壁掛け扇風機のメリット・デメリット
壁掛け扇風機のメリット・デメリットをあげるならば、次の通り。
【メリット】
・大型扇風機とは違い、床のスペースが無くても使える。
・コードに足をひっかけたり、羽根に手を触れたりしづらく、子どもやペットがいても安心して使える。
・高いところから風を送って、効率的に空気を循環させられる。
【デメリット】
・壁に穴を開けて設置する手間がある
・強度の高い壁を選ぶ必要がある。
壁掛け扇風機の特徴を踏まえたうえで、使いやすい商品を選んでいきましょう!
壁掛け扇風機の種類・タイプ
壁掛け扇風機には大きく分けて「リモコンタイプ」と「引き紐タイプ」の2種類があります。設置場所によって使いやすさが変わりますので、しっかり確認しましょう。
リモコンタイプ|高い位置に設置しても遠隔操作できる
リモコンタイプは、部屋の高い場所や広い部屋の遠くの場所など、手が届きにくい箇所に設置する場合にピッタリです。
エアコンのように、遠くからでも風量の強弱や首振りなどを操作できるため、大変便利です。
引き紐タイプ|狭い空間ならシンプル操作でラク
狭い空間で使用する場合は、引き紐タイプがおすすめ。たとえば脱衣所やキッチン、洗面所のような場所で使いたい場合にはおすすめです。これは、紐やツマミを直接操作して使うタイプ。シンプルな操作なので、リモコンタイプに比べて使いやすいのが魅力。
また、引き紐タイプは比較的低価格な商品が多いので、リーズナブルな扇風機を探している人におすすめです。
壁掛け扇風機の選び方
それでは、壁掛け扇風機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】設置場所
【2】ファン(羽根)の枚数やサイズ
【3】首振り範囲
【4】風量調節機能
【5】タイマーなどの便利機能
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】設置場所をチェック
壁掛け扇風機は壁に固定するため、取り付け位置がかなり重要です。しかも、一度設置すると移動が大変で、首振り機能を使うには左右にもスペースが必要。
また、コンパクトとはいえ重量が3kg前後あるので、柔らかい石膏ボードなどでは落下の恐れがあります。取り付ける壁の材質や構造、強度に注意が必要です。設置場所をどこにするか、事前によく検討しましょう。
賃貸の場合は、突っ張り棒や壁美人、ラブリコなどを使ってDIYをするかクリップ型の扇風機であれば、取り付け金具を使わずとも壁掛け扇風機を利用できます。これらは全てニトリで販売されていて、取り付け方も簡単です。
【2】ファン(羽根)の枚数やサイズをチェック
扇風機は5枚羽根で直径30cmがスタンダードです。羽根の直径が大きくなるほど風が強力になり、羽根の枚数が増えるほど音が静かになると言われています。リビングなど広い部屋では直径が40cm程度で、枚数が多いタイプがおすすめ。
一方、脱衣所やキッチンなど狭い空間ではスタンダードタイプ、卓上などのスペースがない空間では直径20cm程度の小型タイプでじゅうぶんです。
【3】首振り範囲をチェック
首振りの範囲もチェックしておきたいポイント。上下左右、どこまで首振りするのかなど、機種によって様々です。また、首を下に向けた際、風がしっかり届くかも確認しておきましょう。
空気を攪拌させるためにサーキュレーターとして使用する場合は、とくに重要なポイントです。上下左右に広範囲で首振りするものを選ぶといいでしょう。
【4】風量調節機能をチェック
風量調節機能もしっかりチェックしておきましょう。
例えば、風量が「弱・中・強」、「1・2・3・4・5」など、段階で調節できると、気温や湿度などに合わせて快適な風量に合わせることができます。
もちろん、調節段階が細かいほど、価格は高くなる傾向にありますので、予算と相談しながら検討してくださいね。
【5】タイマーなどの便利機能もチェック
壁掛け扇風機は設置場所が高いので、座ったままで操作できるリモコンは必須です。電源だけでなく、風量やモードなども手元で変えられるフルリモコンを装備したモデルが増えています。
リビング用ならタイマー付きかどうかもチェック。切りタイマーのみか入りタイマーもできるか、設定時間もモデルによってさまざまです。自分が使いたい時間にセットできるかを要確認です。
一方、風呂やキッチンは使用時間が限定的なので、タイマーや複雑な送風モードは必要ありません。空間も狭いので、リモコンをわざわざ操作するよりも、ひもを引っ張るだけで操作できる「引きひもタイプ」のほうがおすすめです。リモコンの電池を用意する手間もありません。
壁掛け扇風機の新商品はこちら
まずは、壁掛け扇風機の新商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
自然な風を送る壁掛けタイプの扇風機
コンセントさえあればどこでも設置ができる壁掛けタイプの扇風機。
ナチュラルな風をイメージして設計されているので、柔らかい風を送り、お部屋の空気を循環させてくれます。壁の上部に設置しても、リモコンで操作できるため、扇風機としての機能は十分。
リズム風、タイマー機能なども搭載しているため、使い勝手がいいでしょう。
壁掛け扇風機おすすめ7選
上記で紹介した壁掛け扇風機の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
360度首振りで空間全体に風が届く
こちらは、夏場の暑い時期に涼風を送るだけでなく、寒い冬場にも、ヒーターで温められた空気を360度まんべんなく攪拌して、空間全体を快適にしてくれます。365日フル稼働する働きもののサーキュレーターです。
コロンとした丸みのあるフォルムもおしゃれ。子どもやペットがイタズラしないように高い位置に取り付けても、大人は本体にあるレバーを操作することでかんたんに角度を変えることができます。
オフホワイト、アイスグレー、ミルキーベージュと清潔感のあるカラーも素敵ですね。
就寝時まで気を配った親切設計
こちらの扇風機は10畳まで対応できるプラズマクラスターが搭載されていていつでもきれいな風を受けることができるほか、自然の風に当たっているような強弱のついたリズム風により、室内に快適な空気の流れを作ります。
さらに、おやすみモードは徐々に風量を下げていくため、タイマーで運転がオフになっても急に送風が止まったような不快感がないままゆったりと眠ることができる気配り設計になっています。
本体内に収納できるリモコン付き。紛失する心配もありません。
床置きも壁掛けもOK!
床に置いてタワーファンとして使ったり、壁に取り付けたり、場所に合わせて好みの使い方ができるスタイリッシュな2way扇風機。
人勧センサーによって電力の無駄使いを防げるので、省エネで使えます。
プラズマイオン発生装置を搭載することで、お部屋の気になるカビ菌や花粉、ニオイなどを抑制。キレイな空気で気持ちよく過ごせます。
いつでもだれでも操作できる引き紐タイプ
オフィスなど、多くの人が集まる場所では、リモコンなどの所在が分からなくなることも。
こちらの扇風機はスイッチと風量調節を兼ねた紐以外に、首振りを調整できる引き紐がついているので、思い立ったらリモコンを探さなくてもすぐに操作ができるタイプです。
上下の角度は7段階にこまかく調整できるので、扇風機からの距離によって風が当たりすぎたり、当たらなかったりといった悩みも解決できます。
VERSOS(ベルソス)『壁掛け&床置き&卓上 羽根無し サーキュレーター 扇風機』
DCモーターの羽根無しサーキュレーター
お手入れカンタン、風切り音も気にならない、羽根無しタイプの扇風機。床置き・卓上扇風機としても、壁に取り付けても使えます。
ACモーターよりも省エネで使えるDCモーターを搭載。細かい風量調整もできて、扇風機としてはもちろん、部屋干しや換気の補助としても使えます。
壁掛け扇風機とは珍しい黒デザインもあるので、スタイリッシュな部屋にも馴染みます。
脱衣所や洗面所に合う!引きひも式のレトロ扇風機
紐を引いて操作するタイプでレトロな壁掛け扇風機。リモコンが付属していないので、お風呂の脱衣場など狭い場所での使用に向いています。7枚羽根で直径は30cm。
右側の風量調整ひもを引くごとに「切→弱→中→強→切」と運転が切り替わり、風量を調整することができます。
左の首振り調整ひもを引くと、90度の角度で自動首振りを開始します。また、下方向には手動で50度傾けられます。ほかにタイマーなどは装備していないシンプルタイプです。
リズム風やフルリモコン装備のDCモーター扇風機
TEKNOS(テクノス)は1975年に足立区で創業された家電メーカー。DCモーター扇風機の中で壁掛け式の代表が、こちらの「KI-DC335」です。5枚羽根で直径は30cm。
風量は3段階で、風速が自動的に変化して自然の風に近い「リズム風」、中・強のリズム風を次第に弱くしていく「おやすみ風」のモードも用意。
切りタイマーは最大7.5時間です。自動首振りは80度で、上下には手動で約43度。自動停止時間のタイマーやモード切り替えもできるフルリモコンが付属しています。
操作はリモコンのみで、本体にボタンがないのでスタイリッシュな雰囲気があります。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 壁掛け型扇風機 の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での壁掛け型扇風機 の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
壁掛け扇風機を取り付ける方法
壁掛け扇風機の取り付け方が甘くて落ちてきたら大変! メーカー指定の設置方法に従って、正しく壁に取り付けてください。
一般的な壁掛け扇風機の取り付け方法は、付属の壁掛け金具をネジで壁面に固定し、本体をひっかける仕組み。カンタンに取り付けられるものが多いですよ。
取り付け時に注意するポイントは、設置位置と壁の強度。
角度調整や首振り機能を使っても周りにぶつからないよう、天井や壁面から指定の距離をあけて設置してくださいね。
また、倒れてくる可能性のある石膏ボードや合板に取り付けるのは危険! じゅうぶんな厚みと強度がある壁面を選んで取り付けましょう。
【ポイント!】壁に穴を開けないで取り付ける方法
扇風機を壁にネジで固定するのが難しい場合は、壁に跡を付けずに設置できるアイテムを活用しましょう。
石膏ボード用固定金具を使えば、ホチキスで固定することができます。がびょうよりも小さな穴なので、跡がほとんど目立ちません。
【関連記事】その他の扇風機もチェック
まとめ
本記事では、壁掛け扇風機の種類や選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
直接涼んだり、部屋の空気を循環させるサーキュレーターとしても使用できる扇風機。壁に設置することで、省スペースでスタイリッシュな印象を保つこともできます。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。