着圧タイツとは? 履くメリットデメリットを紹介 足のむくみ防止や美脚に見せる効果も!
着圧タイツとは、普通のタイツよりも締めつけ感が強いタイツのこと。足首までの「着圧レギンス」や、トレンカタイプもあります。
脚全体に圧力をかけることで、スッキリと美脚に見せることができると人気のアイテムです! ダイエットを頑張る人や産後の骨盤ケアをしたい人などからも注目されていますよ。
むくみ防止のために着圧タイツをはきたい場合は、足のむくみ改善・血行促進効果が認められ一般医療機器として認可された商品を選ぶのがポイントです。
着圧タイツを履くメリット
着圧タイツを履くメリットのひとつは、履くだけで立ち仕事やデスクワークでパンパンになった脚のケアができることです。一般医療機器として認可された商品では、むくみや血行改善の効果があるものも。夕方になると脚が重だるくなる・脚が太くなってしまうという人は、ぜひ上手に活用しましょう。
レッグラインをすっきりとスリムに見せたい人にも、着圧タイツはぴったりです。適度な締めつけで、足をほっそりと見せてくれます。
商品によってはヒップアップやシェイプアップ機能がついたものもあるので、自分に合った着圧タイツを選んで使ってみてください。
着圧タイツを履くデメリット
着圧タイツにはデメリットもあります。とくに、締めつけが強い着圧タイツを長時間履いていると、血行が悪くなってしまうことがあるので気をつけましょう。厚手の着圧タイツは通気性が悪くムレやすいため、かゆみ・かぶれといった肌トラブルが起きることがあります。
締めつけが強い分、履くのに時間がかかる点もデメリットです。値段もふつうのタイツより高額であることが多く、枚数を揃えようと思うとコストがかかります。
寝るときに履く夜用着圧タイツも!
着圧タイツのなかには、就寝時に履くためにつくられたものや、飛行機の機内で履くためにつくられたものもあります。これらの着圧タイツは、毎日履くものよりも締めつけが弱くつくられているのが特徴です。脚がパンパンになった日の夜や、長時間同じ姿勢でいることが多いフライト中などに着用しましょう。
締めつけが強すぎる着圧タイツは、ゆったりリラックスできないため、就寝時や機内で履くのには適しません。
着圧タイツおすすめ15選|昼用 人気のメディキュットやスリムウォークも!
ここからは、市販の着圧タイツのなかからおすすめ商品を「日中に履く昼用」「睡眠時に履く夜用」「医療用」に分けてご紹介! まずは美脚に見せたい人におすすめの昼用からチェックしていきましょう。
着圧タイツおすすめ 3選|夜用 寝ながら脚のケアを!
続いて、寝ている間に着用するタイプの着圧タイツ(着圧ソックス)のおすすめを紹介します。
着圧タイツおすすめ 2選|医療用 足の疲れやだるさ、むくみに!
最後に、むくみをケアしたい人にぴったりな一般医療機器の着圧タイツを紹介します。
「着圧タイツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 着圧タイツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの着圧タイツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
着圧タイツの選び方 骨盤サポートや脚やせ効果も?
ここからは、着圧タイツの選び方をご紹介します。
着圧や引き締めの強さで選ぶ
着圧タイツを購入する際は、まず着圧力をチェックしましょう。圧力の強さは、おもに「hPa(ヘクトパスカル)」で表され、この数値が高いほど着圧力も高いということになります。
脚のむくみケアの効果を求めるなら、一般医療機器として認可された商品を選びましょう。足首部分が15~30hPaくらいの間で、自分にあった着圧を選ぶのがポイント。各部位の着圧をチェックし、足首、ふくらはぎ、もも……と上にいくにつれて段階的に着圧が低くなっているものがおすすめ。
とくに脚がパンパンな方は、着圧が強めのものを選びましょう。ただし、いきなり着圧の強いものをはいてしまうと、苦しかったり痛かったりと不快感をおぼえるかもしれません。着圧タイツをはじめて使う方は、足首部分の着圧が弱めのものから徐々に強めのものへと切りかえ、様子をみながら使用してください。
目的に合った効果が得られるものを選ぶ
美脚に見せたい、脚痩せを目指したい、むくみ解消など、着圧タイツを履くことで目的に合った効果が得られるかをチェックしましょう。
「美脚に見せたい」なら骨盤サポートやヒップアップ効果を
着圧タイツのなかには、脚を加圧すると同時にヒップアップ効果(お尻がきゅっと上がって見える効果)をうたったもの、ウエスト部分のテーピングなどで骨盤をサポートしてくれる機能が付いたものなどがあります。
日中足を細く見せたい、おしゃれを楽しみたいならヒップアップ効果もついている着圧タイツを選ぶと、さらに脚が長く美しくみえます! 骨盤サポートタイプは、はいている間からだを正しくサポートしてくれるので、ふだんから姿勢やからだのゆがみに悩む人におすすめです。
「スッキリ脚痩せ」を目指すなら寝るとき用、夜用を
夜寝ている間に足を引き締めて翌朝のスッキリ感を得たいという人、足が太いとお悩みの人、足痩せして見せたい人には、寝るときに履く夜用着圧タイツ(着圧ソックス)がおすすめです。
夜用着圧ソックスは、昼用のものよりもしめつけが弱く、はきながらでも快適に眠れるようになっています。また靴下タイプのほか、足の甲から太ももまでを覆えるロングタイプもあります。
「むくみ改善」したいなら医療用着圧ソックスを
一般医療機器として認可された着圧タイツもあります。医療用であれば、しっかりと足首から血液を押し上げてくれます。血液の循環がよくなることで、全身に酸素や栄養が運ばれやすくなるだけでなく、老廃物の代謝もうながされます。足のむくみ防止、むくみ対策をしたいなら一般医療機器として認可された商品を選びましょう。
妊娠中や産後はマタニティ用を
妊娠すると、ホルモンの影響で体の水分量が増えるため、むくみやすくなります。とくに妊娠後期になると、足から心臓への血流が悪くなり脚がむくみやすくなるので、着圧ソックスを上手に活用しましょう。ハイソックスタイプやニーソックスタイプは、おなかが大きくなっても履きやすく、おなか周りの締めつけも気になりにくいです。
妊婦さんが着圧タイツを選ぶときは、まず医師に相談しましょう。マタニティ用に開発された商品もあります。商品を選ぶときは、自分がらくに生活できる締めつけ・サイズのものを選ぶことが重要です。
サイズ表示に注意して選ぶ
着圧タイツのサイズはメーカーや商品ごとに表示が異なります。それぞれの商品説明欄をよく読んでから、サイズを選択して購入しましょう。一般的には身長とヒップサイズにあわせて選ぶことが多いです。商品によっては、ウエストサイズが表示されているものもあります。
S、M、Lの表記の場合、おおよその基準は以下を参考にしてください。
S:身長145~155cm/ヒップ80~88cm
M:身長150~160cm/ヒップ85~95cm
L:身長155~165cm/ヒップ90~98cm
デニール数もチェックして
日中に着圧タイツを履く人は、デニール数にも注目しましょう。デニール数は、タイツに使われている糸の太さを表す数字です。数字が小さければ小さいほど薄く、透け感があるタイツになります。
ストッキングのような透け感のある着圧タイツがほしいのであれば、40~60デニールのものを選ぶとよいでしょう。70~80デニールのものは、ほどよい透け感があります。冬場の寒さ対策も兼ねて着用するのであれば、110デニール以上のものがあたたかいです。
夏用、冬用など季節も考えて素材を選ぶ
着圧タイツの素材もさまざまです、冬に履くのであれば、パッケージに「裏起毛」や「あったか素材」などと書かれている商品が適しています。なかには発熱素材を使ったものもあるので、寒さ対策をしっかり行いたい人はぜひチェックしてみてください。
夏場はパッケージに「クール」や「冷感素材」と書かれているものがよいでしょう。ひんやりとした触感で、暑い季節も快適に着用できます。
いずれの場合も、着圧タイツはムレやすいため、臭いが気になる人は消臭機能があるものを選んでください。
足を細く見せたいなら黒タイツを選ぶ
着圧タイツは基本的に黒タイツが多いですが、なかには肌色(ストッキング)や、グレーのほか、カラータイツもあります。
足を細く見せる効果を狙うなら、やはり引き締め色である黒タイツを選ぶのがおすすめ。黒タイツのなかでも、30~60デニールとデニール数が低めのものを選べば、透け感がありやわらかな印象を与えられ、おしゃれに見えます。
エキスパートからのアドバイス
下着研究家・足と靴のカウンセラー
着圧タイツは、「真っ黒でかたいもの……」という先入観のある方もいるようですが、デニール数の低めのものを選べば、透け感があり真っ黒でなくなります。また、商品の素材についての説明欄をよく読むことで、やわらかいものや、肌あたりがスベスベのものを選ぶことができるでしょう。
さらにおしゃれのひとつとして、セクシーにもキュートにも装えます。まだ試してみたことがないという方は、今回ご紹介した商品を参考に、自分にピッタリ合った着圧タイツをみつけてくださいね。
着圧タイツを履くとかゆい! 対処法は?
着圧タイツを脱いだらかゆい、ミミズ腫れやかぶれなどが見られた場合は、いくつかの原因が考えられます。まず考えられる原因は、ムレによる肌トラブルです。ムレるとかぶれなどの肌トラブルが起こりやすくなるので、肌を清潔にたもち、肌が乾燥しないように保湿を心がけましょう。着圧タイツを定期的に洗濯して、清潔にたもつことも重要です。
着圧タイツのサイズが合っていない場合も、かゆみやミミズ腫れ、かぶれなどが起こります。その場合は、締めつけが弱いものに変えたり、自分にあったサイズのものに変えたりしてみましょう。
素材にかぶれる・素材が肌に合わない、機械的蕁麻疹が原因の場合などは、残念ながら着圧タイツの使用は避けたほうがよいでしょう。医師とも相談しながら対処してみてくださいね。
ほかの補正下着や着圧インナーもチェック! 【関連記事】
着圧タイツを日常に取り入れよう
着圧タイツは、履くだけで脚をすっきりと美しく見せてくれるアイテムです。ストッキングタイプやカラータイツタイプもあるので、毎日のおしゃれに取り入れてみてください。
着圧ソックスとひと口に言ってもさまざまなタイプがあるので、記事中で紹介した選び方をもとに自分に合った着圧タイツを選んで、すっきりとしたレッグラインを手に入れましょう!
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ブラジャー研究家・下着研究家・作家。 新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。 消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。 また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。 その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。