メンズローファーの種類は?
メンズローファーには、いくつか種類があります。甲部分に切り込みが入った、「ローファーといえば」という代表的なかたちを「コインローファー」といいます。きちんとした格好だけでなく、カジュアルな服とのバランスもよくコーディネートしやすいですよ。
ほかに、甲部分にタッセルがついた、カジュアルなローファーを「タッセルローファー」、甲部分にビットがついたきれいめな印象のローファーを「ビットローファー」といいます。
この記事では、メンズで一般的に履かれるコインローファーをメインにご紹介していきます。
人気ブランドをチェック! 押さえておきたい
ローファーを選ぶさいに、押さえておきたい人気ブランドをご紹介します。
G.H.BASS(ジーエイチバス)
1876年にアメリカでうまれた老舗シューズブランドの「ジーエイチバス」。世界ではじめてローファーをつくった会社といわれています。マイケル・ジャクソンが愛用していたローファーとして知っている方も多いのではないでしょうか。まず押さえておきたい有名ブランドといえるでしょう。
REGAL(リーガル)
アメリカで生まれた「リーガル」ですが、1962年に日本製靴と技術提携をしたことが始まりで日本上陸しました。定番シューズ『2117』は、グッドイヤーウェルト製法で作られ、履くほどに足になじむのが魅力です。
HARUTA(ハルタ)
1917年に東京都で始まった日本ブランド、ハルタ。学生時代、ハルタのローファーを履いていたという人は多いのではないでしょうか。それだけに、学生靴ブランドのイメージもあるかもしれませんが、実は大人のコーディネートにも合わせやすいんです。学生向けとは違う、大人なハルタのローファーをぜひ手に取ってみてください。
メンズローファーの選び方 サイズの見方など
靴研究家の上田哲司さんに、メンズローファー選びのポイントを3つ教えてもらいました。プロならではの視点は、商品選びの参考になるはずです。
自分の足の特徴を把握しましょう!
靴研究家、有限会社てつじ屋 代表取締役
足のサイズとしてよく表現される、足長とウィズ(D、E、EEなど)。それ以外にも注目してほしいポイントをふたつ紹介します。
ひとつは「バランス」です。バランスとは、足のゆびが長めか短めかということ。
ゆびが長めの方は、イタリア・スペイン製の靴が比較的合いやすいです。一方、ゆびが短めの方はイギリス・アメリカ製などがしっくりくるでしょう。
もうひとつの見方は「振り」です。振りとは、座ったときの足首に対して足のゆび部分が、内を向いてるか? まっすぐか? ということです。たとえば、内振りの方は、靴のなかで親ゆびの圧迫を受けやすいので、その影響でゆびの部分が外に流され、こゆびを痛めることが多いです。その場合には、靴はオブリークトゥ(おやゆびからこゆびにかけて斜めになっている形状)のものが望ましいといえます。
靴の見方を習得しましょう!
靴研究家、有限会社てつじ屋 代表取締役
靴はよく見ていくと、つくられた国によってそれぞれに特徴があります。 アメリカ・イギリス製の靴は先が短め、甲は低め、かかとは大きめ。一方、イタリア・スペイン製の靴は先が長めで木型が内振りという特徴があります。そのため、足のゆびが長い方が多い日本人にとっては、後者のほうが比較的合いやすいでしょう。
また、靴の製法にも注目です。丈夫な「グッドイヤーウエルト製法」とシンプル構造の「マッケイ製法」がよく比較されますが、ローファーの場合は「マッケイ製法」でつくられている靴がおすすめです。
ローファー選びのポイントは靴底の返りのよさ。ヒモ靴とちがい、甲の調整がきかないので、靴底の返りが悪いとダイレクトに甲に強い圧迫を受けます。そこで靴底がシンプル構造で返りのよいマッケイ製法のものを選ぶといいでしょう。
正しい靴の見方を習得して、靴選びにいかしましょう。
サイズは少しきつめくらいで
靴研究家、有限会社てつじ屋 代表取締役
ローファーはヒモ靴と違い、甲の部分の調整が効きません。そのため多くの方は、サドル(ベルト)部分が少しでもきついと敬遠しがちですが、最初は少しきついぐらいで選ぶと、革がなじんだときにちょうどよくなります。
逆に最初から少し緩めの靴だと、靴が脱げないように重心の位置をカカトに移したり、歩く際に足のゆびを必要以上に使うようになるので、姿勢が悪くなり、ひざ下の筋肉が疲れやすくなります。ですから、少しきついかな、くらいのサイズを選ぶといいでしょう。
「ローファー」は日本語に訳すると「無精者」の意味ですが、本当は無精者では履けない靴です。
ローファー選びは相性が大切! 靴研究家からのアドバイス
靴研究家、有限会社てつじ屋 代表取締役
「ローファーとは気軽に履けるもの」ととらえている方は多いのではないでしょうか? 確かにヒモもいちいち締めなくていいので、その意味では気軽といえるでしょう。しかし、ローファーという靴は、自分の足の特徴と製品の特性の相性がとても重要。そのため、ローファーを選ぶ際にはふだんの靴選び以上に慎重になってください。
自分に合うローファー探しをぜひ楽しんでくださいね。宝探しでもしているかのように。そうして見つかったローファーは履きやすいので、足も快適でついつい靴のお手入れにも力が入ります。これこそ、いいスパイラルですね。
メンズローファーおすすめ11選 人気のハルタなど! ビジネスに欠かせない
ここからは、靴研究家の上田哲司さんと編集部で選んだ、おすすめのメンズローファーをご紹介します。広く支持を受ける王道ブランドのローファーをラインナップしました。コストパフォーマンス・デザイン性・履き心地など、重視したいポイントを考えながらチェックしてみてください。

JALAN SRIWIJAYA(ジャラン スリワヤ)『98589 NAVY CALF』
















出典:Amazon
サイズ | 24.0cm~28.0cm |
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素材 | 牛革 |

COLE HAAN(コール ハーン)『ピンチ グランド クラシック ペニーローファー』












出典:Amazon
サイズ | 23.5cm~29.0cm |
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素材 | アッパー素材:牛革、ライニング素材:羊革、アウトソール素材:レザー、ラバー |

エンツォ ボナフェ『3728』
サイズ | - |
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素材 | - |
REGAL(リーガル)『ローファー(2177)』

出典:Amazon
サイズ | 23.0~26.5cm |
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素材 | 甲革:牛革、表底:合成底(ゴム)、踵:合成ゴム |
G.H.BASS(ジーエイチバス)『LOGAN(11010)』
![[ジーエイチバス]G.H.BASPennyLOGANメンズ(WINE,measurement_27_point_0_centimeters)[並行輸入品]](/assets/loading-gif-831efa60fcaad8b543579bb1809cf3a0cded0accde7b020d68cf390d70415d6c.gif)
出典:Amazon
サイズ | 24.0~28.0cm |
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素材 | HI SHINE LEATHER |
Dr.Martens (ドクターマーチン)『PENTON LOAFER』














出典:Amazon
サイズ | 22.0~30.0cm |
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素材 | アルカディアレザー |
Paraboot(パラブーツ)『REIMS』
















出典:Amazon
サイズ | 24.5~28.5cm |
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素材 | リスレザー |
HARUTA(ハルタ)『コインローファー #906』




















出典:Amazon
サイズ | 23~27.5cm |
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素材 | 牛革 |
Church’s(チャーチ)『タンブリッジローファー』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | 26.0~28.5cm |
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素材 | アッパー:ポリッシュドバインダーカーフ、ソール:レザー |
SANDERS(サンダース)『MADRID BUTT SEAM LOAFER』
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出典:Amazon
サイズ | 25.0~29.0cm |
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素材 | アッパー:レザー |
nano・universe(ナノ・ユニバース)『SQUALL PROOFxBMZ ドレスシューズローファー』














出典:Amazon
サイズ | 25~28cm |
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素材 | 本体:PVC、靴底:PVC、合成ラバー(滑り止め部分)、インソール表面:ポリエステル ほか |
「メンズローファー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする メンズローファーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのメンズローファーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
買った靴底の返りが悪い場合、どうすれば?
せっかく買った靴、いざ履いてみたら返りが悪い……ということもあるでしょう。そんなとき、どう対処すればよいかを靴研究家の上田哲司さんに教えてもらいました。
靴研究家、有限会社てつじ屋 代表取締役
通常、靴は靴ヒモでキツさを調整することができますが、ローファーはできません。そのため、ローファーのサイズが合わないと、足に負担がかかりやすくなります。ローファーというものは、一日中歩きまわるときに履くのには向いていません。また、甲の部分がキツくても緩くても、足が痛くなったり疲れたりするので、靴底の返りのいいものを選ぶようにしましょう。
もし買った靴の返りが悪い場合は、履き慣らし期間を長くし、足に過度な負担をかけないように。それにくわえて、少しカカトが緩いなどのときは、全敷、半敷、内外踏まずのアーチのあるインソールなどで調整し、カカト部分が緩くならないように調整して履きましょう。そうすることにより、ヒールの減りも抑えることができますし、靴が長持ちし、快適に履くことができます。
メンズローファーのコーデのポイント
メンズローファーは、キレイめだけでなくカジュアルなコーデでも活躍します。ここでは、コーデのポイントをご紹介!
定番のジャケパン×ローファー
かちっとしたジャケパンスタイルにローファーを合わせるのは定番ですね。ブラックやブラウンなど、定番カラーのローファーを持っておけば、どんな色のコーディネートにも合わせられて便利です。ビットローファーだとよりフォーマルに、タッセルローファーだとカジュアルにハズすことができます。
カジュアルなシンプルコーデに合わせて
ニット×チノパン、カットソー×ワイドパンツなどのカジュアルコーデの足元にローファーをプラスして、きゅっと引き締めるコーディネートはいかがでしょう。スニーカーで合わせるとカジュアルすぎるコーデも、ローファーならすっきりとクールな印象になりますよ。
ほかのメンズシューズも要チェック! 【関連記事】
メンズローファーについて6つのポイントをおさらい
1)足長、ウィズだけでなく「バランス」と「振り」もチェック
2)つくられた国、製法による違いなど靴の見方を習得して靴選びにいかそう
3)イギリス・アメリカ製は先が短め、甲が低め、かかとは大きめ
4)イタリア・スペイン製は先が長めで木型が内振り
5)靴底の返りのよさにも注意して選ぶと足の負担が少ないものを選べる
6)履いているうちに革がなじんでくるため、最初は少しきつめくらいがグッド
革靴でありながら堅苦しくなくカジュアルにも履けるローファーは魅力的。自分の足と靴の相性が合う一足をみつけることができれば、心地よく履けるお気に入りの一足になりますよ。記事で紹介したプロならではのローファーの選び方を参考に、自分に合ったローファーを探してみてくださいね!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/26 コンテンツを一部更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
1973年、熊本県生まれ。 1995年リーガルコーポレーションに入社。企画部で靴の基礎を学ぶ。 1999年イタリアに渡ると、靴作りのマエストロ、カロジェロ・マンニーナ氏に弟子入りし、靴の原点を学ぶ。 帰国後、東京・練馬の江古田にて日本での靴作りをスタート。 2005年東京・銀座に「てつじ屋」をオープン。 人々の足と健康のために靴を科学し、身体にとって良い履物とは何かを追求し、今も木型を削り続ける。