車用ホコリ取りはドライブを快適にする
車のホコリは定期的に掃除をしていても、いつの間にかたまっているとおもいます。その原因は、シートに座る、ハンドル操作するなどの摩擦で生じた「静電気」です。この静電気がホコリを吸い寄せることで、いつの間にかホコリがたまってしまうというわけです。
自分一人ならそこまで気にならないかもしれませんが、彼女や気になった女性とのドライブデート時に、埃が目に付く場所にあると、不潔なイメージを持たれてしまうかも……。
そんな時に活躍するのが、「車用ホコリ取り」。サッとホコリが取れるので、気になったらすぐにお掃除できます。なお、ウェットティッシュやモップなど、その形状はさまざま。
自分が使いやすい商品を選びましょう。
車用ホコリ取りの選び方
カージャーナリスト・松村 透さんに、車のホコリ取りを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。
【1】ホコリに合ったタイプか
【2】手間がかからないか
【3】静電気対策されているか
【4】収納がしやすいか
【5】内装の素材に合っているか
大切な愛車だからこそ、汚れをかんたんにすっきりと落としたいですよね。車のプロが着目するポイントをしっかりと押さえて、最適な商品を選ぶための参考にしてください。
傷がつかないよう、ホコリに合わせてタイプを選ぶ
車用ホコリ取りのタイプは大きく分けて、3種類あります。それぞれの特徴を解説するので、自分に合ったタイプを選びましょう。
ホコリと汚れをきれいにできるシートタイプ
ホコリだけでなく、車内の汚れが気になるなら、ウェットシートになったシートタイプを選びましょう。このタイプには、ダッシュボードなどの艶出し効果があるものもあります。
ホコリが溜まった部分をなぞるだけのモップ・羽(毛ばたき)
ホコリが溜まった部分をサッとなぞるだけできれいになるのが、モップ・羽(毛ばたき)。柄があるので、シートタイプでは届きにくいフロントガラスとダッシュボードの境目付近まで届きます。
細かいホコリや凹凸がある場所には、ジェル状のスライムタイプが活躍
先ほどご紹介したモップ・羽(毛ばたき)でも取れない、細かい部分のホコリにはジェル状のスライムタイプが活躍してくれます。使いたい場所の形状に合わせて、ジェルがフィットするので、エアコンの送風口やウインドウスイッチ、コインホルダー、ドリンクホルダーといった凹凸がある場所でもきれいにしてくれます。
手間がかからないのは新品の使い捨てタイプ
車内の掃除をするのに、布巾を洗うのが面倒な方はいつでも新品の使い捨てタイプがおすすめ。使い終わったらゴミ箱にそのまま捨てるだけなので、手間がかからずラクちん。
逆に、手間がかかってでも車内をきれいにしたい、コストを抑えたい方は、洗って何度でも使えるタイプという選択肢もあります。手間がかかった分、愛着が出てくるはずです。
ホコリ予防には静電気対策を忘れずに
最初にお伝えしましたが、ホコリのたまる原因の静電気、どれだけ気をつけても対策が難しいのが現状です。特に、冬場は空気が乾燥しているので、より静電気が起こる可能性は高まります。
そんな時には、シートに吹きかけると静電気を押さえてくれる「静電気除去スプレー」を使ってみましょう。
3日坊主にならない秘訣は収納のしやすさにあり
車内のホコリは毎日のように手入れをしてもたまっていくので、ホコリ取りの出番は意外と多いのです。そのため、すぐに取り出せる場所に置いておけるタイプがおすすめです。
ひとつの基準として、運転席のドアポケットをはじめ、グローブボックスやセンターコンソール内など、座っていてもサッと取り出せる場所に収納できるタイプが結果として長く使えます。
その都度、自宅から持ち出してくるようでは3日坊主になりがちです。
内装の素材に合わせたものを選ぶ
レザー内装はとてもデリケート。とくに輸入車のダッシュボードやセンターコンソールなどは、爪で引っかくだけで傷がついてしまうこともあります(日本車の内装はレザー風の素材を使っている場合もあり、もう少し扱いやすい車種が多いです)。
それだけに、ホコリ取り選びもより慎重に行なう必要があります。できれば、力をかけずにサッとかんたんにホコリが拭き取れるモップタイプがおすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
車用ホコリ取りおすすめ8選
ご紹介した車のホコリ取りの選び方のポイントをふまえて、カージャーナリスト・松村 透さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

髪の毛の約1/100! 素材は超微細のミクロ繊維
多くのクルマのドアポケットに収まるコンパクトサイズのホコリ取り。髪の毛の約1/100を誇る、超微細のミクロ繊維が車内のこまかいチリ・ホコリをくまなくキャッチします。
モップの先端がとがった形状になっているので、狭いすき間のホコリもきれいに取り除くことが可能です。また、繰り返し洗えるのも便利。
モップはグレーのほか、グリーン、オレンジ、パープルの全4色展開です。

グッドデザイン受賞のホコリ取りは収納ケースつき!
柄の部分は無段階に長さを調整できるだけでなく、9段階に角度調整可能。車内が広いミニバンや、反対にタイトなスポーツカーなど、すみずみまで手が届きにくい車種でも、車内をきれいにできます。
しかも、この種の商品には珍しい収納ケースつき。毛の部分は別売りのものに取り替え可能。
カラーはホワイト、ブルー、レッド(レッドは販売終了につき在庫分のみ)の3色展開。さらに、グッドデザイン2016を受賞しており、シンプルながらおしゃれなデザインも魅力。見た目にもこだわりたい方にもおすすめです。

ふわふわとスベスベ、両面使えるハイブリッドクロス
ソフトマイクロファイバー素材を用いた、超極細繊維が特徴のマイクロファイバークロス。
ホコリ取りはもちろん、使用箇所に応じて、ダッシュボード・ハンドルなどのこまかいホコリを絡め取りに適した「ふわふわ面」と、液晶画面やミラーなどに付着したしつこい手アカやタバコのヤニ汚れをスッキリ落とすのに「スベスベ面」の両面が使い分けができる2WAYタイプです。
クロスを水に濡らして使えば頑固な汚れもかんたんに落とせます。

ダスモ(ダストモッパー)という名のかんたんホコリ
ミクロ繊維がホコリをしっかりとキャッチするだけでなく、吸着剤が舞い散りを防ぐホコリ取り。
力を入れる必要はなく、軽くサッとなでるように使うだけでホコリが除去できます。ドアポケットにも収納できるコンパクトサイズなので、常備品として運転席から手が届くところに置いておくことができます。
しかも、モップが汚れたら、付属しているスペアモップに取り替えることができるところも魅力です。

自宅で大活躍中のクイックルワイパーをクルマにも
『クイックルワイパー』といえば、抜群の知名度であり、愛用者の方も多いはず。さらに、バリエーションもかなり豊富です。
そのなかでもこの『クイックルワイパー ハンディ』は、自宅はもちろん車内でも使いやすいのでおすすめ。自宅のホコリ取りに使う感覚で、ダッシュボードだけでなく、エアコンの吹き出し口やメーターまわりなど、ホコリがたまりやすくてなかなか取りにくい場所のお掃除には絶大な効果を発揮します。
この商品のよいところは取り替えシートの入手のしやすさ。ECサイトはもちろん、カー用品店だけでなく、たいていのドラッグストアやホームセンターでも手に入れることができます。

ディスプレイやOA機器向けだけど、車内にもOK!
こちらの商品は、ディスプレイやOA機器向けとして販売されているものですが、クルマのホコリ取りとしても使え、帯電防止繊維入りのブラシが機器表面の静電気を除去してくれます。
この商品の特徴は、傷つけにくいやわらかい毛とこまかなすき間の掃除に便利な硬い毛といった2種類の毛がついた回転タイプのクリーニングブラシであることです。グリップ部分を回転させることで、硬い毛のほうを収納できるので見た目もスマート。
エアコンの吹き出し口やメーターまわりなどのお掃除におすすめしたい商品です。

クルマ版綿棒? 徹底的にホコリを取りたい方向け!
綿棒に似た見た目のとおり、実はホイールやグリルなど、外装の細部の仕上げに適したスポンジスティック。
とはいえ、車内でももちろん使えます。各種溶剤にも耐性がある特殊素材を採用し、綿棒とは比較にならない高い掃除能力を発揮してくれます。
モップタイプやウェットシートなどでは届かない細部や奥のほうまで徹底的に汚れを落としてくれる頼もしいホコリ取りです。
アイデア次第で用途が広がるだけでなく、細部まできっちりと仕上げたい方におすすめしたい商品です。

汚れ落としとつや出しをこの1枚のシートで実現!
手にやさしい植物性アルコールを使用したウェットタイプのクリーナーシートです。
『車内ホコリ取り上手』の名のとおり、ホコリ取りはもちろん、汚れ落としとつや出しをこの1枚のシートでできます。高分子シリコンの配合により、しっとりとしたツヤが出るだけでなく、ダッシュボードなどの素材を保護します。
1枚で何役もこなせるシートを探している欲張りな方にこそおすすめしたい商品です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 車・ホコリ取りの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの車・ホコリ取りの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの車用清掃グッズの記事はこちら 【関連記事】
定期的な車内の清掃を心がけて
自宅はこまめに掃除機をかけるという方でも、車内を最後に掃除したのはいつだっけ……。そんな方、意外と多くありませんか?
なかでも、エアコンの吹き出し口はホコリがたまりやすく、そして細部まで取りにくい箇所でもあります。エアコンを使用することで、ホコリが混ざった風が車内に充満することになった光景を想像してみてください。
車内で飲食することが多く、お子さんをクルマに乗せる機会が多い方こそ、定期的な車内の清掃を心がけてください。
そんなとき、頼りになるのがここでご紹介したホコリ取りです。用途に応じた最適なホコリ取りを見つけてみてください。
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輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。 その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。 また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。