードを贈りたい、という人にはこちらのカードがおすすめ。商品名の通り、メッセージカードとともに生花のように大きくてボリューミーなペーパーフラワーが現れます。
メッセージカードは小さめなので一言しか書けませんが、こぼれるように咲き誇る真っ白い花は、結婚式にふさわしい一枚。友人を驚かせたいという人はこんなカードにしてみては。
結婚式用メッセージカード6選【季節感あり!】 桜やひまわりなど
結婚式のメッセージカードに季節感を取り入れたい人におすすめのカードを紹介します。季節に合った花やカラーは、お祝いの気持ちを伝えるのにぴったりですよ。

春に結婚式をしたカップルから、桜を見るたびに結婚式のことを思い出すと聞いたことがあります。メッセージを読むたびに幸せの記憶を思い出せそうな、素敵な桜のデザインです。
『メッセージカード スパークルスノー』
結婚式用メッセージカード3選【和装向け】 和風のデザインがおしゃれ
和装の結婚式におすすめのメッセージカードを紹介します。和といっても、高級感あふれる和テイストからかわいらしいデザインのものまでいろいろな種類がありますよ。
結婚式用メッセージカード4選【寄せ書き】 たくさんのメッセージを贈れる
友人同士や同僚など、グループで結婚式のメッセージカードを贈るときにぴったりの商品を紹介します。飾って楽しめるものばかりです。

寄せ書きタイプのメッセージは、結婚式当日の受付にディスプレイする新郎新婦様も実は多いです。このカードは飾っても美しいデザインでお披露目しやすいですね!
「結婚式メッセージカード」のおすすめ商品の比較一覧表
結婚式用メッセージカードを書くときのマナー 気をつけたい!
おめでたい日に贈るメッセージカードだからこそ、相手を残念な気持ちにさせないようしっかりマナーを守って書きたいもの。ここでは、メッセージカードを書く際に気をつけたいポイントを紹介します。
忌み言葉、重ね言葉、句読点に注意!
メッセージを書くときに気をつけたいのが、不幸を連想させる「忌み言葉」です。忌み言葉には別れる・割れるなど夫婦の別れを連想させる言葉だけではなく、忙しい・終わる・涙などうっかり使ってしまいそうになる言葉もたくさんあります。
同様に、いろいろ・わざわざなど、再婚をイメージさせる「重ね言葉」の使用や、「途切れる」ことをイメージさせる句読点の使用もNG。自分だけでは見落としてしまうこともあるため、ほかの人にメッセージをチェックしてもらったり、忌み言葉のチェックツールなどで確認したりするとよいでしょう。
メッセージは「黒」か「青」の万年筆やボールペンで
親しい友人へのお祝いならカラフルなペンを使って華やかに彩るのもよいですが、結婚祝いのメッセージカードは、筆ペンや万年筆で書くのが正式なマナーとされています。メッセージは黒か濃い青の万年筆で書きましょう。
また、最近は筆ペンや万年筆を使い慣れていない人も多いため、ボールペンで書くことも一般的になってきています。ボールペンを使うなら、水性のものにすると万年筆のようなニュアンスに仕上がりますよ。
数字にも注意!
メッセージの内容には、「4」や「9」の不幸を想像させる数字の使用は控えましょう。また、「三三九度」がすべて奇数であるように、一般的に結婚式にまつわる数字は奇数がよいとされています。末広がりで縁起のよい「8」を除いた、「2」「4」「6」など割り切れてしまう偶数は避けたいところ。どうしてもメッセージに使用したい場合は、ほかの言葉に言い換えましょう。
結婚式用メッセージカードはいつ渡すのがよい? スマートなタイミングとは?
結婚式当日の新郎新婦はとても忙しいもの。負担をかけずにメッセージカードを渡すなら、式が終わったあとのお見送りのタイミングがよいでしょう。かんたんに式の感動を伝えつつ、スマートにカードを渡せると好印象ですね。
また、親族など、とくに親しい相手へは当日に控室で直接渡してもよいでしょう。それ以外の場合はご祝儀袋に入れてもよいですが、親族が開封する場合も多いため、あたりさわりのないメッセージにとどめるのが無難です。
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素敵なカードでお祝いの気持ちを伝えよう
本記事では、結婚式にぴったりの華やかでおしゃれなメッセージカードを紹介しました。結婚式というフォーマルな場で贈るカードは、どんなデザインがよいのか迷ってしまうもの。そんなときは相手との関係性をベースに考えつつ、お気に入りの1枚を選んでみてくださいね。素敵なカードでお祝いすれば、きっと気持ちが伝わるはず。
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ABC協会認定ブライダルプランナー検定1級保有。 コンサルタントから、ウェディング業界に転職。入社したウェディングプロデュース会社では、プランナーのほか、式場紹介アドバイザー、プランナー養成スクールの講師も経験。 その後、ホテルのウェディング部門立ち上げに参画し、ウェディングプランナー兼マネージャーとして約9年間勤務。 結婚を機に退職し、現在は子育てしながら結婚式情報を発信するライターとして活動中。