羽根なし扇風機の仕組み
羽根がなく、スタイリッシュに見える羽根なし扇風機。実は羽根がない訳ではなく、見えないように内側に羽根を設置しています。
多くは土台部分から風を取り込み、内側の羽根とモーターを駆使して、外側の空気穴から送風。気圧差により風を増幅することで、心地よい風を発生させるんです。
羽根なし扇風機の種類・タイプ
羽根なし扇風機には、大きく分けて「タワー型」と「卓上型」の2つの種類に分かれます。それぞれ解説していきます。
タワー型:様々なスペースに設置できる
細長く、スリムなタイプの羽根なし扇風機はタワー型と呼ばれる機種になります。設置場所が省スペースで済むので、リビングや脱衣所、自室まで、様々な場所に設置し、おしゃれに使用できます。そのため、部屋のインテリアとしても使えます。
機種によっては、比較的軽いものから、多機能になると重量も重くなるので、設置場所に移動も考えながら、機能と重量のバランスを考えて選びましょう。
卓上型:ミニサイズで持ち運びがしやすい
簡単に持ち運べる小さなサイズが魅力的なのが卓上型です。デスクで作業中に使用する際や、赤ちゃん用のベッドに使用したり、キッチンに置き、涼みながら料理をするなど、幅広い用途で使用できます。
設置型と比べると、やや機能性は劣るので、手軽さを重視することを念頭に、どこで使用するのかを考えながら選びましょう。
羽根なし扇風機の選び方
それでは、羽根なし扇風機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】送風の角度調整機能
【2】機能性を
【3】デザイン性
【4】静音性
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】送風の角度調整機能をチェック
広範囲に風を届けるためには、扇風機の送風能力そのものに加えて、首振り機能や上下の角度調整の柔軟さも重要です。特殊な構造をしたものが多い羽根なし扇風機の場合には、風をつくりだす部分が内部で稼働するなど、外側の部分ではせわしくなく製品が稼働しないことで美観を保つものがあります。
それゆえに、一般的な扇風機に比べて送風力が限定的であったり、柔軟度が低かったりするものが多いので、使用する場所や設置場所に応じて、対応できる仕様のものを選びましょう。
【2】機能性をチェック
扇風機とはいえ、温風機能や空気清浄機能なども搭載した多機能な商品も存在します。自分にとって必要な機能があるかどうか、しっかり確認しましょう。
▼空気洗浄機能
特にダイソンの扇風機に多いですが、空気洗浄機能つきのものもあります。1年中利用することができる優れものですので、空気洗浄機能もチェックしたいポイントです。
しかし、一般的に機能が多いほど価格も高くなる傾向にあるため、必要な機能かどうかを吟味した上で購入をしてください。
▼温風・ヒーター機能
扇風機は夏だけの利用じゃもったいない、という方には温風機能がついているものがおすすめです。羽根なしタイプだからこそ、冬でも利用でき、お風呂場やトイレといった特定の場所で利用できるのもうれしいポイントです。
▼タイマー機能・おやすみモード
就寝時に使用する場合には、タイマー機能やおやすみモードは必須です。扇風機そのものの機能以外にも、リモコン操作やセンサー、スマホ連動機能などを搭載した商品もあります。
【3】デザイン性をチェック
ひと言で羽根なし扇風機といっても、タイプはさまざま。なかが空洞のドーナツ型からタワー型、球体型などから選ぶことができます。
省スペースを目的としたい場合には、横幅を抑えたいのであればスリムタワー型が、高さを抑えたいたいのであれば球体型など、設置する部屋の大きさや位置に合わせて選定するのはもちろんのこと、「形状=デザイン性の一部」と考え、好みに合ったタイプを選ぶというのもひとつです。
カラーもカラフルに揃っていて、なかには木目調のものもあります。
【4】静音性をチェック
注意しておきたいポイントが音です。羽根なし扇風機は、一般の扇風機と比べると送風音が大きくなりがちです。それは、内部のモーターと羽根をフル稼働させ、風を発生させることに起因します。
運転音については、各商品ページに記載されていることがあります。下記の基準を見ながら、許容できる範囲の製品を選ぶようにしましょう。
【 運転音を比較する際の目安 】
セミの鳴き声 … 70dB
普段の会話、掃除機 … 60dB
クーラー、換気扇 … 50dB
図書館、夜中の街 … 40dB
夜中の田舎、ささやき声 … 30dB
木の葉が触れ合う音 … 20dB
エキスパートのアドバイス
ライター・編集者・家電評論家
羽根なし扇風機はDCモーターがベスト
長時間使用することの多い扇風機は、運転時にかかる電気代も気になるところ。目安となるのは消費電力。ACモーターに比べてDCモーターを搭載した製品は、本体価格は高くなるものの、圧倒的に省電力。
長く使用するのであれば、価格が高くてもDCモーターの扇風機を選んだほうが高機能な上に、電気代も安上がりで済みます。
おすすめ商品の比較一覧表
羽根なし扇風機おすすめ5選
上で紹介した羽根なし扇風機の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。自分にぴったり合う商品を選ぶときの参考にしてみてください。



通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 羽根なし扇風機の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの羽根なし扇風機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの扇風機に関連する記事はこちら 【関連記事】
まとめ
本記事では、羽根なし扇風機の種類や選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、タワー型、卓上型のそれぞれの特徴をつかんだ上で、下記の4つのポイントを押さえておきましょう。
【1】送風の角度調整機能
【2】機能性
【3】デザイン性
【4】静音性
上記のポイントを押さえることで、より使いやすくておしゃれな羽根なし扇風機を選べるはずです。
羽なし扇風機はデザインもおしゃれで、かつ心地いい風を感じられる扇風機。しかし、デザインだけでなく、高機能なものまでたくさん登場しているので、部屋の快適さも求めるなら機能性もしっかりチェックしておきたいですよね。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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家電製品を中心にメーカーの製品発表会の取材や開発者インタビューなどを精力的に行い、各種媒体で記事を執筆。 子育て中の母として、自身も仕事と家庭生活 の両立に励む日々。最新家電の活用は、もはや趣味と実益を兼ねたライフワークに。 テクノロジーの恩恵で生み出された時間とお金は、積極的に趣味に投資することでリフレッシュして、明日への活力につなげるのがモットー。