つっぱり棒・つっぱり棚って?
・つっぱり棒
「向かい合う壁と壁の間に押し当てて固定をする伸縮性のある棒」のこと。
・つっぱり棚
「向かい合う壁面または天井と床の間に伸縮性のある板を押し当てて固定する棚」のこと。
どちらも壁に傷をつけることがなく手軽に使えるので、賃貸マンションでも安心して使うことができます。
つっぱり棒・つっぱり棚の選び方 長さや耐荷重をチェック!
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタントである岩佐弥生さんにつっぱり棒・つっぱり棚を選ぶときの大事なポイント4つを教えてもらいました。買おうかどうか迷っている人も、自分に合うものを探している人もぜひ参考にしてください!
「使用用途」を決める
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント
最適なつっぱり棒をどう選ぶかは、「どこで・何を」を明確にすることからスタートします。洋服をかけるのか? カフェカーテンとして使いたいのか? トイレで使いたい等、使用用途によって選ぶ基準も変わります。
まずは、つっぱり棒やつっぱり棚の用途をしっかりと決めましょう。
突っ張りたい場所の「長さ」を測る
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント
使用用途を決めたら、突っ張りたい場所の長さを測ります。長さを測るときには、スチール製のメジャーがおすすめ。ストッパーがついているものは、一人でも正確に測ることができます。
つっぱり棒は、最大限に伸ばして使うよりも最小限にしたときのほうが耐荷重があがります。
例えば、約150~250cmまでの伸縮幅があるつっぱり棒があるとします。この場合、150cmで使用するよりも250cmまで伸ばして使用するほうが耐荷重は下がってしまうのです。
これはつっぱり棒・棚を選ぶ際の大きなポイントになりますので、知っておくと便利です。
「耐荷重」は必ずチェック!
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント
つっぱり棒には必ず「耐荷重」が記載されています。事前に決めた使用用途に合う耐荷重をクリアできるつっぱり棒・つっぱり棚を選びましょう。
気がつくとつっぱり棒がずれてしまうという場合は、設置の仕方にもよりますが、荷重オーバーであることが十分考えられます。
また、衣類の物干しに使う場合は、衣類が濡れているときの重さで耐荷重を選びましょう。
「バネタイプ」か「ジャッキタイプ」で選ぶ
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント
「バネタイプ」は、つっぱり棒やつっぱり棚の長さを調節する部分にバネが内蔵されています。軽くて細いタイプが多く取付けも非常に簡単ですが、耐荷重が低いので軽いアイテムをかけておくのに向いています。
逆に「ジャッキタイプ」は、ネジで固定して使います。つっぱり棒は太いタイプが多く、本体の長さが長いタイプも増えてきます。耐荷重もたっぷりあるので、重いアイテムをかけたい場合に向いています。
衣類等かけるアイテムが重い場合は「超強力」タイプを選ぶのがおすすめです。
選ぶときはここもチェック!
ここからはさらに知っておくと便利なつっぱり棒やつっぱり棚の選び方をご紹介します。今や欲しい場所に収納を増やすためには、なくてはならないつっぱり棒やつっぱり棚。
選び方をマスターするだけでも、理想の部屋に近づけるはずです。整理収納アドバイザー岩佐さんの選び方と併せて、ぜひチェックしてみてくださいね。
インテリア性で選ぶ
収納スペースを確保したいがために、部屋のインテリアが壊れるのは少しもったいないですよね。そこで、事前につっぱり棒やつっぱり棚のカラーバリエーションや材質もチェックしておきたいポイントです。
最近では、木目調やスチール製のつっぱり棒など、材質を重視したつっぱり棒も登場しています。また、ホワイトやブラック、ブラウンなど部屋のインテリアや壁の色に合わせた商品を選ぶと、部屋の雰囲気を壊さずに収納スペースを確保できますよ。
つっぱり棒、つっぱり棚で迷っている方に! 整理収納アドバイザーからアドバイス
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント
つっぱり棒選びは「どこで使うか」が大事!
昔と今では、つっぱり棒も多様化していて、その場所に合った画期的な商品が売られていることも。例えば、浴室で使いたいのであれば、ポールはサビにくい素材で耐荷重もあるつっぱり棒を選んだほうが安心ですよね。
どこで使うかが明確になれば、その場所に合ったつっぱり棒やつっぱり棚があるので、そのなかからお部屋に合ったものを選んでいくとよいでしょう。
つっぱり棒おすすめ10選 強力タイプや250cm以上の長さも!
うえで紹介したつっぱり棒・つっぱり棚の選び方のポイントをふまえて、整理収納アドバイザーの岩佐さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。




オシャレ! 見た目もこだわりたい派におすすめ
これまでのつっぱり棒のイメージを大きく変えた、まさにインテリアの一部にもなるつっぱり棒です。つっぱり棒はとても便利な反面、どうしても生活感が出やすくオシャレじゃないというイメージを持たれがちでした。
このドローアラインは、スチール製でマットな作りとなっており、圧着部のデザインもつっぱり棒を感じさせずオシャレな人達のなかで話題となっています。
また、縦でも横でも設置ができ豊富なパーツ(別売)を組み合わせることが出来るので、使用用途がグッと広がります。
例えば、一人暮らし等お部屋の空間が限られているという場合は、縦向きで設置をすれば場所を取らずに便利に使うことができますよ。


衣類のちょいがけにも活躍! ポールハンガー
衣類を収納したいけどクローゼットや押入れがない、衣類収納を増やしたい、そんなときにおすすめの商品です。
一度着たけれど、毎回洗濯やクリーニングをしないコートやジーンズ等ってありますよね。においや花粉、湿気等が気になるから、洗濯されたキレイな衣類空間とは別にしたいという声をよく耳にします。一人分ならどうにかなってもそれが家族全員分となると衣類の数も増えます。
上段・下段があるポールハンガーラックなら、家族分の衣類をまとめて収納することが可能。見た目もスッキリとして、片づけもラクになります。上の段を使いやすくする「ひっかけ棒」が付いているところもうれしいポイントです。

つっぱり棚おすすめ3選
ここからは、つっぱり棚のおすすめ商品を紹介します。



「つっぱり棒・つっぱり棚」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする つっぱり棒・つっぱり棚の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのつっぱり棒・つっぱり棚の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの収納グッズに関連する記事はこちら 【関連記事】
用途や使いやすさを考慮して選ぼう
今回は、整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタントの岩佐弥生さんの「つっぱり棒、つっぱり棚の選び方」アドバイスやおすすめ商品をご紹介しました。収納するアイテムや収納を増やしたい場所に合わせたつっぱり棒やつっぱり棚を選ぶことで、よりお部屋が使いやすくなります。ぜひ、目的に合わせ選んでみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
整理収納作業をはじめ、キッチンショールームでの収納コーディネート、収納セミナー講師、企業の収納コンサルタントなど幅広く活躍。 喋る仕事もしていることから、収納セミナーは分かりやすく聞きやすいと好評。また、お片づけが好きになる!「収納ラベル」もプロデュースしている。