Apple Watch(アップルウォッチ)でできること スイカやパスモの電子決済や健康管理も
スマホと連携して電話やメールの機能を利用できる腕時計型のウェアラブルデバイスがスマートウォッチ。その中で、2015年の発売以来、ダントツの人気を誇るのがApple Watchです。iPhoneと連携しておけば、メールやLINEの通知を見たり、電話の発信や通話をしたりといったことを、iPhoneを取り出して操作しなくてもApple Watchで行なうことができます。一定水準の防水機能もあるので、プールなどでも使用可能です。
Apple Watchは毎年新モデルが発売され、そのたびに機能が追加されています。脈拍の計測機能や、GPSを利用したランニングやウォーキングのログ機能など、睡眠や健康管理に使える機能も充実していますし、電子マネーを利用して買い物をしたり、Apple Musicの音楽をストリーミング再生で楽しむことも可能です。
Apple Watchには最新モデル(2022年時点ではSeries8、SE、Ultra)のほかに、継続して販売されている旧シリーズもあります。ケースやバンドの素材など、さまざまなバリエーションがありますので、目的に応じて自分にぴったりのApple Watchを見つけてみてください。
Apple Watchの選び方
Apple Watchにはさまざまなバリエーションがあります。シリーズ(Series)やケース、機能などがどのように違うのかを見ていきましょう。ポイントは以下です。
【1】「GPSモデル」と「GPS+セルラーモデル」
【2】使える機能
【3】画面サイズ
【4】ケースの素材
【5】バンド(ベルト)
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】「GPSモデル」と「GPS+セルラーモデル」の違いは?
RhinoShield Apple Watch Series4/5/6/SE [40mm用] 保護ケース | 衝撃吸収 傷防止 スリムデザイン BPAフリー [1.2Mの耐落下衝撃] - カーキ
Apple Watchには、「GPSモデル」と「GPS+セルラーモデル」の2種類のモデルが存在します。その違いは次の通りです。
・GPSモデル……LTE通信に未対応。iPhoneがないと通信ができないため、iPhoneが近くにない場合は時計機能のみ。
・GPS+セルラーモデル……LTE通信に対応。iPhoneがなくても単体で電話や音楽を聴くことができる。ただし、通信キャリアとの契約が必要。
公式サイトで購入できるApple Watchは次の種類になります(2022年10月時点)。
・Apple Watch Ultra(GPS + セルラーモデル)
・Apple Watch Series 8(GPS + セルラーモデル)
・Apple Watch Series 8(GPSモデル)
・Apple Watch SE(第2世代)(GPS + セルラーモデル)
・Apple Watch SE(第2世代)(GPSモデル)
※そのほか特別モデルの Apple Watch Hermès
通信機能は、docomo、au、Softbank、楽天モバイルでのiPhone回線契約のオプション契約(月額350〜500円)で提供されています。Cellularモデルだと、ペアリングしたiPhoneがない状態でも通話やメッセージの送受信などが可能です。
価格については、Cellularモデルのほうが、約11,000円ほど高くなっています。MVNO、いわゆる格安スマホの契約ではApple Watchの通信契約はできないので、注意しましょう。
【2】機能で選ぶ
Apple Watchには、GPS機能以外にも「衝撃事故センサー」「皮膚温センサー」「血中酸素ウェルネスセンサー」「光学式心拍センサー」「電気心拍センサー」「転倒・落下検出」といったフィットネスなどにも役立つスマートフォンならではの機能が搭載されています。ここでは、それら機能についてご紹介します。
衝撃事故センサー|万が一のときに助けを呼んでくれる
実際の運転と衝突のデータを元に開発されたという「衝撃事故センサー」。交通事故にあったときに、その衝撃を感知して代わりに通知をしてくれます。Series 8、Ultra、SE(第2世代)のモデルで搭載された新機能です。
皮膚温センサー|体調変化の周期を記録
Series 8 と Ultra に搭載された「皮膚温センサー」は、5秒ごとに体温を計測して体調の変化を記録できます。女性の月経周期を記録して予測するのに役立つ機能です。
血中酸素ウェルネスセンサー|血中の酸素濃度が測れる
血中酸素ウェルネスセンサーでは、血中の酸素濃度を測ることができます。
光学式心拍センサー|心拍数を常にモニタリング
光学式心拍センサーは、心拍数を常にモニタリングすることで、通常よりも高い心拍数や低い心拍数の場合に通知を受け取ることができます。
電気心拍センサー|ECG(心電図計)としての利用が可能
Apple Watchは、シリーズ4より初めてECG(心電図計)としての利用が可能になりました。2020年9月4日にApple Watchは医療機器として国内で認証され、心電図計としての利用も期待されています。
転倒・落下検出|落下検知で緊急通報サービスに連絡
RhinoShield Apple Watch Series4/5/6/SE [44mm用] 保護ケース | 衝撃吸収 傷防止 スリムデザイン BPAフリー [1.2Mの耐落下衝撃] - ホワイト
転倒・落下検出機能は、Apple Watchを着用したユーザーの身に落下や転倒などのリスクが迫ったと判断した場合に、緊急通報サービスに連絡してくれる機能です。
【3】画面のサイズを選ぶ
NIMASO ケース Apple Watch Series 6 / SE/Series 5 / Series 4 対応 44mm PC素材 強化ガラス 保護カバー アップルウォッチケース
画面のサイズはシリーズごとに大小の2種類があります(Apple Watch Ultra は1種類)。
45/44/42mmのサイズは、一般的な腕時計でいえば男性用のスタンダードなサイズになりますが、女性がつけてもとくに違和感のないデザインになっていますから、視認性を重視するなら大きいサイズのモデルを選ぶとよいでしょう。
また男性でも腕の細い人や、アンティークな雰囲気が好きな人は、小さいサイズのほうがフィットするでしょう。
小さいサイズ | 大きいサイズ | |
Apple Watch Ultra |
- |
49mm |
Apple Watch 8・7 |
41mm |
45mm |
Apple Watch SE・6・5・4 |
40mm |
44mm |
Apple Watch 3 |
38mm |
42mm |
【4】ケースの素材で選ぶ
ステンレスは少し重厚な輝きがあり、もっとも低価格なアルミよりも高級感があります。そしてさらに高級感があるのが、チタニウムです。チタニウムは独特の落ち着きのある質感で高級感があります。
重さは、アルミがもっとも軽く、次に軽いのがチタニウム。そしてステンレスはもっとも重くなっています。といっても、アルミとステンレスの差はおよそ10g程度ですし、どのモデルも一般的な腕時計とくらべてとても軽いので、重さはあまり気にしなくてもよいでしょう。
【5】バンド(ベルト)を選ぶ
バンドは、さまざまな種類が用意されていますが、Apple Watchを購入するさいは、ケースとの組み合わせが決まっていて、自由に組み合わせて選択することができません。
しかし、ほとんどのバンドは単体でも販売されているので、Apple Watch自体(ケースとバンドのセット)を購入後に別途バンドを購入して交換できます。
とはいえ、バンドだけでも数千〜数万円するものなので、交換は最終手段として、できるだけ気に入るものをしっかり選びましょう。
なお、交換バンドは、アップル純正以外のもの(サードパーティー製)も多数販売されていて選択肢は豊富です。ただし、廉価なものだと純正バンドに比べて品質が劣る場合もあるので注意が必要です。
自分のスタイルや用途・値段で選ぶべき IT編集者からのアドバイス
Apple Watchは、カラーとバンドとの組み合わせが実にさまざま。例えば、ビジネスシーンでも着用する人はスーツに合う色を選ぶなど、自分のスタイルに合わせて選ぶのが基本。
モデルとバンドが掲載されているApple公式サイトで、ラインナップと価格を購入前に一度チェックしましょう。
Apple Watchのおすすめ5選 Series8、コスパのよいSEも!
以上で挙げた選び方を踏まえて、Apple Watchのおすすめモデルを紹介します。バンドは、好みのものに買い替え可能です。色やサイズだけでなく、重さや大きさ、使い心地などの情報も参考にしてください。
高スペックをお手ごろな価格で実現!
Apple Watch Series6と同様のデザイン、ディスプレイサイズのまま、お手ごろな価格で手に入るのがApple Watch SE。もちろん、多様多彩なワークアウトが使用でき、耐水性にも優れているため、スポーツウォッチとしても使用できます。充分高機能な為、Apple Watch購入を迷っている人にはオススメのモデル。
Series6以前からの買い替えならおすすめ
Series8では、衝突事故検出と皮膚温度センサー機能が追加されました。ディスプレイは、Series7と同じ41mm・45mmの2タイプで、サイズやスペックも変わりません。細かいところではBluetoothのバージョンが5.0から5.3になっていたり、加速度センサーが高重力加速度センサーになっていたりなどの違いがあります。
Series7からはマイナーチェンジという印象ですが、Series6からの買い替えであれば、常時表示にも対応したディスプレイの見やすさや強度、充電速度の向上など、メリットが大きくなるのでおすすめです。
アウトドア向けのスポーツモデル
Apple Watch Ultra は、シリーズの中で最大のケースサイズ(49mm)を持ち、Series8やSEと比べても明るい輝度をもつディスプレイを搭載しています。ケース素材はチタニウムを採用しているほか、さまざまなアクティビティやスポーツの衝撃に耐えうるスペックが特徴です。
操作がカスタマイズできる「アクションボタン」、スキューバダイビングにもアプリと連動して使えるダイブコンピューター機能など、アウトドアでも心強い仕様になっています。
見やすい画面領域・高速充電ができるモデル
Series6よりも強化された対亀裂性高いクリスタルガラスを採用、画面サイズとスクリーン領域が大きくなり、見やすさがアップしています。
防塵性能はIP6X、耐水性能はWR50の泳げるスペック。血中酸素ウェルネスアプリを使えば、体に取り込まれた酸素のレベルを手首からじかにチェックできる機能もあります。
充電時間もSeries6と比べて33%改善、約45分でバッテリーを80%まで充電が可能になっています。
そのほか、これまでのシリーズ同様にさまざまなアプリに対応するほか、バンド類も充実しています。
体の健康をチェックできる
血中酸素ウェルネスアプリや心電図アプリの搭載により、健康状態を把握するツールとしての役割が増えました。常時表示Retinaディスプレイが屋外でも一段と明るく見えるようになり、太陽の下や水の中で運動している時も測定値を一目でチェックできます。
また、ファミリー共有設定を使えば、複数台のApple Watchと1台のiPhoneをペアリングでき、離れた家族とも位置情報を共有し合うといったことができます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする Apple Watchの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのApple Watchの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの関連商品
Apple Watchをさらに便利に使うための周辺機器をご紹介!
使いやすさを形にしたApple Watch充電器
コネクタに接続端子を差し込むようなシステムではなく、Apple Watch本体の裏蓋と充電器のコネクション部分を「ピッタリくっつける」という新しい充電方式です。
くっつける際はマグネットで固定されるので、かんたんに外れてしまうこともありません。AppleWatchに同梱されている充電器が使えなくなってしまった、職場でも充電できるようにしたいという方は検討してみてもいいでしょう。
さらに便利になった高性能ノイズキャンセリング機能
iPhoneやApple Watchと接続、そして切り替えもシームレスなワイヤレスイヤホンでケースから出すだけで使えます。音量調節や曲の変更、通話したいときはSiriに声をかけるだけでOK。より直感的に操作ができるようになったので、年齢問わずにスムーズに使えます。
ノイズキャンセリング機能が追加されて使い勝手が向上しており、またモードによって外部音取り込みモードにすれば周囲の音も自然に聞こえるのでつけたままでも周囲の人と通話できる便利なアイテムです。
「Apple Watch」のおすすめ商品の比較一覧表
Apple Watch(アップルウォッチ)に関するQ&A よくある質問
Apple WatchはiPhoneユーザー以外でも使えますか?

使えません。時計機能のみであれば持つことはできますが、iPhoneとペアリングしないと機能を活かすことができません。「watchOS 9」を搭載したApple Watchを使うには「iOS 16以降を搭載したiPhone 8以降」とペアリングする必要があります。「watchOS 8」 の場合は 「iOS 15/iOS 14」 をインストールしたiPhoneでペアリングが可能です(2022年10月時点)。
Suicaは使えますか?

使えます。Suicaはもちろん、「Apple Pay」といった電子マネー決済機能も使えます。仮にiPhone本体がタッチレス決済に対応していなくても、Apple Watchがあれば、タッチレス決済ができます。
防水対応ですか?

Apple Watchは防水対応です。ただし「Apple Watch Ultra」を除き、生活防水レベルと考えましょう。水圧の低い浅い水深であれば付けたまま泳ぐことが可能で、シャワーへの耐水性能もあるとしていますが、経年劣化により耐水性が落ちる可能性があることも覚えておきましょう。
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カスタマイズできるのもApple Watchの魅力
さまざまな楽しみ方があるApple Watch。ブレスレットとしてワンランク上のおしゃれを楽しんでもいいでしょう。また、イヤホンにこだわってみたり、便利さにこだわった充電器を揃えてみたり。あなたに合った使い方を見つけ、まわりとひと味違うApple Watchを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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