「レスポール」のおすすめ商品の比較一覧表
レスポールとは?
レスポールは、ギターメーカーのギブソンが展開するエレキギターブランドです。ギブソンは傘下にEpiphone(エピフォン)、Maestro by Gibson(マエストロ)といったブランドを有しており、これらブランドからもレスポールの名称を使用したギターが発売されています。
レスポールの選び方
ここからは、レスポールの種類・デザイン・価格・ピックアップの搭載数など、レスポールの選び方のポイントをご紹介していきます。自分に合ったモデル選びの参考にしてみてください。
レスポールの種類
まずは、レスポールの種類からご紹介します。
レスポールスタンダード
レスポールのなかでもとくに人気の高いモデルです。太くコシのある弦振動と力強いサウンドにより、ロックを中心に幅広いジャンルで使用されています。
レスポールカスタム
タキシードが似合うよう設計されたデザインだけあって、ツヤのあるブラックのカラーリングにゴールドパーツが印象的。ロック系のギタリストに好まれます。
レスポールスペシャル
レスポールスペシャルは、フロントピックアップが追加されることにより、サウンドバリエーションが増えています。その結果、より幅広いジャンルで使えるギターになり、力強く歯切れのよいサウンドを鳴らすことができます。
レスポールジュニア
レスポールの入門モデルとして誕生したのがレスポールジュニア。ほかのモデルと比べリーズナブルで軽量。また、ツマミがボリュームとトーンひとつずつしかないため、音色の調節のバリエーションが少なく扱いやすいのも特徴です。
デザインで選ぶ
レスポールはその特徴的な音色以外に、上記で紹介した種類それぞれのデザインにも特徴があります。タキシードが似合うようデザインされたレスポールカスタムなどは、その典型です。演奏中の見た目にはこだわって選ぶなら、ぜひ気にしておきたいポイントです。
価格で選ぶ
レスポールの価格は、ヴィンテージのものも含めると幅広く、なかには高値で取引されているものもあります。各メーカーによっても異なりますが、数万円から20万円台が中心になります。
ピックアップの搭載数で選ぶ
レスポールには、ピックアップが1基のタイプと2基あるタイプの2種類があります。一番の違いは音色ですが、1基のタイプはシンプル。2基のタイプは音色のバリエーションが増えます。バッキングの際はフロント、リードやソロの際はリア、といった具合に切り分けるという人も多いです。リアとフロントのピックアップの特徴は次の通りです。
リアピックアップ
鋭くかたい音。キレのあるサウンドが特徴。ロック、ハードロック、メタルに使用。
フロントピックアップ
甘くやさしい音色。ポップス、ブルース、フュージョン、ジャズに使用。
「レスポールらしさ」をどこまで求めるかで選ぶ オリジナルかサードパーティ製か
音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター
かまぼこ型の太いネック、芯がはっきりしているパワフルなハムバッキングピックアップ、音色をアレンジしやすい4コントローラーなど、「レスポール」には後世のエレキギターにも大きな影響を与えた特徴がたくさんあります。
すべてを求めるならギブソンオリジナルか、サードパーティー製でもオリジナルに忠実なモデルを選ぶべきでしょう。たとえば違ったピックアップを使いたいなら、サードパーティー製のミュージシャンモデルを選ぶなど、「レスポールらしさ」をどこまで求めるかをあらかじめ決めておくと選びやすくなります。
自分が欲しいサウンドや個性で選ぶ 個性的なデザインやバリエーションも
音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター
ルックスが普遍的なところもレスポールの人気の理由のひとつですが、「レスポールは好きだけれど、みんなと同じでは嫌だ」というように、基本はレスポールが軸であっても、そこにさらなる個性を求める人もいます。
普遍的なところはギブソンオリジナルにしかない味わいですが、サードパーティー製のほうがバリエーションは豊富で、個性的なモデルもあります。自分を主張したい人はそういったモデルから選ぶとよいでしょう。
レスポールのおすすめメーカー
ここでは、レスポールの人気メーカーについてご紹介します。それぞれの特徴をおさえて自分好みのギターを見つけてみてください。
Gibson(ギブソン)
1902年にアメリカで誕生したメーカー。ギタリストのレス・ポールと共に開発したモデルがこのレスポール。価格は高めですが、高品質でプロのギタリストにも愛用者が多くいるメーカーです。
Epiphone(エピフォン)
ギブソン傘下のメーカーで、レスポールの名称をギブソン以外で唯一使用できるメーカーです。リーズナブルですが、質の高いモデルを展開しています。
レスポールのおすすめ10選
ここからは、音楽ライター・田澤 仁さんと編集部が厳選したレスポールのおすすめをご紹介します。
伝統はそのままに新たな機能が新しい音を生む
ギブソンでおもなレスポールシリーズであるスタジオは、伝統的なルックスはそのままにさまざまな機能が追加されています。ネックは今までの男らしい太いネックの仕様からスリムテイバーを採用して、弾きやすさにこだわった形となりました。
ピックアップも今までのレスポールプレイヤーが作り出してきたハムバッキング・サウンドだけでなく、2つのプッシュ・プル・ポットと組み合わせることによって新たなコイル・タップのトーン選択ができるようになりました。
この機能によって可能性の広がる音が作り出せます。


“渋カッコいい”シルバーのグレッチ
ロカビリーやロックンロールで定番のグレッチのレスポール。ビグスビーのトレモロを搭載したものやダブルカッタウェイなど多彩なモデルがラインナップされていますが、比較的手の届きやすい価格帯なのがElectromatic CollectionのJet Clubです。
低価格であってもシルバーのアーチドトップやクロームのハードウェアなど、渋くてカッコいい、グレッチならではの魅力あふれる1本です。構造はソリッドではなく、内部に空洞を設けたチャンバード・ボディ構造になっていますが、抜けがよく低域もしっかり出るサウンドは、歪み系エフェクターとの相性も抜群で、ハードロックなどにも向いています。
大きくアップデートされた新感覚のレスポール
今までのレスポールの常識を知り尽くしたエピフォンが手掛けた革新的なモデルです。ボディには今までないハイフレットを弾きやすくするためのヒール加工がなされています。ギターソロなどのプレイアビリティが大きく変化することでしょう。
ヴィンテージピックアップのよさをそのままにアップデートされたProBuckerはコイルタップやフェイズスイッチに対応し、伝統的なサウンドだけでなくてより広い音作りが可能になっています。

超個性的なスラッシュモデル
80年代以降、レスポール人気を復活させた第一人者といわれるのが、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ。そのシグネチャーモデルがこの限定モデルです。ソリッドマホガニーボディにフィガード・メイプルトップが組み合わせられていて、見た目はとてもゴージャスに仕上がっています。
Cシェイプネックやカスタム・バーストバッカー・アルニコII・ピックアップなど、スラッシュお気に入りの仕様が多数盛り込まれているので、気分もサウンドもスラッシュになりきることができそうです。ヘッドストック裏にはスラッシュの手による“Scully”のデザイン画、そしてトラスロッドカバーにはスラッシュのサインも書かれていますよ。

モダン系レスポールのミュージシャンモデル
日本でも大活躍のギタリスト、マーティー・フリードマンが愛用しているジャクソンのレスポールモデルです。
アクティブピックアップを搭載することで、ド迫力の低音と個性豊かな質感を演出しているのが特徴。クラシカルなフォルムと相対するようなモダンなサウンドを再現します。
彼の演奏を聞いたことがある人はたくさんいると思いますが、あのサウンドがすぐに手に入るのがミュージシャンモデルのよいところです。マーティー・フリードマンファンはもちろん、レスポールに個性を求めたい人は要チェックです!

憧れのP-90タイプ搭載のゴールドトップ
P-90ピックアップ搭載のゴールドトップのレスポールは、ギタリストなら誰もが憧れたはずのモデル。それを、ギブソンタイプのギターをラインナップするフェルナンデスのブランド、BURNYが復活させました。本家本元ギブソンのゴールドトップは入手困難ですが、これなら手の届く価格で買えます。
見た目にもインパクトのあるゴールドトップのボディに、P-90タイプのピックアップを搭載。中域の抜けがよく、低音もしっかりと出るバランスの取れたサウンドが楽しめます。ビンテージレスポールの雰囲気を手軽に味わえる1本です。

弾きやすい軽量モデル
レスポールの弱点は何といっても重いことです。このモデルはボディを薄めに仕上げることで軽量化を実現。作りのよさで知られるフジゲン製ですから、薄いからといってサウンドが貧弱にならないところがさすがです。
よく伸びる低音ときらびやかな高音は、決して本家に負けていません。わずかに音が乾いた感じになりますが、そのぶんカッティング系にも向いているのは逆にメリットといえるでしょう。
レスポールに新しいエッセンスを加えた極上の仕上がりを楽しんでください。

オリジナル譲りの仕様に機能をプラス
ギブソン直系のエピフォンの「レスポール」。仕様的には大満足のコストパフォーマンスモデルです。
エピフォンの「レスポール」モデルにもたくさんのラインアップがありますが、こちらはタップ機能がついていて、ハムバッキングピックアップをシングルとして使うことも可能となっています。
これによって得られるサウンドはグッと広がりますから、ただのレスポールではない音が欲しい人には最適ですね。これで5~6万円程度というのは本当に驚きです。

王道の系譜ならこちら!
ギブソンのレスポールの王道といえば「スタンダード」。そのスタンダードは年々進化していますが、メイプル&マホガニーボディのフルソリッドを採用し、かつての伝統的なスタンダードに立ち返ったのが「トラディショナル」です。
まさにレスポールの王道の系譜といえるモデルで、オリジナルに忠実な仕様をそのままに、ピックアップがバーストバッカー(フロント1、リア2)になっているので、モダンな雰囲気も出せるモデルになっています。
サウンドメイキング次第でクラシックロックからモダンロックまで幅広く対応できるので、本家レスポールサウンドを目指す人には最適なモデルです。重量や木目で同じものがひとつもないのも、愛着がわくポイントですよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レスポールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのレスポールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レスポールに関するQ&A
レスポールで「ヒスコレ」とはなんですか?

ギブソンのメイン工場で生産されている「レギュラーモデル」に対して、「ヒスコレ」は「ヒストリックコレクションモデル」でヴィンテージモデルの「復刻版」のことをさします。
ギブソンレスポールにおける弦の標準ゲージは?

レギュラーモデルの場合は09~42、ヒスコレモデルは10~46のゲージが張られています。
そのほかギターに関する記事はこちら 【関連記事】
レスポールはハイポジションに注意 音楽ライターからのアドバイス
音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター
レスポールは重く、ネックが太いため決して弾きやすとはいえないギターです。しかし、それを補って余りある魅力がそのサウンドにあるため、今でも変わらず人気で、トップミュージシャンの多くもレスポールを手にしています。
とはいえ、はじめてレスポールを弾くという人は、事前に実物を試奏することをおすすめします。ネックの太さは慣れてしまうと感じないという人も多いのですが、12フレット以上のハイポジションはセットネックの接合部と重なるので、指の長さや手の平のサイズによっては、ボディに指が掛かる状態になることもあります。
特に手が小さめでリードプレイが多い人には要注意なので、事前によく確認しておきましょう。
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90年代にプロドラマーとして活動、その後、音楽ライターとして書籍、雑誌などの執筆を行なっている。 DTM、PCオーディオ関連の著書、DTMソフト、シンセサイザーの日本語マニュアル制作など多数。 Webでは2007年~2009年までサイトAll Aboutで「ロック」のガイドを務めたほか、音楽情報サイトBARKSでは国内外の数多くの有名アーティストのインタビュー、ライブ取材などを行なっている。 得意分野はAOR、ハードロック、フュージョン、80年代。