サンシェードの種類 ポップアップ式・ポール式・ワンタッチ式の違い、入り口の違い
サンシェードテントの種類は大きく3つにわけられます。
ポップアップ式:袋から取り出して、かんたんに組み立つ仕様がポップアップ式。フレームもないので軽量、少人数向き。片付けの際にはコツが必要。
ポール式:組み立てが必要なポール式は、安定性の高さやサイズが大きいのがメリット。組み立てに時間や手間がかかるので、設置も利用も複数人向き。
ワンタッチ式:ポップアップ式とポール式の中間にあたるのが、ワンタッチ式。フレームがありつつ、比較的組み立てはかんたん。ポップアップ式よりは重量があって、ポール式より安定性は落ちる。
また、入り口が開いたままになっている「オープンタイプ」と、完全に閉じることができる「クローズタイプ」があります。オープンタイプはバーベキューのときの日除けやちょっとした休憩スペース向け。クローズタイプなら人の目を気にすることなく、着替えや昼寝をすることができます。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『シャイニーリゾートポップアップシェルターUV』
サンシェードの選び方 テントのサイズ、機能性、設営や持ち運びのしやすさをみる
アウトドアライターでキャンプブロガーのSAMさんに、テント型サンシェードを選ぶときのポイントを教えてもらいました。アウトドアのエキスパートの視点を、商品選びに活かしてみてください。
テント全体のサイズを確認・収納時のサイズも 高さのチェックも忘れずに!
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
テント型サンシェードの大きさは、いざ購入してみたら、画像で示されたイメージと印象が異なるということがよくあります。そのため、購入前にスペックに書かれている本体サイズを一度よく確かめておいてください。
チェックを忘れがちな高さはとくに念入りにチェックしましょう。寝るときだけ使いたいのか、座って快適に過ごしたいのかなど、目的と合致する広さや高さかどうかをよく調べておきましょう。
MODERN DECO(モダンデコ)『ワンタッチテント』
機能性で選ぶ UVカット・虫よけや砂よけ・フルクローズ対応、防水性など
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
「サンシェード」というからには、日よけや紫外線防止の性能の高さが要求されます。そのため、まずUVカット加工がほどこされているか、その性能が具体的にどうかなどは大事なチェックポイントです。最近では高スペックの一つの基準である「UPF50+」が採用されているものも少なくありません。
そのほか、以下もチェックポイントです!
●通気性がしっかり確保されているか
●メッシュによるクローズで虫よけができるか
●着替えに便利なフルクローズ対応になっているか
●耐水圧1,500mm程度の防水性はあるか
Coleman(コールマン)『スクリーンIGシェード』
設営や撤収、持ち運びのしやすさで選ぶ! ワンタッチ式や軽量ポールでかんたん設営など
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
マリンレジャーやアウトドアレジャーの楽しい時間を、設営や撤収によってじゃまされたくないと誰もが思うでしょう。サンシェードはそのあたりの利便性がよく考えられており、ワンタッチ式や軽量ポールのかんたん設営など、各社でさまざまな工夫がされています。
ただし、その工夫があるために大きさがかさばってしまうという欠点も。移動手段との兼ね合いでサイズ感をイメージしておきましょう。
YAMAZEN『パッとサッとテント フルクローズ』
サンシェードテントのおすすめ10選 人気のコールマン、ロゴス、キャプテンスタッグほか
うえで紹介したサンシェードテントの選び方をふまえて、アウトドアライターでキャンプブロガーのSAMさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

Coleman(コールマン)『スクリーンIGシェード』

出典:Amazon
使用時サイズ | 約W210×D180×H120cm |
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収納時サイズ | 約φ15×60cm |
重量 | 約3kg |
耐水圧 | 約500mm(フロア:約1,500mm) |
定員 | 3~4人 |
材質 | シェードスキン:68Dポリエステルタフタ、フロアシート:ポリエチレン、フレーム:FRP約φ9.5mm |
紫外線対策 | 「UVPRO」生地を採用 |
夏場以外にも使えるハイスペックな商品
さまざまな仕様や構造がテント並みに高機能な、サンシェードを代表するモデルです。
風に強いクロスポール、UVカットの表素材、防水性の高いPE素材のフロア、フルクローズ・フルオープン可能な4面メッシュ&ドアと、どれをとってもハイスペック。しかも、コールマンと住友化学が独自開発した防虫素材「Olytecメッシュ」が採用され、虫にも強いのでますます安心感があります。
ただしそれなりに重量はあるので、車での移動が前提の方が選んだほうがよいでしょう。夏場のレジャーだけではなく、スリーシーズンでも使いたい方にとくにおすすめです。

YAMAZEN『パッとサッとテント フルクローズ』














出典:Amazon
使用時サイズ | W180×D188×H107cm |
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収納時サイズ | W13.5×D7×H107cm |
重量 | 2kg |
耐水圧 | - |
定員 | - |
材質 | フレーム:グラスファイバー、生地:ポリエステル |
紫外線対策 | UPF50+ |

LOGOS(ロゴス)『Black UV パラシェード(180×125㎝)-AI 』






出典:楽天市場
使用時サイズ | 約W180×D125×H110cm |
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収納時サイズ | 約57×10×10cm |
重量 | 約1.2kg |
耐水圧 | 450mm |
定員 | - |
材質 | フレーム:グラスファイバー、フライシート:68Dポリエステルタフタ、フロアシート:68Dポリエステルタフタ |
紫外線対策 | UV-CUT加工(カット率96.5%) |

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『シャイニーリゾートポップアップシェルターUV』














出典:Amazon
使用時サイズ | 約W120×D220×H100cm |
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収納時サイズ | 約φ80×8cm |
重量 | 約2.8kg |
耐水圧 | - |
定員 | - |
材質 | 幕帯(ウォール・フロア共):ポリエステル68D、メッシュ:ポリエステルノーシームメッシュ、フレーム:Φ3.5mmバネ鋼 |
紫外線対策 | シルバーコーティング |
メインとしてもサブとしても使える汎用性の高い製品
ポップアップ型のサンシェードは比較的多く販売されていますが、さすがレジャー用品の老舗(しにせ)であるキャプテンスタッグは一味違います。
このモデルは全体に少し傾斜をつけ片側のドア側を大きく取っているので、出入口が広く確保されています。サイドにはメッシュを配して通気性を向上させ、裏地にはシルバーコーティングがほどこされているので日光を防いでくれます。
フルクローズにも対応しているので着替えにも便利。とにかく設営のかんたんさを求める方や、キャンプのサブテントとしてもうひとつ持っていたいという方におすすめします。
MODERN DECO(モダンデコ)『ワンタッチテント』














出典:Amazon
使用時サイズ | W210×D210×H130cm |
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収納時サイズ | W80cm(付属キャリーバッグ使用時) |
重量 | 3.5kg |
耐水圧 | 最大3,000mm(カラーによって異なる) |
定員 | 3~4人 |
材質 | 本体:ポリエステル、フレーム:グラスウール |
紫外線対策 | UPF50+ |
FIELDOOR(フィールドア)『ワンタッチテント ヘキサゴンタイプ』


















出典:Amazon
使用時サイズ | W305×D240×H145cm |
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収納時サイズ | W25×D25×H95cm |
重量 | 4.9kg |
耐水圧 | 1,500mm以上 |
定員 | 5人 |
材質 | トップ:ポリエステル、グラウンドシート:ポリエチレン、ポール:グラスファイバー |
紫外線対策 | UPF50+ |
BAGRAY(バッグレイ)『ワンタッチテント』






出典:楽天市場
使用時サイズ | W145×D165×H135cm |
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収納時サイズ | W45cm |
重量 | 0.95kg |
耐水圧 | 1500mm |
定員 | 2~3人 |
材質 | ー |
紫外線対策 | UPF50+ |
43DEGREES(43ディグリーズ)『POP UP TENT Tie Dye Small Type』






出典:楽天市場
使用時サイズ | W145×D160×H110cm |
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収納時サイズ | Φ48×6cm |
重量 | 1.2kg |
耐水圧 | 1,500mm以上 |
定員 | 2人 |
材質 | 本体:ポリエステル100%、ポール:バネ鋼 |
紫外線対策 | UPF50+ |
LOGOS(ロゴス)『チェッカー ポップフルシェルター』

出典:楽天市場
使用時サイズ | W235×D113×H90cm |
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収納時サイズ | W70×D70×H4cm |
重量 | 2.3kg |
耐水圧 | 450mm |
定員 | ー |
材質 | フレーム:スチールワイヤー、フライシート:ポリエステルタフタ、フロアシート:PEラミネートクロス、メッシュ:ポリエステル |
紫外線対策 | UVーCUT加工 |
ENDLESS BASE(エンドレスベース)『ポップアップテント』














出典:Amazon
使用時サイズ | W200×D180+100×H135cm |
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収納時サイズ | W62.5cm |
重量 | 2.5kg |
耐水圧 | ー(耐水性はあり) |
定員 | ー |
材質 | 本体:ポリエステル、ペグ・骨組み:スチール |
紫外線対策 | シルバーコーティング、UPF50+ |
サンシェードは日よけの強い味方 アウトドアライターからのアドバイス
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
「サンシェード」とは日よけ全般に使われる名称ですが、ここではアウトドアレジャーに使用する日よけを目的とした、テントタイプを示します。いわば「日よけ用のレジャーテント」です。
このタイプのサンシェードを選ぶときには、日よけ機能が充実しているかどうか、設営・撤収をなるべく簡略化できる工夫があるかを確認しましょう。また、持ち運びを考えて、大きさや重さなども気にかけてみてください。
【番外編】あわせて使いたい便利アイテム アウトドアをもっと楽しく!
快適なサンシェードと一緒にそろえると便利なアイテムを紹介します!
JBL(ジェイビーエル)『JBL GO 2』






















出典:Amazon
使用時サイズ | W7.12×D3.16×H8.6cm |
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収納時サイズ | ー |
重量 | 0.18kg |
耐水圧 | ー |
定員 | ー |
材質 | ー |
紫外線対策 | ー |
North Eagle(ノースイーグル)『バタフライレジャーテーブル角(NE1383)』


















出典:Amazon
使用時サイズ | W60.7×D55.1×H23cm |
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収納時サイズ | W55.1×31×6cm |
重量 | 1.13kg |
耐水圧 | ー |
定員 | ー |
材質 | pp(ポリプロピレン) |
紫外線対策 | ー |
「サンシェード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サンシェードの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのサンシェードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
サンシェードテントに関するQ&A よくある質問
ワンタッチ式とポップアップ式の違いを教えてください。

ワンタッチ式は傘のように組み立てていきます。一方、ポップアップテントは袋から出すだけで形になります。ワンプッシュ式のほうが組み立てが必要な分、強度があり快適性も高いのが特徴です。
ワンタッチ式のサンシェードテント設営に必要な道具は何ですか?

固定する本数のペグとペグハンマーのみです。これらは基本的に付属品として付いてきますので、購入してそのまま使用できます。
そのほかのアウトドアにおける便利アイテムはこちら! 【関連記事】
サンシェードテントについてポイントをおさらい
1)寝るときだけ使いたいのか、座って快適に過ごしたいのかなど利用シーンをイメージしてサイズを選ぶ
2)紫外線防止の性能はもちろん、通気性や虫よけ、フルクローズ対応有無など機能性をチェック
3)設営の手軽さや持ち運ぶときの大きさにも注目する
使用する人数や用途を想定して、サイズや機能を選びましょう。カンタンに設営できるタイプは、ソロキャンプやマリンレジャー、運動会など幅広いシーンで重宝します。お気に入りのサンシェードを見つけて、快適なアウトドアレジャーを楽しんでください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:森野ミヤ子、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/20 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 名原広雄)
キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。 アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。 サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。著書には「ベテランキャンプブロガーSAMの、お気に入りキャンプ場教えます」(ベースボールマガジン社)がある。 同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。