マーチンのアコギおすすめ6選|ボディ・材質・シリーズの種類について解説!

Martin アコースティックギター Standard Series D-28 Natural
出典:Amazon
Martin アコースティックギター Standard Series D-28 Natural
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アコースティックギターのブランドとして、人気もクオリティも世界でトップクラスのマーチン。マーチンには現行のラインナップだけでも200を超える種類があり、自分にぴったりなモデルをどのように選んだらよいか迷うかもしれませんね。

そこで本記事では、ボディ・材質・シリーズの種類、エレアコ仕様などマーチンのアコギの選び方とおすすめの製品をご紹介します。

後半には通販サイトの最新人気ランキングもありますので、売れ筋や口コミも参考にしてみてください。


目次

この記事を担当するエキスパート

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター
田澤 仁
90年代にプロドラマーとして活動、その後、音楽ライターとして書籍、雑誌などの執筆を行なっている。 DTM、PCオーディオ関連の著書、DTMソフト、シンセサイザーの日本語マニュアル制作など多数。 Webでは2007年~2009年までサイトAll Aboutで「ロック」のガイドを務めたほか、音楽情報サイトBARKSでは国内外の数多くの有名アーティストのインタビュー、ライブ取材などを行なっている。 得意分野はAOR、ハードロック、フュージョン、80年代。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:趣味・ホビー、ゲーム・周辺機器、旅行・レジャー
名原 広雄

「趣味・ホビー」「ゲーム・周辺機器」「旅行・レジャー」カテゴリーを担当。元芸能・エンタメ誌・書籍編集者。アナログレコードを1,000枚所有しており、音楽・楽器・アニメ・アイドル関連の情報に敏感。普段はアニメや旅系YouTubeを観ながらスマホで通販生活。ゲームはスイッチやVRなどオンライン対応のハード中心。よく訪れる地域は沖縄や東南アジアなどの南の島。

◆本記事の公開は、2020年02月21日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

マーチンアコギの選び方 音楽ライターに聞いた

音楽ライターの田澤 仁さんのアドバイスをもとに、マーチンアコギの選び方を紹介します。ポイントは下記の3つ。

【1】ボディサイズ
【2】材質
【3】シリーズ


上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うマーチンアコギを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。

少年が道端でギターを弾いている
Pixabayのロゴ
少年が道端でギターを弾いている
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世界を代表するアメリカのアコギトップブランドMARTIN。ギター好きなら一度は弾いてみたいですよね。

ボディサイズはDタイプと4種類のOタイプ

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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音量や弾きやすさに影響するのがボディサイズ。マーチンではドレッドノートのDタイプと、小ぶりなボディのO(オー)からかなり大きめのOOOO(クアドラ・オー)までOタイプが4種類あります。その中で誰にでもおすすめできるのは、やはり標準サイズともいえるドレッドノート。OOOより少し大きいサイズで音量が出るし、低音も豊かに鳴ります。鳴らしきるには力強いピッキングが必要ですが、マーチンらしい音を出したいなら、ドレッドノートを選んでおけば間違いありません。

また、ドレッドノート以外のOがついたモデルはボディのくびれが深く、ドレッドノートに比べてブライト(明るめの音)で繊細な音になります。OOOまでのサイズは弦長もやや短く張りがゆるいので、弾きやすさを重視する人に向いているでしょう。中でもOOOは低音から高音までバランスよく鳴らせるので、指弾きで繊細な表現をしたい人におすすめです。

 

アコギの中でもスタンダードなモデル。モダンな風合いと感触で、幅広いギタリストにおすすめ。

モデル名の数字で材質を確認

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター

音色で選ぶなら、材質に注目しましょう。材質は、モデル名後半の数字でわかります。たとえば人気機種でよくある18や28はトップ材がスプルースというマツ科の常緑高木であることを示しています。そしてバックとサイドは18ならセンダン科の常緑高木であるマホガニーが使用されており、中音域に張りがあり、ブルースやロックに向いた音色になります。また28のバックとサイドはローズウッド材を使用しており、低音から高音までバランスよく鳴り、伸びやかな音なので人気があります。マーチンの代表機種である『D-28』もこのタイプで、オールラウンドに使えるモデルです。

ちなみにこのモデル名後半の数字は装飾の種類も表していて、数が大きくなるほど装飾が増え、ゴージャスで高価なモデルになります。たとえば40番台になるとアバロン貝のインレイ装飾が施されるなど、見た目もゴージャスになってきます。逆に装飾がない15などは低価格なので、できるだけ安くマーチンを手に入れたい人におすすめです。

 

ヴィンテージライクな仕上りで、弾きやすさも抜群。初めて持つアコギとして最適です。

ギターのシリーズもチェック

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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同じボディサイズや材質でも、シリーズが違えば価格も大きく違うことがあります。価格を重視するなら、シリーズを決めてから選びましょう。まずチェックすべきは定番のスタンダードシリーズ。人気のあるモデルがそろっていますし、マーチンらしさといえばやはりこのシリーズです。とくに理由がなければスタンダードシリーズを選んでおけば間違いなしです。より低価格なマーチンを狙うなら、ロードシリーズや圧縮合板材を使ったXシリーズがよいでしょう。小型のジュニアやリトルマーチンシリーズなどにも低価格モデルがそろっています。

また、ヴィンテージシリーズとオーセンティックシリーズは、歴史的な名ギターを復刻したもので、素材も作りも最上級。そのぶん高価ですが、一生ものの1本を手に入れたいなら、このシリーズもチェックしておきましょう。

マーチンアコギのおすすめ6選 音楽ライターが厳選

ここまで紹介したマーチンアコギの選び方のポイントをふまえて、音楽ライターの田澤 仁さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

エキスパートのおすすめ

Martin『Standard Series D-28(2017)』

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音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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オールマイティな王道中の王道マーチン

マーチンだけでなく、アコースティックギターの中でもっとも有名なモデルが『D-28』。永遠のスタンダードとして、世界中のプロミュージシャンから愛されているモデルです。ピックでコードストロークを弾けばふくよかな低音を味わえるし、フィンガーピッキングのソロならアタックの効いたフレーズが楽しめるという、まさにオールマイティなギター。幅広いギタリストにおすすめできるモデルです。

なお、スタンダードシリーズのD-28は2017年に仕様が変更されました。内部の補強材であるブレーシングがレスポンスのよい形式に変更され、ネックも薄めで弾きやすくなっているほか、外観もよりヴィンテージの雰囲気が強まっています。以前のモデルも並行して販売されていることがあるので注意してください。

エキスパートのおすすめ

Martin『Standard Series 000-18』

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音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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抱えやすく弾きやいコンパクトボディ

ドレッドノートよりひとまわり小さい000サイズの製品。抱えやすいだけでなく、ネックが短いショートスケールなので弦の張力もゆるめになっています。手が小さい人でもチョーキングやビブラートがしやすく、とても弾きやすいモデルです。ボディのサイドとバックはマホガニーでやわらかいサウンドですから、指弾きの繊細なニュアンスも表現しやすいです。

000サイズで人気があるのはローズウッドの『000-28』ですが、これではちょっと音がかたいと感じる人には、この『000-18』のほうが向いているでしょう。立ち上がりがよく抜けのよい音は、バンドでも活躍してくれます。ふだんエレキを弾いている人が初めて持つアコギとしてもおすすめですよ

エキスパートのおすすめ

Martin『15 Series 000-15M』

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音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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オールマホガニーの個性派マーチン

定番のマーチンでは面白くない、という人におすすめの個性派モデルです。マーチンでも多くのモデルがスプルースをトップ材に採用する中で、オールマホガニーのボディ、バインディングなどの装飾も一切ないという渋いルックスはとても目立ちます。あたたかく甘みがあり、まとまりもよいサウンドは独特の魅力があるし、トップ、サイド、バックともにすべて単板なので響きも抜群です。

トップのフィニッシュ(仕上げ塗装)をグラデーション状に色が濃くなるようにして、さらに見た目を渋くヴィンテージのような風合いにした『000-15M BURST』もラインナップされています。

エキスパートのおすすめ

Martin『X Series DXMAE』

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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初心者にもおすすめの低価格モデル

マーチンのドレッドノートタイプが欲しいけれど、『D-28』などは高価で手が出ないという人は多いでしょう。そんな人におすすめなのがこの『DXMAE』です。HPLと呼ばれる圧縮合板材を使った低価格な製品をラインナップする、Xシリーズの製品です。

ボディだけでなくネックには木材を再構成して作る集積材、指板やブリッジには再生紙を樹脂で固めたリッチライトを使っていますが、音が安っぽくなることはなく、マーチンならではの音を鳴らしてくれます。音量はそれほど大きくありませんが、エレアコ仕様なのでライブでも便利に使えます。天然の木材をほとんど使っていないので、気候などの影響を受けにくいし、野外のライブでも思い切り弾けるところも魅力です。

エキスパートのおすすめ

Martin『Road Series DRSG』

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音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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コスパ抜群、オール単板のエントリーモデル

単板の響きにこだわる人におすすめのモデル。ボディはすべて単板で、トップ材はスタンダードなスプルースですが、サイドとバックには、ローズウッドに特性が近いシリスという材質を使用しています。輪郭がはっきりしていてよく伸びる音も、ローズウッドにかなり似ていますが、それを低価格で手に入れられるのがこのモデルの魅力。高価なローズウッド使用モデルには手が出ないという人にもおすすめです。

ピックアップ内蔵のエレアコ仕様ですが、オール単板で生音の響きもよく、上位機種とほとんど変わらないマーチンらしいサウンドを楽しめます。

エキスパートのおすすめ

Martin『Little Matin LX1』

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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どこへでも持っていける小さなマーチン

小ぶりなボディで「リトル・マーチン」の愛称で親しまれている製品です。いわゆる「ミニギター」と呼ばれるサイズで、スケールはドレッドノートより6.5センチほど短い23インチ。このサイズなら手の小さい子どもでも弾きやすいですし、大人でも無理なく弾くことができます。ボディとネックはXシリーズ同様の合成材ですが、トップにはシトカ・スプルース材を使用していて、小さなボディからは想像のできないほどの音量を鳴らせるし、バランスよくまとまったサウンドで演奏できます。

小さくてもやはりマーチンの音なので、世界的に人気があります。イギリスのシンガーソングライターであるエド・シーランが使っていたのも、このモデルにピックアップを搭載したエレアコ版の『LX1E』です。

おすすめ商品の比較一覧表

画像
Martin『Standard Series D-28(2017)』
Martin『Standard Series 000-18』
Martin『15 Series 000-15M』
Martin『X Series DXMAE』
Martin『Road Series DRSG』
Martin『Little Matin LX1』
商品名 Martin『Standard Series D-28(2017)』 Martin『Standard Series 000-18』 Martin『15 Series 000-15M』 Martin『X Series DXMAE』 Martin『Road Series DRSG』 Martin『Little Matin LX1』
商品情報
特徴 オールマイティな王道中の王道マーチン 抱えやすく弾きやいコンパクトボディ オールマホガニーの個性派マーチン 初心者にもおすすめの低価格モデル コスパ抜群、オール単板のエントリーモデル どこへでも持っていける小さなマーチン
シリーズ スタンダード スタンダード 15 X Road Little Matin
ボディシェイプ ドレッドノート 000 000 ドレッドノート ドレッドノート -
サイド&バック材 イースト・インディアン・ローズウッド マホガニー マホガニー HPL シリス HPL
トップ材 シトカ・スプルース シトカ・スプルース マホガニー HPL シトカ・スプルース シトカ・スプルース
スケール長(インチ) 25.4” 24.9” 25.4” 25.4” 25.4” 23”
商品リンク

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする の売れ筋をチェック

Yahoo!ショッピングでのの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

Yahoo!ショッピング:ランキング

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

音楽ライターからのアドバイス

音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁

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イベント開催も要チェック!試奏して確認しよう

エレアコでは、生音とピックアップで拾った音のキャラクターが違うことがあります。マーチンでもモデルによっては音がかなり違うことがあるので、エレアコを試奏する機会があった場合は、アンプを通した音も忘れずに確かめてみてください。

また、日本各地の楽器店では多数のマーチン製品を展示するイベントも開催されています。通常は店頭に置いていないモデルも含めて試奏することができるチャンスですので、マーチンのギター購入を考えている方は、ぜひ足を運んでみてください。

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