水拭きできるロボット掃除機の特徴
水拭きができるロボット掃除機は、自分で水を噴射した後、装着した専用のモップで拭いてくれるスグレものです。吸引タイプのロボット掃除機だけではどうしても取り切れない粉のような小さなホコリもキレイに取り去ってくれるため、仕上がりがとても美しくなります。
モップについては洗って使い回せるタイプと使い捨てタイプがあります。使い回せるタイプはランニングコストが抑えられますが、しっかりと洗わないとニオイが染み付いてしまうので、使い捨てとどちらが自分にあっているか考えてから選ぶと良いでしょう。
通常のロボット掃除機との違いはなに?
通常のロボット掃除機はホコリとゴミ、髪の毛といった大きなものを吸引してくれる機能があります。一方で、拭き掃除ロボットは、水拭き専用モデルと、吸引と水拭き機能が一体になったモデルがあります。後者は、ホコリ、ゴミ、髪の毛に加えて、食べこぼしの対策や皮脂汚れの対策にも使える特徴があります。吸引力や賢さはそのままなので、進化したロボット掃除機と考えても良いでしょう。
また、吸引一体型モデルは一台分のスペースしか取らないため、省スペースを考える方におすすめです。
水拭きできるロボット掃除機の選び方
水ぶきできるロボット掃除機は、価格や性能がさまざまで、どれを選べばいいか迷ってしましますよね。そこで本記事では、水ぶきできるロボット掃除機の選び方やおすすめ商品をご紹介していきます。まずは選び方のポイントから!ポイントは下記の3つです。
【1】ロボットのサイズ
【2】機能の充実性
【3】メンテナンス・お手入れのしやすさ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うロボット掃除機を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ロボットのサイズをチェック
便利なロボット掃除機も意外な弱点があります。それは、背が高い商品だと家具にひっかかってハマったり停止してしまうということ。なるべくロボット掃除機の背が低いものを選ぶことで、家具で停止するトラブルが減少します。
また、横幅が小さいモデルほど、隙間を通れるので、きちんと掃除できます。自分の家に合ったサイズ感のものを選ぶと、使えない事態を防ぐことができますよ。
【2】機能の充実性をチェック
ロボット掃除機は人間と違い、段差がある場所の掃除や壁の角まで掃除というのは苦手です。本体が出にくいところに入って停止してしまったり、段差にローラーがハマって動けなくなるなどの可能性があります。走行において、段差で落ちないかや、壁でしっかりとターンする機能がきちんとついているかどうかは、確認すべきポイントです。
ロボット掃除機が家具に衝突するのを防止する機能や段差の落下防止機能は、部屋の構造によってはほしい機能。そして、ペットのトイレやコンセントタップなど、近づいてほしくないところを保護できる『バーチャルウォール』という機能も、あると便利です。
また、フローリングを掃除するのに、市販シートがセットできる製品もあります。特別にシートを購入しなくても、ドラッグストアなどでかんたんに手に入るのもうれしい。
【3】メンテナンス・お手入れのしやすさをチェック
せっかく買っても、消耗品が高すぎたり多すぎたりすると、無意識に掃除の頻度が下がってしまうもの。ロボット掃除に使用する消耗品の値段も、購入時にはしっかりと確認しましょう。「これなら使っていける」と思える範囲の価格かどうかや、何度も洗えるパッドがあるかなども購入検討のさいの大切なポイントです。
また、洗剤の入れ替え頻度や消耗品の取り付けやすさなどもチェック。併せて、お手入れのしやすさもチェックしてください。フィルターやダストボックスが取り外せるモデルだと、お手入れがしやすくおすすめです。扱いが面倒なものだと使うのをためらってしまうことも。そうならないためにも、事前に確認してくださいね。
水拭きできるロボット掃除機ランキング
ここからは、水拭きができるロボット掃除機のなかから、各エキスパートさんが選んだおすすめ商品をランキング形式でご紹介していきます。
水拭きできるロボット掃除機おすすめランキング 木村 かんぱちさんが選ぶ

ECOVACS(エコバックス)『DEEBOT T20 OMNI(DLX23)』
最新技術で「もう、何もしなくても良い日常」を
ロボット掃除機メーカーで有名なエコバックス社の最新モデル。T20は3種類あるモデルのうち、Tシリーズの最高峰モデルといえる製品で、6000Paものパワフル吸引を誇る大容量バッテリーが特徴です。
機能面も、ゴミの自動収集、自動吸水、自動洗浄、モップの自動洗浄・乾燥、音声アシスタント、段差乗り越え、モップリフト(カーペット上は自動でモップをストップ)、3D物体回避……などもりだくさん。声だけで操作ができるので、ロボット掃除を使った掃除がラクに、しかも清潔にできるようになりますよ。

2ヶ月間ゴミ捨て不要な大容量ダストバッグ付き
25000Paという圧倒的な吸引力を持つ自動ゴミ収集ステーションが特徴的なロボット掃除機です。3Lもの大容量ダストバッグを誇り、ゴミ捨ては2ヶ月間不要です。またダストバッグは抗菌消臭加工がされていて持ち手もついているのでとても衛生的。
そして、チャイルドロック機能がついているため、小さなお子様や犬・猫のようなペットがいる方も、誤起動を防ぐことができるので安心です。

吸引力と水量を調整できるパワフルな1台
掃除ロボットの吸引力は大きくて3000Pa程度が一般的。しかしNeabot Q11の場合は最大吸引力が4000Paもあるパワフルな掃除機で、フローリングの隙間や壁の四隅でもしっかり吸引してくれます。
静音・通常・強力・Maxの4段階で吸引力を調整できるので、音が気になる方も大丈夫(静音の状態でもカーペットや絨毯も掃除できます)。さらに、拭き機能も付いていて、こちらも水なし・少なめ・普通・多め、と使う水の量を調整できます。

リーズナブルで多機能な掃除機
吸引と拭き掃除機能が付いて3万円程度と、ロボット掃除機の中では比較的手軽に手に入る1台です。薄型&静音設計(電子レンジの動作音と同程度)であることが特徴で、吸引力は2000Paと決してパワフルではありませんが、一般的な掃除としては必要十分な機能を備えています。
フィルターが水洗い可能であるため、お手入れが簡単なのもポイント。「安価なロボット掃除機を探しているけど、拭き機能も欲しい」という方におすすめです。

きれいな排気が特徴のロボット掃除機
機体幅23cmというコンパクトなロボット掃除機でありながら、非常に賢いロボット掃除機です。ダイソン独自のビジョンシステムによって、常に現在位置と掃除が終わっていない場所を把握し掃除をしてくれます。
また、細かなホコリも残さない吸引技術もダイソンならではで、小さな機体にパワフルさが搭載されたおすすめの1台です。インテリア、省スペースが好きな方にも良いでしょう。
水拭きできるロボット掃除機おすすめランキング 松本 レイナさんが選ぶ

進化を続けるロボット拭き掃除機の元祖
ルンバで知られるiRobotの作った拭き掃除専用のロボット掃除機が『ブラーバ』です。背の高さが79mmと低いのが特徴で、ベッドやソファの下などの掃除しにくい場所にも入り込んで、しっかり掃除してくれるすぐれもの。四角い形をしているので壁際や部屋の角にも沿いやすく、拭き残しがほとんどない製品です。
安いロボット掃除機にありがちな、カーペットやラグに乗り上げて掃除してしまうトラブルはしっかり防止してくれる機能を搭載。からぶきと水ぶき、どちらも得意な本機。
寝ているときにも使える静音モデルですので、時間帯を気にしないで使えるのもうれしいところ。迷ったらこのロボット掃除機がおすすめです。

市販のシートを使って掃除できるのでコスパが良い
このロボット拭き掃除機は、モップをセットする箇所が回転式のローラーになっています。
花王『クイックルワイパー』のシートに対応しており、人間が雑巾を使うように、本体に巻き付けたシートで、汚れた面を変えながら掃除してくれます。時間が経つとローラーが回転し、いつでもきれいな面で掃除してくれるのでフローリングがよりピカピカに。
量販店などで取り寄せるタイプの専用品を買う必要がなく、手軽に買い足して掃除ができるのは、強調したいおすすめ理由です。ドライタイプとウエットタイプを、日によって使い分け快適な掃除ライフを!

高さ5.7cmで水拭きも可能なロボット掃除機
この製品は5.7cmと最小クラスの背の低さが特徴です。従来のロボット拭き掃除機だと入ることができなかった家具の隙間にも入り込むことができるので、背の低い家具の奥までしっかり拭き掃除ができます。
この製品はロボット掃除機としても使えるので、通常はロボット掃除機として使い、汚れが気になるときに拭き掃除機として使うことも可能です。スマホアプリでモップを濡らす水量の設定ができるので、部屋の状況に合わせた水拭きができます。
水拭きできるロボット掃除機おすすめ8選 まだまだある!
上記で紹介した水拭きできるロボット掃除機のほか、編集部で厳選したおすすめ商品もご紹介します。
1台2役、全自動&最強の清掃力水拭きシステム
エコバックスの全自動×オールインワンのフラッグシップモデル。水量が少なくなったら、ステーション内の2つの水タンクから電動モップへ自動給水します。 15分ごとにステーションに戻るモップを洗浄し、水補給してから水拭きを再開します。最大60日分のゴミを自動収集します。お掃除後、たった10秒で本体にあるゴミをすべて吸い上げてくれます。
汚れたモップはステーション内で自動洗浄。綺麗な水で、熱風と高速回転・快速&静音乾燥です。嫌な臭いも一切残りません
掃除機掛けと水拭き掃除が一度で完了
カーペットからフローリングの床まで1台でお掃除できる、掃除機&床拭きロボット ルンバ コンボ j7+。一度清掃を開始すれば、掃除機がけと拭き掃除、自動ゴミ捨てまで自動で完了します。コードなどの障害物を避けながら清掃してくれます。水拭きしたくない場所を拭き掃除禁止エリアに設定することも可能です。
どの部屋を拭き掃除をするかはあなた次第です。
最大60日分のゴミを収容
物体を立体的に検出できるので、ロボット掃除機のブラシに電源コードなどのケーブル類やカーテンの裾などが絡んだり、狭いスペースで立ち往生したりする走行中のトラブルを20%~40%軽減。大容量のダストボックスは、最大60日分のゴミを収容することが可能、ゴミ捨ての手間を解消しました。
面倒な水拭き、乾拭きも吸引清掃と同時に終わらせ、綺麗な床が毎日保てます。
3次元に動くメインブラシを採用
5,100Paの圧倒的な吸引力で、カーペットのホコリも徹底除去。メインブラシは、3次元に動くことにより凹凸のある床面にもピタリと密着。ホコリやゴミをしっかりと取り込みます。柔らかなラバー素材で耐久性に優れ、床を傷付ける心配もありません。床はいつもサラサラ。
24種32個のセンサーが連携し、カーペットや敷居の有無、すき間の高さ、家具・壁までの距離などを検知し、スムーズに掃除してくれます。
最大60畳水拭き可能な高機能搭載モデル
最大60畳の広範囲な掃除が可能なロボット掃除機。専用のパッドを使えば自動で水拭き・からぶきを選択し、その汚れにあった最適な掃除方法を判断してくれます。ジェットスプレー機能で、汚れを浮かびあがらせふき取ってくれる技も。また、安全設計で多数のセンサーを搭載しているので、落下の心配やカーペットやラグ・絨毯などに乗り上げることも回避してくれます。
間取りを学習・記憶するスマートマッピング機能もついているので、アプリで連携すれば侵入禁止エリアの指定といった細かな設定もできます。忙しい毎日の味方になってくれる高機能な一台です。
マッピング機能搭載で効率よくお掃除!
レーザースキャンを使って間取りを測定・記憶し、最適なコースで掃除してくれるマッピング機能を搭載。無駄のない動きで、安心して掃除を任せられます。
スマホとアプリを連携すれば部屋ごとに掃除範囲を設定したり外出先からも操作が可能です。スケジュール設定しておけば好きな時間に掃除が完了しているので、身支度や買い物など自分の時間にあてることができますよ。
吸引掃除&水ぶき掃除の両方できるすぐれもの
お部屋のすみまできれいに掃除できるDシェイプデザインのロボット掃除機。高さわずか約7.5cmの薄型とありながら、高性能モーター搭載により強力吸引が可能です。リモコン付属のため、吸引力変更や予約機能など操作もかんたんにできます。
掃除完了時や充電がなくなるときに、自動で充電スタンドに戻る自動充電機能も搭載しているため「充電を忘れてしまい掃除ができない!」なんてことは、もう心配する必要はありません。
2つのモップが回転! 水ぶき専用ロボット
縦長のかわいらしい見ためながら、パワフルな清掃力をもつ水拭き専用ロボット掃除機。床にやさしいマイクロファイバー製の2つのモップが、自動給水で乾くことなく水拭き掃除をおこないます。
運転モードは自動のほか、壁際、ターボ、手でふいたようなY字など計7種類の多彩なふき方を搭載。からぶきも可能です。目に見えない物質までも除去してくれるので、掃除機で吸った後の仕上げにもぴったりです。
「水拭きできるロボット掃除機」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 水拭きロボット掃除機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの水拭きロボット掃除機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
水拭きロボット掃除機のメリット・デメリット
メリット
水拭きタイプのロボット掃除機の一番の強みは、汚れを落とす力が強いこと。普通の吸引タイプを走らせてもある程度キレイにはなりますが、髪の毛などの大きな汚れが取り除かれるだけです。
水拭きタイプなら、砂や粉のようなホコリや、飲みこぼし、油汚れにまで対処してくれます。外で歩くような仕事をしている方、ハイハイをはじめた小さなお子様がいる方には特におすすめです。
デメリット
水拭きタイプのロボット掃除機は吸収タイプと違って、マットや絨毯には使えないデメリットがあります。
水拭きタイプにはマッピング方式・ランダム方式・直進清掃方式の3種類があり、ランダム方式・直進方式の場合は、放置しておくとカーペットやラグ、ペットの水飲み場に進入してしまうことがあり、危険です。
そうした事故を防ぎたい方は、アプリで侵入禁止エリアを設定できるマッピング方式のロボットを選びましょう。
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最後に|各エキスパートのアドバイス
水拭き掃除をしてくれるロボット掃除機は、フローリングを使用している人に、とっても便利。でも、ペットを飼っている人は、性格や状態などとよく相談して購入が必要です。というのも、ロボット拭き掃除機が稼働すると驚かせたり、刺激を与えてしまう可能性があります。
また、遊び相手と勘違いする場合も。バーチャルウォールを使用したり、一時的に隔離したりなど適切な使いかたを心がけるといいでしょう。
リーズナブルなもの、コンパクトなもの、高級なものなど様々な視点から選びました。中には水拭きと吸引を自動で入れ替えてくれるロボットやスマートフォンで操作ができるような商品もあります。
ロボット掃除機は一台あるだけでQOLがグンと上がるアイテム。小さなお子様がいるご家族はもちろん、一人暮らしの方にもおすすめですよ。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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