タワーファンとは? メリット・デメリット
近年注目されているタワーファン(スリム扇風機)。タワーファンはその名のとおり、タワー型の細長い形状をしています。
一人暮らしのワンルームやキッチンなど「狭いスペースにも設置しやすい」です。生活感を感じさせない「スタイリッシュなデザイン」も人気の理由。また、「送風口が広く、風の当たる面積が大きい」、「風量調節が細かくできる」というメリットもあります。
一方で、「通常の扇風機よりパワーが弱い」、「高さがあるため倒れやすい」というデメリットも。エアコンと併用して使ったり、安定感のある製品を選んだり、チャイルドロック機能付きの商品を選んだりして対応しましょう。
タワーファンと扇風機の違いとは?
扇風機は広範囲に向かって安定した風を送れるため、エアコンと併用して空気を循環させ、部屋全体の温度を調整するのに役立ちます。
一方のタワーファンは、縦に長い送風口から一定の範囲に風を送るのが得意。扇風機のように部屋全体に風を送るというよりも、人やモノに対してピンポイントに送風したいときに活躍します。
タワーファン(スリム扇風機)の選び方
それでは、タワーファン(スリム扇風機)の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】消費電力と電気代
【2】静音性重視なら「DCモーター」
【3】冷暖房タイプ
【4】空気清浄機能
【5】風向き調整
【6】お手入れのしやすさ
【7】そのほかの便利機能
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】電気代を抑えるなら「消費電力」をチェック
夏の間は長時間使用するタワーファン。エアコンよりも電気代節約につながりますが、どうせなら省エネ設計のモデルを選びたいですね。
電気代をしっかり押さえたいなら「消費電力」をチェックしましょう。消費電力が20~30W程度の製品であれば、省エネ性能に優れているといえます。また、自動タイマーや省エネ運転モードを搭載していると、より節電の効果が期待できます。
【2】静音性重視なら「DCモーター」
夜寝るときもタワーファンを使う場合、気になるのは作動音。そこで着目すべきは、「DCモーターが搭載されているか」ということ。DCモーターとは、直流で羽根をまわすモーターのことで、静音性に優れています。
また、交流で羽根をまわすACモーターと比べると、消費電力が少なく電気代が安く済むというメリットも! 赤ちゃんがいる家庭や、電気代が気になるという人はDCモーター搭載のモデルを選びましょう。
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【3】冷暖房タイプならオールシーズン使える
扇風機といえば夏のイメージですが、冷暖房機能を備えたタワーファンなら冬にも使えるので便利。1年を通じて使うことができ、別々の機器を買う必要がなくコストを抑えられます。
ただし、本格的な暖房機能ではないので、寒い地域ではもの足りないかもしれません。あくまで補助的な役割として考えましょう。
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【4】空気清浄機能でより快適に
空気清浄機能がついたタワーファンも数多くあります。
花粉やPM2.5などの物質をフィルターで除去してくれるので、室内の空気を清潔に保ってくれます。衛生面が気になる人、小さな子どもやペットのいる家庭にもおすすめです。
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【5】風向きを調整できるかチェック!
左右自動首振りだけでなく、上下にも風向きを調整できるものだと、より広範囲に効率的に風を送れます。
ピンポイントに風を送るのが特徴のタワーファンですが、立体的に風を送れるとより使用範囲が広がりますよ。
【6】お手入れのしやすさをチェック!
季節によっては毎日のように使うタワーファン。ホコリや汚れが溜まった状態では使いたくないですよね。
定期的にお手入れをして清潔に使えるように、お手入れがしやすいモデルを選ぶのがおすすめです。
フィルターを取り外してホコリを取り除けるものなら、よりきれいに掃除できます。ファンを取り外して丸ごと洗えるものだと、面倒なお手入れの手間を省けますよ。
【7】そのほかの機能もチェック!
使用する環境や目的によって、重視したい機能も変わってきます。まずは、リモコン付きだと、離れた場所からでも操作できます。また、オン・オフタイマー機能があれば、万が一消し忘れて出かけてしまっても安心。
温度センサー付きなら、室温が冷えすぎるのを防いで電気の無駄づかいも抑えられます。
小さい子どもやペットがいるご家庭なら「チャイルドロック機能」があるといいでしょう。日々使うものなので、利便性を考慮して細かい機能もチェックしましょう。
家電販売員からのアドバイス
昨今の扇風機事情はDCモーターの登場により大きく変わり、静音性と電気消費量が著しく変化しています。
タワーファンに関してもDCモーター搭載のモデルが次々と発売されており、本体価格は高くなるものの、使用時のランニングコストを考えると、できればDCモーターのモデルを選ぶのがよいでしょう。
また、スリムファンの場合は冷暖房機能があるかどうかもあわせてチェックしましょう。
温風が出ればオールシーズン使用できるため、利便性が非常に向上します。部屋の雰囲気にもよりますが、出しっぱなしで使えるため、収納場所を考えなくてよいというメリットもあります。
タワーファンのおすすめ14選
それでは早速、タワーファンのおすすめ商品をタイプ別にご紹介していきます!
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▼おすすめ5選【スタンダードタイプ】
▼おすすめ3選【DCモーター搭載(静音タイプ)】
▼おすすめ4選【冷暖房タイプ】
▼おすすめ2選【空気清浄機能付き】
▼おすすめ5選【スタンダードタイプ】
ここでは、シンプルな機能を備えた、使いやすいスタンダードタイプのおすすめ商品をご紹介。安いのに使いやすい商品が多く、一人暮らしにもおすすめです。
ミニサイズで見た目もかわいい!
キッチンやソファサイドなど、狭い場所にも置きやすいミニサイズです。56cmと従来品の3分の2の高さ。デスクの下に置いて使っても邪魔になりませんよ。
サイズはコンパクトになっても、パワフルさは従来品そのまま。およそ10mまで風を届けます。また、左右だけでなく、上下にも可動するのが嬉しいポイント。かわいらしいカラーも揃っているので、インテリアに合わせて選べます。
電気代節約に! 使い勝手良好なタワーファン
こちらのタワーファンは省エネ設計で、8時間使用した場合の1日あたりの電気代は約7.3円! エアコンの電気代と比較すると、およそ3分の1になります。本体価格もリーズナブルでとてもお得な商品です。
フィルターが取り外せて、お手入れしやすいです。また、軽量かつ取っ手付きなので持ち運びもラクラク。リモコンで首振りや風量の調節ができるのもいいですね。
強力モーターでパワフルでも音は静か
スピードと風モードをそれぞれ3段階から選べる、多彩な送風が魅力。場所やシーンに合わせて使い分けることができます。おやすみモードが搭載されているので、寝るときに使うのにも便利。独自の高性能モーターを搭載したことで、静かな作動音で力強い送風を実現しています。
特徴は左右首振り性能だけでなく、上下方向にもスイングが可能なところです。足元にも涼しい風を感じることができます。
リーズナブルなのに機能的! 静音設計も
アイリスオーヤマのタワーファンは、基本的な機能を備えつつ、お手ごろ価格なのが魅力です。静音性にも優れており、弱運転なら図書館より静かな37db。寝ているときも音が気にならず、ぐっすり眠れるでしょう。
立体送風で、約8mの距離でも風が届きます。木目調のシンプルな見た目でリビングや書斎、勉強部屋にもすっきりと設置できます。
木目がおしゃれ! 人気の超軽量モデル
1.98kgと超軽量で、幅22cmとコンパクトなデザイン。リビングはもちろん、キッチンや洗面所などの狭いスペースにも置けます。
風量は3段階調節で、30分ごとのオフタイマーも備えています。木目がおしゃれなナチュラルウッドと、シックなブラウンウッドのカラーが選べます。
▼おすすめ3選【DCモーター搭載(静音タイプ)】
静音性を極めたDCモーター搭載のタワーファンをご紹介します。音が静かなだけでなく、省エネで電気代がお得になるものなど、必見です!
スタイリッシュな見た目でインテリアとしても優秀
消費電力を抑えるDCモーターファン搭載のスリム扇風機。珍しい形状ですが、上部がスッキリとしたデザインで安定感があります。羽根がないブレードレスタイプなので、子どもやペットがいるご家庭でも安心して使用できるでしょう。
住宅換気用の空気清浄フィルターを搭載。花粉などを取り除きながら部屋の環境を整えてくれます。フィルターは水洗いもできるので、お手入れも簡単です。
スマホ充電ができる卓上タワーファン
卓上で使える、高さ約30cmの小型タワーファン。暑い時期のデスクワークに活躍します。もちろん、ダイニングテーブルなどに置いて涼むのもよし!
左右自動首振りに加えて上下にも風向きを調整できるので、立体的に風を送ることができます。
さらに、土台にはUSBポートが付いているので、スマホやタブレットなどの充電も同時にできる優れものです。
とにかくコスパで選びたいあなたに!
山善のタワーファンは、リーズナブルな価格でコスト重視の方におすすめです。もちろんDCモーターを搭載で消費電力も抑えられます。1日8時間使用した場合、1カ月の電気代はなんと約129円! 経済的で、お財布にも優しいですね。
こちらは8段階の風量調節が可能。静音モードなら、机の上の紙が飛ばない程度の微風です。また、温度センサー搭載で自動的に風量調節もできますよ。
▼おすすめ4選【冷暖房タイプ】
一台購入すればオールシーズン使える、冷暖房機能付きのタワーファンを厳選してご紹介します。
ベーシックな機能を備えた定番モデル
温風は強弱で切り替えができ、送風は16段階で細かく風量を調整することができます。人感センサーも備わり、人がいないときは自動的に電源がオフになり、省エネ性が高いです。
1・2・3・4時間のオフタイマー設定やチャイルドロック機能なども搭載しているので、就寝時にも役立ちますよ。
温風も冷風もきれいな空気で!
タバコ臭を消臭し、空気中に浮遊する菌やカビ菌、花粉などの作用を抑制するナノイーXを搭載。いつでも部屋の空気を清潔に保つことができますよ。
また、広範囲を優しく包み込む「3D気流」、省エネ性の高い「ひとセンサー」、チャイルドロックなど独自の機能も搭載しています。お手入れも簡単なのでスマートに使えるはずです!
ミニマルルックで部屋になじみやすい!
送風口が縦に長い設計で、冷風も温風もパワフルに届けます。室温センサーを搭載しているので、好みの室温にキープすることもできますよ。リモコンでの遠隔操作も!
またミニマルな見た目で、インテリアにもなじみやすいのもポイントです。
大風量で部屋の隅々まで涼しい
送風口の広さが大きな魅力。パワフルな性能を持ちながら、エコモードでは周囲の温度を感知して自動で送風量を調整する優秀ぶり。電気代の節約とともに、快適な空間を作り上げてくれます。
温度設定は、18℃・22℃・26℃の3段階で設定が可能。自動オフ機能も完備し、1年通じてフルで活躍する多機能タイプのスリム扇風機です。
▼おすすめ2選【空気清浄機能付き】
お部屋の空気までクリーンに保ってくれる高機能なタワーファンをご紹介します。
独自構造で花粉やPM2.5を99%除去!
本体上部に設置されている独自構造のフィルターが、花粉やカビ、PM2.5などをスピーディーに除去。清潔な空気を室内に送りこみます。
特徴は「3Dコンフォート・エア」技術で生まれた、上下左右に広がるやわらかい風。直進風や冷えすぎる夏の冷房が苦手な方にこそ、試していただきたいスリム扇風機です。
温風モードも完備。転倒したときのために自動オフ機能がついており、安全性も配慮されています。
羽根なしでお手入れも簡単!
羽根のなくお手入れしやすいダイソンの空気清浄ファン。空気中に浮遊する粒子や臭いを除去して、きれいな空気で室内を満たします。
また、運転音は前モデルと比べて最大20%も抑えているので、就寝時にも使いやすいですよ。
【比較一覧表】価格などを比べる
【ランキング】通販サイトの最新人気! タワーファン(スリム扇風機)の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのタワーファン(スリム扇風機)の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】ほかの扇風機などもチェック
【まとめ】おしゃれなファンで涼もう
タワーファンはデザイン性と機能性を兼ね備え、部屋の雰囲気にこだわる人やコストパフォーマンスを重視する人にもおすすめできる家電のひとつです。
サイズや持ち運びやすさはもちろん、省エネ機能などにも注目してお気に入りの一台を見つけてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。