GPS付きランニングウォッチを使うメリット
GPS機能の付いたランニングウォッチは、普通のスポーツウォッチにはできないさまざまなデータを計測することができます。
たとえば、ランニングであれば距離測定、走行タイムや速度、ペースなどをリアルタイムで計測することもでき、トレーニングに役立てることが可能です。
そのため、GPS機能付きのランニングウォッチを使うことで、まるで個人コーチをつけているような感覚でトレーニングをおこなうことができるようになります。
GPS付きランニングウォッチの選び方 距離や心拍数が測定できる
それでは、GPS付きランニングウォッチの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】稼働時間
【2】防水機能
【3】画面や時刻の見やすさ
【4】パソコンやスマホの連携機能
【5】フィット感
【6】その他の便利機能
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】稼働時間をチェック
GPS付きランニングウォッチは、GPSとの通信や距離の計測など、さまざまな機能が搭載されているからこそ、バッテリーの消耗が早いアイテム。マラソン中に電源が落ちてしまうこともあるので、装着するシーンに合う稼働時間のものを手に入れましょう。
また、充電時間と稼働時間のバランスもチェックしておくと、遠征時でも使いやすいランニングウォッチを選びやすくなります。
【2】防水機能をチェック
GPS付きランニングウォッチの機能のなかでも、とくに注目しておきたいのが「防水機能」です。ランニング中の雨はもちろん、汗やドリンクなどでもランニングウォッチが濡れてしまうことがあるため、搭載されている防水機能が高いほど使いやすくなります。
大会中の雨など、すぐに対処できないことへも対策するために、しっかりと防水機能のレベルをチェックしておきましょう。
【3】画面や時刻の見やすさをチェック
GPS付きランニングウォッチの目的はさまざまですが、多くのユーザーが必要としているのは時計の機能です。走行時間やペース配分を確認するうえで、時間はとくに重要です。
GPS付きランニングウォッチを選ぶ際には、まず時計の画面がみやすい設計となっているかを確認しましょう。なかでも時刻表示の大きさは注意したいポイントのひとつ。
文字盤に表示される数字が大きければ大きいほど、走行中でも時間が確認しやすいというメリットがあります。また、夜間や早朝に走る機会が多い場合は、バックライトの明るさや色合いなども事前に確認しておきたいポイントです。
【4】パソコンやスマホの連携機能をチェック
専用アプリなどへのリンク機能があると、走行データを一度にまとめられます。ランニングウォッチの性能にもよりますが、ランニングコースの記録、ケイデンス(脚の回転数)、心拍数、1kmごとのラップタイムなど、ランナーが必要とする情報を専用アプリで一度に確認できて便利。
体の状態やピークがよくわからないというビギナーから、大会出場をめざしてレベルアップのために本格的なトレーニングをしている人すべてにおすすめです。
ダイエット中の人にも「これだけ走ることができた」と目に見えてわかるので、運動を続けていくうえでのモチベーション維持につながります。
【5】フィット感をチェック
GPS付きランニングウォッチを選ぶ際、意外と見落としがちなポイントが、手首に装着した際の「フィット感」です。金属や革などのバンドの素材、時計自体の重さなどから、長時間装着していても手首の負担にならないものを選ぶとランニングへの影響が少なくなります。
装着したときに不快感がないかきちんと確認しておき、ランニングに集中できるものを手に入れましょう。
【6】その他の便利機能をチェック
GPS付きランニングウォッチには、位置測定や時刻表示だけなく、心配計測機能やナビ機能など、さまざまな機能が搭載されています。そこで、自分がほしい機能が搭載されているのか、便利な機能も忘れずに確かめておきましょう。
(a)心拍計測機能
GPS付きランニングウォッチの機能としてメジャーなものに心拍測定機能があります。その名のとおり心拍数を計測でき、正確なデータをもとに適切なトレーニング強度を設定できるというメリットがあります。
ランニングウォッチのみで計測するタイプと、付属の計測用センサーを体に装着するタイプがありますが、計測用センサーをとりつけるタイプのほうが正確なデータを取得できます。専門的なトレーニングや適切な強度を知りたい場合には、後者のタイプを選んでみましょう。
(b)タッチスクリーン対応
操作の感覚がボタンでわかる従来モデルは、走行中であっても手元を見ずに操作できるメリットがありましたが、GPS付きランニングウォッチのなかにはスマホのようなタッチスクリーンに対応したものも発売されています。
時計のほか、音楽再生やBluetoothでスマホへの電話着信・メール受信通知が可能なランニングウォッチもあり、機能的にはタッチスクリーンタイプのものがよりすぐれている傾向にあります。
先進的で見た目もかっこいい商品が多く、デザイン性や多機能といった点を重視するのであれば、タッチスクリーン対応のGPS付きランニングウォッチがよいでしょう。
(c)Gセンサー機能
Gセンサー機能はGPS機能が働かない場所でも走行距離などを計測できる機能です。Gセンサー機能が付いていれば、雨の日など屋内でのトレーニングでGPS機能の使えない場合でも、ふだんと同じように利用できます。
そのため、屋内でのトレーニングも想定している場合はGセンサー機能が搭載されているかどうかもチェックするとよいでしょう。
(d)ルートナビゲーション機能
GPS付きランニングウォッチのなかには、パソコンやスマホのマップでルートを作成し、そのデータをランニングウォッチにとりこむルートナビゲーションという機能が搭載されているものがあります。
本格的な地図のような精度ではありませんが、だいたいのルートをマップの形で表現してくれるため、はじめて挑戦するコースでは重宝する機能でもあります。
エキスパートのアドバイス
ランニングインストラクター・パーソナルトレーナー
GPS機能にくわえて、各種データを計測できる高機能ランニングウォッチを紹介しましたが、比較的安価なモデルを使っても距離や心拍数などの計測をおこなうことができます。
レースにむけて走行距離やトレーニングの強度を管理する場合は、よりわかりやすい形で自身の走行データを集めておくと、トレーニング状況がすぐにフィードバックでき、より質の高いランニングライフをめざすことができます。
測定の精度や測定項目など、目的とコストパフォーマンスに合わせて選択してみるといいでしょう。
目標をもってレースに挑むランナーやこれからレベルアップをめざす人も、ぜひ高機能のGPS付きランニングウォッチの購入を検討してみてくださいね。
GPS付きランニングウォッチおすすめ24選
紹介したGPS付きランニングウォッチの選び方のポイントをふまえて、GPS付きランニングウォッチを紹介します。

多種多様の機能をもつランニングウォッチ
GPS機能をもつ機器の定番といえば「ガーミン」となります。
登山用の高水準のGPS機器を製造しているガーミンのGPSの精度は高く、街なかで走る際障害物などの影響を受けにくくより正確な測定をおこなえます。
「645 Music」シリーズは最大500曲のデータを転送し、Bluetoothイヤホンを使用することで音楽プレーヤーとしても使うことができます。
今までスマホや音楽プレーヤーをポケットやポーチに入れていた人は、腕時計ひとつですべてをカバーできるようになります。
また、ガーミンの時計はカラー液晶および高い解像度のためひじょうに画面がみやすいのが特徴です。

1日中装着してもストレスを感じさせないほどの軽さ
重量31gという軽さのランニングウォッチ。心拍数や走行距離などのデータをとるためには、1日中手首に装着しているということが大前提にあります。しかし、ランニングウォッチ本体の重みがストレスに感じてしまうことも珍しくありません。
「vivosmart J HR+」はスリムで軽量なボディ、そして肌ざわりのよいバンドで快適なつけごこちを実現。1日中装着していてもストレスに感じることは少ないでしょう。また、スマホへの着信やメッセージの受信を知らせてくれる機能も付いており、つかい勝手のよい商品です。
電子コンパス搭載のGPS付きランニングウォッチ
見た目はシンプルなスポーツタイプの腕時計という印象ですが、高度計測が可能で電子コンパスも搭載。トレッキングにも活躍してくれるGPS付きランニングウォッチで、ほかにもさまざまなスポーツに対応しています。
スマホとの連携機能や通知機能、専用アプリとの連動が可能で、別売りの心拍ベルトを利用すれば、より正確な心拍数データを収集することができます。比較的コンパクトにつくられているため、女性にもつけやすい1本です。
高級感のあるGPS付きランニングウォッチ
ベーシックな丸型の文字盤と高級感のあるベゼル部分。一見すると高級ブランドの腕時計にもみえますが、れっきとしたGPS付きランニングウォッチです。
ランニングウォッチといえばデジタル表示の時刻表示が多いですが「SUUNTO 3 FITNESS」はアナログ表示も可能。トレーニング中は視認性の高いデジタル時計として、日常生活ではアナログ時計として使用するなど、TPOに応じた使いわけが可能で、トレーニングからビジネスまで幅広く活用できます。
トレーニング機能充実のランニングウォッチ
「Polar M200」の特徴は豊富なトレーニングメニューにあります。本体に搭載された光学式心拍計によって正確な心拍数データを収集し、それに応じて適切なトレーニングメニューを自動的に生成してくれます。
また、睡眠の時間や質を計測できる機能も充実し、トレーニング時だけではなく休息時の健康管理もおこなうことが可能です。
女性の体調管理にも特化したランニングウォッチ
「Fitbit FB410」の特徴は、女性の体調管理に特化した専用アプリを活用し、生理周期や排卵日の記録、予測機能が付いている点。通常のランニングウォッチに搭載されている心拍数モニターや消費カロリー計算機能もあり、健康管理にも使えます。
デザインも女性を意識したものが多く、本体だけではなくバンドのデザインもおしゃれなものがラインアップされています。トレーニングと体調のどちらにも気を使う女性にはうれしい1本ですね。
視認性の高い大画面液晶搭載のランニングウォッチ
精度の高い光学式心拍計を搭載し、日々の心拍数データを管理できるGPS付きランニングウォッチです。スマホとのBluetooth連携や専用アプリとの連動など、ランニングウォッチとしてひととおりの機能を備えていますが、「ForeAthlete 35J」の最大のポイントは視認性の高い液晶画面にあります。
ブラックのベゼルにシンプルでありながらも大きな文字で表記される文字盤は、トレーニング中や走行中でもみやすく、正確にデータや時間を読みとることができます。

Fitbit(フィットビット)『FITBIT VERSA ライト エディション』
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする gps付きランニングウォッチの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのgps付きランニングウォッチの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
走りやすくて使いやすい商品を選ぼう
本記事では、gps付きランニングウォッチの選び方やおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?下記の6つのポイントを抑えておきましょう。
・稼働時間
・防水機能
・画面や時刻の見やすさ
・パソコンやスマホの連携機能
・フィット感
・その他の便利機能
上記のポイントを抑えることで、より使いやすいgps付きランニングウォッチを選べるはずです。
gps付きランニングウォッチは、ランニングをする際に時間を図るだけでなく、心拍数や距離、また、近年の技術の進歩により、体調管理にも使用されるようになり、ますます人気を博しています。もちろん、ランニング中に使いこなさなければいけないため、機能はしっかり吟味する必要はありますが、スペックの高い商品を選びたいところ。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。 現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。 各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。