カナル型イヤホンとは
カナル型イヤホンとは耳の穴奥にまで挿入して装着する耳栓型イヤホンのこと。現在販売されているもののほとんどはカナル型です。耳穴にフィットして遮音性もすぐれているので、重低音を楽しむことができ音漏れも少ないのが特徴です。本体を軽く挿入し、耳甲介にパーツをひっかけて装着する「インナーイヤー型イヤホン」と区別されています。
以前はアップルの『EarPods』に代表される、耳にかける形のインナーイヤー型も多かったのですが、音漏れや重低音の再生能力といった問題点もあり、市販品のほとんどはカナル型になりました。
小さいので快適に装着できますが、閉塞感があり外音が聞きづらい場合も。ワイヤレスやハイレゾなどの機能を搭載したモデルもたくさん登場しており、選ぶ楽しみが増えています。
カナル型イヤホンの選び方
それでは、カナル型イヤホンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の通り。
【1】接続方法
【2】ドライバーユニット
【3】ハイレゾ音源対応かどうか
【4】イヤーピースのつけ心地
【5】その他の機能
上記のポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】接続方法をチェック
カナル型イヤホンには有線タイプとワイレスタイプの2種類があります。わかりやすいようにそれぞれの特徴を紹介しますので、自分に適した方を選んでください。
有線タイプ:音ズレが少なく、高音質なのが特徴
有線タイプはイヤホンからコードが伸びてスマーフォンなどの再生機器につなぐものです。特徴は再生機器から音楽データをカットせずに届けられるため音質がよく、音の遅延がないこと。
音質を優先したい方に向いていますが、コードがあるので邪魔になるというデメリットも。またタッチノイズが出てしまうので、持ち運びに工夫が必要です。
ワイヤレス(Bluetooth)タイプ:コードの煩わしさがなく、持ち運びも快適
イヤホンと再生機器がコードでつながっていないのがワイヤレスタイプ。コードのわずらわしさがなく、快適に使用できるのが特徴です。
Bluetooth機能でペアリングして接続する方法が多く、そのため音に遅延が発生することがあります。音楽を伝送するときにデータカットされるので音質がやや落ちることも。タッチノイズがないので、装着したときの快適感があります。
【2】ドライバーユニットをチェック
カナル型イヤホンの音質は搭載されているドライバーユニットが大きく影響します。高音質のイヤホンはドライバーを複数搭載しているものもあるので、好みのジャンルや音に合わせて選んでください。
ダイナミック(DD)型:低音重視の音楽にピッタリ
ダイナミック型は低音域から高音域まで幅広く再現でき、とくに重低音には定評があります。リーズナブルな製品が多く、初心者に適しています。
基本的にドライバーユニットがひとつで構成され、音楽信号をダイアフラムという振動板に伝えて音を鳴らします。ヒップホップやクラブミュージックなどパンチのあるジャンル向きです。
バランスド・アーマチュア(BA)型:繊細な音楽にピッタリ
バランスド・アーマチュア型はカナル型イヤホンの主流になっているタイプで、繊細な音をしっかり再生してくれます。ドライバーが小さいので複数個搭載しているモデルも多いです。
デリケートな音まで再生しますが、繊細なために破損しやすいものもあります。値段は高めですが、ボーカルや楽器の音をしっかり楽しみたい方におすすめです。
ハイブリッド型:広音域をカバーしたいときにピッタリ
ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型のよいところを取り入れているのがハイブリッド型。高音質で幅広い音域が再現できます。値段は3万円以上のものが多く、種類も少ないです。
コストを重視するならダイナミック型とバランスド・アーマチュア型をひとつずつ用意して、音楽に合わせて使い分けるという方法もあります。
コンデンサー型:周波数帯域が広く、ヘッドホンでの視聴にピッタリ
イヤホンにはほとんど採用されていませんが、ヘッドホンを選ぶ際に役に立つので、コンデンサー型の解説もいたします。
コンデンサー型は、静電気を発生させ、振動板を振動させて音を発するタイプ。構造が複雑で、高い電圧が必要になりますが、周波数帯域が広く、音楽の再現性が高いのが特徴。全体的に質の高い音になるため、ヘッドホンで視聴する際にピッタリです。
【3】ハイレゾ音源対応かどうかチェック
高音質で音楽を楽しみたいのなら「ハイレゾ」対応のイヤホンを選んでください。再生機器もハイレゾ対応でないと高音質は再生できませんが、安物のイヤホンにはない「重低音」のしっかり聴こえるモデルです。
ハイレゾ対応の性能は周波数帯域が40kHz以上で、ひとつの目安になります、イヤホンのスペック上は「再生周波数帯域」として表記されています。とはいえ高音質の基準は、歌声のクリアさ、楽器のリアルさ、音の広がり、臨場感など好みや聴く音楽によって様々なため、量販店などで実際に音を聴いて確認しるのがよいでしょう。
【4】イヤーピースのつけ心地をチェック
カナル型イヤホンを選ぶときに忘れてならないのがフィット感。イヤーピースによって耳への装着感や音漏れ、外れにくさなどが変わってきます。
自分の耳穴にぴったり合っていないと、低音域などがじゅうぶんに再生できません。もしピッタリサイズのイヤーピースがなかったら、単品でも売っているので自分に適したものを探してください。
【5】その他の機能をチェック
本項では、カナル型イヤホンの便利機能などについて紹介いたします。高音質を求める方、リモート会議用に使いたい方まで、自分が必要だと思う機能をチェックしてみてください。
ノイズキャンセリング機能:雑音を気にせず音楽を楽しめる
周囲の雑音が聞こえると音楽をじっくり楽しめません。そのときにおすすめなのが「ノイズキャンセリング」機能。
周囲の音をカットして聴きやすくしてくれますので、音楽にしっかり集中することができます。
ハンズフリーマイク機能:ランニング中でも通話ができる
ハンズフリー機能はランニングなどの途中に電話がかかってきても、そのまま通話ができるのでとても便利です。カナル型イヤホンでハンズフリー通話したいなら、マイク機能をチェックしましょう。
リモコン操作で音楽再生や着信応答ができるかどうかも確認してください。音楽再生中に着信があっても、ワンボタンで応答できます。
デザイン性:アクセサリーとして取り入れても楽しい
イヤホンは身につけて外を出歩くアイテムということを考えると、ファッション・アクセサリーのひとつでもあるといえます。とくに低価格なイヤホンではスタンダードなブラック以外に、ホワイト、ピンク、ブルーなどのカラーバリエーションを展開している機種が増えています。
サイズ面に関しても、大きいイヤホンは耳の小さい女性には身につけにくいものです。イヤホン購入の際には、外見もしっかりチェックしておくことをおすすめします。
エキスパートのアドバイス
オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家
カナル型イヤホンはイヤホン業界の標準で、毎年100機種以上が発売されます。そのぶん選択肢も無数にあるため、目星もつけずに目当てのイヤホンを探すのはたいへんです。
カナル型イヤホンにかける予算をだいたい決めたら、商品紹介のコメントや、口コミを参考にしたりして、同じ価格帯のイヤホンで気に入った機種を探してみましょう。
家電量販店の試聴コーナーで、同じ曲を聴き比べてみるのもおすすめです。気に入ったサウンドのイヤホンを見つけたら、同じブランドのハイエンドイヤホンにも挑戦してみると、同じイメージのよりよい音に巡りあえるでしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
音質はメーカーごとに特徴があります。ここでは、代表的なメーカーの音質の特徴をご紹介します。実際に聴いてみないとわからない部分もあるので可能であれば家電量販店で試聴するのがベストです。
SONY(ソニー)|ハイレゾ対応モデルが豊富
SONYは、日本を代表するオーディオメーカー。世界的にも有名で、ニーズに合わせた幅広いラインナップが魅力です。重低音再生においては「EXTRA BASS」シリーズが代表的で、「ダイナミック型ドライバー」といった駆動方式などにより、重量感のある音源を体験できます。
値段も高価格なものから低価格なものまで幅広く、そして多くがハイレゾ対応モデルでもあるため、手頃に質の高い音源を聞くことができるのも魅力のひとつです。
ゼンハイザー|高音質とデザイン性が魅力
ゼンハイザーはドイツで生まれた音響機器メーカーです。クラシック音楽を愛するヨーロッパ圏内ということもあり、オーケストラの音程も響き方も違う楽器の個性を正確に感じることのできるイヤホンを製造しています。
製品デザインもよく、音と形状で惚れてしまう人も少なくないでしょう。ハイレゾ用イヤホンも積極的に製造し、よい製品を提供しています。
JVCケンウッド|重低音の質と耐久性の高さが人気
JVCケンウッドは、日本の大手オーディオメーカー。他のメーカーとは違い、重低音再生のイヤホン・ヘッドホンにこだわっています。代表的なのが「XXシリーズ」で、独自技術を活用し、重低音の再現性を高めるといった製品作りが魅力です。
また、重低音の質だけでなく、耐久性などが高いことも魅力。日常でイヤホンを使用するだけでなく、アウトドアなどでも気兼ねなく使用できるため、多くのユーザーに人気のメーカーです。
オーディオテクニカ|豊富な種類をリーズナブルな価格で
オーディオテクニカ(Audio-Technica)は、1962年4月17日に設立した日本の音響機器メーカーです。一般的な製品も多いですが、プロミュージシャンなどの音楽業界に向けた製品も多く発売しています。
重低音に特化したものやリーズナブルなのに高品質なタイプ、Bluetooth対応のワイヤレスタイプとエントリークラスからハイエンドモデル、有線タイプから完全ワイヤレスタイプまで、とにかく豊富な種類があり、好みに合わせて自分ピッタリのイヤホンを選べる魅力があります。
おすすめ商品の比較一覧表
おすすめ6選|3,000円以下
3,000円以下で購入できるカナル型イヤホンをご紹介していきます。エントリーモデルですので、ぜひ参考にしてくださいね!
※価格は2022/06/21時点での、Amazon、楽天、Yahoo!!ショッピングを参考にしています。
アイサウンド『MUIX IX1000』








出典:Amazon
JVCケンウッド『JVC HA-FX26』
















出典:Amazon
SONY(ソニー)『MDR-EX155』














出典:Amazon
Panasonic(パナソニック)『RP-HJE165-K』












出典:Amazon
Panasonic(パナソニック)『ステレオインサイドホン RP-HJE150』

出典:Amazon
Livelylife『ワイヤレスイヤホン』






出典:楽天市場
おすすめ12選|3000円〜1万円
続いて、1万円以下で購入できるカナル型イヤホンをご紹介していきます。ワンステップ上がり、機能性も向上したモデルをぜひ選んでみてください!
※価格は2022/06/21時点での、Amazon、楽天、Yahoo!!ショッピングを参考にしています。
final『final E2000』














出典:Amazon
茶楽音人(さらうんど)『Co-Donguri Brass』








出典:Amazon
Pioneer(パイオニア)『SE-CH5T』












出典:Amazon
audio-technica(オーディオテクニカ)『SOLID BASS ATH-CKS770X』








出典:Amazon
YAMAHA(ヤマハ)『TW-E3A イヤホン』










出典:Amazon
ANKER(アンカー)『Soundcore Liberty Air 2』


















出典:Amazon
beats by dr.dre『Beats Flex 』
















出典:Amazon
AVIOT(アビオット)『TE-D01i』






出典:Amazon
final『ag TWS03R』












出典:Amazon
エム・ティ・アイ 『ワイヤレスイヤホン n|a D45』


















出典:Amazon
Anker(アンカー)『Soundcore Life P2』
















出典:Amazon
Ginova『X10 ワイヤレスイヤホン』






出典:楽天市場
おすすめ5選|1万円〜2万円
続いて、1万円以上で購入できるカナル型イヤホンをご紹介していきます。デザインも良く、高音質で着け心地もいい、一味違ったタイプのイヤホンをぜひ選んでみてください!
※価格は2022/06/21時点での、Amazon、楽天、Yahoo!!ショッピングを参考にしています。
SONY(ソニー)『WF-SP900』










































出典:Amazon
SHURE(シュア)『SE215 Special Edition(SE215SPE-A)』
















出典:Amazon
DENON『カナル型イヤホン AH-C820』
















出典:Amazon
Jabra(ジャブラ)『ELITE ACTIVE 65t』














出典:Amazon
radius(ラディウス)『NeEXTRA HP-NX30BT』














出典:Amazon
おすすめ7選|2万円以上
2万円以上で販売されているカナル型イヤホンをご紹介していきます。高音質を追求する方にピッタリの、ハイスペックイヤホンです。ぜひ参考にしてくださいね!
※価格は2022/06/21時点での、Amazon、楽天、Yahoo!!ショッピングを参考にしています。
SENNHEISER(ゼンハイザー)『IE 60』










出典:Amazon
SONY(ソニー)『WF-1000XM4』






























































出典:Amazon
JVCケンウッド『HA-FD02』
























出典:Amazon
SONY(ソニー)『XBA-N3BP』


















出典:Amazon
SOUNDEARTH(サウンドアース)『DUNU ZEN 禅』














出典:Amazon
SHURE(シュア)『SE846』








出典:Amazon
JVCケンウッド『HA-FX1100 WOODシリーズ』
















出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カナル型イヤホンの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカナル型イヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カナル型イヤホンの正しい付け方
完全ワイヤレスイヤホンを除き、カナル型イヤホンを付ける際、実は間違って付けていることが多いです。そのため、うまく密閉されず、音が漏れる、すぐに外れてしまうというケースがあります。そのため、本項では、カナル型イヤホンの正しい付け方について解説いたします。
コードを耳に掛けるのが正しい付け方
・Step.1:まずは、通常通りにイヤホンを付けます。
↓
・Step.2:続いて、イヤホンコードをクルッと上部へ引っ張る。
↓
・Step.3:最後に、上部のイヤホンコードを耳に引っ掛けて調節する。
実は、カナル型イヤホンの正しい付け方は、コードを耳に引っ掛ける形です。通常の付け方に慣れているため、最初は上記の付け方は慣れないかもしれませんが、コツを掴めば、今まで以上に密閉感があり、音質の高さを感じることができるはずです。
通常の付け方は間違い?
カナル型イヤホンを使用する大半の方の付け方は「シュア掛け」と呼ばれています。
実はこれは、イヤホンメーカー「SHURE(シュア)」が推奨した付け方と言われており、楽に手軽に付けられると広まっていき、現在の一般的な付け方までになりました。
しかし、現在ではシュア掛けでも十分イヤホンの性能を感じるスペックの商品が発売されたので、どちらが間違いというわけではありません。逆に、シュア掛けの方が衣類との摩擦が少なく、より音質を感じられる場合もあります。最終的には、両方試してみて、好みの方を選択して問題ありません。
カナル型イヤホンに関するQ&A
▼イヤホンが耳から落ちてしまうのはどうしたらいいですか?

イヤーピースが耳のサイズに合っていないと落ちてしまうことがあります。付属のイヤーピースが合わない場合は、別途自分に合うイヤーピースを購入することをおすすめします。
また、痛いと感じるときはシリコン製や低反発タイプのイヤーピースだと耳にフィットして快適な着け心地になりますよ。
FSC『低反発 ウレタン製イヤーピース 6個入り ワイヤレスイヤホン対応モデル 超短尺 (Lサイズ)』
長時間使用しても耳が痛くなりにくい、低反発のウレタン製イヤーピース。短尺なのでワイヤレスイヤホンの充電ケースを干渉せず快適に使えます。
>> Amazonで詳細を見る
▼イヤホンをはめると耳が詰まるような感覚になり、気持ち悪さや吐き気がします。

カナル型イヤホンで耳抜きが必要な感覚になることがあるかもしれません。このようにしっかりと耳奥までイヤホンを密着させると、三半規管を圧迫して乗り物酔いのような気持ち悪さを引き起こすことがあります。
また、耳に合わないイヤホンを付け続けると耳の穴の中の皮膚を傷つけたり蒸れてカビが発生したりして、外耳道炎や外耳道真菌症を引き起こす原因にもなります。
カナル型イヤホンをつけると痛い・気持ち悪いと感じるようなら他のタイプのイヤホンやヘッドフォンに変えるようにしましょう。
【関連記事】そのほかのイヤホンのおすすめはこちら
目的や好みに応じて最適なイヤホンを
本記事では、カナル型イヤホンの選び方、そして価格別のおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?
そもそも、イヤホンには低音重視、低音と高音のバランス重視、つけ心地を重視といった特色の他、ハイレゾ対応やノイズキャンセリング機能、デザインなど、様々な選ぶポイントがあります。しかし、最終的には、自分の好みを踏まえて視聴してみないとわからない部分もあるので、購入の際は、ぜひ視聴してから商品を選んでみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
オーディオ&ビジュアル専門誌『AV REVIEW』『プレミアムヘッドホンガイドマガジン』や、モノ雑誌『家電批評』『MONOQLO』『GoodsPress』『MonoMax』『DIME』『日経トレンディ』等、Webでは『Phileweb』『日経トレンディネット』『価格.comマガジン』『@DIME』『&GP』等の媒体で、レビュー、解説で活躍する1979年生まれの若手評論家。 日々、新製品発表会や欧米のIT・家電関連イベントを取材しデジタル家電のトレンドにも精通。 高価なハイエンドの機器だけでなく、格安・コスパ志向、ライフスタイル志向の製品までもカバー。 AV家電製品の取材歴が長い事もあり、製品はスペックで判断するだけでなく、実機に触れてクオリティをチェックした上でのレコメンドを心がけている。2009年より音元出版主催のオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員。