液体味噌の選び方 味噌汁や炒め物にも!
フードスタイリストの江口恵子さんに、液体味噌の選び方を教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】だしの成分や調味料の配合で選ぶ
【2】容量とボトルで選ぶ
【3】味噌の種類で選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】だしの成分や調味料の配合で選ぶ
多くの商品が、昆布とかつおの混合だしの成分の配合になっています。旨みをしっかりと感じることができ、味のバランスもよく、どんな料理にも合うので使いやすいです。
昆布だしの成分がメインとなっているタイプは、味も香りもやさしく上品な印象です。しっかり旨みとコクを感じるかつおだしが主成分のタイプは、魚やお肉とのバランスもよく、こっくりとした味つけの料理に向いています。
また「化学調味料不使用」のものは、ほとんどが明記されているので、気になる方は不使用タイプを選ぶとよいでしょう。
【2】容量とボトルで選ぶ
ペースト状のパック入り味噌と比べて液体味噌の大きなメリットは、お湯をお椀に注ぐだけで、1杯ずつ気軽にかんたんにお味噌汁が作れること。オフィスのランチタイムや、忙しい朝ごはんタイム、ひとり暮らしの方にもおすすめです。
ひとり暮らしの方だと液体味噌を使う量が限られてくるので、小さめのボトルを選ぶとよいでしょう。また、オフィスで利用したい方は持ち運びが便利な小さめのボトル、真空タイプのものを選ぶのがおすすめです。
【3】味噌の種類で選ぶ
米味噌をベースにいくつかの味噌をブレンドした合わせ味噌タイプが主流ですが、メーカー・ブランドによる味噌自体の味の差が、液体味噌の味の違いにあらわれています。そのため、好みの味噌の種類や好きな味噌のメーカー・ブランドの液体味噌を選ぶとよいでしょう。
また、いろいろな料理に使いたいという場合は合わせ味噌がおすすめ。炒めものや味噌煮込みうどんなどには、風味も味もよく合う赤味噌や赤だしタイプのものがよいでしょう。
液体味噌のおすすめ9選 味噌汁や豚汁などのレシピに使える!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、フードスタイリストの江口恵子さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。
赤味噌と白味噌の合わせ味噌と昆布だしのコク
シンプルな原材料で、まろやかな味わいの「ねこぶみそ」。合わせ味噌でどんな料理にも使いやすいタイプです。チャーハンの味付けや野菜のディップとしてもおいしいですよ。
日高昆布のだしは強い風味が特徴ですが、日高昆布の中でも濃いだしがでるという根元を使用しています。3本セットからの販売になるので、家族で使いたい方におすすめです。
お取り寄せ感覚で楽しむ、海の幸の旨み
普段使いの液体味噌としては、少々値段が張るかもしれませんがお取り寄せ感覚で、家ではなかなか再現できない味の味噌汁を飲みたい方におすすめです。
南蛮えびは新潟産の南蛮エビの粉末を使用、のどぐろは焼いた粉末、かには日本海近海で獲れた紅ズワイガニのガラ粉末が入っています。みそ汁のほか、鍋やラーメンでもおいしくいただけます。
福岡県からお取り寄せ! 鯛のだしを贅沢に味わう
福岡県の糸島で採れた鯛で、だしをとっています。鯛だしに加えた北海道産の昆布だしと2種の合わせ味噌が主な原料。化学調味料、保存料、着色料無添加なので添加物が気になる方にもおすすめです。
店頭販売は福岡県内のみなので、お取り寄せグルメとして味わってみてください。1本で17杯分の味噌汁が作れます。お茶漬けや和え物、炊き込みご飯などの味付けにも合うでしょう。

注ぎ口が細くて調理に使いやすい!
料亭の味シリーズのなかで、こちらは「化学調味料不使用」で昆布とかつお節のだしの成分をべースにした、旨みたっぷりな味つけです。また、注ぎ口が細く注ぐ量の微調整がしやすいところもポイント。ちょっとしたことですが、とくに忙しいときや時間がないとき、疲れているときにはストレスなく料理ができてすごくうれしい点です。
お味噌汁にはもちろん、液体なので酢とオイルと合わせてドレッシングなどもかんたんに作れます。お味噌汁約25杯分の容量です。

ひとり暮らしや忙しい朝の強い味方
かつおだしの味と風味が効いた、お味噌汁用の液体味噌です。複数人分の場合はお鍋で具を煮てからこの液体味噌を注いで混ぜて作りますが、ひとり分を作りたいときには、お椀に具と液体味噌を入れて熱湯を注げばかんたんにお味噌汁を作ることができる、気軽さがとてもうれしい商品です。
少し甘みのある味なので、お味噌汁だけではなく、鯖の味噌煮や根菜の煮物などにもよく合います。ひとり暮らしの方はもちろん、家族がいるご家庭も、朝の忙しい時間帯には便利に使えると思います。お味噌汁約27杯分の容量です。

いろいろな料理に使えるバランスのよいタイプ
かつおと昆布のだしの成分を配合している液体味噌です。具材と一緒にお椀に入れて熱湯を注げばかんたんにお味噌汁が作れるほか、味噌味の鍋料理の味つけや炒めものに、魚の味噌煮にと、いろいろな料理に便利に使えるバランスのよい味の配合です。
麹(こうじ)の粒が残らず、さらっとしているので、ドレッシングにしたり、野菜の和えものなどに使うのもおすすめです。旨みをしっかり感じる味なので、乳製品を使った料理の隠し味に使うのもよいでしょう。
だし汁と「溶く」という手間を省くことができ、お味噌汁約30杯分の多めの容量なので、忙しい主婦の毎日の味方になると思います。

手軽に持ち運べて鮮度も保てる液体味噌
かつおと昆布のだしの成分がしっかりした、旨みと味噌の味のバランスがよくて使いやすい味の液体味噌です。
味噌の風味を損なわないように、味噌が空気に触れない鮮度を保つボトルの仕様になっていて、お味噌汁約24杯分の容量です。毎日使わない方やひとり暮らしの方にもぴったり。
また、常温保存も可能なので使い方の幅も広がります。たとえば、ランチタイム用にオフィスに常備したり、山登りやキャンプの際の料理に使用するのもおすすめです。
※Amazon・Yahooは4本セット、楽天は8本セットです

調理の隠し味に! 化学調味料不使用の液体味噌
かつおだしをきかせた、上品な味と香りの液体味噌です。甘味のある味噌の味と香りでいろいろな料理に使えます。マヨネーズと混ぜ合わせて野菜スティックのディップにしたり、味噌味の焼きうどんや焼きそば、カレーやホワイトソースの隠し味に少量加えるのもおすすめの使い方です。
化学調味料不使用なのもうれしく、おすすめのポイント。1本でお味噌汁約20杯分の小さめサイズも使いやすくてよいですね。
※楽天は10本セット、Yahooは3本セットです

炒めものにぴったりなチューブタイプの赤味噌
赤味噌を材料とした、少し粘度の高いチューブ入りの味噌です。ボトル入りの液体味噌に赤味噌、赤だしタイプは少ないのですが、普通の赤味噌は少しかためのものが多いので、とても使いやすく感じます。
また、お味噌汁以外の料理にも使いたい場合、とくに炒めものには赤味噌ベースのものがよく合うので、おすすめの商品です。
※Yahooは2個セットです
「液体味噌」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 液体味噌の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの液体味噌の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの味噌汁に関連する記事はこちら 【関連記事】
フードスタイリストからのアドバイス
さまざまなタイプを使ってみて好みのものを探そう!
液体味噌は、1杯ずつお味噌汁を作れるのがとくにうれしいポイントだと思います。ひとり暮らしで料理まではちょっとハードルが高いという人も、朝はバタバタして時間がないという人も、液体味噌を使えばお湯を注ぐだけでお味噌汁を手軽に作れます。だしの成分も入っているので、具材が少なめでもしっかりおいしくできます。
購入する際は、いきなり大きなサイズを選ばずに小さいサイズから使ってみて、好みのタイプを探してみるといいと思います。また、お味噌汁以外のいろいろな料理にも便利に使えるので、料理の幅がぐんと広がるでしょう。
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