赤味噌とは?カロリーなども解説!
味噌は、豆麹をベースに、地域、メーカーによっては米麹をブレンドすることもあり、つぶした大豆と塩を混ぜて作られています。米味噌と比べると独特の渋味がありますが、それが赤味噌のおいしさでもあり、強めの塩味と一緒にコクと深みを出してくれます。
赤味噌はしっかり火を通すことで、かえって風味がよくなったり、味に深みがでることも。色々な調理方法で赤味噌を味わってみると、選んだ赤味噌のおいしさがよくわかりますよ。
赤味噌100g中のカロリーはおよそ186kcalとされています。赤味噌は大豆や米麹を主原料としているため、栄養バランスはとてもいいです。しかし、塩分も多く含まれているため、高血圧の人は摂り過ぎないように気を付けましょう。
赤味噌と白味噌違い
赤味噌には大きく2種類あります。東北地方の赤味噌は米を主原料として作られています。一方、東海地方の赤味噌は豆を主原料として作られています。赤味噌は熟成期間が長くとてもコクがあります。塩分濃度も高く塩辛いのが特徴です。
白味噌は熟成期間が短く、塩分濃度も赤味噌に比べると低いのが特徴です。さらに麹の糖分により甘みも感じます。主成分は米からできています。信州みそや西京みそなどがあります。
赤味噌の選び方
それでは、赤味噌を選ぶときのポイントをご紹介いたします。どんなポイントに注目して商品を選べばいいのか悩んでいる方は、エキスパートの視点を商品選びに活かしてみましょう。
【1】原料の違いによる味で選ぶ
原料によって、おおよそ3種類の分類で分けることができます。その特徴や味わいの違いを知っておき、好みや作りたい料理に合わせてチョイスするようにしましょう。
▼大豆が原料の八丁味噌
八丁味噌の色は米みそや麦みそに比べると赤く、その色から赤味噌に含まれます。
八丁味噌は、もともと愛知県にある岡崎城から八丁(約870メートル)離れた八丁町で作られたものが起源となっていて、地元三河産の大豆と麹のみで作られて、製法も細かく定められています。赤味噌の中でも伝統とこだわりがあるのが八丁味噌です。
▼米味噌は甘みの強さが特徴
大豆、塩そして米麹で作られる味噌が「米味噌」です。米味噌は日本では一般的によく使われる味噌です。3つの材料のバランスや仕込みの方法などで、さらに甘口・辛口の味に分かれます。
なお、米味噌は米麹の量が多くなればなるほど甘みが強くなります。逆に、米麹の割合が低いと、大豆のうまみと塩味をしっかり感じられるようになります。
▼さっぱりとした味の麦味噌
大豆と塩、そして麦麹で作られた味噌を「麦味噌」と言います。麦味噌は甘みの強さが特徴ですが、味わいはさっぱりしています。
その起源は平安時代まで遡ると言われており、現在では九州・四国でよく作られています。代表的な麦味噌としては「瀬戸内麦味噌」や「薩摩麦味噌」などがあり、日本各地で個性豊かな麦味噌が見られます。
▼食感を楽しめる粒味噌
粒味噌は、味噌を製造するときに、あえて大豆や麹の粒を残しているもののことを指します。粒状の味噌はそのまま食べることもできるので、日本酒のアテなどにもなります。
大豆や米麹、麦麹の粒が残っていると、各々の原料の風味や味わいがダイレクトに楽しめるので、粒がつぶしてある「こし味噌」とは、また違った味を楽しむことができます。
【2】味噌本来味を味わいたいなら、だし入りは避ける
赤味噌には、昆布などのだしが入ったものや、グルタミン酸などが入った「調味料入り」などがあります。お味噌汁を作るなど調理のときに活用できるものではあるものの、どうしても味噌本来の味わいが少なくなってしまいます。
赤味噌は国産の素材にこだわったりして造られており、そのものの味を楽しみたい、ということであれば、なにも足していないシンプルな状態の味噌がいいでしょう。
【3】液体か固形かなどタイプで選ぶ
かための味噌は風味を損ないにくく日持ちもよいのですが、調理の際に溶きにくいという難点が。最近では「液味噌」と呼ばれるボトルタイプのやわらかい味噌や、味噌をフリーズドライしたパウダー状のものもあります。メニューや調理方法にあわせて使い分けてみてくださいね。
赤味噌のおすすめ14選
上記でご紹介した赤味噌の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。各商品の特徴を比較して、お気に入りの赤味噌を探してみましょう。


コクと香りを楽しめる本場の赤だし
時間をかけてじっくりと熟成させた味噌に、国産の本枯れ節や昆布だしをたっぷりと配合しています。赤味噌ならではのコクと香りが楽しめます。初めからダシが入っているため、改めてダシをとる必要がなく手間がかかりません。お湯にもすぐに溶けるので、味噌汁を作る際などに使いやすい味噌です。味噌汁以外にも煮物など他の料理とも相性抜群で、調味料として大活躍するでしょう。赤味噌をあまり使ったことがないという方の赤味噌デビューにもおすすめです。
伊達政宗公の時代から代々受け継がれてきた製法
仙台藩の農業や文化の発展に尽力した伊達政宗公。1626年に伊達政宗公により仙台に日本で初めての味噌工場が造られて、味噌の製造が始まりました。その後、季節に関係なく良質な状態を維持できる味噌が誕生し、現在も伝統の配合や製法を守って作られています。味噌汁以外にも味噌ダレや隠し味などさまざまな料理に使いやすいでしょう。大豆の旨味が十分にひきだされていて、味わいはさっぱりとしているので食べやすい味噌です。
大豆、米、塩は100%国産を使用
国産原料にこだわった、マルサンの赤だしです。大豆、米、塩は全て100%国産を使用。毎日食卓にのぼるものだから、素材にこだわりたい人におすすめです。じっくりと熟成した豆味噌80%と米味噌20%を絶妙のバランスでブレンド。深いコクが楽しめますよ。
化学調味料無添加なので、お子様や年配の方でも安心して食べられますね。中辛口の味わいで、貝類の味噌汁などにぴったりです。普段お使いの味噌とブレンドするのもいいですね。
素材にこだわり味わい深い赤味噌
製造している蔵があるのは、宮城県と山形県の県境にそびえたつ蔵王の麓です。蔵王から流れる豊富な恵みの水を使用しています。味噌作りに使う素材は、宮城県大豆ミヤギシロメ、宮城県産のお米(ササニシキ・ひとめぼれ)、赤穂の甘塩です。添加物を一切使用しておらず、厳選した素材をじっくりと熟成しているので、深みのある味わいになっています。蔵で長期熟成された味噌を、注文を受けてから袋詰めするので、新鮮な味を楽しめるでしょう。

バランスのよい味わいが特徴!粒入りで食べ応え抜群
1848年に創業した、長野県長野市にある三原屋。長きにわたり醤油や味噌の製造を行ってきましたが、その味は創業当時のままとも言われるほどで、中でも赤味噌は長年地元の方々に愛されています。その理由として、大豆の粒がしっかり残るため旨味を感じやすく味噌汁に使用しても食べ応えがあること、甘すぎず辛すぎずマイルドな味わいであることが挙げられます。熟成された味噌の味、丁寧に生かされた素材本来の味を楽しめます。


おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 赤味噌の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での赤味噌の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのおでんに関連する記事はこちら 【関連記事】
初心者は、だし入りの赤味噌が使いやすい
赤味噌にだし成分や糖分などの調味料を加えて、よりおいしく使いやすくしたタイプの赤味噌(赤だし)もあります。
塩味をストレートに感じる赤味噌は、使い慣れていないと、味を決めるさじ加減をなかなか決めきれず、薄くなったり、逆に入れ過ぎてしょっぱくなることもあります。だし成分の旨味や糖分の甘味などでバランスよく味を調えているタイプだと、赤味噌初心者も失敗なく味が決まると思います。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。 雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。 講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。