万歩計とは?
歩数計は「歩いた歩数を測る機器」です。メーカーによって体重や年齢を設定するといった追加機能の有無はあります。
「万歩計」という呼び方のほうが馴染みがある方も多いかもしれません。万歩計は、山佐時計計器株式会社に商標登録されています。
歩数計・万歩計の選び方
ここからは歩数計を選ぶときのポイントについてご紹介します。商品によって機能が異なるので、用途に合った歩数計を選ぶためにも、ポイントを役立てましょう。
【1】歩数の測定方法をチェック 振り子式? 3D加速度センサー式?
歩数をカウントする方式には大きく分けて振り子式と3D加速度センサー式があります。まずは、それぞれの特徴を解説していきます。
振り子式|コスパ重視の方におすすめ
振り子式は、もっともオーソドックスな歩数計です。
内部にあるバネの動きと歩く際の振動を利用して歩数をカウントします。そのため、腰やベルトなど振動がきちんと伝わる場所に装着しなければ正確な歩数を測ることができません。
比較的値段も安いのでコスパ重視の方は振り子式を選ぶと良いでしょう。
3D加速度センサー式|正確性に優れる
従来の振り子式とは異なり、3D加速度センサー式は一定時間あたりの速度変化をセンサーで検知する仕組みです。そのため、腰回りに限らずカバンやポケットなど好みの場所に付けて、気軽に持ち歩くことができます。
また、歩行者の歩行パターンを記録し、振動が歩行によるものなのかどうかをしっかりと識別してくれるため、正確性にすぐれています。
【2】装着タイプをチェック 外れにくいクリップやストラップ付きの歩数計
装着方法として、バッグに入れて手軽に携行でき、薄型で軽量なポケットインタイプのもの、ベルトにつけても邪魔にならないクリップタイプ、激しい運動にも使える腕時計タイプなど主に3つのタイプがあります。
歩数計はどこにでも持ち歩くので、できるだけコンパクトなものがいいでしょう。
クリップタイプ|好きな場所に装着可能
クリップタイプの歩数計は、クリップが付いているので腰回りやベルト、スカートなどウェストまわりに挟んで使うことができます。
また、襟元や胸元に付けて使うタイプもあり、体に装着できるのでバックを持ち歩く必要もなく散歩やウォーキングなどにぴったりです。
バッグ・ポケットインタイプ|振動を検知してカウント
バッグやポケットに入れて使えるタイプは、3D加速度センサー式に多く、バッグやポケットに入れておくだけで振動を検知して歩数をカウントしてくれます。
ワンピースなど歩数計を装着しにくい服装の時や、体に身に着けるのが苦手な方におすすめです。紛失防止のためストラップがついているものを選ぶと良いでしょう。
リストバンド・腕時計タイプ|ファッションの一部にもなる
腕時計やリストバンドのように腕に装着するタイプは、シンプルに装着できて歩数や距離、時間などをすぐに確認できるのが魅力。
ファッションの一部としても着用できるので、おでかけから普段使いまで幅広く使えます。また、激しい運動をする人は、腕にしっかりと固定されるのでおすすめです。
【3】用途に合った測定機能をチェック 運動量やダイエット効果測定・防犯機能なども!
歩数計の機能は歩数や歩いた距離測定に限らず、さまざまな機能が搭載されたモデルもあります。
ただ、機能が多いと使い方も複雑で、値段も高くなります。機能は多ければ多いほどいいわけでなく、自分の使い方や用途に合う機能が備わっているかどうかで選びましょう。
移動距離や歩行時間
歩数だけではなく、歩くスピードを測定することで歩いた距離を算出できる機能もあります。
歩行時間も確認できるため、「今日は〇〇分走ろう!」など目標をたてやすく達成感も感じられることでしょう。歩行距離はゲーム感覚で表示してくれる商品もあり、楽しみながら運動することができます。
ダイエットには消費カロリー計算・脂肪燃焼量測定機能
ダイエットを目的とした運動をする場合、消費カロリー量や脂肪燃焼量が確認できる機能がついたものがおすすめです。
消費カロリーがわかると、食事での摂取カロリーも調整しやすくなり、ダイエットの効率もアップします。計測結果がひと目でわかるタイプなら、モチベーションを高めて取り組むことができそうですね!
「エクササイズ量」を計測できるものも!
エクササイズ量(Ex)とは、身体活動の量をあらわす単位のことで、生活習慣病防止として把握しておきたい指標です。
激しい運動であればあるほど、エクササイズ量は短い時間で得ることができます。運動の激しさ・強さは「メッツ」という単位で計測され、エクササイズ量を算出するもととなります。
エクササイズ量の計測機能がついている歩数計であれば、日々の健康管理にも役立つことでしょう。
スマートウォッチはアプリ連動ができて便利
スマートウォッチタイプの歩数計は、ほとんどがパソコンや携帯電話(スマートフォン)と連携して、運動量のより詳細な確認や、これまでの記録の管理が可能となっています。
スマートウォッチのなかでも、歩数や歩行距離の管理のほか、消費カロリーや心拍数の変化などを記録・集計が可能なタイプは歩数計としてではなく活動量計としても非常に使いやすいです。
また、本体上でも液晶画面で情報を確認しやすいタイプ(カラー液晶やボタン操作などがしやすいもの)を選ぶと使いやすいので、悩んでる方は機能面にも着目してみてください。
【4】シンプルな機能性をチェック 操作が難しいと感じる場合は簡単なものを
多機能になったことにより操作が難しく感じられる方も多いようです。測定機能や精度はそのままに、従来のような液晶に歩数などがカウントされ、その場で運動量が確認できるシンプルなタイプも根強い人気があります。高齢者の方にもおすすめです。
まず歩数をカウントして日常生活で積極的に歩きたい! という方には歩数計機能が充実しているタイプをおすすめします。
【5】見やすい文字の大きさ・明るさかチェック 大きな文字高でバックライト付きがよい
どれだけ歩いたか、立ち止まることなく歩数をチェックできるのも歩数計の魅力です。
特に目が悪い方や高齢者の方は、コンパクトなサイズでも画面は大きく、数字がはっきり見えるものだと使いやすいです。画面を見たときに数多くの情報が表示されず、確認したい情報だけが表示されているものだとわかりやすいでしょう。
また、早朝や夜間に歩数計を用いる人は、暗い場所でも表示を確認しやすいバックライト付きだと見やすいでしょう。
歩数計のおすすめメーカー 厳選して紹介
シンプルで使いやすいものから多機能タイプまで、種類が豊富な歩数計。人気のメーカーをご紹介します。
オムロン(OMRON)
オムロンは体組成計でおなじみのメーカーで、歩数計にあらゆる健康管理機能をプラスした「活動量計」を多く取りそろえています。歩数計測はもちろん、日々の活動量も手軽に管理することができます。
一方で、操作がかんたんで画面も大きく、歩数のみを表示するシンプルな商品も人気です。
タニタ(TANITA)
ヘルスケア用品のほか、食事レシピや健康管理ツールでも有名で、健康なからだづくりに関する知識が豊富なメーカーです。
タニタの歩数計もシンプルなものから多機能なものまで種類が豊富で、お好みにあわせて選ぶことができます。1日の活動量をグラフで表示してくれる商品もあるので、生活習慣の見直しにも役立ちそうです。
山佐時計計器(YAMASA)
「万歩計」という商標登録をした健康機器メーカーで、1965年に「万歩メーター」という歩数計の第1号を発売しました。ポケットインタイプや腕時計タイプなど、用途にあわせて選べるラインナップが特徴です。
最新のウェアラブルタイプの万歩計は、腕時計タイプよりも小さいので、24時間身に着けて計測することも可能です。また、スマホアプリと連携すれば通知やデータの確認もかんたんで便利です。
歩数計・万歩計おすすめ18選
ここまでご紹介したおすすめの歩数計の上手な選び方をふまえて、おすすめ歩数計をご紹介します。シンプルなタイプやスマホ連動型といった、さまざまなタイプの歩数計を厳選していますので、目的にあった商品を見つけてみてください。
機能性抜群のおしゃれな万歩計
3つのボタンでシンプルに操作でき、日別に30日前まで、週間累計で30週前まで確認できる大容量の万歩計です。
また、歩行距離や消費カロリーだけでなく体脂肪燃焼量も測れる優れもの。ポケットやカバンの中、そしてネックストラップで首からさげて計測できます。
電波時計を内蔵した腕時計タイプ
電波時計を内蔵した腕時計型の歩数計です。腕につけるため、なくしたり、落としたりする心配はいりません。
時計を見るように手軽に歩数、歩行距離・時間、消費カロリーなどをチェックできます。防水やショックセンサーもついているため、日常的な利用時に安心です。
スマホと連動で24時間健康をサポート!
Bluetooth通信で、スマホアプリと連携すれば計測結果もかんたんにチェックすることができます。
自動スポーツ識別機能を搭載しており、ランニングやサイクリングなどの動きを自動的に判別し、測定してくれます。手動なら20種類のスポーツから選択することも可能。
さらに睡眠モニター機能もついており、毎日の睡眠管理もできる多機能万歩計です。水中で約30分耐えられる防水防塵設計も安心のポイントです。
シンプルな初心者向けの歩数計
歩数表示のみのシンプルな歩数計です。事前の設定は必要なく、取り出してすぐ使えるのがポイントです。3D加速度センサーで歩数を計測するので、ポケットやバッグに入れて使用できます。お値段も安く、複雑な操作が要らないので、毎日歩く習慣を作りたい方にオススメです。
ゲーム感覚で運動習慣が身に付く
毎日歩くのが楽しくなるユニークな歩数計です。測定開始日から歩数や歩行距離を記録し、ゲーム内の「タダタカ」というキャラが歩いた分だけ日本地図を完成させていきます。画面では目標に設定した歩数に対しての評価や1日の歩数などを一目で確認できるので、使いやすさもバッチリ。体脂肪燃焼量も表示できるため、ダイエットや運動を頑張りたい方に最適です。
健康にいい「速歩」も計測可能
歩数計に欲しい機能が程よく揃った商品です。消費カロリーや歩数だけでなく、「速く歩いた時間」も計測できるので、ウォーキングの習慣がある人やこれから始めたい方にも最適です。データは30日分記録できるので、毎日の健康づくりや活動管理にも役立てていただけます。画面も大きく鮮明で見やすくなっており、一目で確認しやすいのも嬉しいポイントです。
歩数をチェックだけならこれ!シンプルな歩数計
薄くて扱いやすい厚さのポケットインタイプです。
歩数と時刻だけのシンプルな画面で操作が分かりやすく、文字が大きめなので歩数の確認がかんたんです。とにかく歩数をチェックしたいという人向きです。
3D加速度センサーを搭載しており、1日の歩数が1万歩になるとバンザイマークがつくのもうれしいですね。

階段登り・早歩きを測定する活動量計!
カラダスキャンなどの体組成計でおなじみの、オムロンのカロリスキャン。身につける、またはポケットにいれておくことで基本的な歩数や総消費カロリーを測定できます。
また、特徴的な機能として「早歩き」や「階段登り」を分けて測定することが可能。これにより、積極的に日常生活で運動するように心掛けている方には、より正確な指標を作ることができるためおすすめです。
Bluetoothを用いてスマートフォンにデータ転送もできるため、記録管理なども行ないやすい商品です。
高い精度で1日の活動量を記録
Bluetooth通信機能を備えた、TANITA(タニタ)の活動量計です。6秒おきに「走り」「歩き」「生活」「安静」の4行動から自動で判定し、より正確な消費カロリーや脂肪燃焼量などを表示してくれます。また、測定したデータはスマートフォンに転送できるので、日々の活動量の管理もカンタンに行えます。ダイエットなどで活動量を細かく把握したい方にピッタリな商品です。

液晶画面で見やすく進化!設定なしで簡単使用
従来の歩数計により近いタイプを探している方には、体重計などの健康器具メーカー大手のタニタの『カロリズム』がおすすめ。
腰まわりや胸ポケットなどに入れておくだけで基本的な歩数計測機能のほか、エネルギー消費量や脂肪燃焼量、各項目のグラフをすぐに確認することができます。
スマートウォッチタイプのものと比べ、設定などを行なわずに単体で使用できるので、歩数計としての機能を重視する方にはとくにおすすめです。
よりこまかい測定機能を内蔵しているエキスパートタイプもあるため、測定したい情報に合わせて購入検討するといいでしょう。
3Dセンサー搭載! 大音量防犯ブザー付き
3Dセンサーを搭載し、家事の動きもカウントできる歩数計です。1日の目標歩数の達成度や1週間の累計歩数もチェックできます。
ポケットインタイプですがストラップ穴があり、なくさないようにバッグなどに結んでおけます。85dbの大音量の防犯ブザーもついており、夜道のひとり歩きが多い女性や妊婦さんにうれしい安心機能です。
歩くペースを感知してエクササイズ量を自動計測
厚さ10mmの超薄型で、約25gで軽量な歩数計です。
消費カロリーや脂肪燃焼量計測機能といった14種類の機能が充実しており、ダイエットやエクササイズなど幅広い用途に使えます。自分の歩くペースを感知し、エクササイズ量を自動計測できる魅力ある機能も搭載しています。
電池含めて18gの軽量!未使用時は省電力モード!
丸みのあるシンプルな見た目が特徴の歩数計です。電池を含めてわずか18gと軽いので、ポケットやバッグに入れてどこにでも携帯できます。
文字の表示は大きく、ひと目で分かりやすいですよ。歩行やボタン操作を約30秒間していないと、表示画面が自動的に消えて省電力モードになります。消費電力を抑えたうれしい機能でしょう。
ストラップを通し首に下げて使える
歩数のほか、消費カロリーや脂肪燃焼量、エクササイズなどの運動量を測定できます。文字が大きく、とても見やすい大画面表示が特徴のひとつ。
3Dセンサーのためポケットやカバンに入れたままでよく、身につける場所を選びません。邪魔にならないようストラップを通して、首に下げて使うこともできるので、スタイルにあわせて持ち方を変えられますよ。
30日分の正確な記録を保存できるメモリー
歩数や消費カロリ―といった5項目を計測し、大画面に表示できます。メモリーは30日分の記録を保存でき、結果を確認しながら計画的に歩行を楽しめます。
10歩以上続けて歩いたときにだけ、最初にさかのぼって歩数を計算してくれるため、誤カウントせず正確な歩数チェックが可能です。
心拍数の計測で睡眠や運動をアシスト
心拍数から睡眠データまで様々な測定機能を備えた多機能歩数計です。24時間心拍数を測定することができ、睡眠の深さを記録したりから1日の消費カロリーを推定することもできます。また、スマートフォンからの通知も逃さずキャッチできるのも便利なポイント。バッテリーは1週間以上の長持ち設計なので、毎日肌身離さず装着することが可能です。
ランニングや自転車走行時に便利なGPS搭載
GPSを搭載し、ランニングや自転車走行時などのペースと距離の表示をしてくれるうえに、マップの確認ができます。
タッチスクリーンは大型で、バックライトがついているためあらゆる環境光に自動的に対応してくれます。iOSやAndroid対応のアプリでデータを同期し、睡眠スコアを表示したり、睡眠の質を確認したりすることもできます。
スマホと連動して活動量を見やすく表示
クリップタイプの防水仕様の活動量計です。ポイント計測機能で、運動時だけなど任意の区間の計測もできます。スマートフォンと連動させて、脂肪燃焼量・活動量などを見やすく表示できて便利ですよ。
専用の歩数計アプリでデータの記録や共有ができ、レシピ検索といった楽しくダイエットできるサービスもあります。
「歩数計・万歩計」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 歩数計の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での歩数計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
歩数計に関するQ&A よくある質問
歩数計と活動量計の違いは?

歩数計は歩行活動を測定し、消費カロリーを表示します。対して、活動量計は歩行だけでなく一日の活動量を測定し、総消費カロリーを表示します。
歩数がうまくカウントされません。

歩数がうまくカウントできない場合は、歩数計が斜めになっていないか確認してみてください。斜めになっていると、歩行時にうまくカウントされません。
【関連記事】歩数計に関するその他の記事
まずは日々の歩数チェックからはじめよう!
近年では、歩数をカウントするだけではなくさまざまな情報を測定することができる「活動量計」という形で多くの商品がラインアップされています。
スマートウォッチをはじめとした身につけやすいアイテムや、見やすい画面表示にすることで従来のものより使いやすいアイテムも増加。これらを用いてスマートフォンやPCなどとの連携で運動のログ(記録)をつけたりすることで、ふだんの運動量を気にすることができるでしょう。
歩くことは手軽に行える運動といえます。それがどの程度の活動量なのかを測定するひとつの指標として、まずは歩数を日々チェックすることからはじめてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。