卓上扇風機の種類・タイプ
卓上扇風機の設置タイプは、大きく分けて「置き型」と「クリップ型」に分けられます。置き場所に合うタイプを選びましょう。
場所を気にせず置きたいなら「置き型」
「置き型」は、基本的にデスクやキッチン、本棚など、さまざまな場所に置けることができる商品。設置がかんたんなので、どこでも手軽に使用することができます。
しかし、最近では小型のものが数多く販売されているものの、スペースを多少なりとも占領してしまい、大きさによっては邪魔になる場合もありますので、サイズを確認しましょう。
作業スペースを広く取りたいなら「クリップ型」
「クリップ型」は、デスクの側面に、クリップで挟むことで設置するタイプの商品。デスクの上のスペースを必要としないのがメリットです。また、小型のものも多く、持ち運びも便利です。
しかし、クリップが小さすぎる、デスクの板の厚さが太すぎるといった理由で設置ができない場合もありますので、設置場所の環境を確認することが大切です。
卓上扇風機の選び方
それでは、卓上扇風機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】使いやすさ
【2】給電方法
【3】静音性
【4】お手入れのしやすさ
【5】あると便利な機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使いやすさをチェック
扇風機の使いやすさを高める機能として押さえておきたいポイントがあります。それぞれ解説していくので確認してみましょう。
▼風量調節
細かい風量調節ができるタイプは、自分の体温に合わせて調節できるので便利です。
外出先から戻り、熱くて汗が流れる時は風量を最大にする。汗が引いてきたら中・小に変更する。寒いと感じたら最小にするといった調節を自分でできると、その日のコンディションに合わせて使用できます。
▼角度調節
デスクやテーブルで作業している態勢に合わせて、風向きの角度を変えられる機能も便利です。
デスクの高さやイスの位置、電源の供給場所など、思った位置に扇風機を置けなくても、風向きを変えるだけで自分に向けることができます。また、体の一部が冷えた時、少しだけ角度を変えるといったこともできるので、角度調節の機能はチェックしておきたい部分です。
▼首振り機能
身体の一部に風が当たり続けるのを避けるための機能として、首振り機能も見ておきたいポイント。
体の一部だけ冷えると、調子を悪くしたり、体温調節がうまくいかないということも起こりえます。首振りで心地いい風を定期的に浴びる、また、空気を循環させるという意味でも、首振り機能もチェックしておきましょう。
【2】給電方法をチェック
長めに稼働することが多い扇風機。そのため、どのように電源を確保するかというポイントは重要です。
コンセント式|安定した風量がほしい方に
AC電源を使って、コンセントに直接挿して給電するタイプの卓上扇風機は、パワフルなので風量も強く、安定的に使えることが特徴です。
ただ、PCやディスプレイなどコンセントを使う機器が多いデスク周りで使う場合は、コンセントの空きがないと使えないという点がデメリットと言えるでしょう。
USB式|デスクワークでの使用に便利

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コンセント式とは異なり、出力が低めであることが多いため、風力が弱い傾向にありますが、デスク周りにあるPCやディスプレイ等から給電できるUSBタイプは導入しやすいのが特徴です。静音タイプも多いので、会社のデスクでも使いやすいでしょう。
ただし、昨今はPC、とくにMacでは外部接続用のUSBがUSB Type-Aでないことも多いため、インターフェイスが自分の使用する機器と合致するかをあらかじめ確認しておく必要があります。
電池式|設置場所を変えることが多い場合におすすめ
手軽に持ち運んで使える卓上扇風機は固定的にデスク周りだけで使うのはもったいない、と感じる方も少なくないのでは? ただし、コンセント式やUSB式では給電する場所が限られてしまいます。
いろいろな場所で電源のあるなしを気にせず使いたいと考えているなら、電池式がおすすめ。電池切れになると使えなくなりますから、万が一に備えて電池の予備を用意するようにしましょう。
【3】静音性をチェック
特にオフィスなどで使用する場合には、静音性の高い「DCモーター」が搭載してあるモデルを選びましょう。作業の邪魔になったり周囲に迷惑がかかったりする心配がありません。
また、音を抑える方法として、風量を弱めたり、羽根なしタイプを選んでみるのも良いでしょう。
【4】お手入れのしやすさをチェック
手入れのしやすさもチェックポイントの一つに見ておきましょう。扇風機のあるあるですが、秋や冬にデスクや物置に仕舞い、夏に出すとホコリまみれ......ということは頻繁にあります。
そのため、カバーを外せるか、ホコリを取りやすい設計なのか、フィルターの掃除は簡単かなどもしっかりチェックしておきましょう。
【5】あると便利な機能をチェック
「風を送る」が卓上扇風機に求められるメインの機能ですが、睡眠中に本を読むのに便利なLEDランプ機能や、乾燥しがちなオフィスで冬だけでなく夏場も適度に湿度コントロールしたい場合におすすめの加湿機能など、プラスαの機能があると便利です。顔に近い場所でつかうものですから、アロマ機能などがあるとリフレッシュできます。
さらに、作業に集中していたり、オフィスで急に声をかけられる場合に、うっかり付けっぱなしにしてしまうことも想定されます。そのため、タイマー機能があれば、消し忘れを防ぐことができるので便利です。
エキスパートのアドバイス
機能とデザインを見て、自分にピッタリの扇風機を
ある程度は風量が必要なのが卓上扇風機ですが、強力すぎる風というのも色々と問題が発生します。ふいに扇風機が稼働した瞬間に置いていた紙が吹っ飛んでしまったり、羽根を回すモーター音が机で反響してしまったり。また、想像以上に体が冷えてしまったという事態もあるでしょう。
そうしたトラブルを減らすためにも、使用シーンに合わせた大きさや風量を選ぶことが大切です。しっかりと使用環境を見極めて、快適な生活をお楽しみくださいね。
人気メーカー・ブランドの特徴
卓上扇風機のおすすめメーカーをご紹介します。商品選びに迷ったら、メーカーで絞ってみるのも1つの選択肢です。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、手ごろな価格帯の家電をバラエティ豊富に展開している、国内メーカーです。どの製品も、デザインがシンプルなので、設置場所のインテリアを選ばず利用しやすいでしょう。
ドウシシャ
ドウシシャは、調理器具や生活家電など暮らしにまつわるさまざまなジャンルの製品を展開している国内メーカーです。デザインもかわいらしく、且つコンパクトな製品が多いので、小型でスリムな卓上扇風機を探してる人におすすめです。
YAMAZEN(山善)
山善は、工作機械や工具、産業機器などの「生産財」と、住宅設備機器、家庭機器などの「消費財」を取り扱う日本の老舗メーカーです。長年にわたって蓄積したノウハウを活用した商品が揃っているの安心して使うことができます。
無印良品
無印良品は、国内外問わず1000以上もの店舗があり、シンプルで無駄のないデザインが人気です。卓上扇風機のほかにも、衣類や生活雑貨家具、食品など幅広く取り扱っているので、デスクまわりや手持ちの物を無印で統一させてもシンプルでおしゃれにまとまりますよ。
卓上扇風機のおすすめ商品
それでは、卓上扇風機のおすすめ製品を紹介していきます!
▼おすすめ11選【置き型タイプ】
▼おすすめ3選【置き型・クリップ兼用】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ11選【置き型タイプ】
まずは、置き型タイプのおすすめ商品です。ぜひ参考にしてくださいね。
コンパクトなサイズながらパワフルな送風に魅力
アイリスオーヤマの扇風機「サーキュレーターアイ」シリーズのミニタイプ。およそペットボトルほどの高さで重量約1kg程度とコンパクトなサイズ感なので卓上使いに使える大きさですが、元々名前にあるとおり、室内の空気の循環をおこなうためのサーキュレーターとしての性能があるのためとてもパワフルです。
風の到達距離は16mあるので少し離れた場所においても十分心地よい風を浴びることが可能。上下左右の角度調整、自動首振り機能があり、デスク周りの空気を循環させたいという使い方にも便利でしょう。
縦置き・横置きPC冷却台としても使える
夏場は人だけでなく、PCも熱がこもりがちです。この卓上扇風機は、細長いボックス型のシルエットで、出し入れ自由なPC用スタンドを搭載。横置きすることでPCの冷却にも利用できることが特徴です。
縦置きすることも可能で、タワー型の卓上扇風機としても利用することができます。給電用のUSBケーブルは1.5mあるので、足下に置いたPCからも十分に届く長さになっています。
スリムなデザインで本棚の隙間に収納可能
それほどスペースを確保できないデスク周りでは、コンパクトであっても意外と場所をとる卓上扇風機。必要ないときにサッと収納できるのがこの卓上扇風機です。
2.5cmの厚さなので、本棚にいれたり、引き出しに収納可能。スリムなデザインにもかかわらず、13枚の羽根によってたっぷりと風を送ることができます。電源方式もACアダプター、USB、乾電池と3種類に対応できるので使い勝手のよさも魅力です。

羽根なし扇風機ブランドの卓上扇風機
羽根なしの扇風機やドライヤーといった、新たな着眼点から生み出される革新的な商品を販売するdyson。ここが作る卓上扇風機も、他社と一味違います。
まず、この卓上扇風機は空気清浄機能が内蔵されています。PM0.1レベルの微粒子もキャッチし、綺麗な風をしっかりと送ってくれます。子ども部屋や寝室、リビングなど場所を選ばず使用することが可能。左右の自動首振り機能と上下の角度調整がついており、細かなセッティングにも対応しています。寸胴で独特なディテールながら、卓上扇風機界の新風を届けるモデルと言えるのではないでしょうか。

家でも外でも使える充電式のデスクファン
電源のない場所、コードが邪魔になる空間での使用に適した卓上扇風機です。オフィスのデスクからキッチン、寝室まで幅広く使用できるシンプルなデザインも魅力です。バッテリー内蔵ながらペットボトル一本よりも軽く、持ち運びに苦労することはありません。
カラーはホワイトとブラックの2色展開。オフィスにはまわりの色になじむホワイト、リビングには落ち着いた色味のブラックと、好みやシチュエーションで選ぶといいかもしれません。

ドウシシャ『ツインデスクファン(FDS-101U)』
風を送る向きが自由自在のツインファン
縦置き、横置き、どちらの置き方でも使える卓上扇風機です。ファンの向きをそれぞれ変えることもできますので、集中して風を当てたり、周囲に分散させたりなど思いのまま。
ファンを包むケースと操作パネルは金属製です。本体を支えるアームはシャープで、細身のスタイルに仕上げられています。ほかの卓上扇風機に比べて、薄型なのもグッドポイント。オフシーズンには、壁に立てかけたり、引き出しで収納できます。なにより、本製品の優れている点は風量の大きさ。薄型ながらも、13枚の羽根からパワフルな風が送られてきます。

小型ながらリビングサイズの扇風機さながらの風量
リビング用の扇風機に使用される直径30cmの羽根を搭載した卓上扇風機です。土台を小さくしたことで、大型モデルにも関わらず置き場所を選びません。一般的な卓上扇風機に比べて風は強いですが、DCモーターを搭載することで稼働音自体は小さく抑えられています。
また、リモコンも付いているので、首振りや3段階の風量切替を遠隔でおこなえるのもうれしいポイント。本体自体のサイズは小さめなので、寝室や棚や机の上の設置に適しています。卓上扇風機でもしっかりと風量がほしいという人におすすめです。
▼おすすめ3選【置き型・クリップ兼用】
続いては、置き型・クリップ兼用タイプのおすすめ商品です。こちらもぜひ参考にしてくださいね。

卓上扇風機とクリップファンの2WAY仕様
スタンドとクリップタイプの2WAY仕様で使える卓上扇風機です。クリップタイプの扇風機は設置スペースを大きく減らし、作業スペースを広く取ってくれます。卓上扇風機を置くとキーボードやマウスと接触しがちなオフィスで活躍してくれそうです。
スタンドタイプとして使用する場合は、天板の厚さを選ぶことなく使えるのがメリットです。キッチンなどに設置すれば、汗だくにならずに調理できますよ。その時々のシーンに対応して使用できる、おすすめの卓上扇風機です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 卓上扇風機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの卓上扇風機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
卓上扇風機の選び方とおすすめ商品を紹介しました。
卓上扇風機は、「省スペースで使いたい」「電源はPCから確保したい」「外出時もハンディとして使いたい」「自宅だけでなくキャンプでも使いたい」など、目的を明確にすることで選びやすくなります。
ビックカメラやヨドバシなど家電量販店やニトリなどでも購入できますが、通販なら豊富なラインナップから選べます! ぜひ、本記事を参考に自分にぴったりの商品を見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。