「DJI」とは? そもそも……
現在の社長であるフランク・ワン氏が2006年に創業。民生用ドローンおよび、関連機器を製造するメーカーです。
本社を中国深センに置き、アメリカ、ドイツ、日本、北京、上海、香港まで拠点を拡大。現在、ドローン市場で、世界シェア7割を担っています。
DJIのドローンの選び方 フォトグラファーが解説!
フォトグラファーの瀬川陣市さんに、DJIのドローンを選ぶときのポイントについて教えてもらいました。
ドローンのサイズで選ぶ 持ち運びしやすいか?
携帯性で選ぶかカメラ搭載目的で大型を選ぶか
DJIのドローンには手のひらに乗るミニサイズから、車などで運ぶ大型の機種までバラエティに富んだラインナップがあります。まず、ドローン自体の大きさをどの程度のサイズのものを求めるかを決めて選びましょう。
携帯性を考えるなら小型のタイプが使い勝手がよいですし、大きなカメラを積んで撮影を考えるなら大型のものなど、用途により選ぶ機種が変わります。
カメラの画質で選ぶ カメラの性能をチェック!
カメラの画質次第で価格も変わる
DJIドローンに搭載されているカメラの画質は、4Kで撮れるものからハイビジョン画質までさまざまです。当然、このカメラの画質は機種の価格にも反映されてきます。高画質で撮影できるカメラのドローンは値段が高くなり、それ以外の画質サイズのカメラをもつドローンは廉価になるという具合です。
予算を考慮しながら、撮影する映像の画質を基準にドローンを選ぶのもいいでしょう。
フライト時間で選ぶ 長時間撮影ならバッテリー容量も確認
機種によって飛行時間の長さが異なる
ドローンの飛行できる時間はひとつのバッテリーで最大で約30分程度です。機種によってバッテリーの容量が異なり、それよりも短いフライト時間しかない機種もあります。一回の飛行でのフライト時間を考慮して機種を選択するというのもひとつの方法。
できるだけ長い時間の機種を求めるのか、あまり長い飛行時間は求めないのかによって選択肢は変わるでしょう。予備のバッテリーを保有するという方法もあります。
操作性で選ぶ アシスト機能は充実しているか?
初心者にとっては、時速30~60kmのスピードで飛行する物体を操るのは至難の業でしょう。そこで、注目してほしいのがアシスト機能。
たとえば、障害物回避機能やバッテリーが少なくなるとGPSを利用して、自動帰還する機能も搭載しています。ほかにも、空中で静止するホバリング機能などもあります。
重量のあるものを選ぶ 安定性を高める
ドローンの機体は、軽いものよりも重いもののほうが安定します。軽いと横からの風の影響を受けて不安定になり、空撮にも大きく影響してしまいます。重量は撮影や操作性にも影響する部分ですので、そうした目的があるのであれば、迷わず重量のあるものを選びましょう。
DJIのドローンおすすめ10選 サイズ・重量・有効画素数・動画品質・最大飛行時間もチェック!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえて、フォトグラファー・瀬川陣市さんと編集部が厳選したDJIのドローンのおすすめ商品をご紹介します。

室内でも楽しめる手軽なトイドローン
トイドローンのTelloは航空法規制外でフライトが可能な重量の約80グラムの軽量ボディですが、本格的なフライトが楽しめます。はじめての取り扱いでもかんたんにフライトが可能。手のひらからのリリースフライトやプログラミングを組んで自在に飛ばすこともできます。
小型ボディなので屋内での使用に適しているのも魅力。はじめてのドローンや手軽に楽しみたいユーザーにおすすめです。カメラは固定型で720pの画質で動画、写真が撮影でき、実用的な撮影ドローンとしても使えます。

小型軽量でビギナーでも扱いやすい一台
MAVICシリーズのなかでとくに小型サイズの機種です。重さはわずか199gで、ボディとウィングを折りたたむと手のひらに収まるサイズになります。バッテリーをフル充電した状態で最大18分のフライトが可能。
ビジョンセンサー搭載で正確なホバリング飛行をし、はじめてのユーザーでも飛ばしやすい設計になっています。これからドローンをはじめたり、旅行などにドローンを持ち歩いたりするのに向いている新機種です。

スローモーションやHDR撮影にも対応する一台
ポケットサイズに折りたたんでどこへでも持ち運べるドローンです。機体は小さいですが、4Kの高画質画像を撮影できるカメラを搭載。そのほかにもスローモーション撮影やHDR撮影など充実した撮影機能を持ち合わせています。
携帯性にすぐれていてさらに高画質な映像を撮りたいというユーザーに打ってつけのドローンと言えるでしょう。

高画質撮影と快適な飛行を実現するハイスペック機
INSPIRE2とZENMUSE X5Sのカメラセット。DJIドローンのフラッグシップ機とも言えるINSPIREシリーズです。
DJIのドローンのなかでとくに大きな機体のドローンで、ZENMUSEのカメラは別のラインナップ製品に交換することが可能。プロのドローンクリエイターが求めるドローンの飛行と高画質な映像に応えてくれる機種です。
フラッグシップのハイスペックなドローンを求める方におすすめします。

4K撮影と長時間飛行を両立するプロスペックな逸品
MAVICシリーズのなかの高位機種になるPRO-PLATINUMです。4K撮影できるカメラを採用していて、最長30分の飛行が可能なバッテリーも搭載しています。最大のホバリング時間が約27分あり、さまざまな撮影シーンに対応。
小型機のドローンですがそのスペックはプロのクリエイターが求めているものにじゅうぶんに応えてくれます。
できるだけ長い飛行時間や、携帯性を求めるユーザーに適している機種です。
コンパクトで初心者にうれしい機能が満載
DJI MINI 2は小さめのドローンで重さは199g、折りたたむと長さは14cmしかありません。空撮ドローン入門者にもクオリティの高い映像を撮影できるようデザインされており、クイックショット、パノラマ、最適化フォトといったインテリジェント機能も簡単に操作でき、スマホで編集可能。SNSでシェアするまでその場で完結します。
4K動画は4倍ズームで撮影可能で、画質も高品質。小型ながら風にも強く、安定した飛行で撮影できるスグレモノです。
インテリジェント撮影で高品質な画像を実現
Mavic Air 2は、コンパクトながら優れた機能が満載の空撮用ドローンです。アームの部分をたたむとコンパクトになる点は、Mavicシリーズに共通しています。4800万画素の写真撮影と4Kの動画撮影が可能で、新機能としてスマートフォトが登場。
シーン認識、ハイパーライト、HDRを一つに合体させたスマートフォト機能をオンにすると、初心者でも完成度の高い画像を撮影できます。アプリと連動し、タップするだけで自動撮影可能、編集も直観で素早く行えます。最大飛行時間が34分と長い点もポイントです。
動画も静止画も息をのむ美しさ
商品名が「Pro」でもプロ向けではなく、ハイスペックな空撮ドローンを求める一般人向けです。Mavic 2 Proで撮影すると、この次元に到達したかと感嘆するほどクオリティの高い映像が自分のものになります。
超高画質の画像が撮影可能なのは、1インチCMOSセンサーのハッセルブラッド製カメラを採用しているためです。もう1つのポイントは、全方位の障害物検知センサーがあること。これにより、衝突の危険性が格段に低くなっています。スポーツモードでは、最高時速72kmでの飛行が可能です。
ズーム機能に特化したフラッグシップモデル
Mavic 2 Proと並んでMavic 2シリーズのハイエンドモデルであるMavic 2 Zoomは、ズーム機能に特化した空撮ドローンです。海上での撮影で、海に接近するとドローンの風力で海面が波立ち、思うような映像を撮れないとき、ズームが本領を発揮します。風にあおられることなく、被写体を純粋にとらえることが可能です。光学2倍ズームとデジタルズームで最大4倍のズームを実現。
ハイブリットオートフォーカスやオートフォーカストラッキングにより、Mavic 2 Proで撮影したものとは異なる作品が完成します。
クリエーター向けドローンの代表格
最もメジャーなドローンの一つであるPHANTOMは、ホワイトの機体が美しく、クリエーターのあらゆるニーズに応えるハイスペックモデルです。PHANTOM 4 PROがパワーアップしたPHANTOM 4 PRO V2.0では、飛行ノイズが低減されただけでなく、新たにOcuSync 2.0HD伝送システムを採用し、解像度1080pで手元のデバイスに映像を送信できるようになりました。
PHANTOM 4 PROと同様に、カメラには1インチCMOSセンサーとメカニカルシャッターを搭載し、繊細な色や陰影を見事に表現します。4K/60fpsで滑らかな映像を撮影できる点も魅力です。
「DJI製ドローン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする DJI製ドローンの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのDJI製ドローンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドローンを飛ばす前に知っておきたいルール ここにご注意!
ドローンを購入して飛ばす前に、知っておきたい条例やルールをチェックしておきましょう。
空に飛ばして操縦や撮影を楽しむことができるドローン。いろいろな場所で飛行を楽しみたいところですが、総重量が200グラム以上のドローンは空港周辺や人家の密集地域で飛ばせないなど、航空法の規制対象となります。
また、200グラム未満の場合も、自治体や施設ごとに定められているルールに準拠して楽しむようにしましょう。飛ばしてよい場所なのかわからない場合は、下記のリンクをご覧ください。
※国土交通省:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
充実した製品ラインナップがDJIの特徴 フォトグラファーからのアドバイス
DJIのドローンのラインナップは大変充実したものになっています。また、新機種が投入されるスパンもみじかく、新機種を使用していても翌シーズンには新たな機種が発表されることもめずらしくありません。購入したいときにあるラインナップのなかからもっとも使いやすい機種を選ぶのが得策と言えるでしょう。
機体の大きさと求める画質から、自分にとって最適な一台を選ぶのがおすすめです。
DJIのドローンに関するそのほかの商品 【関連記事】
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米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。 1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。 さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。 写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。