ホームベーカリーの選び方
ホームベーカリーといっても商品によって特徴はそれぞれ、豊富な種類のなかからお気に入りのホームベーカリーをみつけるために、選び方を紹介していきます。ポイントは下記。
【1】パンの容量
【2】イースト自動投入機能があるか
【3】パンのメニュー数
【4】静音性
【5】そのほかの便利機能
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。選び方を詳しく確認したい場合は、下記でご紹介しているので参考にしてみてください。
ホームベーカリーおすすめ10選【メーカー別】
料理研究家の上田のりこさんに、数あるホームベーカリーの中からおすすめしたいメーカーを5つ厳選していただきました。同じホームベーカリーと言っても、各メーカーごとに力を入れている部分が異なるので、自分の好みに合うホームベーカリーを探してみてください。
▼シロカ
サブメニューが豊富で、温度管理の難しいチーズも簡単に作れる!
▼象印
食パン専門店「地蔵家」監修の、耳までやわらかいパンがいつでも自宅で楽しめる!
▼ツインバード
ブランパン作りが可能、美容や健康を気にする意識高い系は必見!
▼パナソニック
高級「生」食パン専門店「乃が美」監修のパンが作れる、唯一のホームベーカリー!
▼タイガー
焼き上がりに自信あり!きめこまかく、しっとりもちもちの米粉100%無添加グルテンフリーパンが食べれる!
▼シロカ|ジャムなどのサブメニューも充実!
シロカといえば、ホームベーカリーが代表的な商品というイメージです。うどんやそば、お餅なども作ることができますが、とくに食パンに重点をおいて考えられているのが特徴。
さらにチーズやフレッシュバター、ジャムなどの食パンには欠かせないサブメニューが充実しています。ほかにも、ヨーグルトを手軽にたくさん作ることができる機能に定評があるようです。
水分量の多いパンにも対応!早焼きパンモードも優秀
約58分で美味しいパンが焼きあがることや、しっとりとして、もちもちした食感が楽しめる高加水パンが楽しめることが魅力の、2022年4月発売のsiroca(シロカ)の新モデルです。
高加水パンは、水分を多く使って作るため、生地がベトベトとして「こねる・成形する」という工程が難しく、発行が進みやすいので作るのが難しいですよね。siroca(シロカ)『おうちベーカリー ベーシック プラス(SB-2D151)』は、そんな高加水パンも、家庭で気軽に楽しめるようにと、内部の羽のスピード・回転数・発酵時間を、何度も研究し挑戦することで可能にしました。
高加水パンや、ブリオッシュをホームベーカリーで楽しみたい方や、パン以外のメニューも作れるモデルをお探しの方はぜひチェックしてください。

シンプルでわかりやすいからはじめてでも安心
メニューは29種類搭載されており、なかでも食パンのメニューはみみのかたさ、ソフトパン、フランスパン風など使い分けられるようになっています。
1斤・1.5斤・2斤と焼き分けもでき、とくに食パンを食べる機会が多い方にはうれしいところ。米粉パンに関しては、グルテンのある・なしの2タイプから選べます。
ほかにも、天然酵母の生種おこしから行なえるコースもあり、さらにヨーグルトやチーズ、バターなどを作る機能もついています。イーストや具材の自動投入はできませんが、音マナーモード機能がついている点と後片づけがラクなところは高く評価されています。
▼象印|ふわふわパンが好き必見!
神戸にある食パン専門店「地蔵家」が設計に携わり、パンの「みみ」までやわらかく焼き上げることにこだわって、高火力と底面加熱ダブルヒーターを組み込んだホームベーカリーを商品化しています。
そのため通常は強力粉のみ、または薄力粉と混合して作られるパンを、薄力粉のみで焼き上げることができるメニューがあるのも特徴です。ふわふわのパンがお好みの方には、魅力的なメーカーだと思います。

お好みのパンを自由にアレンジ
ふっくらと、みみまでやわらかいパンが焼ける「底面加熱ダブルヒーター」構造がアピールポイントですが、かための仕上がりも楽しめるように「ハードコース」もメニューに加えられています。そのほか、食べきりサイズが焼ける「ハーフコース」や、具材をつぶさずに混ぜることができたり、イースト自動投入など便利な機能も搭載。
なによりうれしいのは、工程の途中でアレンジが加えられる「ホームメイドコース」によって、さまざまなパン作りに挑戦できてしまうという点です。
メニューはほかにも国産小麦、天然酵母、米粉、ケーキ、ジャムなど26種類あり、初心者から上級者まで幅広い方におすすめできます。さらに電源コードがリール式で収納できるところも魅力です。
余りごはんでもちもちパンが焼ける
「ごはん入りパンコース」機能を搭載しており、小麦粉に余ったごはんを入れることでパンが焼けます。もちろんタイマー予約もできるため、夕飯の残りごはんで焼き立てパンが楽しめます。
食パンはしっかりした歯ごたえのもちもち食パンとふんわり軽い食感のふんわり食パンの2種類の食感を選ぶことができ、ジャムコースやケーキコースも搭載しています。
また、急いでいるときには2時間で焼きあがる早焼きコースもあります。
▼ツインバード|糖質制限中の方の強い味方!
ツインバードのホームベーカリーは、お求め安い価格が魅力です。そして少し価格は上がりましたが、ブランパンがメニューに加わった商品が発売されたことで、さらに人気の高くなったメーカーでもあります。
ブランとは小麦の外皮のことで「フスマ」と呼ばれ、食物繊維やたんぱく質、ミネラルが豊富に含まれおり、その部分を使用して作るパンはとても低糖質。そのため、とくに美容や健康について意識の高い方におすすめできる商品です。

美容と健康を大切にしたいあなたに
「おいしく、楽しく、きれいになる」をコンセプトに開発されたホームベーカリーです。糖質制限食であるブランパンを自宅で作ることができるのが魅力。もちろんほかにも小麦粉のパンやご飯パン、お餅、やきいも、甘酒などバラエティー豊富なメニューがそろっています。
また「こねる・発酵・焼く」の機能が分かれているので、慣れてくればオリジナルのパンを作ることも可能。ブランパンを焼くには専用のミックス粉が必要ですが、どのメーカーの粉でも使用でき、レシピブックもセットになっているのではじめてでも問題なくおいしく作ることができます。
シンプルな設計ですがタイマー予約ができるようになっているのも便利です。
▼パナソニック|有名店の味が自宅で楽しめる!
お米からパンを作るホームベーカリー「GOPAN」で人気となったパナソニック。今では多くのメーカーのホームベーカリーでご飯からパンを作ることができるようになったこともあり、新たにメニューが加えられました。
それが、ずっしり・どっしりとした焼き上がりのきめのこまかい生地と、モチモチの食感が楽しめるという「パン・ド・ミ」コースです。重量感のある食べ応えのパンがお好みの方へおすすめしたいメーカー。
なお、高級「生」食パン専門店「乃が美」が監修したメニューが作れる、唯一のホームベーカリーとなります。

1年中安定したおいしいパンが焼ける
どんな種類のパンも手軽に作ることができるようにと、充実した機能が搭載されています。翌日までしっとり感が楽しめる「パン・ド・ミ」や人気の「生食パン風」、ドライ天然酵母を使った「無添加パン」、そしてグルテンフリーや低糖質生地などさまざま。サブメニューの生チョコやあんまで含め、全41種類のオートメニューがそろっています。
どの季節でも安定したおいしいパンが焼けるように、生地を捏(こ)ね上げた後にイーストが自動投入される「中麺法」を取り入れ、温度センサーで管理されるシステムになっているのもポイントです。
また、ねり速度を巧みに変えられる機能と「発酵」「焼成」をお好みに設定できるマニュアル機能で、さまざまなアレンジパンを作ることができます。充実の機能で本格クオリティのパンを作りたい方におすすめです。
▼タイガー|焼き上がりに自信!
炊飯器のノウハウを生かした焼き上がりに自信
魔法瓶や炊飯器の製造技術が高いことで知られているタイガーですが、その性能は最新のホームベーカリーにも活かされています。
パン焼きケース側面に設けられたIH機能もそのひとつで、炊飯器の内釜と同様の遠赤外土鍋構造が取り入れられています。その焼き上がりは、かなりの自信を持って作られているといえるでしょう。
機能性にもすぐれており、初心者さんでも安心して使用可能。上級者にとっても納得のメニューがそろっています。

安定した焼き上がりを追求したベーカリー
生地・庫内・室温の3つのセンサーで、パン作りに重要なきめこまかい温度管理ができます。
さらに、パン生地をこねる際にも生地温度が上昇しすぎないよう冷却ファンが作動する「温感仕込み」機能によって、いつでも安定したおいしいパンを焼き上げることができるというホームベーカリーです。
また、専用の「グルテンフリー米粉」を使用し、小麦アレルギーなどにも対応可能な米粉パンをふっくら焼く技術も搭載。
そのほか、大豆粉食パン・無塩食パン、うどんやお餅などを含め、全36種類の豊富なメニューがそろっています。イーストや具材の自動投入・予約タイマーなど、豊富な機能性も求める方におすすめです。
「ホームベーカリー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ホームベーカリー メーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのホームベーカリー メーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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【最後に】料理研究家のアドバイス
パン以外に作れるサブメニューで選ぶのもあり
ホームベーカリーは、ひとつのメーカーからも数種類のタイプが販売されており、選ぶのが難しいと思います。まずはどんなパンを作りたいのか考えてから、それぞれの機種のアピールポイントをチェックしてみましょう。そして気になるサブメニューがあれば、なおさらよいですね。
次に本体の寸法を確認して、設置場所に収まるのか確認しましょう。ホームベーカリーは出し入れが気軽にできるようには設計されていないものが多いため、できれば設置したままで使用するのがおすすめです。
そして、どのくらいの頻度で使用するのか、作れる容量などによって価格も決まってくるはずです。思うように使いこないせるようになるには、しばらく時間が必要ですが、どのメーカーでもおいしく焼き上がるでしょう。
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東京都出身 長野県在住。 ベーカリーに勤務しながら大手教室に通い、師範取得。 その後、自身の小さな工房である、無添加・手作り工房『きゃっとてぃる』を開き、パン・お菓子の販売・教室などを行ってきました。 そして現在は【ノンシュガー・トランス脂肪酸フリー・ストレスフリーなお菓子と料理】をコンセプトに、心と身体のバランスを大切にしたレシピを日々考え、提案しています。 ・料理研究家 ・食育インストラクター ・紅茶コーディネーター ・パン講師マイスター ・ガーデンデザイナー ・食品衛生責任者