「ルンバ」のおすすめ商品の比較一覧表
ルンバの魅力とは? 特徴や魅力
Roomba(ルンバ)とは、アメリカのマサチューセッツ工科大学の学者らにより創設されたロボット設計・開発企業「iRobot」が販売するロボット掃除機です。
2002年に誕生してから、毎年のように新機種をリリースしており、2020年には全世界で3,000万台以上の売り上げを記録しています。
ルンバの魅力はその豊富な機能にあります。自動ゴミ収集機能やWi-Fi対応、ゴミの多い場所をセンサーで感知する機能、また、人の手がとどかないベッドの下に入り込むこともできるなど、たくさんの特徴をもっています。
ルンバの選び方
ここからは、自分に合ったルンバを選ぶうえで必要な、ルンバのシリーズごとの機能や特徴についてご紹介していきます。ポイントは下記の5つ。
【1】各シリーズの性能やシステムを解説
【2】ナビゲーション機能が充実
【3】お手入れかんたん
【4】便利機能で選ぶ
【5】連続稼働時間が一番長いのは「s9+」
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】各シリーズの性能やシステムを解説 ルンバを買うならどれがいい?
ルンバには980、960、671などの数字3桁のシリーズ、s9+、i、eなどのアルファベットのシリーズが存在します。それぞれのシリーズについて解説をします。
番号が大きいほど高性能な数字3桁シリーズ
数字3桁のシリーズは、番号が大きいモデルが機能が充実していて高性能です。現在、最上位モデルの900シリーズは吸引力が600シリーズの10倍(※)、値段もその分高くなります。充電後に運転を自動再開してくれたり、カメラとセンサー機能でより効率的に掃除をしてくれます。
600シリーズは機能面では900シリーズに劣ってしまいますが、その分、リーズナブルな価格で購入することができます。どこまで機能を充実させ、金額とバランスを取るかを検討しましょう。
ちなみに、数字3桁シリーズで公式サイトから販売(2020年5月現在)されているのは、900シリーズと600シリーズになり、過去に販売していた800・700・500シリーズは既に生産終了で、Amazon、楽天、ヤフー、PayPayモールなどの通販サイトのみで販売されています。
※AeroVac搭載の600、700シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット社調べ)
便利機能が満載のアルファベットシリーズ
アルファベットシリーズは、2020年2月末に販売スタートしたs9+を含め、i7+、i7、e5の4機種が選択肢に。数字3桁シリーズに比べると、洗えるダスト容器や自動ゴミ収集機など便利機能が付属しているものが多いです。
また、掃除をしている最中、充電が切れそうになったら、自動でステーションに戻り充電を開始。充電が完了すると、先ほどの続きから掃除を再開(s、iシリーズのみ)してくれたり、稼働時間が長い機種などがあります。
各シリーズの位置づけですが、だいたいe5が以前の800シリーズと同等の機能性、s、iシリーズは現在販売している900シリーズよりも高性能と言われています。
当たり前ですが、機能が優秀な分、価格も高くなります。しかし、吸引力、お手入れのしやすさなどが、数字3桁シリーズを凌駕するため、よりかんたんかつキレイに掃除をしてほしい方は、アルファベットシリーズを検討してみてはいかがでしょうか。
【2】ナビゲーション機能が充実 学習する機種もある
iシリーズと900シリーズで、カメラとセンサーの両方を搭載した「iAdapt ビジュアルローカリゼーション」は、ルンバ自身が今どこにいるのか、部屋のどこがまだ掃除されていないのかを高精度に判断しながら部屋全体、家全体の状態を把握してくれる、ナビゲーション機能が充実していて便利。
とくにiシリーズに搭載されているiAdapt 3.0は掃除した結果を学習し、次の掃除にいかすことができるので、掃除の精度が徐々に上がっていく、という特徴があります。
【3】お手入れかんたん
掃除機の手入れに手間や時間をかけたくないなら、洗えるダスト容器を搭載しているアルファベットシリーズから検討しましょう。
水洗いだけで、ルンバのダスト内にあるゴミや汚れをかんたんに落とすことができ、お手入れをらくに済ますことができます。
ゴム製ブラシなら髪の毛が絡まりにくい
ルンバの底にあるブラシは、毛でできたブラシとゴム製のブラシの2種類の素材があります。600シリーズのブラシは毛、それ以外のシリーズはゴム製ブラシを搭載しています。ブラシの掃除の手間を考えるなら、ゴム製ブラシのシリーズがおすすめです。
【4】便利機能で選ぶ
ルンバは自動で部屋中のゴミを吸い取るだけでなく、便利な機能が搭載されているものもたくさんあります。そんな便利機能についてかんたんに説明します。
希望の時間に稼働するようタイマー設定ができる
アルファベットシリーズや900シリーズ、671には、スケジュール機能が搭載されているので、毎日決まった時間に稼働するよう設定することができます。
なお、専用スマホアプリに対応しているモデルなら、スマホから設定をすることも可能になり、つけ忘れ、掃除し忘れを防ぐことができます。
立ち入り禁止ゾーンを作れる
ペットの餌皿の近くなど、ルンバに近づいてほしくない部分は、アプリに表示されたマップ上で四角形のエリアを設定すると、進入禁止エリアになり、ルンバが近づかなくなります。
また、別売りの機器を購入すれば床に置くだけで、赤外線の見えない壁が出現し、同様にルンバを近づけないようにすることも可能です。
なお、アプリ上の設定で進入禁止エリアを設定できるのは、sシリーズとiシリーズのみになります。
アルファベット・900シリーズ・671はWi-Fi対応で遠隔操作が可能
s9+、iシリーズ、e5、900シリーズ、671は、Wi-Fi機能さえあればスマホアプリで外出先からでも遠隔操作をすることが可能です。
なお、スマートスピーカーにも対応しているため、設定済みで家のなかで声をかければ、スマホを取り出さなくてもかんたんに操作することができます。
【5】連続稼働時間が一番長いのは「s9+」
部屋数が多い場合や広いリビングの掃除でおもにルンバを利用したいならば、連続稼働時間の長いi7、e5シリーズ、900シリーズを検討しましょう。
一番稼働時間が長いモデルは、s9+で最長120分稼働することができます。家を留守にすることが多い場合は、自動充電後に自動運転再開をするアルファベットシリーズや900シリーズだと、安心して掃除を任せることができそうです。
s9+に搭載された機能を紹介
2020年2月末にルンバの新作となる「s9+」が発売となりました。これまで発売されたルンバとは、全く異なる進化を遂げた新作をご紹介します
吸引力は600シリーズの40倍!
吸引力にこだわるなら、s9+がダントツです。AeroForce3段階クリーニングシステムを搭載しており、ゴム製のデュアルアクションブラシとエッジクリーニングブラシで取りづらい部分のゴミをかき出してくれます。
なお、600シリーズの40倍(※)の吸引力があり、フローリングだけでなくカーペットに潜んでいるゴミも吸引することができます。
※AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較(アイロボット社調べ)
高度なナビゲーション
s9+のみに搭載されている「vSLAMナビゲーション」は、毎秒23万以上のデータポイントを取得し、室内を詳細にマッピング。これにより、掃除を行った場所、これから行う予定の場所、自身の位置を正確に把握してくれるので、室内の隅々まで効率的に掃除してくれます。
部屋の隅・角にあるゴミも見逃さない
ルンバ=丸形というイメージを持つ方は多いと思いますが、その形状から、部屋の隅や壁際にあるゴミや花粉などのアレルゲンを完璧に取り除くことはできませんでした。しかし、s9+はその問題を解決するため、形状をいちから見直し、「D型」に変更。
また、Perfect Edgeテクノロジーの高性能センサーが、壁の位置を正確に把握。これにより、部屋の隅や壁際まで徹底的な掃除を実現可能にしています。
ルンバの最新モデルはコレ! 吸引力も40倍! シリーズ最高の性能
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ) s9+(S955860)』














出典:Amazon
部屋の隅や壁際のゴミも見逃さない最上位機
これまでの形状と異なり、「D型」に変更されたことで、部屋の隅や壁際にあるゴミも見逃さず、「完璧な清掃」が可能に。
また、新たに搭載された「vSLAMナビゲーション」が、毎秒23万以上のデータポイントを取得し、室内を詳細にマッピングしながら自身の位置を把握。これにより、スムーズで効率的な掃除を行うことができます。吸引力も40倍にアップ(※)し、カーペットやフローリングといった場所を問わず、微細なゴミやペットの毛などを取り除いてくれます。
なお、iシリーズと同様、充電が切れそうになると自動でステーションに戻り充電を行い、途中から掃除を開始する自動充電・自動再開、集めたゴミを30杯分収納してくれるクリーンベース、汚れやゴミが水洗いできるダスト容器、外出先からスマホで操作、進入禁止エリアの設定などが可能です。
※…900シリーズ、e5、i7との比較(アイロボット社調べ)
ルンバのおすすめ5選【高性能モデル】 自動充電・自動ゴミ捨ても
吸引力が高く、便利機能を搭載したルンバをご紹介します。

iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)i7+』














出典:Amazon

iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)i7』




















出典:Amazon
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)e5』
















出典:Amazon
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)j7シリーズ』












出典:Amazon
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)i3シリーズ』














出典:Amazon
多機能な上位機種は高価で手が届かない、最低限の機能があればいい、という人のためにコスパで厳選したモデルをご紹介します。
ルンバのおすすめランキングTOP4! エキスパートが選ぶ!
ここからは、ご紹介した商品の中から、プロの家電販売員のたろっささんがおすすめする商品ランキング4位から1位をご紹介します。ルンバ選びの参考にしてみてください。
4位 iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)690』
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)690』
3位 iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)890』
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)890』
2位 iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)i7+』
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)i7+』
1位 iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)s9+』
iRobot(アイロボット)『Roomba(ルンバ)s9+』
プロの家電販売員のたろっささんがおすすめする商品ランキング1位から5位をご紹介しました。ルンバを選ぶ際の比較検討の材料にしてみてくださいね。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ルンバの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのルンバの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ルンバに関するQ&A よくある質問
家具の下はどのくらいの隙間まで入り込めますか?

高さ10cm以上の隙間であれば潜り込んで掃除してくれます。
カーペットやマットの上も乗り越えられますか?

ラグやカーペット、マットなど低い段差であれば、軽々と乗り越えて掃除できます。また、床材に合わせて高さも自動調整してくれます。
メンテナンスは必要ですか?

メンテナンスの必要はありません。ダスト容器に溜まったゴミを捨てるくらいです。ゴミを捨てる際は、容器に残った汚れを水ですすいで清掃しましょう。
Alexa(アレクサ)やGoogleアシスタントには対応していますか?

Alexa・Googleアシスタント対応機種はs9+、i7+、i7、980、960、890、692、690ほかWi-Fi対応モデルになります。話しかけるだけでいつでもどこでも掃除をしてくれます。
プロの家電販売員からのアドバイス 広い部屋なら吸引力が強いモデルを選ぶ
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ルンバにはさまざまな種類がありますが、上位のモデルと下位のモデルの大きな違いとして、吸引力とスマホ連携機能の有無、ダストカップ水洗いの可否や稼働時間があげられます。
1LDKや限られた場所での使用を想定しているのであれば、予算もそこまで必要のないリーズナブルなものを選択することにより、じゅうぶんな掃除性能を発揮してくれます。
しかし、3LDKや全部で50畳を超えるような広い空間を掃除するためには、吸引力が強いモデルを選ばないと途中でルンバが力尽き、結果的にしっかりと掃除ができていないということが発生する場合も。なので、部屋の広さや頻度によって必要なルンバの能力は変わってきます。
さらに、スマホ連携機能が搭載されているモデルは、現在ルンバがどの程度の部分を掃除したのかということを視覚的に確認できます。これで障害物があって入れなかった部分が、ひと目で分かるようになっているため、掃除漏れを防ぐことができますよ。
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自分に必要な機能にしぼって選択するのも手 編集部より
1)3桁シリーズは数字が大きいものほど機能性が高い。アルファベットシリーズは便利な機能を兼ね備えているものが多い。
2)最新のルンバは、マッピング機能やスマホアプリ操作、なかには自動ゴミ収集機がついたものもあり魅力的だが、その分値段は高い。
3)部屋をまんべんなく掃除したいなら稼働時間の長いものを選ぶ。
4)家を留守にすることが多い方は、スケジュール機能やスマホアプリ操作機能が搭載されているものを選ぶ。
iRobot(アイロボット)のRoomba(ルンバ)は、シリーズがアルファベットや3桁数字の2グループあり、そのなかでもさまざまなモデルが出ています。また、機能もモデルごとに千差万別。選択を誤ると「こんなに機能いらなかったな」なんてことにもなります。この記事を参考に、「自分はこの機能があればいいな」「うちはカーペットがあるからこのモデル」など、自分に合ったモデルを探してみてくださいね!
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。