防水テレビのタイプ(チューナーのタイプ)
お風呂で使用できるテレビには大きく分けて「一体型」と「分離型」の2種類があります。それぞれに特徴がありますので、しっかりチェックしましょう。
▼本体だけでテレビが観られる「一体型タイプ」
「一体型タイプ」は、テレビとチューナーが一体になっているタイプ。本体だけでの視聴が可能で、電波が届くところであれば、自宅のどこでもテレビが観られます。もちろん、電波が届けば、アウトドアや車の中でも視聴可能。
しかし、チューナーを内蔵しているため、本体サイズがやや大きくなるのと、密室場所が電波が届きにくい環境になってしまうのがデメリットです。
▼録画やDVD再生など、多機能な「分離型タイプ」
「分離型タイプ」はテレビとチューナーが分かれているタイプ。テレビの電話を受診するチューナーを子機に設置し、そこから電波で本体にアンテナを繋ぎます。チューナーを付けなければテレビ視聴はできませんが、その分、録画機能やDVD再生といった機能性が充実しています。言うなれば小型のテレビです。
画質も高く、映像が綺麗なタイプが多く、インターネットによる動画視聴ができるものもあります。お風呂で使用する際は、チューナーを繋ぐことは難しいですが、録画したドラマや映画、無線でインターネットに繋げて動画サイトを観るといった使い方ができます。
お風呂用の防水テレビの選び方
それでは、お風呂用の防水テレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】防水性能
【2】画質
【3】画面のサイズ
【4】連続再生時間
【5】その他の便利機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】防水性能をチェック
防水テレビで一番重要なのは、防水能力の高さです。水滴がつく程度であれば防水能力が低くても問題ありません。ですが、お風呂場での利用を想定しているのであれば、しっかりとしたモデルを検討しておくとよいでしょう。
防水能力はIPX○○とかかれた数字で判断することが可能です。数字が大きいモデルほど、防水能力が高いので、防水お風呂テレビを選ぶときに必ずチェックしておきましょう!
(★)防水等級の一覧表




【2】画質をチェック
お風呂のような奥まったスペースや、マンションの電波が届きにくい場所で使用する場合。必ず「ワンセグ」対応か確認しておきましょう。
「フルセグ」は画質がよい分、地デジの電波をしっかりと受信できないと、遅延や画像のざらつき、受信不可になってしまいます。対するワンセグは、スマホや自動車のナビなどにも使用されており、電波が届きやすいのが特徴です。
フルセグ、ワンセグ両方対応か、もしくはワンセグ対応モデルを選ぶと安心ですよ。
【3】画面のサイズをチェック
画面のサイズは、タブレットで主流の10インチを目安に考えると想像しやすいでしょう。
●15インチ以上
:テレビをしっかり設置し、テレビ視聴する際に便利
●10インチ〜15インチ
:より手軽に持ち運びも可能で、お風呂にもちょうどいい
●10インチ以下
:小型でスマホのように楽しめる
お風呂用に防水テレビを視聴する際は、多くの場合、浴槽のふちの部分にテレビを置くことになります。そのため、10インチ〜15インチほどだと、設置しやすく、画面の迫力もあるでしょう。そこを目安に、部屋のどこでも楽しむか、よりコンパクトに楽しむか、自分の好みに合わせて選びましょう。
【4】連続再生時間をチェック
防水テレビの再生時間は、たいていの機種で3〜4時間ほど。お風呂で使用する場合は、大きく気にする必要はないかもしれませんが、お風呂以外でも使用することを想定して検討しておきましょう。再生時間が長ければ、それだけ充電する回数も少なくなりますよ。
【5】その他の便利機能をチェック
上記で紹介した選ぶポイント以外にも、大切な機能はいくつかあります。ここでは、あるとより嬉しい機能についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
(a)Wi-Fiに対応しているかどうか
Wi-Fiに対応していると、NetflixやHulu、Amazon Prime、YouTubeといった動画配信サービスも視聴できます。特にチューナー分離型タイプの場合ですが、こちらの機能もチェックすることでお風呂の時間をより楽しめますよ。
(b)録画機能があるかどうか
最近の防水お風呂テレビの一部モデルは今やっている番組の視聴だけでなく、録画した番組の再生が可能なモデルも販売されています。
アニメやドラマを撮りだめして視聴したり、ニュースのチェックをお風呂でおこなったり。リラックスできるお風呂タイムをより楽しく、便利に活用できます。その分テレビ本体の価格が高くなりますが、お財布に余裕があれば録画機能があるモデルをおすすめします!
▼エキスパートのアドバイス
防水テレビであっても、家電製品ということを忘れてはいけません。防水パッキンやボタンに付着した水は、一応取り除いておくとよいでしょう。
そして、充電時には完全に乾いた状態でないと充電してはいけません。機器故障だけでなく、感電のリスクもあるため、乾いているのを確認するだけでなく、使用後に半日程度おいて充電する方が安全ですよ。
2022年・2023年発売の新商品
まずは、2022年・2023年発売の新商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
スマホ画面をお風呂で見られるミラーリング機能付き
施工工事を必要とするタイプの防水テレビです。
スマホの画面を浴室テレビにミラーリングし、ネットフリックスなどをはじめとしたVODやYouTubeなども見られるモデル。そのため、お風呂に入る際、スマホに防水ケースをつけたり、ジップロックに入れたりといった手間がかかりません。
もちろん、地デジ・衛星放送(BS・110度CS)の受信に対応しており、テレビ番組も見られるため、お風呂時間がより楽しみになりますよ。
お風呂用の防水テレビおすすめ10選
それでは、お風呂用防水テレビのおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

お風呂で入って一緒に洗ってもOK
シャワーの水がかかっても動作するクラスの防水性能を備える防水お風呂テレビ。浸水も予防できるIPX7相当の防水性能があるので、入浴中だけでなく、シャワー使用時でも外に出す必要がありません。今日はゆっくりお風呂につかりたいなというときは、入浴剤で好みの香りを楽しみながら、テレビをのんびり眺めるのもいいものですよ。
シャワーで水をかけても耐えられるつくりになっていて、使用後はそのまま水洗いをすれば、いつでもきれいな状態で使用できます。蒸気や水垢などによる画面の汚れには、食器用の中性洗剤で洗えばオーケーです。
チューナーは内蔵型ではないため、キッチンやリビング、寝室などに持ち歩きも可能。10型と15型がありますので、お風呂で大画面の視聴も可能です!

テレビを観ながら裏番組録画もできるモデル
外出中に放送されていた番組も観たいという方は、チューナーにハードディスクを搭載した本製品がぴったり。帰りが遅いという方も、外出中に放送された映画や歌番組などを観られます。録画予約はテレビ画面でタッチすればかんたんにおこなえますので、はじめて使う方でも戸惑いは少ないはず。
テレビを観ているときにもう1つ観たい番組がある場合も、チューナーをWで搭載していて、裏番組録画にも対応。CMの合間にチャンネルを変えなくても、あとで余裕をもって観られますよ。テレビをつけていないときは2番組まで録画できますので、ドラマをよく見るといった方や、兼用したい場合にもおすすめです。
災害時にも役立つ長期保管型テレビ
電源は手回し、AC100V、乾電池、モバイルバッテリーと4つの方法に対応しています。コンデンサー充電池を採用しているため、10年間放置していても充電可能です。
災害時の情報収集やテレビ、ラジオ放送なども聞けるので1台保管しておきたい商品です。
他にも停電時に役立つLEDライトや居場所を知らせるサイレン機能も搭載しています。IP54相当に対応しているため、ほこりや水の飛沫などから内部を守ります。

タッチパネルで選局や音量調整も手軽に
リビングで使用するテレビと違い、防水お風呂テレビは手が濡れている状態での使用がほとんどなので、リモコンで操作できないことも。こちらの商品はタッチパネルで操作できるため、チャンネルを変えたり音量調整も指先で変更できます。スマホ画面を使うときのように、左右上下のスワイプ、ピンチイン、ピンチアウトで操作もできます。
画面には撥水コーティングが施されていて、指で操作をしても指紋がつきづらいところもポイント。画面のお手入れがしやすいということは、食材や調味料が跳ねることのあるキッチンでの使用にも向いています。ふきんでささっと拭き取りやすく、気兼ねなく使用できる1台です。テレビ自体も軽いので、お風呂以外の場所でも活躍してくれますよ。

バスタブのフチにも置けるミニマムサイズ
大画面もいいけれど、とにかくコンパクトなサイズの商品がほしいときは、手のひらサイズでワンセグが楽しめるこちらがおすすめ! どこにでも置けるサイズ感で、一人暮らしのバスタブやキッチンで使えます。寝転がりながらテレビを観るのにも重宝します。
防水お風呂テレビとしては珍しく、AMとFMラジオも聴取可能。テレビで観たい番組がなければラジオのチャンネルを回してみましょう。新しい音楽との出会いや、お得なグルメ情報などを知れるかもしれませんよ。
DVDも楽しめるIPX6仕様
DVDプレイヤーつき防水テレビです。9インチというまずまずの大きさで、DVD以外にもSDカードの再生にも対応しており、コストと性能のバランスが非常にいいのが特徴。リモコンがついているので、離れた場所からでも操作が可能なのもうれしいポイントです。
また、シガーソケット用の電源コードも標準で付属するため、車内での使用のしやすさも評価できます。インドアだけでなくアウトドアでもしっかりと活躍してくれる製品を探している方はぜひチェックしてみてください。
触れるだけで操作できるタッチスイッチ採用
映像や音声にあわせて標準、ダイナミック、映画、音楽、静音と5つの視聴モードが選択できます。画質も音質も良く、地デジ・BS・CSを受信できます。
LEDバックライトを採用し上下左右160°と幅広い視野角、浴槽に入っていても正面と変わらない映像を楽しめます。
パネルに触れるだけで操作できるタッチスイッチを採用しています。フラットなデザインのため掃除もしやすいです。
この価格でお風呂設置型!
施工工事を必要とするタイプの防水テレビです。
据えつけタイプになるため、充電を行なったりする必要がないのが非常に大きな利点。お風呂にテレビがついているという高級感に浸れる機種になっています。
もちろんアンテナケーブルを接続してフルセグ視聴になるため、普通のテレビの画質で視聴をすることが可能。視聴予約やオフタイマーなどのかゆいところに手が届く機能も見逃せません。お風呂場を素敵に演出したい方におすすめです。
32型の超大型お風呂テレビ
先ほどご紹介したツインバードの『VB-BS125』と同様、施工工事が必要なモデルです。
こちらは、32インチと通常お風呂以外でも使えるレベルの大きさです。さすがに高額にはなりますが、それに見合った高級感と没入感で、あなたのお風呂場をワンランク上のリラックススペースにしてくれることでしょう。
HDMIも1系統ついているため、ChromeCastなどと組み合わせてネット動画を楽しむことも可能です。また、Bluetoothスピーカーに音声を飛ばすこともできるため、こだわりを満たす充実した空間が手に入るでしょう。最高級のぜいたくを楽しみたい方に、ぜひともおすすめしたい一品です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る お風呂用防水テレビの売れ筋をチェック
Amazonでのお風呂用防水テレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのテレビもチェック
まとめ
本記事では、お風呂用の防水テレビについて、種類や選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
商品を選ぶ際は、それぞれのチューナーのタイプの特徴を抑えた上で、下記の5つのポイントを抑えておきましょう。
【1】防水性能
【2】画質
【3】画面のサイズ
【4】連続再生時間
【5】その他の便利機能
上記のポイントを抑えることで、より使いやすいお風呂用の防水テレビを選べるはずです。
入浴時間は1日の中で最も至福な時間のひとつ。入浴剤を使用して、マッサージをしたりなど、様々なリラックス方法があります。特に、お風呂用のテレビは、時間を気にすることなく、ゆっくりと快適に過ごすためのアイテムでもあります。そのため、デザインや防水性だけでなく、ぜひ本記事を参考に、様々な機能をチェックして、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。