7~8カ月頃の赤ちゃんとは?
月齢7~8カ月の赤ちゃんは、乳離れを経て少しずつ離乳食に慣れてくる時期でもあります。食材もヨーグルト状のさらさらしたものから豆腐程度の固さのものにして、口の中でかみ砕く練習をさせてあげることが重要です。
食事の回数も1日1回から2回程度へと増やし食事の習慣付けをしてあげてください。なお、はじめての食材にチャレンジするときは、万が一の時病院に行けるように午前中に食べさせるのがいいでしょう。
「7~8カ月頃のベビーフード」の選び方ポイント 食材・添加物・タイプをチェック!
7~8カ月頃になると、離乳食のメニューに悩んだり、作ること自体に疲れてきたりする時期。市販のベビーフードをうまく活用してみましょう。
市販のベビーフードを選ぶときのポイントをご紹介します。
【1】多くの食材が使われているもの
1日2回程度の食事に進むこのころの子どもの食事は、主食である米や主菜であるタンパク質、副菜である野菜を組み合わせた食事が望ましいです。
そのため7~8カ月の子どもがたべるベビーフードも、主食と主菜がセットになっていたり、多くの食材が使われているものも多いです。
少しずつさまざまな味の舌触りになれさせることで、食への興味を引きだすことにもつながりますので、ぜひ多くの食材が使われているものを選んでみてください。
【2】バラエティに富んだメニュー・食材
7~8カ月ごろになると食べムラがはじまる子もいます。「今までよく食べてくれていたのに……」と、途方に暮れてしまう人もいるかもしれません。
また、食べられる食材も増えてくるため、バラエティに富んだメニューを作るのもたいへん! また、ママやパパが離乳食作りに疲れてくるのもこの時期だといわれています。
7~8カ月を対象にしたベビーフードは、離乳期でもとくに商品のラインナップが豊富にあります。あまり自宅では作らないメニューや、ふだんは選ばないような食材が使われた商品を選んでみましょう。
ただし、赤ちゃんによっては食物アレルギーのリスクもあるため、心配なときはあらかじめ確認しておくことが大切です。
【3】自宅や外出先、食べさせる場所に合うタイプ
ベビーフードは自宅で食べるのか、外出先で食べるのかによっても選び方が異なることがあります。
ベビーフードにはお湯や水で調理しなければならないドライタイプと、そのまま食べることができるウェットタイプの2種類ありますので、その用途によって便利なものを選ぶこともいいでしょう。
自宅用に適したタイプ
自宅で食べるベビーフードは、お湯やお水などで調理が必要なドライタイプがいいでしょう。また、食器が別に必要なパウチ入りのベビーフードも、食べ終わった後食器を洗うことを考えると自宅使いのほうがいいでしょう。
ドライタイプのベビーフードには、乾麺などもあるので、手作り離乳食を作る時や献立に追加で一品用意したいときなどは便利に使うことができます。
外出時に適したタイプ
一方お出かけして外出先で食べさせるベビーフードは、すぐに食べられる瓶詰の調理済みのものや使い捨てのカップに入っているもの、スプーンなどの食器付きのものなどが便利です。
調理する手間、洗う手間、汚れものを持って帰ってくる手間などを省くことができます。また、商品数は少ないですが、口つきパウチ商品も、少量ずつ食べることができて便利です。
【4】アレルギーや添加物もチェックする
7~8カ月の赤ちゃんが食べるベビーフードだからこそ、アレルギーや食品添加物の使用は必ずチェックすべき項目です。
アレルギー表示
アレルギーの原因となる、いわゆるアレルゲンについては、その数が非常に多いです。
その中でもとくにアレルギー発症者が多い7品目は「特定原材料」といい、またそれに準じる21品目を「特定原材料に準ずるもの」としています。赤ちゃんがアレルギー体質であれば、これらが使われているか否かは、必ずチェックしなければなりません。
ベビーフードに使われている調味料
ベビーフードにも味をつけるための調味料が使われています。薄味が基本なので多くは少量の使用になっていますが、一応成分表や食塩相当量はチェックしておきましょう。
また赤ちゃんの口に入れる前に一度ママやパパが味見をすることもいいでしょう。塩味や甘みがちょうどよいと感じたら、赤ちゃんにとっては強すぎる味です。赤ちゃんにとってやさしい薄味であるか否かで判断してください。
「7~8カ月頃のベビーフード」おすすめ11選
上で紹介した7~8カ月ごろにおすすめのベビーフードの選び方のポイントをふまえて、フードアナリスト/食育スペシャリスト・とけいじ千絵さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。
材料やタイプ、赤ちゃんの好みなどにぴったりのベビーフードを選んでみてくださいね。

成長に合わせた食感と便利なパウチタイプがうれしい
生後7~8カ月ごろのおかゆは7倍がゆ、6倍がゆが目安です。しかし、形状や水分量は本やネットで見てもわかりにくいもの。そんなときは、こちらのおかゆを参考にしてみましょう。
お米は有機栽培で放射能測定検査、残留農薬検査済みの兵庫県三田産コシヒカリを使用しています。
おかずだけ作って、おかゆはこちらの商品にすれば、離乳食の準備がかなりラクになると思いますよ。

面倒なレバーも、粉末タイプで手軽に!
レバーをおいしく食べるためには、さまざまな工程が必要です。下処理や調理が面倒ですし、独特のにおいが苦手という人も多いと思います。しかし、鉄分が豊富で栄養価が高いので、なるべく食卓に出したいという要望もあるでしょう。
こちらの商品は、扱いにくい鶏レバーと緑黄色野菜の粉末です。おかゆに混ぜたり、野菜と一緒に調理したりと、レパートリーをかんたんに広げることができます。離乳食でレバーを手軽に取り入れてみたい人におすすめです。

やわらかく食べやすい! 食べムラのある赤ちゃんに
7~8カ月ごろの赤ちゃんは離乳食に飽きてしまったり、一生懸命もぐもぐしなくてはならない食材が多く、食べ疲れてしまったりすることもあります。そんなときは、完食しやすいベビーフードで気持ちを切り替えてあげましょう。
こちらの商品はうどんがやわらかい食感になるよう調理されています。そのため、ぱったりと離乳食を食べなくなってしまった赤ちゃんも、しっかり食べてくれるようになるかもしれませんよ。

疲れていてもちゃんと食べさせたいときに
離乳食作りに疲れてしまったら、4種類入ったこちらの商品がおすすめです。
有機米や有機栽培の野菜を使用しているのがポイントで、有機JAS認定工場で作られているベビーフードです。お米とたくさんの野菜をしっかり煮込んだおじやや、野菜入りのおかゆなどさまざまな食材が摂れますよ。
瓶詰めでフタができるので便利。うっかりこぼしてしまう心配もないのもうれしいポイントですね。
柔らかい根菜と鶏ささみは栄養豊富
7カ月頃から食べられる、瓶に入っている離乳食です。離乳食期の赤ちゃんの食事は、発達状況に合わせて十分に柔らかく煮込んであげる必要がありますが、根菜を柔らかく煮込むのは時間と手間がかかり大変です。また、鶏ささみは煮込みすぎると硬くなってしまいます。
本品は根菜、鶏ささみを和風だしで柔らかく食べやすく煮込んであるので便利。そのまま赤ちゃんに食べさせられます。1食分を別容器に移し、残ったものは小分けに冷凍して保存しておくとよいでしょう。
食べやすいベビーフード8種類のセット
和光堂の『グーグーキッチン』の8種類の味がアソートになった商品です。
「鮭の海鮮中華がゆ」「ひらめと卵のおじや」「しらすとわかめの煮込みうどん」「まぐろの炊き込みごはん」「かぼちゃのグラタン」「チキンと野菜のリゾット」「鮭と豆乳のリゾット」「とり雑炊」がセットに。
赤ちゃんが好きな味を探したい、旅行用にいろいろな味のベビーフードを準備したいなどを考えているママやパパにぴったりですね。
ビーンスタークの人気4種類セットをまとめ買い!
「しらすと野菜のおかゆ」「豆腐と鶏肉の野菜あんかけ」「完熟トマトとツナのリゾット」「まぐろと高野豆腐のうま煮」の4種類の味が4個ずつのまとめ買いセットです。
それぞれの味で1食7~8品目の食材が食べられます。食べ比べや自分で調理しにくい味付けを食べさせてみたいときに便利!
バリエーション豊富!簡単に作れて便利
鯛そぼろあんかけ、五目まぜご飯、野菜リゾット、鮭と青菜の和風あんかけの4種類の素が入っています。離乳食期は素材ごとの裏ごしや、味付けを変えるのに手間がかかり、大変に感じる方が多いです。4種類の素を使い分ければ、素材や味を変えながら簡単に変化をつけられます。
あんかけは野菜や豆腐などにかけると一品料理に、ご飯やリゾットの素はお米や麺類に混ぜるだけで美味しい主食になります。毎日のメニューに加え活用してみましょう。

食材本来の味を活かした優しいおじや
赤ちゃんが飽きないように、味にバリエーションをつけたいと思いつつも、いつもと同じような食材を使って、メニューに変化をつけられない人におすすめの商品です。
「7カ月」と明記されているので、月齢を目安にした食材のかたさや大きさになっています。余分な調味料を使っていないので、赤ちゃんの味覚を発達させるためにもおすすめです。
「7~8カ月頃のベビーフード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 7~8カ月頃のベビーフードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの7~8カ月頃のベビーフードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス
7~8カ月頃のベビーフード選びのポイントは?
7~8カ月ごろになると、お出かけも増えてくるころです。ベビーフードには、レトルトパウチや粉末、フリーズドライ、瓶詰めなどさまざまなタイプがあるので、上手に使いわけましょう。
レトルトパウチはかさばらないので、保存・携帯に重宝しますし、個包装の粉末やフリーズドライはお湯をかけて混ぜるだけという手軽さが魅力です。
瓶詰めは素材をしっかりと味わえるものや主食・おかず、デザートなど種類が豊富なので、いつもの離乳食に一品追加したいときに便利です。
どのようなシーンで使いたいのか、目的に合わせて選んでみてくださいね。
7~8カ月でも5~6カ月用のベビーフードを食べさせてもいい?
生後7~8カ月ごろは「もぐもぐ期」とも呼ばれ、しっかりと咀嚼(そしゃく)ができるようになるため大切な時期です。
5~6カ月用のなめらかな離乳食を上手に飲み込めるようになったら、噛(か)む練習のために7~8カ月ごろの離乳食を少しずつ試してみましょう。
そのため、赤ちゃんの成長に適したベビーフードを選ぶために、商品には対象月齢が明記されているものを目安として選びましょう。
また、いままで食べていた5~6カ月対象のベビーフードが余っている場合は、若干の形がある食材にソースとして利用するなど、工夫するとよいでしょう。
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上手にベビーフードを活用して親子で楽しい食事を!
7~8カ月ごろは、咀嚼(そしゃく)の土台を作る大切な時期です。形状やかたさをきちんとステップアップさせることが大切になります。
とはいえ、食べられる種類も増えてくるため、しっかりともぐもぐと食べることに赤ちゃんも疲れてくるかもしれません。また、たくさんの食材を食べさせてあげたい想いから、ママやパパが離乳食作りに疲れてくる時期でもあります。
大人も赤ちゃんも疲れてしまうことがないよう、ご紹介したベビーフードを上手に使って、楽しみながら食事をしていきましょう。
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「審食美眼(=食に対する審美眼)を磨き、彩りある食生活を」をモットーに、『審食美眼塾』を主宰する食のスペシャリスト。 専門は、味覚&食育。企業の商品開発、飲食店コンサル業務の傍ら、「味覚」に特化した新しい食育に取り組む。 特に、離乳期・幼児期から味覚を育てることを目的とした「子どもの味覚の育て方」講座は、毎回募集開始すぐに満席という予約のとれない講座として人気を博し、情熱と理論を携えた独自の視点での講座は、多くの父母から支持されている。 現在は、セミナー講師、保育施設給食監修をはじめ、各種メディアで活躍中。企業向けのセミナー・研修、大規模講演も大変好評である。