ロードバイクとは? 前提知識をチェック!
ロードバイクとは、舗装路の走りに特化した自転車レースのために作られた自転車。速く走るために以下のような特徴を備えています。
●前傾姿勢を取りやすいフレーム・ハンドル形状(ドロップハンドルを採用)
●地面の抵抗を減らすためにタイヤが細い(タイヤの太さは23~28mmが主流)
●走行性能を高めるため重量が軽い(カーボンなど軽量な金属を採用)
ロードバイクの選び方 初心者必見!
自転車ジャーナリストのハシケンさんに、はじめてのロードバイクを選ぶポイントについて教えていただきました。
【1】サイズ
【2】予算
【3】素材
【4】コンポーネント
【5】タイヤ・ホイール
以上の5点を参考に、自分にぴったりの1台を見つけてください!
【1】自分の身長に合ったサイズから選ぶ
身長(cm) | フレームサイズ(cm) |
155~160cm |
46~48cm |
160~165cm |
47~49cm |
165~170cm |
48~50cm |
170~175cm |
50~52cm |
175~180cm |
52~55cm |
180~185cm |
55~57cm |
185~190cm |
57~60cm |
スピーディーに街や自然の中をロードバイクで駆け抜けるには、自分に合ったサイズを選ばないといけません。サイズが違うと、漕ぎにくいだけではなく事故のもとにもなり得ます。
メーカーサイトやカタログ、販売サイトに記されている、適応身長を必ずチェックしましょう。メーカーごとにサイズは異なりますが、大まかな目安として上記の表を参考にしてください。
【2】予算から選ぶ
スーパーまでの行き来など片道3km程度の普段乗りなら、お手頃な5万円未満のロードバイクがおすすめです。ただ、片道5km以上移動するのであれば、性能が高まった5~10万円のモデルを選んだ方がいいです。
10~20万円だと、さらに走行性能が高いブランドのモデルが購入可能。タイヤやコンポーネントなどの互換性があるタイプも揃っているので、今後自分好みにカスタムしていきたいという方にもおすすめです。
ただ、ロードバイク初心者なのであれば、まず10万円未満のものから乗ってみましょう。一度ロードバイクに乗ってみると、「もっとこういう機能が付いたモデルがいい」などの希望が出てくることが多いので、2代目に10万円以上のものを買うことをおすすめします。
5万円以下|片道3kmの移動に(スーパーへの行き来など)
5万円以下の価格帯のロードバイクは、「ルック車」と呼ばれます。部品のコストを抑えた分、走行性能が低いモデルが多く、颯爽と街を駆け抜けることはできないかもしれません。
ただ、片道3kmほどの移動であれば問題なく楽しむことができます。スピードは出にくいですが、隣街のスーパーや学校にロードバイクで行ってみたいという方におすすめです。
5~10万円|片道5km以上の移動に(通勤や通学など)
片道5km以上を移動するなら、走行性能が高めのモデルがおすすめです。有名メーカーのエントリーモデルにも手が届き、比較的スムーズに移動することが可能になってきます。
ロードバイクはママチャリとは乗り方が異なり、体重を手と足とお尻に分散させて乗る、体の使い方が肝になってきます。初心者なら、まずはこの価格帯の車体で慣れていくのがいいでしょう。
10万円以上|ロングライドも可能。走行性能が高い!
10万円以上の価格帯は、ロングライドも楽しめる走行性能が高いモデルが多いです。20万円を超えると軽量なカーボンをフレームに採用したモデルも視野に入ってきます。本格的なレースに出場したり、ヒルクライムもしやすいです。
また、定評があるシマノのコンポーネント105を取り入れているものもあります。耐久性が高く、ギアが壊れにくいので、雨の日でも快適に乗ることができますよ。
【3】素材から選ぶ
ロードバイクのフレームには、主にカーボン、アルミ、クロモリという素材が使われています。軽量で進みやすいのはカーボンですが、完成車の購入価格が20万円を超えてきます。初心者なら、アルミかクロモリがおすすめ。カーボンにはない良さもあります。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
カーボン:軽量でヒルクライムにぴったり
【メリット】
振動吸収力と強度が高く超軽量。
【デメリット】
外部からの衝撃に弱く割れやすい。高価格。
ヒルクライムやレースなどに使用されることが多い素材です。ミドルクラスからハイエンドのモデルに採用されることがほとんどで、ロードバイク中級~上級者向けの車体になります。ヒビが入ったり、折れ曲がったりすると修復不可能なので注意が必要です。
アルミ:軽量かつコストが低い
【メリット】
クロモリより軽量でサビに強い。
【デメリット】
素材自体の反発性が低く、振動吸収性に劣る。
エントリークラスからミドルクラスのロードバイクに広く採用されています。重量の面でも、耐久性の面でもカーボンとクロモリの中間で、非常に扱いやすい素材です。
クロモリ:剛性が高く、長距離走行向き
【メリット】
アルミより衝撃吸収性能が高い。剛性はどの素材よりも高い。
【デメリット】
重量が重い。
クロモリとは、クロムモリブデン鋼の略で、鉄、クロム、モリブデンの合金です。ロードバイクの素材といえばクロモリが王道で、ヴィンテージのロードバイクはほとんどクロモリ素材です。劣化しにくく、曲がったり折れたりしても修理できるのが魅力。エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く採用されています。
現代のロードバイクには、おもに、カーボンファイバー、アルミニウム、クロムモリブデン鋼(鉄)という異なる素材が使われていて、素材のもつ特性によって走行性能に違いがあります。
カーボンは軽量なので加速にすぐれ、素材の特性上、振動減衰性にもすぐれています。今では、10万円以下でもカーボンフレームのバイクがネットで購入できますが、設計の精度や安全性が高い大手メーカーからは、15万円ほどからラインナップされています。
一方で、素材自体が比較的安価なアルミやクロモリは10万円以下でもエントリーモデルを手に入れることができます。
入門モデルとしては、強度と軽さのバランスにすぐれるアルミフレームが多いです。クロモリはカーボンやアルミにくらべると重さこそありますが、快適性が高く耐久性にもすぐれるため、マイペースで週末ロングライドを楽しみたいサイクリストにおすすめです。
【4】コンポーネントから選ぶ
コンポーネントとは、変速機(ディレイラー)・ブレーキ・クランク・変速レバーから構成されるパーツの総称です。以下が3大メーカーです。
●SHIMANO(シマノ)
日本メーカーで、メンテナンスのしやすさと耐久性の高さで、シェアが一番高い。ロードバイクだけでなく、クロスバイクなど多くのタイプの自転車に採用されている。
世界初のデュアルコントロール機能STiを開発。
●CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)
イタリアの名門で、国内外問わずファンが多い。シマノに続きデュアルコントロール機構、エルゴパワーを開発。
イタリアブランドのロードバイクに多く採用されている。
●SRAM(スラム)
2005年よりロードバイクコンポーネント業界に参入。以前はマウンテンバイクのものを主力にしていた。
軽量なモデルも多く、ツウ好みなメーカー。
コンポーネントにはグレードがあり、高いグレードほどギア数が多段化し、軽量かつ耐久性や操作性が向上します。また、「105」より上位グレードのコンポーネントを搭載したロードバイクは価格が20万円以上してしまうため、初心者はまず「SORA」までのコンポーネント搭載車を選ぶのがおすすめです。
【操作性向上の3つのポイント】
ブレーキの制動力が向上
変速段数が多いことにより状況に合ったギアチェンジができる
シフトチェンジ(変速時のチェーンの切り替え)がスムーズ
シマノ製コンポーネントの種類・グレード
下記は、シマノ製のコンポーネントの種類と、後輪のギアの歯の枚数です。歯数が多ければ多いほど、状況に合ったギアチェンジが可能。例えば、上り坂では一番軽いギアにしてスムーズに、下り坂では一番重いギアにしてスピーディーに、といった具合です。
DURA-ACE(デュラエース)……12枚
ULTEGRA(アルテグラ)……12枚
105(イチマルゴ)……11枚
TIAGRA(ティアグラ)……10枚
SORA(ソラ)……9枚
CLARIS(クラリス)……8枚
TOURNEY(ターニー)……7枚
※グレードの高い順
ブレーキの種類
ロードバイクのブレーキは、大きく分けると2種類あります。リムブレーキ(キャリバーブレーキ)と、ディスクブレーキです。それぞれの特徴を解説します。
【ディスクブレーキ】
ホイールの中心部にある金属製の円盤を樹脂や金属製のブレーキパッドで挟み込んでブレーキをかける仕組みがディスクブレーキです。メリットとしては、制動力が強く、雨天などの悪天候時でもブレーキ性能が落ちないなどがあげられます。
ブレーキパッドの素材には、樹脂系の「レジン」と金属系の「メタル」があります。メタルパッドは、効きが良く、水や油を吸収しない、フェードしにくい、耐久性が高いといったメリットがあり寿命も長持ちします。
【リムブレーキ(キャリバーブレーキ)】
ホイール外周部分のリムをブレーキシューで挟み込みブレーキをかける仕組みがリムブレーキです。パーツ数が少ないため、軽量で安価なのがメリットです。ただし、リムが濡れたり汚れたりするとブレーキの効きが悪くなるなどのデメリットもあります。
リムの寿命を延ばすには、雨の日に走らない、ダートは走らない、適切なシューを使用する、清掃を怠らないなどに気をつけることで長持ちさせることができます。
ロードバイクのブレーキシステムにはおもにディスクブレーキとリムブレーキがあります。ディスクブレーキは2017年ごろから普及しだし、今後主流となっていくブレーキシステムです。
ディスクブレーキはリムブレーキにくらべて絶対的な制動力が高く、ブレーキレバーを引くときの力が小さくて済むため、長時間乗っていてもストレスがなく、細かいコントロール性にもすぐれ、はじめてのロードバイクに不安がある初心者にもおすすめです。
ただし、長年ロードバイクに採用されてきたリムブレーキの制動力に不安があるわけではなく、リムブレーキにもメンテナンス性にすぐれる点やディスクブレーキにくらべて安価であることから、エントリーグレードに多く採用されています。
【5】タイヤ・ホイールから選ぶ
ロードバイクのタイヤサイズはよく「700×25c」のように表記されています。これは、「外径700mm、幅25mm、C規格に適合する」タイヤであるということを表しています。規格はa~dまであり、日本ではほぼ「c」しか使われません。
目安として、23c以下なら細め、25cは標準、28c以上なら太めのタイヤということになります。用途に合わせて適切なタイヤサイズを選んでください。
【細めのタイヤ(23c以下)】
・山岳、傾斜に強い
・加速スピードが変化
・ハンドリングの軽さ
・ヒルクライム
【標準的な太さのタイヤ(25c)】
・平坦な道
・一定のスピード、安定感
・ロングライド
【太めのタイヤ(28c以上)】
・砂利道、舗装されていない道にも対応
・安定性の向上
・コーナリングのグリップ力向上
おすすめのメーカー・ブランド 迷ったらこちらをチェック!
国別で言うと、ロードバイクで多いのはイタリアです。全体の見た目が美しく、溶接などディテールまでにこだわっています。他にもドイツやイギリス、アメリカ、台湾、日本などさまざまな国から個性的なメーカーのロードバイクが展開されています。ここでは、おすすめのメーカーを紹介していきます。
BIANCHI(ビアンキ):創業から130年以上続くイタリアの名門
創業から130年以上も続く、歴史ある自転車ブランドです。ブランドのアイコンは、イタリアで青空を意味するチェレステカラーのボディ。エントリーからハイエンドまで幅広いモデルを展開しています。
パンターニやジモンティなど伝説的なレースチャンピオンたちが乗っていたブランドであり、近年も主要なレースで勝利を挙げており、名声は衰えることなし!
性能とデザインを両立したイタリアのロードバイクに乗ってみたいという方におすすめです。
GIANT(ジャイアント):最大手ならではのコスパの良さが魅力的!
1972年に創業した世界最大手の自転車メーカーです。カーボン製の自転車を先駆けて量産化に成功しました。今ではその知識や経験をもとに、アルミ素材やクロモリ素材にも応用し、コスパの高い自転車を世界に送り出しています。
プロユースだけでなく、街乗りにもぴったりな自転車があります。また、身長150cm以下の女性でも乗れるブランド「Liv」も扱っており、老若男女幅広い世代に合う自転車を展開しているのも魅力です。
GIOS(ジオス):五輪の代表選手が創業したクオリティにこだわるブランド
イタリアのトリノを拠点とする自転車ブランドがジオスです。創業は1948年で、経験や実績は申し分なし。創業者のトルミーノ・ジオスが自転車競技の五輪代表選手であったことにちなみ、ロゴの上部には五輪マークが施されています。またビビッドなブルーのボディカラーもブランドのアイコンです。
クロモリフレームのロードバイクに定評があります。確かな品質とレトロなルックスを求める方におすすめしたいブランドです。
Bridgestone(ブリヂストン):日本人の体形に合ったモデルを展開
ママチャリや電動アシスト自転車など幅広く展開するブリヂストン。ブリヂストンのロードバイクは、「アンカー」というブランドが有名です。シティサイクルから、70万円を超えるハイグレードのモデルまで扱っています。
日本人の体形に合わせたフレーム設計に加え、自由にパーツ交換できたり、メンテナンスもしやすいのがいいところ。「RP9」シリーズは高いクオリティで、多くのユーザーから人気を得ています。
TREK(トレック):技術力の高い独自フレームにファン集う
1976年に創業した全米No.1自転車ブランドです。独自のフレーム素材を開発しており、その高い技術に多くのファンが付いています。ロードバイクをはじめMTBやシクロクロス、クロスバイクなど多彩なラインナップを展開しているのも魅力。
有名なモデルは「マドン」で、その特徴は軽くて速い。エアロ性能を追求したフレームを採用し、スピーディーに街を駆け抜けることができますよ。
Pinarello(ピナレロ):レースで幾度となく優勝する本格派モデルが中心
これまでにツール・ド・フランスなど世界中のレースで数多くの勝利をおさめてきたイタリアのブランド。他にはない独特の形状をしたフォークが特徴的です。
30万円を超えるモデルが中心なので、ロードバイクに乗りなれた方におすすめしたいブランドです。
初心者向け格安モデル15選【10万円前後】 最初の1台におすすめ!
ここからは、人気モデルを価格帯別に厳選。自分の用途に合ったモデルを選んでみてください。まずは10万以下のモデルからご紹介していきます。
※商品によっては価格が変動している場合があります。

日本人のためのジャパンフィットが快適性を実現
ジャパンブランドのホダカから誕生した長距離走行に適したエンデュランスロードバイクです。
開発の出発点が、日本人が平均的な巡航速度である25km/hで走るのに最適なフレーム設計の追求にあり、まさに日本人による日本人のためのモデルになっています。
ハンドルなどのパーツも欧米人に比べて手足が短めの日本人にフィットさせており、長距離走行でも疲れにくい工夫がされています。
さらに、アルミチューブ同士の溶接部を手作業で研磨するなど細部までこだわり、軽さと強度を両立した高性能フレームは、週末ロングライドを目指すサイクリストの背中を力強く押してくれるでしょう。
長時間でも乗りやすい仕様がツボ
1903年に日本で初めて、自転車用の木製リムを制作し始めた老舗ブランドです。新しい技術を取り入れながらも、オールドルックなスタイルで人気を集めています。
フレームはクロモリで耐久性はバッチリです。また、手の置き場所を変えられるドロップハンドルや、長時間の運転でも痛くなりにくい厚めのクッションをサドルに採用したりと乗りやすい仕様に仕上がっています。
荷台を備え付けることもdできるので、自転車旅にもぴったりですよ。
カノーバーの軽量モデル
カノーバーではハイエンドモデルに位置づけられている「ZENOS」。変速とブレーキがおこなえるデュアルコントロールレバーを採用。そして、レバーに内蔵のインジケーターギアポジションの確認が可能です。また、ペダルは軽量スポーツペダル、クランクは肉抜きされた軽量クランクを採用。
ライトは雨に強く、コンパクトで軽いシリコン素材のLEDフロントライトを搭載しています。

ロードサイクリングにおすすめ!クラシックデザイン
購入予算が限られている人向けのはじめてのロードバイクとして有力な選択肢になります。
生産コストを抑えた中国生産によって、ロードバイクとしての基本スペックを備えながら、10万円を切る低価格を実現しています。毎日の通勤や週末の10〜50km程度のサイクリングをスタートしたい人におすすめです。
オルフェイスは細身のクロモリフレーム、スポーツ自転車としての走行性能を約束する14段ギヤを装備し、ブレーキレバーと変速が同時に行なえるシマノのデュアルコントロールレバーを採用しています。
決して主張することなく、カジュアルウエアでも乗りこなせるオシャレな印象です。
エアロフレームを採用したエントリーモデル
エアロフレームを採用したエントリーモデル。レバーはブレーキと変則がおこなえるデュアルコントロール仕様です。また、レバーに内蔵しているインジケーターギアポジションの確認も可能となっています。
空気抵抗をおさえる工夫はエアロシートチューブを採用したことにも表れています。翼状のチューブは前方からの風を受け流す設計になっており、タイヤとチューブの距離を近づけることで高速巡航性能を高めています。

通勤からレースまで楽しめる入門アルミレーサー
イタリアンレーシングブランドのジオスの血統を継ぐ、アルミレーシングモデルがシエラです。
これから本格的にロードバイクを趣味としてスタートさせたい人に、10万円前後の予算で最大限ロードバイクの世界を見せてくれる性能を有しています。
アルミチューブを複雑に加工し、力強くも快適性を確保したフレームに仕上げています。また、カーボンフロントフォークは、先端が前方へベンドして直進安定性にもすぐれています。このように、初心者にも安心してロードバイクデビューができるモデルです。
もちろん、ふだんの通勤や街乗りでも耐久性に不安を持つことなく積極的に乗れる魅力も持っています。

ロードバイクの加速感と快適性を10万円以下で実現
世界のビッグブランドのエントリーモデルを10万円を切る価格で手に入れることができます。
上位モデルで培ったアルミニウム加工技術を採用し、パワフルな加速に耐えるフレーム剛性と、路面からの突き上げを緩和する独自の扁平形状のチューブを適材適所で使い分けています。
リアのギヤは8段あり、フロント側と合わせて16段の本格仕様です。週末のサイクリングロードだけでなく、本格的な山岳道路でも守備範囲にしてしまう軽快さも備えています。
メリダの魅力は、ハンドルやサドル、シートポストなどのパーツも自社で製造することで、ユーザーの懐に優しい完成車としてのコストパフォーマンスを実現しています。
オールドルックな佇まいが魅力
しなやかな乗り心地を味わえるクロモリバイクです。クラシカルなWレバー駆動を採用しておりオールドテイスト好きにはたまらない1台に仕上がっています。
コンポーネントにはシマノのクラリスを採用。10万円を切る価格で、ロードバイクの醍醐味を堪能したいならバラッドRがおすすめです。
ブランドが誇る軽量オールラウンダー
メリダのシリーズのなかでは、軽量オールラウンダーとして位置づけられている「SCULTURA」シリーズ。アルミフレームとカーボンフォークで快適な走りを実現しています。
こちらのフルカーボンフォークを採用した「SCULTURA 100」は、シフターにシマノのクラリス、そしてキャリパーブレーキを採用しているため、安定した耐久性とメンテナンス性に加え、制動性能も申し分ないです。
街乗りからロングツーリングまで走れる!
エアロチューブとアルミフレームを採用したカノーバーのミドルクラスに位置するモデルです。街乗りからロングツーリングまで可能としています。
また、サイズが470mmのみとなっているため、自分に合うサイズかどうかも検討の余地がありますが、初めての一台として人気のロードバイクです。
入門編として考えるならまずまずのスペック
価格が価格だけにフレーム素材がスチールであったり、重さも14kgもあったりと、クセのあるロードバイクではありますが、まずは格好から入りたい、あるいは通勤・通学、街乗り用として考えるならば、まったく問題ないでしょう。
フレームサイズは480mmのみのため、自分に合ったサイズかをまず確認しましょう。
ネットで圧倒的な人気を誇る超低価格モデル
通勤・通学用、そしてロードバイクの見た目がほしいという方におすすめの1台。シマノ製21段変速機を搭載しているため、初めて乗るロードバイクとしては、それなりのスピード感を体感できます。
フレーム素材がスチール製で、重量が14.6kgと重いなどの難点はありますが、まずロードバイクに慣れるという意味ならば、このクラスから始めるのがちょうどよいでしょう。
空気抵抗を大幅に減らすエアロホイールを搭載
シフターにシマノ Tourney(21段)、そして空気抵抗を大幅に減らすエアロホイールを搭載と、適度なスピードを体感することができます。
また、補助ブレーキを搭載しており、初心者でも安心の制動性は確保しています。ただし、重量が18.0kgあるため、自宅の中で保管するなどは難しいかもしれません。
クラシックな見た目がおしゃれなエントリーモデル
2パターンのブレーキレバーとシフターにはシマノWレバーシフター、21段変速機を搭載したエントリーモデルです。
スチール製のフレームは14.4kgとやや重いですが、クラシックな見た目がおしゃれなデザインとなっています。
2万円を切る驚きの安さ!
なんといっても驚きの安さが魅力の「700C」。前輪はクリックレリーズとなっており、簡単にタイヤを外すことができるため、車に積んで旅先でサイクリングを楽しむこともできます。
重量が約16.5kgと重いですが、部分的に軽量パーツと交換したり泥除けやキックスタンドを外したりとある程度の軽量化は図れます。安いロードバイクをお探しの方におすすめな商品です。
中級者向けモデル6選【10〜20万円】 ロードバイクの醍醐味を味わえる!
続いて、10~20万円の中級者向けモデルをご紹介していきます。

鉄フレームの実力を引き出す手抜きなしの完成度
ジオスブルーの名で知られる老舗イタリアンブランドは、最先端のエアロモデルから伝統的なクロモリモデルまで幅広くラインナップしています。
フェニーチェは、大人気のジオスブルーに染まった上品な佇(たたず)まいが特徴のクロモリモデルです。性能タイプは、週末のロングツーリング向きですが、ホイールやタイヤの走行性能に影響するパーツにはシマノとヴィットリアという安心のブランドを採用しています。
さらに、コンポーネントはシマノのクラリスを採用し、リア8段の合計16段変速を実現しています。強度も高く長く乗り続けられるモデルであり、フレームの前面にあしらったブランドのエンブレムなど、所有する喜びを感じられるモデルです。

不動の人気を誇るイタリアブランド
世界最古の自転車メーカー「ビアンキ」のアルミエントリーモデルは、生粋のレーシングブランドらしくフレーム設計からパーツまで手抜きがありません。
シマノの変速機であるソラはスムーズな変速を実現し、100km近いロングライドでもストレスを感じません。耐久性の高いアルミフレームに路面からの振動を吸収するカーボンフォークを組み合わせているため、毎日の長距離通勤も快適に走れるでしょう。
イタリア語で天空を意味するチェレステカラーも人気です。フレームだけでなく、サドルなどパーツとの統一性も追求されています。

美しいスタイリングと確かな走行性能を両立
創業1889年の名門ブランドが送るライフスタイルカテゴリーに位置するロードバイクです。トップチューブが地面と水平に設計された「ホリゾンタル」フレームであり、直線的な無駄のないシルエットが魅力です。
メインフレームは軽さと強度を両立したアルミ合金を採用し、カーボンフォークと組み合わせています。
オシャレなライフスタイルバイクをリリースしてきたブランドイメージはありますが、ナオミにはシマノのソラグレードのコンポーネントが装着され、ホイールも独自開発のモデルをアッセンブルすることでトータル性能を高めています。
この価格ながらバイク重量が9kgを切ってくるモデルは滅多にありません。ライフスタイルと侮(あなど)るなかれです。本格的なロードバイクデビューの味方になってくれるでしょう。
フロントトリプルギヤ付きで登り坂いも対応
イタリアのトリノで生まれたジオス。フレームの鮮やかな青は「ジオスブルー」とも呼ばれています。フレームの溶接にこだわりをもち、フレーム素材もクロモリとアルミから選ぶことができます。
シフターにはシマノ Sora、制動力の高いディスクブレーキを採用。また、急な登り坂にも対応したフロントトリプルギヤ付きです。

レースデビューも視野に入るコスパ抜群の一台
フェルトは、ピュアレーシングブランドでありながら、エントリーグレードまで幅広く展開していることで知られています。
アルミレーシングモデルのFR30は、上位グレードと同じく応力分析を行ない、走行時に最適な加速性や反応性を追求しています。また、フォークには上位モデルと同様のカーボンモノコックフォークを採用している点も魅力です。
形状はストレートで、快適性を高めつつもFRシリーズらしいレーシングなハンドリング性能も実現しています。はじめてのロードバイクでレースデビューも果たせるおすすめのエントリーモデルです。

GIANT(ジャイアント)『CONTEND AR2 2020年モデル』
快適性能を追求し守備範囲を広げたコスパ抜群の一台
新ジャンルとして注目を集めている、多少の不整地は問題にしない高い走破性を備えたオールロードモデルです。
上体を起こしたラクな姿勢を取りやすく、サドルをつなぐシートピラーには、チューブのしなりを生かして快適性をもたらす独自のDフューズカーボンシートピラーを採用しています。
このようにロングライドに最適な機構を備えているだけでなく、最大38mmの太めのタイヤと急勾配を物ともしないギヤ比1:1を実現し、舗装路だけでなく砂利道などをアグレッシブに攻める走り方も可能です。
独自開発のコンダクト油圧式ブレーキシステムを採用するなど、世界最大の自転車メーカーならではのコストパフォーマンスの高さは魅力です。コンテンドARは、ロードバイクの楽しみ方を広げてくれる一台です。
上級者モデル2選【20万円以上】 レースやヒルクライムに対応するモデルも!
ここからは、20万円以上の上級者向けモデルになります。
衝撃吸収性の高く、快適にロングライドも
1888年に創業したイギリスの伝統的なブランド、ラレー。オーセンティックなルックスのロードバイクを生み出しており、ファンがとても多いです。
ツール・ド・フランスなど、世界的に著名なレースでも優勝実績があり、サイクルスポーツの一角を占めてきました。
こちらは、シマノ105をフル採用し、前モデルよりアップデートしています。また、サイズバリエーションも増え、いろんな体格の方に合うモデルとなっています。衝撃吸収性が高いので、ロングライドにも向いています。
剛性と軽量性を兼ね備えた最強アルミロードバイク
キャノンデールといえばアルミのエキスパート。「CAAD12」はそんなキャノンデールが手がけたこだわりのフレーム。そして、剛性と軽量性を兼ね備えたこのCAAD12で構築された「CAAD13 105」は、30%以上の空気抵抗を削減、カーボンフレームと同等の剛性を実現しています。
無駄な部分をそぎ落とし、通常の丸形チューブに比べ重量はそのままに、それ以上のしなりと剛性を実現。その上で、30%以上の空気抵抗の削減に成功しています。
「ロードバイク」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ロードバイクの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのロードバイクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ロードバイクに関するQ&A よくある質問
スピードを速くするにはどのパーツを交換すればよいですか?

ホイールです。ホイールが走りに最も影響を与えます。グレードの高いホイールほど空気抵抗の軽減など高い効果を得られます。
タイヤの寿命について教えてください。

多少ひびが入ったくらいであればまだ走れますが、交換が近いという目安になります。カーカス(タイヤの内側のコード層)がほつれているような状態ですと、ただちに交換になります。また、使用しないタイヤは暗い場所に保管するほうが寿命が長持ちします。
ロードバイクのパーツや工具などをチェック! 【関連記事】
身長に合った適正サイズを選ぼう
どのモデルを選んだとしても、それは人生で最初で最後の「はじめてのロードバイク」です。高価な買い物になるため、失敗をしないように目的や距離に合わせたモデルを選びましょう。
モデルによって、素材やコンポーネントの違いはありますが、大切なことは身長に合わせた適正サイズを選ぶことです。
適正サイズであれば、個々のポジションはハンドルやサドルなどの位置を変えていくらでも微調整できます。当たり前ですが、モデルを選ぶ際にサイズ表をチェックしましょう。
現在、ロードバイクの価格はピンキリですが、安全性や走行性能が約束されているモデルを選んで、ロードバイクライフを楽しみたいところです。そんなとき、そのモデルのブランドヒストリーを知ることは大切です。
いわゆる自転車競技(レース)の世界へバイクを供給して開発をおこなっているブランドは、エントリーモデルであっても、高い品質を実現している傾向にあります。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。