のし袋人気おすすめ12選！人生の節目となるハレの日をお祝い【結婚・出産・入学祝い】

のし袋とは、結婚や出産などのお祝いを包むための「祝儀袋」や、お悔やみ・法要に使われる「不祝儀袋」など、冠婚葬祭で使われる袋の総称です。

最近ののし袋には、おしゃれで目を引くデザインのものがたくさんありますが、その場に合わせた袋を選ぶことが重要。フォーマルな場面で利用されることがほとんどのため、マナーを守って場面にふさわしい1枚を選びましょう。

冠婚葬祭に広く使われるのし袋に対して、「ポチ袋」というものもあります。ポチ袋は、「ほんの少し」という意味の上方（かみがた）※の言葉に由来してできた、小さな略式のご祝儀袋の通称。少額のお祝いや結婚式のお車代を包む場合に多く使われています。

かわいいデザインのものが多く、持ち運びにも便利ですが、略式のご祝儀袋なので目上の方への使用は避けましょう。また、包む金額は1万円以内が目安です。

※江戸時代に京都や大阪を始めとする畿内を呼んだ名称

書道師範のぺんらいとさんに取材をして、のし袋の選び方のポイントを教えていただきました。使用するシーンに合っているかや、相手との関係性を考えたうえで選ぶことが大切です。ぜひのし袋選びの参考にしてください。

のし袋は、場に合わせて使うことが大原則です。シーン別にどんな水引のものを選ぶといいのか、実際に例をあげて見ていきましょう。

結婚祝いの水引には、「一度きりで終わる」を意味する結び切りのものを選びましょう。また、関東では両端を引っ張ると固く結ばれる『あわび結び』も同様の意味を持っているため、結婚祝いに使ってOKです。

通常、のし袋に使われる紐の本数は5本や7本が基本ですが、結婚祝いだけは10本のものを使用します。紐の本数にも気をつけて選ぶと失礼がないですよ。

何度繰り返しても喜ばしい出産祝いには、蝶結び（花結び）のものが適切です。水引の本数は金額に合わせて5本または7本、のし袋の表書きに「お祝い」や「出産お祝い」と書かれたものを選びましょう。

出産祝い用ののし袋は、結婚祝いのようにフォーマルなものを選ばなくても大丈夫な傾向にあります。かわいらしい赤ちゃんのイメージに合わせて、淡いカラーのものや柔らかい素材ののし袋を選んでも喜ばれそうですね。

目上の方の子どもに入学祝いを贈る場合は、出産祝いなどと同様に蝶結び（花結び）の水引ののし袋を選びましょう。表書きは「お祝い」「ご入学祝い」となっているものが適切です。

親戚の子どもなど、親しい相手に贈る場合には、子ども自身が喜んでくれるかわいいデザインのものがおすすめ。お気に入りのキャラクターやイラストが描かれたものを選んでみましょう。

お見舞い用は、快気祝いかお見舞いかで意味が異なるため、注意が必要です。お祝いごとである快気祝いののし袋には、紅白7本の紐を使った水引を使用し、右上にのしがついたものを選びましょう。一方、お見舞いののし袋には、紅白5本の水引を使用し、右上にのしがついていないものが適しています。

どちらのケースでも、「一度きりで終わる」ことを願う結び切りの水引を選ぶことがマストです。

のし袋のデザインにはさまざまなものがありますが、基本的には相手との関係性で選ぶということを覚えておきましょう。

たとえば、上司など目上の方に贈る場合には、フォーマル感のあるシンプルで定番のデザインを選ぶと失礼がありません。一方、友人など親しい相手に贈る場合には、相手の好みに合わせたものやカジュアルなデザインののし袋を選んでもOK。相手との関係を考えて、よりぴったりのアイテムをチョイスしましょう。

のし袋は、包む金額に合わせて選ぶのもマナーのひとつ。豪華なのし袋に少額を包むことや、簡素なポチ袋に何枚もお札を詰め込むのはスマートではありません。

包む金額の1/100程度の価格を目安に、のし袋を選ぶとよいでしょう。もし、3万円を包みたいなら300円前後のものが適しています。パッケージに適正金額が書いてあることが多いため、迷った場合にはチェックしてみましょう。

のし袋の選び方のポイントをふまえて、書道師範のぺんらいとさんと一緒に結婚祝いにぴったりののし袋を選んでみました。ぜひチェックしてみてくださいね。

続いて、出産祝いにぴったりののし袋を紹介します。結婚祝いほど堅苦しく考えなくていい傾向にあるので、かわいらしい個性的なものをチョイスしやすいですよ。赤ちゃんをイメージしたやさしい色づかいのアイテムをピックアップしました。

書道師範のぺんらいとさんと選んだ、お見舞い用にぴったりののし袋を紹介します。シンプルで使いやすい商品を取り上げてみました。

Amazonでの祝儀袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

結婚式など、のし袋を使うお祝いシーンで知っておきたいマナーを紹介します。

ご祝儀袋は袱紗に包んで持ち歩くのがマナーです。ご祝儀袋を汚したり折ったりしないようにと、受け取る相手の気持ちを考えて、礼儀を尽くすためです。

準備できなかった・忘れてしまった、という場合はハンカチで包んでもOK。袱紗は大人のマナーとして準備しておきたいですね。これから購入するなら、慶弔どちらにも使える紫がいいですよ。

そこまで格式ばったものはちょっと……という、とくに親しい相手へのお祝いや寸志（すんし）には、ポチ袋を利用してもよいでしょう。ポチ袋にもさまざまなデザインのものがあり、相手に合わせて選ぶと楽しいですよ。

ただし、ポチ袋は本来少額を包むためのもの。多めの金額を包む場合には、のし袋に入れて渡すのがマナーです。金額やシーンを考慮して、のし袋・ポチ袋どちらを選ぶのか決めましょう。

ひと口にのし袋と言っても、華やかでフォーマルなものからかわいらしいものまでたくさんのデザインがあります。ついついおしゃれさ重視でチョイスしたくなりますが、きちんとお祝いの気持ちを伝えるにはマナーを知ったうえで選ぶことが大切。場面や相手に合った素敵なのし袋を選んで、人生の節目となるハレの日をお祝いしましょう。

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