自分で愛車のメンテナンスをする人にとって、研磨やワックスがけは時間と手間がかかるものですよね。そんなときに便利なのが車電動ポリッシャー。
車電動ポリッシャーは、車体を研磨しながら汚れを除去する電動の工具です。キズが目立たなくなるように磨いたり、ワックスがけをスピーディーに行なえるので便利です。
また手作業よりも格段に時間を短縮でき、しかもプロに任せたようにピカピカに仕上がります。この機会に、自分が愛用できる商品を見つけてみてはいかがでしょうか。
まず、車電動ポリッシャーにはどんなタイプがあるのかを解説し、それぞれの特徴とポイントをご紹介します。
車電動ポリッシャーには、大きく3つのタイプに分けることができます。それぞれどんな特徴があるのかを把握したうえで、自分に合ったものを探す際の参考にしてみてくださいね。
ダブルアクションとは、回転運動と偏芯運動をあわせたタイプ。磨いた後に丸い磨きキズが残りにくいのがメリットです。研磨力が比較的弱いので塗装面をキズつけにくいという特徴があり、初心者でも扱いやすいでしょう。2種類の動きを同時に行なうため、ワックスがけやコーティングに多く活用されます。
研磨作業に慣れている方は、回転運動のみのシングルアクションタイプが向いているでしょう。研磨力にすぐれているため、こまかい作業にも対応。深いキズや板金塗装の跡も消すことができます。ただし、磨きキズが目立ちやすいのがデメリットです。
ギアアクションタイプは、シングルアクションとダブルアクションの中間のトルクを持っています。一方向への回転にギアの変則的な動きが加わったポリッシャーで、研磨する力も強すぎず弱すぎずちょうどよいのが特徴。繊細なキズから深いキズ、さらには水アカ落としまでオールマイティに使えるタイプです。
車電動ポリッシャーの電源の種類は、コンセント式と充電バッテリー式の2種類です。コンセント式はバッテリー式に比べ、途中で切れる心配がなく、パワー面や持続時間においても安定しています。充電バッテリー式はコードレスなので取り回しがしやすく、作業場所を選びません。
車電動ポリッシャーの形状は、縦回転と横回転があります。横回転のメリットは、車は縦面が多いので、自然に持ちながら当てられること。ただ、当てる力の入れ方が難しいので、初心者には向いていません。
縦型のほうは磨く面に力を集めやすいので持ちやすいという特徴があり、初心者にも扱いやすいでしょう。またポリッシャーの重量がなるべく軽いものを選ぶと、長時間の使用でも腕が疲れにくいですよ。
ポリッシャーについているバフの種類を替えることによっても、仕上がりに差が出ます。それぞれどんな用途に向いているのかを解説していきます。
ウールバフは研磨力が高く、研磨キズが残りやすいので仕上げ作業には向いていません。深いキズを落とすときや初期段階に使用するのが望ましいでしょう。また、ウールの毛足には長いものと短いものがあります。ボディに使うなら短めのものを選ぶといいでしょう。
スポンジバフは、おもに最終仕上げに使用するのがベター。軽度の洗車キズや水アカを消し、面を滑らかにできます。目の粗さによって「超微粒子」や「細目」「中目」など、段階的に使用するとより滑らかになり深いツヤも出ます。
おすすめ商品の比較一覧表
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商品名 |
KIMO『12Vポリッシャー 100m(QM-5001)』
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Super PDR 『自動車塗装面用 電動ポリッシャー』
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RYOBI(リョービ)『ダブルアクションポリッシャー(PED-130KT)』
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Minato(ミナト)『18Vコードレス 充電式ポリッシャー(POE-1820Li)』
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Makita(マキタ)『125mm充電式ランダムオービットポリッシャ(PO500DRG)』
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RUPES(ルペス)『ビッグフット(LHR 75E Mini/DLX)』
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BOSCH(ボッシュ)『吸じんランダムアクションサンダー(PEX 260AE)』
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COMPACT TOOL(コンパクトツール)『電動ダブルアクションポリッシャー(P-150N)』
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COMPACT TOOL(コンパクトツール)『電動ギアアクションポリッシャー(G-150N)』
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FLEX(フレックス)『電動 シングルアクションポリッシャー プロトン(PE 14-2)』
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WEIMALL(ウェイモール)『電動 カーポリッシャー クリーナー DC 12V(ELT001)』
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Tinova『電動カーポリッシャー』
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TAKAGI(高儀)『EARTH MAN 14.4V充電式ポリッシャー(EP-144LiA)』
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ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)『AP 電動ポリッシャー 950W(05-06197)』
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商品情報 |
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特徴 |
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タイプ |
シングルアクション
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-
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ダブルアクション
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ダブルアクション
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ダブルアクション、ギアアクション
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ダブルアクション
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ランダムアクション
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ダブルアクション
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ギアアクション
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シングルアクション
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-
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シングルアクション
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-
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シングルアクション
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形状 |
縦型
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縦長
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縦長
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縦長
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横長
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横長
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横長
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縦長
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縦長
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横長
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縦長
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横長
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縦長
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縦長
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重量 |
0.8kg
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0.62kg
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1.5kg
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約1.26kg
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3.4kg
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2.3kg
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1.5kg
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1.87kg
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1.8kg
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2.3kg
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(約)0.96kg
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2.2kg
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1.76kg
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2.3kg
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電源 |
充電式
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コンセント
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コンセント
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充電池
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充電池
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コンセント
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コンセント
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コンセント
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コンセント
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コンセント
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シガーソケット(DC12V)
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コンセント
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充電池
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コンセント
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回転数 |
0-3000min-1
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1500-3000min-1
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6000~12000min-1
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4000min-1
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通常モード:0~6800min-1、仕上げモード:0~5200-1
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4000~5000min-1
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2000~12000min-1
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3200min-1
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500min-1
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380~2100min-1
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-
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600~2000min-1
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4500min-1
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2000min-1
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消費電力 |
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80W
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300W
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-
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-
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400W
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260W
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430W
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430W
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1400W
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-
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950W
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-
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950W
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サイズ |
4.3×5.3×26.5cm
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22.1×20.4×17.6cm
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幅123×奥行226×高さ151mm
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(約)幅150×奥行180×高さ230mm
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幅123×奥行530×高さ134mm
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-
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幅255×奥行 - ×高さ154mm
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幅123×奥行252×高さ212mm
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幅123×奥行248×高さ187mm
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幅 - ×奥行405×高さ117mm
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(約)幅150×奥行170×高さ200mm
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幅236×奥行328×高さ136mm
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幅220×奥行150×高さ240mm
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幅91×奥行215×高さ230mm
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商品リンク |
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それではここから、車電動ポリッシャーのおすすめ商品をご紹介します! 「選び方」で解説したタイプや形状、バフの種類などをふまえて、自分に合ったものを探してみてくださいね。
KIMO『12Vポリッシャー 100m(QM-5001)』
軽さと充電器設計で初心者にもおすすめ
800gの軽さとコードレスの充電器設計、振動・騒音も最小限までカットされており、手塗りに近い動きを実現しながらも、手塗りに比べ、時間と体力を大幅にカットできます。コードレスといえども、パワーのあるところも人気が高いポイントで、ミラーやヘッドライト、バイク用として持っていても◎
作業に応じて、5段階でスピードを調整できるところも便利です。
Super PDR 『自動車塗装面用 電動ポリッシャー』
手頃な価格と軽量さ、パワーを兼ねそなえる
伸縮性の強いスポンジ素材、耐久性のあるワックスがけカバーと、ワックスがけカバーでキズ消しや階段の手すり、床・家具への研磨にも対応、研磨後に艶出しカバーで艶出しをする等、さまざまな用途で使用できます。622gの軽量なポリッシャーですが、最大回転数も3500回/分とパワーは十分で、作業時間の短縮になります。
RYOBI(リョービ)『ダブルアクションポリッシャー(PED-130KT)』
水アカ取りからツヤ出しまでかんたんに
パッドが回転しながら偏心運動するダブルアクションポリッシャー。磨きと光沢、撥水効果のあるコンパウンド液やスポンジバフなどの車磨き専用キットが付属しています。
本体は磨きに合わせた作業ができる回転数調節ダイヤルつき。車のボディについた水アカやヘッドライトのくすみなどを手軽に除去できます。収納に便利なバッグがついているのもうれしいポイントです。
Minato(ミナト)『18Vコードレス 充電式ポリッシャー(POE-1820Li)』
使いやすいデザインのコードレス充電式
コードレスの充電式ポリッシャー。約55分で充電完了、フル充電でおよそ40分の連続作業が可能となっています。逆さに置いても倒れない、使いやすさにこだわったデザインなのもポイント。やわらかいポリッシングスポンジが標準セットで付属しています。本体と4種のスポンジ、バフのセットや充電池のセットなど、好みのタイプを選ぶことができます。
ダブルアクションタイプなので、初心者でも安心してコンパウンドやワックスがけができますよ。
Makita(マキタ)『125mm充電式ランダムオービットポリッシャ(PO500DRG)』
ポリッシングのクオリティを高める機能が充実
大手電動工具メーカー「マキタ」のコードレスタイプの車電動ポリッシャー。スイッチの引き金をいっぱいに引いたときの回転数は、スピード調節ダイヤルで調節できます。
2モードの切り替えができ、1台でキズ取りから仕上げまでを行なうことが可能。連続運転時間約30分の仕上げモードでは、通常モードに比べてムラの出にくい作業ができます。連続作業にもおすすめです。
RUPES(ルペス)『ビッグフット(LHR 75E Mini/DLX)』
人間工学をもとにした設計で疲れにくい
イタリア生まれのダブルアクションポリッシャーです。12mmのオービット径と75mmφベルクロパッド、100mmφのスポンジバフにより、狭い面や曲がった部分の仕上げにも対応。ルぺスの製品は人間工学にもとづいて設計されたものがほとんどで、作業しやすいデザインが特徴です。
手に伝わる振動も抑えられ、腕が疲れにくいので長時間作業をする方に向いています。ロック機能つきなので作業中にスイッチを押し続けるストレスもありません。
BOSCH(ボッシュ)『吸じんランダムアクションサンダー(PEX 260AE)』
高い回転数で使い慣れた方におすすめ!
1分間に2,000~12,000回の回転数と、4.000~24,000回転のストローク数を保持するボッシュのランダムアクションサンダー。低重心化と低振動化を図った設計になっており、ストレスフリーな磨き作業が可能。サンダーはおもに木工用で使われることが多いため、独自の吸じんシステムを搭載しています。ポリッシャーに比べて回転数も高いため、使い慣れている方向けの商品といえます。
研磨したい部分に押しつけるまで回転しない仕組みになっているので、不意に接触しても車体をキズつけることがありません。サンダーとポリッシャーの両使いできるものを求めている方に。
COMPACT TOOL(コンパクトツール)『電動ダブルアクションポリッシャー(P-150N)』
コンパクトで軽量な電動式ポリッシャー
ウレタンバフとコンパウンドが付属している電動ポリッシャーです。ワックスやコーティング剤の塗布、ふき取りなどの作業時に力を発揮。ダブルアクションのため使い勝手がよく、作業に慣れていない方や初心者の方でも比較的扱いやすくなっています。
コンパクトで軽量、なおかつ作業性にすぐれたものをお探しの方には、コストパフォーマンス面でもお得な商品といえるでしょう。
COMPACT TOOL(コンパクトツール)『電動ギアアクションポリッシャー(G-150N)』
コンパウンドがけの仕上がりに大満足
同じく「コンパクトツール」のギアアクションポリッシャーです。研磨熱の発生を抑えることでコンパウンドの焼きつきが軽減され、バフ目やオーロラマークが出にくくなっているのが特徴。低重心で音も静か、長時間使用しても疲れにくいコンパクトサイズなのも魅力です。
これ一台で削りも磨きも思いのまま。コンパウンドがけに重宝する軽い商品をお探しの方にピッタリですよ。
FLEX(フレックス)『電動 シングルアクションポリッシャー プロトン(PE 14-2)』
プロも納得の超低速・低温対応! 安全面も◎
ドイツ製のシングルポリッシャーです。超低速・低温での磨きに特化しており、プロも納得のクオリティ。ローヘッドで全体の重量バランスがよく、複雑な表面もスムーズにポリッシングが可能。磨く際に負荷がかかっても定速度制御により回転数が落ちることなく、モーター音やギア音も気になりません。
回転トルクが落ちにくく、表面の温度が上がりにくいのも特徴。安全性を重視する方でも安心して使うことができます。
WEIMALL(ウェイモール)『電動 カーポリッシャー クリーナー DC 12V(ELT001)』
持ちやすい形で作業効率がアップ!
シガーソケットからかんたんに電源を取れる電動カーポリッシャーです。持ちやすい形状で作業がラクラク、電源コードは全長4mあるので車の後部まで届きます。手元のスイッチで回転が3段階に切り替えられるのも魅力。
さらにLEDライトつきで夜間作業も可能。重さ960gと超軽量かつコンパクトなので、女性にも扱いやすいですよ。
手ごろな価格で手軽&お得なポリッシャー
5mの電源ケープル、バフがセットになったシングルアクションポリッシャーです。最大出力950Wとパワフルながら、バフが丸角なので車体にもやさしく表面をキズつけるリスクも低くなっています。バフは面ファスナーで取りつけられるので取り替えがかんたん。
速度切り替えボタンやスピード調節ダイヤルもついており、充実した機能と価格を見てもお得です。
TAKAGI(高儀)『EARTH MAN 14.4V充電式ポリッシャー(EP-144LiA)』
シンプルではじめてでも手軽に操作できる
高儀ブランド「EARTH MAN」シリーズの充電式ポリッシャー。楕円回転なので手がけ感覚でのワックスがけ、ふき取り、ツヤ出し作業がばっちり行なえます。バッテリーやスポンジパッド、タオル地パッドなどの付属品も充実。シンプルで操作がわかりやすいので作業に不慣れな方でも安心して使えます。
バッテリーパックに市販のUSBケーブルを接続すれば、スマートフォンやタブレットを充電することも可能です。
ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)『AP 電動ポリッシャー 950W(05-06197)』
左利きの方にもスムーズな操作性
左右どちらにも取りつけ可能なハンドルで、左利きの人の作業にも対応しているシングルアクションポリッシャー。速度はセレクトスイッチでワンタッチ切り替えができ、作業に慣れていない方でも削りすぎを防ぐことができます。パッド表面は面ファスナー式なので交換もラクラク。
適度な重さとバランスで、力加減を気にすることなく磨くことができます。操作が複雑ではなく、スムーズに作業できるものを求めている方に。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの車電動ポリッシャーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ボディについた浅い傷「クリア」にとどまっているものであれば、コンパウンドできれいにすることができます。クリア層の目安は、爪で塗装面をなぞっても引っかからないもの、ワックスがけや洗車機でついた細かい環状のものなどがあります。
カラー層より深い傷「下地層」の達した傷はコンパウンドで直すことはできません。下地層は、白や灰色をしており、板金塗装が必要です。また、さらに深い傷は鉄板がむき出しの状態になっており、放っておくと傷口から錆びる場合がありますので、速やかに業者に板金修理の依頼をしましょう。
ホコリやゴミがボディに残っているとキズの原因になる可能性があるので、ポリッシング前にはしっかりと洗車しておくことが大切です。
洗車をきちんとしても、ホコリが立ちやすい場所ではポリッシングに影響が出てしまうことがあるので避けたほうがベター。風が強い日もホコリを運んでしまうので、風が穏やかな日にしましょう。
車電動ポリッシャーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
アクションや電源のタイプをチェックし、自分にとって作業しやすい形状かどうかを確認するようにしましょう。用途に合ったポリッシュの選定もポイントです。
あなたにピッタリの車電動ポリッシャーを見つけてくださいね!
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。