ヘッドライトクリーナーの必要性
ボディは洗車できれいでも、ヘッドライトがくすんだままの人は多いと思います。黄ばんでしまう原因は、紫外線による劣化やコーティングがはがれてしまうことで起こります。
そこでおすすめしたいのがヘッドライトクリーナーで、劣化したヘッドライトの表面をきれいに磨き落とし、新車の時のようなクリアな状態に戻してくれます。
ヘッドライトがクリアになれば、夜間や雨の日でも安全な運転ができ安心です。それだけでなく、車の見た目にも影響します。
ヘッドライトクリーナーの選び方
ヘッドライトクリーナーの選び方をご紹介していきます。
簡易的または本格的どちらを選ぶか決める
コスパや作業のしやすさを重視、あるいはまずはお試し感覚で……という場合であれば、簡易的なヘッドライトクリーナー列がおすすめです。
一方で、導入コストや手間がかかっても徹底的にヘッドライトの黄ばみを除去したい、黄ばみがひどくて簡易的なヘッドライトクリーナーで納得のいく仕上がりのものが見つからなかった、などの場合は、本格的なものを選ぶのがよいでしょう。
セット販売されているものは作業工程が多いので、本格的なものをお探しの方はセットのものを検討してみてください。
汚れに合った成分や効果をチェック
頑固で落ちにくいなら研磨剤入り、表面の黄ばみを浮かす有機溶剤、コーティング効果があるものまで種類があるので、ヘッドライトの汚れ具合に合った成分や効果をにしましょう、
研磨剤入りは頑固で落ちにくい汚れにピッタリ
愛車のヘッドライトが黄ばんでしまう原因は、紫外線や熱による劣化です。この場合は、研磨剤入りのヘッドライトクリーナーを選び、表面を磨き落としましょう。
ただし、研磨剤入りのものは製品によって粒子の大きさが異なります。荒いものだと、汚れと一緒にヘッドライトの表面まで削ってしまい痛みの原因になるので、粒子の大きさをチェックしてから購入しましょう。
有機溶剤入りの場合は、口コミで使用感を確認
「有機溶剤」とは、樹脂や油、ゴム、色素を溶かす有機物の性質を利用したものです。シミ抜きやスプレー、ワックスなど、家庭にも普及している溶剤なので決して特殊なものではありません。
しかし、溶剤の名のとおり、ヘッドライトの黄ばみを研磨剤のように「磨く」のでなはく「溶かす」性質を持っています。使用条件や施工方法によってはうまく溶かすことができず、黄ばみが残ってしまう可能性があるので注意が必要です。
コーティングできるとキレイが長持ち
ヘッドライトの黄ばみを除去しても、そのままの状態ではあっという間に元に戻ってしまいます。そこで、黄ばみ除去+コーティング処理ができればモアベターです。
しかし、コーティング処理をしたからといってヘッドセットが黄ばまないというわけではありません。進行スピードがゆるやかになると思ってください。こまめに黄ばみ除去&コーティング処理のお手入れができるなら、長期間の効果持続が期待できます。
持続期間が長いと手間が減らせる
せっかくのコーティングが短期間で剥がれ落ちてしまうと、再度施工を行う手間が発生します。また、何度も繰り返すことで黄ばみ・削るの研磨による細かい傷がヘッドライトに蓄積されてしまい、それ自体が黄ばみ原因になる可能性列も。
そうならないためにも、1度塗ったら長期間効果が持続するコーティング剤を選びましょう。
必要な道具がそろったセット商品が便利
ヘッドライトクリーナー、コーティング液、スポンジやウェス、取扱説明書など、ほかにケミカル用品を持っていない、手間いらずですぐにヘッドライトの黄ばみを除去したい場合、購入時点で必要なものがすべてそろったオールインワンタイプのものを選べば、さらに道具を買いそろえる必要がないためとても便利です。
とくに、はじめてヘッドライトクリーナーを使う方にはおすすめです。
コスパや作業のしやすさを重視、あるいはまずはお試し感覚で……という場合であれば、簡易的なヘッドライトクリーナーがおすすめです。
一方で、導入コストや手間がかかっても徹底的にヘッドライトの黄ばみを除去したい、黄ばみがひどくて簡易的なヘッドライトクリーナーで納得のいく仕上がりのものが見つからなかった、などの場合は、研磨剤入り本格的なものを選ぶのがよいでしょう。
セット販売されているものは作業工程が多いので、本格的なものをお探しの方はセットのものを検討してみてください。
おすすめ商品の比較一覧表
ヘッドライトクリーナーおすすめ6選
上記で紹介した選び方のポイントをふまえ、おすすめ商品をご紹介。ヘッドライトクリーナーは、使い方が簡単なものから、業務用レベルの強力なもの、さらには5年保証があるタイプまでさまざまな種類があります。愛車のために失敗しない商品選びの参考にしてみてくださいね。

反射・放出・吸収のトリプルコーティングで効果持続
シュアラスターの「Zero」シリーズといえば、このヘッドライトクリーナーにとどまらず、カーシャンプーやコーティング剤など、幅広いラインアップを展開しています。
反射・放出・吸収のUVカットトリプルコーティングで効果を持続するだけでなく、超微細研磨粒子によって汚れや劣化部分を磨くことで、ヘッドライトの黄ばみとくすみを落とすことができます。付属のクロスに液剤をつけて縦と横に磨き、きれいな状態のクロスで拭き取るだけなので、作業方法はとてもかんたんです。ただし、ヘッドライトのレンズが高温状態だと拭きムラができやすい傾向にあるので注意が必要です。

ガラス状の硬質効果仕上げにより、防汚効果は6カ月
黄ばみとくもりを除去するベースクリーナーと、光沢および防汚効果を発揮するハードトップコートの2段階の液剤で施工するタイプのヘッドライトクリーナー。耐久性が約6カ月。しかも、施工に必要なものはすべてそろっているのでとても便利です。
注意すべき点は施工後の皮膜が硬化するまでに要する時間。施工後24時間以内に施工箇所に触れたり、濡らしてはいけないので、晴れまたはくもりの日が数日続くタイミングを見計らって作業するようにしてください(完全に硬化するまでに3〜4日かかります)。

かんたん3ステップ! シートで拭いて黄ばみを除去
すべての工程をシートで施工するというヘッドライトクリーナー。ひとつめの工程はクリーン用シートを用いて、黄ばみがなくなるまでひたすら除去。ふたつめは市販のドライペーパータオルで乾拭き。みっつめの工程は、研磨剤を一切含んでいないコーティング用のシート(UV保護コート仕上げ)で拭きあげるだけ。
さらに、保護効果は最大12カ月持続するだけでなく、すべての自動車樹脂ヘッドライトに使用可能。市販のドライペーパータオルを用意する必要はありますが、お手軽に、面倒な作業が苦手という方におすすめしたい商品です。

4段階の下地処理と超硬度コートが売りのプロ仕様
なんと5年間保証が売りのプロ用超硬度ヘッドライトコート(保証書つき)。付属の耐水ペーパーは600番・1000番・2000番・5000番の4段階(各2枚ずつ)。他商品よりもかなりこまかい工程で下地処理を行なう仕様となっています。
そのほか、マスキングテープやコーティングおよび耐水ペーパー専用のパッド、使い捨て手袋などがセットになったオールインワンタイプです。施工にコツがいる点、下地処理に手間がかかる点などを加味すると、やはりプロ向けの商品を用いてきっちりとていねいに施工したい方向けの商品といえるでしょう。

耐候・耐久・密着性にすぐれたヘッドライトコート
ワコーズ製のヘッドライト復元キットは、ベース用の処理剤、コート剤、研磨専用パッド、塗布専用スポンジ、施工手順書がセットになった、オールインワンタイプ。
本格派でありながら、こまかい工程による下地処理や、コーティングの液剤をその都度作る手間がかからないので、信頼性と手軽さを求める方におすすめしたい商品です。
コート剤が硬化するまで半日〜1日程度かかるため、施工日とその翌日に雨が予想される場合は注意が必要です。

ガラス系コートで効果が約12カ月持続する!
下地クリーナー+マイクロファイバークロスの相乗効果でヘッドライトの黄ばみを除去。さらにガラス系コーティング剤の強固な被膜が固着することで、約12カ月効果が持続します。
施工に必要なものはすべてそろっているのでとても便利です。注意する点としては、コーティング剤の2度塗りは避けることと日本車専用品であること。輸入車・外車には使えません。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヘッドライトクリーナーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのヘッドライトクリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ヘッドライトクリーナーの使い方
ヘッドクリーナの使い方を3つのstepでご紹介します。
step1:表面の汚れを拭き取る
すぐに黄ばみや汚れを落としたい気持ちはわかりますが、ホコリやゴミを落とすために、洗車を行いましょう。洗車せずいきなり作業をはじめてしまうと、十分な効果を得ることができません。
洗車してホコリやゴミが落ちたきれいな状態になったら、ヘッドライト表面の黄ばみや汚れを拭き取ります。クリーナーを柔らかいクロスなどに適量つけて、黄ばみや汚れの期になる部分を拭いていきましょう
step2:研磨剤で磨く
汚れが拭き終わったら研磨剤で磨く前に、ヘッドライト以外のボディなどに研磨剤がつかないよう、マスキングテープで仕切りを作っておけば、少しぐらいはみ出ても問題ありません。
研磨剤をクロスやスポンジに適量つけ、気になる部分を上下に動かしながら磨きましょう。
step3:コーティング剤を使う
コーティング剤は、ヘッドライトに透明感が出て汚れが付きにくくなりるので、最後の仕上げに塗っていきましょう。きれいに仕上げるコツは、全体にむらが出ないようにしっかり塗ることです。
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まとめ
ヘッドライトクリーナーは、正しく使えば効果を発揮してくれますが、使用する際の条件や方法を間違えると、黄ばみがきちんと除去できません。
さらに、ヘッドライト表面に白いあとがついてしまうなど「施工前のほうがまだよかった……」ということになりかねないからです。
黄ばみを除去して早くきれいにしたくなる気持ちは充分に理解できますが、はやる気持ちをグッとこらえ、まずはじっくりと取扱説明書を読みこんでから施工することを強くおすすめします。
とくに、下地処理は重要です。この仕上がり度合いで見栄えやコーティングの液剤の硬化状態が大きく変わってきます。
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輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。 その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。 また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。