トイレットペーパーの選び方
毎日使う身近な生活用品「トイレットペーパー」。この記事では、トイレットペーパーの選び方をご紹介します。有名メーカーの商品だけでも数多く、そのほかのメーカーもあわせるとさまざまな種類があります。頻繁に使うものだからこそ、自分に合ったものを見つけてくださいね。ポイントは下記6点。
【1】種類で選ぶ
【2】紙質で選ぶ
【3】長巻タイプか
【4】芯なしタイプか
【5】好みの香りやプリント柄で選ぶ
【6】シャワートイレ用か
上記のポイントを押えることで、あなたに合った商品をみつけることができます。
ぜひ参考にしてみてください。
【1】シングル? ダブル? 種類で選ぶ
トイレットペーパーには、大きく分けると「シングル」と「ダブル」の2種類があります。重視するポイントに合わせて好みのものを選びましょう。
コスパ重視なら「シングル」
シングルは、ダブルに比べて約2倍の長さで価格もほとんど変わらないのが特徴。一回の使用量を考えると、シングルタイプのトイレットペーパーの方がコストパフォーマンスが高いです。
とにかくコスパを重視したい方は、シングルを選ぶのがおすすめです。
使い心地を重視するなら「ダブル」
ダブルは、その名のとおり紙が二重仕様になっている構造のトイレットペーパー。そのため、厚手でしっかり拭けるという使い心地のよさでいうと、シングルよりもダブルのほうがすぐれています。
肌触りがよく、ボロボロしないものを選びたい方は、ダブルを選ぶのがおすすめです。
また、あまり種類はありませんがトリプルタイプもあります。吸水性と耐水性にすぐれていますが、その分ダブルよりも価格が高いです。
【2】肌触りのよい紙質を選ぶ
トイレットペーパーに使われている紙質にも種類があります。より肌に優しいものを選ぶために、紙質や加工方法もチェックしましょう。
肌触りがよいのは「パルプ100%」
木材から作られていて、白色度も高くやわらかい肌触りが魅力です。
なかでも、紙の表面に凹凸の突起が施された「エンボス加工」だと、表面積を増やすことによって水分の吸収力を高めており、クッション性もあってよりやわらかな肌触りになります。
コスパを求めるなら「古紙パルプ100%」や「再生紙100%」
古紙から作られるトイレットペーパーは、業務用が多くかための紙質です。漂白剤を使用していないので、白色のものではないことが多いのも特徴。
値段が安いのが魅力なので、肌触りを気にせず激安さを求める方にはよいでしょう。
肌がデリケートな方は保湿成分入りを
「何度か拭くとヒリヒリする」「かゆくなったり痛くなったりする」と悩む方も多いのでは? より肌触りのよさを求めるなら、スクワランなど保湿成分が配合されたトイレットペーパーを選ぶのがおすすめです。
デリケートな肌の場合、保湿成分が入っていると何回拭いても痛くなりにくくかぶれにくいので、検討してみましょう。
【3】2倍巻きなどの「長巻タイプ」なら交換頻度を減らせる
長巻タイプは、1ロール当たりの長さが通常の1.5~2倍になっているので、「家族の人数が多くその分トイレを使う回数が多い」「買い物に行く機会が少なくまとめ買いをしたい」「トイレの中に収納場所が少ない」家庭向きと言えるでしょう。2倍巻きのほかにも、4倍巻きや5倍巻き・7倍巻きなどもあります。
量は保ったままロールの数が減るので、その分をトイレの掃除道具などを置くこともできそうです。
【4】「芯なしタイプ」はゴミを減らせてエコになる
環境に配慮するなら、トイレットペーパーの中心にある、芯がないタイプを選ぶと、使い終わった後にゴミが出ないので、環境にも配慮することができます。
ただし、芯なしタイプのなかには、通常よりもロールの穴が小さい場合があるので、自宅のトイレットペーパーホルダーで使えるのか、事前に確認しておきましょう。
【5】好みの香りやプリント柄から選ぶ
果実や紅茶、白檀の香りなどさまざまな香り付きのトイレットペーパーを取り入れると、ニオイが気になりがちなトイレ空間が一気に華やぎます。反対に、トイレ用芳香剤を使っている方は、匂いが混ざらないように無香料のものを選ぶとよいでしょう。また、消臭効果がある商品もあるので、匂いが気になる方はチェックしてみてください。
無地の白が一般的なトイレットペーパーですが、かわいいキャラクター柄や色付きのものもあります。TOTOが毎年一般募集する川柳がトイレットペーパーに印字された「トイレ川柳」や、生活に役立つ(かもしれない)豆知識、おもしろい絵柄がプリントされたものなど、トイレタイムが楽しくなるトイレットペーパーもおすすめです。
【6】シャワートイレ専用のトイレットペーパーも!
多くの家庭でシャワートイレ(ウォシュレット)が使用されていますから、時代に合わせてシャワートイレで使うことを想定して開発されたタイプのトイレットペーパーがあります。
厚手になっていて、水で濡れた箇所を拭き取りやすくなっているのが特徴。しかも、水に溶けやすいように工夫がされていて、厚手の紙でも詰まってしまう心配がありません。また、濡れた箇所で使っても身体にくっつかないので、ストレスなく使用できるのがポイントです。
人気メーカー・ブランドを紹介!
ここからは、トイレットペーパーの人気メーカーやブランドをいくつかご紹介します。ここで紹介する以外にも、最近ではマツモトキヨシ(マツキヨ)やサンドラッグ、スギ薬局やウエルシアなど、さまざまなドラッグストアでプライベートブランド商品を展開しています。
大王製紙:エリエール
大王製紙の「エリエール」ブランドは、ラインナップの豊富さが特徴。中身は同じ商品でも、ロール数の異なるパックで販売されているので、各家庭の収納場所に合わせてぴったりなものを選べます。
機能性の面でも、消臭力の高いペーパーのもの、吸収力がかなりすぐれているもの、古紙を配合してエコを考慮したタイプのアイテムなど、それぞれのこだわりで選べるのもポイントです。
王子ネピア:ネピア
王子ネピアの「ネピア」ブランドの「トイレットロール」は、使い心地を重視したラインナップが特徴。フレッシュパルプだけでつくられていて、やわらかさや吸水性がとてもよく、シャワートイレにもぴったりです。ロールにプリントが施されているので、高級感を感じられるのもポイントです。
ほかにも、消臭力重視のアイテムや、リサイクルパルプだけで生産されている商品もあります。
日本製紙クレシア:スコッティ、クリネックス
日本製紙クレシアの「スコッティ」ブランドは、便利な暮らしのために取り換え回数をなるべく少なくできるロングロールタイプへのこだわりがあります。さらに、持ち帰りがらくになり、収納スペースを小さくできるという利点もあり、便利です。
また、「クリネックス」ブランドのシリーズは、トイレ空間をより快適に過ごすための、消臭性能や滑らかな肌ざわりの使用感にこだわったラインナップがあり、好みに合わせて選べます。
コストコ:カークランド
コストコのプライベートブランドの「カークランドシグネチャ」のトイレットペーパーも高いコストパフォーマンスをみせています。大量のロールを低価格で購入できるのがポイント。
アイテムの品質も高く、肌ざわりがよいだけでなくおしゃれなエンボス加工が施されているのが特徴です。30ロール入っていますが、内部で6ロールずつで包装されているので、収納にもそんなにネックになることはありません。
トイレットペーパーはどこで買う?
ドラッグストアやスーパー、ホームセンターやコンビニなど、身近なお店で売っているトイレットペーパー。店舗ごとにセールをやっている場合もあるので、安く手に入れたいときやすぐに欲しいときには店舗での購入が便利です。
一方、ネット通販ではかさばるトイレットペーパーをお店から家まで持ち帰る必要がないので、まとめ買いに便利。店頭で売っていない商品が手に入るのもメリットです。ただし、ネット通販はショップによって販売価格が大きく異なる場合があるので、最安値を見極める必要があります。まとめ買いで割安になっていることもあるので、少しでも節約したい人はぜひ通販をチェックしてみてくださいね。
トイレットペーパーおすすめ22選をタイプ別に紹介
▶【シングルタイプ】おすすめ7選
250mの超ロングタイプでたっぷり使える
ペーパーが通常の5倍の長さもあるトイレットペーパー。250mの超ロングタイプなので、面倒な交換作業が少なくすむでしょう。20ロール分が4ロールに凝縮されているので、省スペースで収納にも便利です。災害時の備蓄用としてストックしておくのもおすすめ。
芯がないので、最後まで使い切れてゴミも出ません。天然緑茶成分配合の消臭機能付きもうれしいポイント。パルプ100%でやわらかいので、安心して使えるでしょう。
2倍ロールで持ち運びや収納もらくらくなロール
100メートルの長さで、長持ちしてくれるシングルロールのトイレットペーパーです。同じ大きさでも、2倍のロール量になるように開発されているので、取り換え回数が削減でき、購入時の持ち帰り移動や、自宅の収納スペースの問題も解決します。
トイレットペーパーの使用量が多い、大家族や防災のときのために備蓄をしておきたいという方にぴったりです。
フローラルな香りでトイレタイムを過ごしやすく
ロール幅を4ミリ小さくし、よりエコを実現させているシングルロールのトイレットペーパーです。100メートルのロングロールなので、取り換えの手間が少なくて済むのがポイント。
芯に香りがついているので、トイレタイムが華やかなフローラルの香りによってより充実した時間になりそうです。高い吸水性があるので、シャワートイレにも快適に使えます。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは4袋セット、楽天市場は6袋セットの価格になります。
200メートルのスーパーロングロールで手間なし
古紙を使った、環境にやさしいタイプのシングルロールトイレットペーパーです。ワンロール200メートルの長さがあり、長期間取り換えなしで使えるのが特徴。芯なしなので、ごみの削減にもつながります。
柔軟剤技術により、ふっくらやわらかな肌ざわりがとてもやさしいのも大きなポイント。業務用にぴったりのアイテムです。
芯なし・長巻きタイプで高コスパ!
再生紙100%のトイレットペーパーです。150mととても長く芯もないので、コスパが高く環境にもやさしいのが特徴。トイレットペーパーの消費量が多い方や、家族が多い方などにおすすめです。
漂白されていないので真っ白ではありませんが、コスパ重視の方はぜひ検討してみてくださいね。
シャワートイレでも使いやすい破れにくいペーパー
フレッシュパルプだけでつくられたシングルロールのトイレットペーパーです。ふんわりやわらかい肌ざわりが特徴。吸水性もとてもよく、濡れたときでも破れにくいようになっているため、シャワートイレでの使用にも適しています。
包装パッケージも植物由来のフィルムを使用し、エコを意識したつくりになっているのも特徴です。

無香料なので独特のニオイが苦手な方に◎
パルプ100%のシングルタイプのなかでは、上質な質感。また、表面にエンボス加工が施されているので、肌に優しく蛍光塗料も不使用です。
トイレットペーパー特有の香りがなく、芯部分にはリンゴ酸を加えた消臭効果も持たせているので、無香料なところもポイント。無臭なので、お好みの芳香剤を楽しむことができます。
王道の60m巻きで長持ち。また、別に8ロールの商品もあるので、そちらもおすすめです。
▶【ダブルタイプ】おすすめ13選

消臭効果も期待できるすぐれもの
人気のダブルタイプのトイレットペーパーなので、肌触りや使い心地がすぐれています。
また、クセのないフレッシュクリアの香りつきだけでなく、消臭効果も期待できるすぐれもの。トイレットペーパーや紙は、湿気やニオイを吸収しやすい性質を持っています。
この商品はその特性を生かした仕様になっており、気になるニオイはしっかりカットしていい香りだけを残してくれます。消臭剤などを使用せず、トイレの気になるニオイを抑えたい方におすすめです。
柔軟剤技術でふんわりとしたやわらかさを実現
大王製紙『エリエール トイレットティシュー』は、柔軟剤技術の改良により、「New Soft & Bulk製法」でふっくらとやわらかな肌触りと高い吸水性を体験でき、温水洗浄トイレにも適しています。新改良されたソフトエンボス加工で、従来品よりもさらにふんわり感がアップ。蛍光染料は未使用です。
ほのかな花の香りが芯につけられていて、さわやかな気分になりトイレのなかでもリラックスできるでしょう。12ロール入りのほかに4ロール入りも販売されているので、大家族からひとり暮らしまで、使用するペースによって選べます。

1ロールでたっぷり使える長巻きタイプ
12ロールで24ロール分の長巻きタイプ。取り替える手間も半分で済んで、ストック場所にも困らず1ロールでたっぷり使えるのが魅力です。
しっかりした作りの紙質ですが、独自のふっくらやわらかいエンボス加工で肌触りもよく、香りもそれほど気になりません。
より長持ちする100メートル巻きのシングルタイプや、3倍長持ちする3倍巻きタイプもおすすめ。華やかなパッケージデザインも印象的です。

ほのかな香りとやわらかな紙質で贅沢気分を
日本の美というネーミングのとおり、桜のほのかな香りに加えて花や鳥など風流なプリントが楽しめるトイレットペーパー。
ふんわりやわらかな質感で肌触りもよく、クセのない香りに癒(いや)されます。
12ロールのダブルタイプのなかでもそれほど高額ではないので、ちょっぴり贅沢気分をトイレで味わいたいのなら、おすすめの商品です。
▶【高級・上質】おすすめ2選
「トイレットペーパー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする トイレットペーパーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのトイレットペーパーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
トイレットペーパーの収納スペースはDIYで確保!
トイレの収納スペースが少なくいけど、床や便器の近くに置くのに抵抗がある方にぜひ試していただきたいのが、つっぱり棒を活用した保管・収納方法です。
作業はかんたん、つっぱり棒を2本または3本用意し、設置した場所にあわせたら、その上にトイレットペーパーを収納することができます。
おしゃれに収納したいなら、つっぱり棒にレースカーテンを通したり、中身が見えないように棚などを組み合わせてみましょう。材料は100円均一などで揃えることができるので、コスパも抜群です。
トイレブラシやトイレマットのおすすめはこちら 【関連記事】
こだわりのトイレットペーパーを選んで
トイレットペーパーは、それぞれのメーカーのいろいろなこだわりで、使い心地が工夫されています。また、エコ重視で再生紙を高い割合で使っていたり、芯なしであったりなど、環境にやさしいタイプのアイテムもたくさん。
1日に何回も入るトイレなので、ライフスタイルに合わせて、ぴったりのトイレットペーパーを選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大阪生まれのフリーランスライター。 映像製作プロダクションのアシスタントディレクターとして従事した後、Webサイトの企画・ディレクションやマーケティング、デザイン業務のほか、ライター、カメラマンとしても活動すること18年。 そのかたわら、トイレ空間に興味を抱き続け、10年以上の歳月をかけて全国各地に点在する300カ所以上のトイレを独自取材。 現在は“トイレハンター” や“トイレ評論家” として各メディアにて活躍中。 著書に『ニッポンのトイレほか』がある。