たい焼き器とは?
たい焼き器とは、その名の通りたい焼きを焼くことができるアイテムです。たい焼き店で見たことがあるような大きなプレートではなく、家庭で楽しめるようなコンパクトなプレートで熱々のたい焼きを作ることができます。直火で焼くものから、IH式、コンセント式などさまざまな種類があるので、用途にあわせて選んでいきましょう!
家庭用のたい焼き器は複数一度に作れるタイプが主流。老舗のたい焼き有名店で見かける「一丁焼き」(たい焼き1枚ずつ焼く焼きゴテ)はあまりありません。
またなかには、たい焼きのみを作る専用の商品ではなく、アタッチメントプレートが数枚ついており、たい焼き以外のホットサンドを楽しめる商品もあります。選び方を詳しく解説していくので、最後まで要チェックです!
たい焼き器の選び方 直火やIH対応、電子レンジも!
ここからはたい焼き器の選び方をご紹介します。ポイントは下記6点!
【1】焼き上がりや使い方に合わせて加熱方式を選ぶ
【2】プレートの素材で選ぶ
【3】収納も考慮して両面式 or 片面式を選ぶ
【4】一度に作れる数で選ぶ
【5】作れるたい焼きのサイズで選ぶ
【6】羽根つきたい焼きを作るには「縁取り付き」を選んで
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】焼き上がりや使い方に合わせて加熱方式を選ぶ
たい焼き器は、大きく分けて「直火タイプ」「電気タイプ」「電子レンジタイプ」の3種類です。それぞれの特徴をみていきましょう。
直火式|焼き目がしっかりとつく本格派
屋台でよく見かける鯛焼き器は「直火式」のものではないでしょうか。家庭のガスコンロで作れるたい焼き器が販売されています。屋台のものよりもたい焼きの個数を減らしているので、コンパクトに収納可能。
両面にこんがり焼き目がつき、たい焼きらしい皮のカリカリ食感を楽しむことができます。外側の「皮の羽」を作りたい方にもおすすめ。海外製の鯛焼き器が多いなか、鉄製は日本のメーカーが作っていることも多いです。
IH式|対応しているか事前にチェックして
ガス式のキッチンが減っている住宅事情に合わせ、IHに対応できる鯛焼き器も登場しています。IHは均一に熱が伝わるので、頭からしっぽまでふわふわのたい焼きを作ることができます。
IH対応可能の鯛焼き器は、直火でも使える場合が多くあります。現在ガスコンロを使用している方でも、悩んだときにはIH対応可能のものを選ぶといいでしょう。
電気式|パーティーや子供との手作りにぴったり
ホットサンドメーカーのように、コンセントに繋いで作れる鯛焼き器もあります。キッチン以外のリビングなど、コンセントさえあれば場所を選ばずに使えます。
短時間で焼き上がるので、みんなでわいわい集まりながら作るのにも活躍する、楽しいアイテムでしょう。なかには、違うプレートを活用して、たこ焼きやホットサンドを作ることができるものもあるので、チェックしてみてください。
BRUNO(ブルーノ)『ホットサンドメーカーダブル用プレート』
こんな商品も! ホットプレートのアタッチメントを変えると色々な形のお菓子や料理が作れる商品もあります。こちらのBRUNOのホットサンドプレートは、たい焼き以外にもワッフルやドーナッツ型のお菓子が作れます。
>> 楽天市場で詳細を見る電子レンジ式|簡単にふんわり仕上がる
コンロやIHを使わなくても、電子レンジでたい焼きが作れる鯛焼き器もあります。火を使わないので、子どもと一緒でもかんたんに楽しく作ることができます。
焼くわけではないのでカリカリにはなりませんが、ケーキのようなふわふわな仕上がり。また、焼き目ができない分、生地の色がわかりやすくなります。抹茶やココアなどで色を付けて、カラフルなたい焼きを作ってみてはいかがでしょうか。
【2】プレートの素材で選ぶ
鉄製とアルミニウム製で、たい焼きのカリカリ感や鉄板の焦げつきにくさに違いがあります。使用頻度や目指すたい焼きに合わせて、プレートの素材を選びましょう。
▼鉄|耐久性があり、カリッと仕上がる
鋳物製の鯛焼き器は、価格が高めで重量も重いものが多いですが、その分耐久性があり、長く使うことができます。焦げ付いて鉄板にくっつくことも多く、焼き方には工夫が必要。慣れるまでは失敗することもあるかもしれませんが、本格的なたい焼きを作ることができます。
カリッとした焼き上がりのたい焼きを自宅でも楽しみたいなら鉄製がおすすめ。
▼アルミニウム|フッ素加工なら焦げにくくお手入れラクラク
アルミニウム製のものは、あらかじめ鉄板にフッ素加工を施しているものが多く、焦げつきにくいのが特徴。焼きやすいのはもちろん、洗いものもらくにできます。ただし、使い方によっては加工が取れてしまうこともあるので、長く使うには向いていないという一面も。
本格派には物足りないかもしれませんが、子どもと一緒に作ってみたい、など気軽に楽しく使うには、アルミニウム製の鯛焼き器がおすすめです。
>>>プロからのワンポイントアドバイス
たい焼き屋さんで多く使われている鉄製のたい焼き器は、熱伝導・耐久性がよく、パリッとした食感のたい焼きを作ることができます。重さがあり、扱いにくさはありますが、本格的に作りたいひとにおすすめです。
アルミ製のたい焼き器も熱伝導がよく、表面をカリカリに焼くことができます。鉄製よりも軽く扱いやすいので、女性や子どもでも手軽に使うことができます。
アルミ製は油が馴染みにくいので、くっつきやすいですが、フッ素樹脂加工しているものを選べば、型からきれいに外せて、お手入れもラクになります。
【3】収納も考慮して両面式 or 片面式を選ぶ
一般的によく見かけるのは両面式ですが、薄型の片面式鯛焼き器もあります。収納スペースを考えつつ、両面式か片面式か選んでみてください。
両面式|初心者でもキレイに焼きあがる
両面式の鯛焼き器は、片面ずつ作ったたい焼きをプレスして焼いて使います。プレスするだけでかんたんに1匹のたい焼きが完成し、片側ずつ焼いて自分で合わせる面倒がありません。
両面分の型がついている分、収納スペースをとってしまいますが、はじめての購入で失敗をしたくない方は両面式の鯛焼き器がおすすめです。
片面式|コンパクトで収納しやすい
片面式の鯛焼き器は、片側ずつしか焼くことができないので、両面にしようと思うと自分でくっつけなければいけない手間があります。焼いたものを剥がして、もう1枚が焼けたらきれいにくっつける作業があるので、失敗しやすくやり方に工夫が必要。
しかし片面式の鯛焼き器は、薄型のフライパンのような形で、収納するときに場所を取らないのがメリットです。収納スペースに困っているなら片面式の鯛焼き器がおすすめです。
【4】一度に作れる数で選ぶ
大きなたい焼きを1〜2個作れるタイプやミニたい焼きをたくさん作れるタイプなど、それぞれの鯛焼き器によって一度に作れる数が変わってきます。
家族や友達とわいわい楽しみながら作りたい方は、たくさん作れるミニたい焼き器がおすすめ。数はそれほど気にしないという方は、少ない個数のコンパクトな鯛焼き器でもじゅうぶんでしょう。
【5】作れるたい焼きのサイズで選ぶ
家庭用たい焼き器で作れるたい焼きのサイズは商品によってさまざま。頭からしっぽまで、あんこやクリームをたっぷり詰めたたい焼きを食べたいなら、大きめサイズがおすすめです。ハムやチーズなど惣菜系たい焼きも作りやすいです。
たこ焼き以外でもパーティーのようにたくさんの具材を入れて楽しみたいのであれば、ひとくちサイズの小さい鯛焼き器もいいでしょう。
>>>プロからのワンポイントアドバイス
家庭用のたい焼き器の大きさは、機械によって異なります。一般的に売られているたい焼きの大きさは横幅13〜14cm、縦幅8〜9cmくらい。だいたい大人の片手に収まるくらいの大きさと考えるといいでしょう。
たい焼き器に記載されている、ひとつあたりのできあがりサイズを確認して、自分に合ったサイズを選んでみてください。一般的なサイズであれば、ひとつで満足感のある量が作れます。小さいたい焼きはたくさん作ってパーティーのおやつにおすすめです。
【6】羽根つきたい焼きを作るには「縁取り付き」を選んで
たい焼きの外側にある、パリパリした羽根を楽しみたい方もいるのではないでしょうか。自宅でたい焼きを作る際には、自由に羽根を付けられるので欲張ってしまいがちですが、生地を多く流し込むと鉄板から溢れ出て、調理器具を汚したり焦がしてしまったりする可能性があります。
大きな羽根付きたい焼きを作る予定の場合は、縁取りのしてある鯛焼き器を選ぶのがおすすめです。鉄板の周りに縁取りがあれば、たくさん生地を流し込んでもある程度は外へ出るのをとどめてくれます。
たいやき器のおすすめ12選
ここまでご紹介したたい焼き器の選び方のポイントをふまえて、フードコーディネーターの細野(倉田) 沙也加さんに選んでもらったおすすめ商品と編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。
小腹が空いたときにぴったり
手軽にたい焼きを食べたいときに使えるたい焼き器です。焼きあがるたい焼きのサイズは小さめで、約3分で作ることができるので小腹が空いた際のおやつとして楽しめます。お子さまのおやつとしても簡単に焼き上げることができます。

本格派! 南部鉄器製のたい焼き器
ガス火専用、南部鉄器製で1度に2個焼き上がるたい焼き器になります。型のサイズは横12×縦6.5cmなので一般的よりやや小さめサイズ。
ガス火で作るたい焼きは、外側はカリッと中はモチっと仕上がるのが特徴。厚みのある南部鉄器は、蓄熱性があり蓄えた熱が効率よく伝わるので、ムラなく焼くことができます。
型に油をひいて、充分に温めてから生地を流し込むのがおいしく作るポイント。本格的に作りたい方におすすめの商品です。
お手入れもかんたんなたい焼き器
アルミニウム製のフッ素加工で1度に2個焼き上がるたい焼き器です。フッ素加工してあるので、焦げ付きにくく、油をひかなくても上手に焼くことができるのが嬉しいポイント。お子様のおやつにぴったりです。
ひとくちサイズのミニたい焼き、パーティーでも活躍
「ちょこっとグリル たい焼き器」は、その名のとおりひとくちサイズのかわいいたい焼きを作ることができます。リビングでも使えるコンセントタイプで、みんなでわいわいパーティーで作ると楽しいアイテムです。
鉄板は片面式なので、初めは左右を重ね合わせるのが難しく感じるかもしれません。誰がいちばん上手に作れるか、ゲーム感覚で楽しむのもいいでしょう。
ホットサンドメーカーのプレートを付け替え作れる
「BRUNO」のホットサンドメーカーは、付属のプレートを付け替えてたい焼きを作ることができます。大きなたい焼きが2個作れる両面式。機械自体はスリムなので、収納にも困りません。
BRUNOに付属するたい焼きの型は、うろこが編み目で目もつぶら。どこか洋風のおしゃれでかわいいたい焼きを作ることができます。
電気タイプでかんたん、約3分で焼き上がります
「LITHON」の鯛焼き器は電気タイプで、コンセントに繋いでかんたんにたい焼きを作ることができます。鉄板に生地や具材を入れ、約3分加熱すれば2匹のたい焼きが焼き上がります。毎日のおやつ時間にも使えます。
プレートはフッ素樹脂加工済みで焦げつきにくく、お手入れがしやすいのもポイント。薄型の機械は立てて収納することもできます。
鉄製の鯛焼き器、木の持ち手は和の雰囲気も
鉄製品の製造を多く手掛ける「池永鉄工」の鯛焼き器は国産鉄製の本格タイプです。ガス火専用で、焼き目こんがり、皮はカリカリのたい焼きを作れます。木でできた持ち手は、たい焼きらしい和の雰囲気を感じられます。
鉄の鯛焼き器は重みもありますが、屋台風のスタンダードなたい焼きを家庭で楽しみたいという方におすすめの商品です。
縁取りしっかりで小ぶりな羽根付きたい焼きも
「タミさんのたい焼器」では、ちょっと小ぶりなミニたい焼きを4つ作ることができます。サイズは小さめですが、鯛焼き器の素材は鉄製なので、本格的なカリカリたい焼きが食べられます。鉄板の外側は縁取りがしっかりしてあるので、羽根付きたい焼きにも挑戦しやすいです。
両面式ですが、鉄板は2つに分解可能。使った後は洗いやすく、清潔な鉄板を長く使うことができます。
5枚のプレートで種類豊富
5種類のプレートが付いている名前の通り”マルチ”なたい焼き器です。たい焼き・ホットサンド・ワッフル・ドーナツ・焼きおにぎりの5パターンを楽しむことができるので、飽きの来ないおやつを味わうことができます。
プレートは取り外して、丸ごと洗うことができるので手入れが面倒な方でも使いやすいでしょう。おやつのレパートリーが欲しい方におすすめです。
アウトドア用としても使えるたい焼き器
自宅のガスコンロや、アウトドア用ガスバーナーでたい焼きを作ることができるたい焼き器です。ガス火専用のたい焼き器なので、キャンプやバーべキューの際も大活躍することでしょう。
また、こちらの商品は、アルミで出来ており、熱伝導率が高いため強い火で熱すると約10~15分程度で焼き上がり待ち時間が少なくたい焼きを食べることができます。よくキャンプに行く方や、小さいお子様がいる方におすすめです。
たい焼き以外の焼き物も楽しめる
電気を使って焼き物を作るたい焼き器です。プレートの種類は3種類あり、たい焼き・ワッフル・ホットサンドを作ることができる万能性に優れた商品です。3種類のプレートはそれぞれ取り外しが可能なので、洗う際も簡単です。電気で焼くタイプなので、食卓に置いてホームパーティーの際も大活躍でしょう。お子さまも焼く工程が見れるので、調理を一緒に楽しむことができます。たい焼きのほかにもいろんな焼き物を楽しみたい方におすすめです。
お子さまと一緒に調理できる
おもちゃで有名なメーカー・タカラトミーが販売しているたい焼き器です。レンジで調理ができるので、お子さまとの調理も安全にでき一緒に楽しむことができます。記事を作る際に使う容器も付属なので、はじめから調理したいお子さまにぴったりです。焼き上がりは電子レンジで作るため、ふわふわした蒸しパンのような食感になります。安全面も考慮しながら、お子さまと一緒に料理をしたい方におすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする たい焼き器の売れ筋をチェック
楽天市場でのたい焼き器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
美味しい王道たい焼き&ホットサンドの作り方
たい焼き器では、たい焼き以外にも工夫次第でさまざまなものを作ることができるので、そのレシピをご紹介します。
尻尾まで餡がぎっしり! たい焼きの作り方
ガスコンロ(ガス火)に対応しているたい焼き器で作っていきます。
1.あんこを50gずつ分けて、たい焼き器の型よりも少し大きめにしておく
2.薄力粉、重曹、ベーキングパウダー、を合わせてふるい、ボウルに入れる
3.卵を溶いたら、水、砂糖、塩を入れてよく混ぜる(泡だて器があると便利)
4.2に3をダマにならないように少しずつ加え、泡だて器で混ぜる
5.サラダ油を少量加え、冷蔵庫で30分寝かせる
6.たい焼き器を弱火で加熱し、片面に大さじ1杯くらいの生地を流す
7.生地が固まったら、もう片方にも同じく大さじ1杯の生地を流す
8.に1のあんこを乗せたら、その上に大さじ1弱の生地を流す
9.そのまま蓋をし、両面がこんがりとした焼き目がつくまで焼く
10.尻尾まであんこがぎっしり入ったたい焼きが完成!
好きな具材でホットサンドも
何とたい焼き以外にホットサンドも作ることができます!
1.たい焼き器にバターを溶かす(上下ともに)
2.サンドイッチ用の食パンを潰し、ぺたんこに
3.たい焼き器にのせ、ウインナーやチーズなど好きな具材を入れて焼く
4.たい焼き型のホットサンドが完成
フードコーディネーターからの購入アドバイス
選び方のポイントを参考に、自分がどのようにたい焼き器を使いたいのか、必要な機能や予算を具体的に考えて、選んでみましょう。
おいしく作るコツとしては、しっかりと予熱をしてから生地をいれること、そして様子を見ながら、適温を確認し、ほどよい焼き上がりを把握することです。
上手く焼けるとお店のような仕上がりに近づけるかも。上達するまでの過程も楽しめる、たい焼き器をぜひ試してみてください。
そのほか子供と一緒におうちで作れるおすすめ商品はこれ!
使用する場面や好みの仕上がりを考えて、たい焼き器を選ぼう
この記事では自宅で作れるたい焼き器の紹介をしてきました。たい焼きの個数やサイズ、加熱方法によるできばえなどたい焼きメーカーによってさまざま。使用する場面やお好みの仕上がりをあらかじめ考えておくと、たい焼き器を購入するときに選びやすくなるでしょう。
今回紹介したたい焼き器は、加熱方法やプレートの素材、たい焼きのサイズなどがそれぞれ違うものです。気に入ったものがどこで売ってるのか気になった場合は、一緒に購入サイトも記載しているので、一度検討してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。