レトルト離乳食の選び方 ベビーフードは月齢や使用食材に注目!
赤ちゃんの離乳食に便利なベビーフード。なかでもレトルト離乳食は封をあけてそのまま食べられる手軽さが魅力です。さまざまな商品が販売されていますが、どんな点をチェックして選べばいいかポイントを確認しておきましょう。
赤ちゃんの月齢に合ったものを選ぶ
レトルト離乳食を選ぶときにまずチェックしなければならないのが、赤ちゃんの月齢に合っているかということ。食材の大きさ、かたさが月齢に合っていないとうまく噛めずに吐き出したり丸呑みしたりする原因になってしまいます。また、味覚形成に関わる大切な時期なので味付けも月齢に合ったものを選ぶことが大切です。
商品に記載された月齢を参考に、赤ちゃんの成長に合った商品を選びましょう。ただし、離乳食の進み具合には個人差もあるので月齢だけにとらわれすぎず、赤ちゃんの様子を見ながら選んであげるのがベストです。
原材料をチェック
はじめての食材は、少量ずつ様子を見ながら与えるのが離乳食の基本です。7大アレルゲン以外の食材でも、アレルギー反応が出てしまうケースがあります。レトルトのベビーフードを購入するときも、どんな食材が使われているか原材料をよく確認しましょう。
ふだんあまり使わない食材を手軽に取り入れられるのもレトルト離乳食のメリットのひとつ。食べさせたことがない食材が含まれているものは避けるという方もいるかもしれませんが、新しい食材を体験させてあげることは味覚形成にも役立ちます。
はじめての食材はできるだけ1日1種類程度にし、もしアレルギー反応が出ても医療機関へ受診できるように平日午前中に与えるのが望ましいです。
アレルゲンのものが含まれていないか
子どもに食物アレルギーの心配がある場合は、アレルゲンが含まれる商品は避けなければなりません。アレルギーの症例数が多く、症状が重篤になる可能性がある7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生)は「特定原材料」として食品表示基準で表示が義務付けられています。
また、これらの7大アレルゲンに準じて表示が推奨されている21品目に関してもパッケージに表示してくれているメーカーもあります。これらのアレルギー表示を参考に、アレルゲンになる食材が使用されていないかしっかり確認してから選びましょう。
ふだんとは違う味付けでマンネリを回避
手作りだとついおなじようなメニューばかりになってしまうと悩むママもいるでしょう。また、離乳食が進むにつれて赤ちゃんも食べるのに飽きてしまうこともあります。そんなときはベビーフードの出番! レトルト離乳食を活用してふだん自宅では作らない味付け・メニューを離乳食に取り入れてみましょう。赤ちゃんがさまざまな味を覚えることにもつながります。
また、魚やレバーなど下処理に手間がかかる食材を使ったものを選ぶのもいいですね。手作りにこだわりすぎず、レトルトもうまく利用してバリエーション豊かな食の体験をさせてあげましょう。
パッケージのタイプで選ぶ
レトルト離乳食といっても、袋状のレトルトパウチタイプもあれば、カップ容器に入ったタイプもあります。どんなシーンで利用するかによって適した形状のものを選びましょう。
パウチタイプ
パウチタイプは、保管に場所を取らないのが魅力。常温で食べられるものもあり、種類が豊富です。手作りする時間がないときや非常用にストックしておくのにぴったり。
ただし、基本的にお皿に移す必要があるので、外出先に持って行くには不向きです。外で食べさせるときは、口付きパウチや自立する形状のものがおすすめです。
カップタイプ
カップタイプは、そのまま容器として使えるのが便利。スプーンさえあれば手軽に食べさせることができるので、外出先で活躍します。また、密閉性の高い瓶タイプのものは、長期保存が可能。
ただし、容器が付属しているぶん、ほかのタイプよりも価格が割高な傾向にあります。
粉末タイプ
フリーズドライの粉末タイプは、お湯をかけて液体状にするタイプ。離乳食を開始したばかりの赤ちゃんは食べられる量が少ないですし、毎回食材をペースト状にするのは大変ですよね。
そんなとき、粉末タイプがあればとっても便利! アレンジもしやすく、ほかの離乳食と組み合わせてちょっと使いすることもできます。
レトルト離乳食のおすすめ8選|4カ月~6カ月向け 離乳食初期~後期まで!
ここからはおすすめのレトルト離乳食を紹介していきます。離乳食デビュー期~6カ月まで、7カ月~離乳食完了期までに分けておすすめ商品をご紹介します♪
お湯に溶かすだけのお手軽粉末タイプ
和光堂の「手作り応援」シリーズ。お湯を注いで溶かすだけの粉末タイプで、簡単に離乳食が作れます。忙しいママ、パパにはうれしいですね。
離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんは食べる量が少なく、離乳食を作るとなると量の調節が難しいもの。こちらは、個包装の使い切りタイプなので安心です。メニュー展開も豊富で、おかゆに混ぜたり、お魚にかけたりアレンジも広がります。
旬の食材を取り入れたい方に
滋賀県産の旬の野菜を使用したレトルト離乳食です。旬の野菜はおいしくて栄養価も豊富。原材料は素材と昆布だしのみで、野菜本来の味を活かした調理がされているのも魅力です。季節を感じられるごちそうとして、赤ちゃんの食育に役立ててみてはいかがでしょうか。
四季に合わせて食材のラインナップが変わる点にも注目。春はにんじんやかぶ、夏はトマトやとうもろこしなどそのときどきの旬の味覚を年間をとおして楽しめます。
便利な口付きパウチ&国産こだわり素材が魅力
ビーンズのレトルト離乳食はパッケージが口付きパウチになっているのが特徴。お出かけのときに便利で、車のなかでもサッと食べさせることができます。
契約農家が有機・無農薬で育てた旬の野菜を使用するなど食材にこだわって、ひとつひとつ手作りされているのも魅力です。こちらは徳島県・鳴門海峡の鯛と水菜を使用したおじや。これひとつで野菜と良質なたんぱく質がまとめて摂取できるのがうれしいですね。
グルテンフリー&7大アレルゲン不使用がうれしい
米粉専門店が作る米粉を使ったペースト状の離乳食です。7大アレルゲンの素材が使用されていないため、アレルギーがある子のママの強い味方になってくれるでしょう。かぼちゃやトマト、白身魚など味のバリエーションも豊富でアレルギーに配慮しながらさまざまな味わいを楽しませてあげることができますよ。
化学調味料や保存料無添加なのもうれしいポイント。添加物が気になるという方でも活用できますね。
砂糖不使用! おやつにもぴったり
砂糖などの甘味料や添加物は使用せず、有機果実と有機野菜から作られたスムージー。さつまいものやさしい甘みがりんごとよく合いますよ。口付きパウチなので外出先に持って行くのにもぴったりです。
ほかのフレーバーもいちごやプルーンなどフルーツを使用したものが中心。自然の甘みを活かしたおやつとして取り入れてみるのもいいですね。
レトルト離乳食のおすすめ8選|7カ月~12カ月向け


イートウェル・ジャパン『リトルワンズ 国産有機野菜・天然食材の離乳食』
「レトルト離乳食」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レトルト離乳食の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのレトルト離乳食の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
離乳食の進め方のポイント ごっくん期からスタート!
一般的に、離乳食は生後5ヶ月ごろからはじめられます。赤ちゃんの成長に合わせて、食べやすい大きさ・やわらかさのものを食べさせましょう。徐々に慣れてもらうことが大切なので、開始1カ月目は1日1回までにとどめてください。
まずは消化のいいおかゆを、スプーン1さじ程度からはじめましょう。慣れてきたらすりつぶした野菜やペーストを加えてみてください。
1カ月を過ぎたら、午前と午後の1日2回に増やしていきます。7ヶ月ごろからは、舌でつぶせるかたさの白身魚や豆腐なども食べさせてみましょう。食材にとろみをつけてあげると、赤ちゃんが飲み込みやすくなります。
かんたんおやきの作り方【9カ月ごろ~】 手掴み食べをはじめたら…レトルトをアレンジ!
「赤ちゃんがレトルト離乳食を食べない…」そんな悩みがあるママにぜひ試してほしいレトルト離乳食を使った「おやき」の作り方を紹介していきます! カンタンにできて、手掴み食べをはじめた赤ちゃんが喜んでパクパク食べてくれます。ぜひ試してみてくださいね。
【材料】
・お好きなレトルト離乳食1袋(80g)
・小麦粉大さじ1
・片栗粉大さじ1
【作り方】
1.すべての材料をボウルに入れてダマがなくなるまで混ぜる。
2.うすく油をひいたフライパンに薄く広げ、弱火で焼きます。
3.ひっくり返して両面を焼き、なかまで火が通れば完成! 食べやすいようにハサミで一口大にカットしてあげてくださいね。
レトルトに味がついているので、味つけは不要! お好みで風味づけに醤油を2滴ほど垂らしてもおいしいです。
お野菜いっぱいナポリタン
使ったのはコレ。余ってしまった離乳食もおやきに変身。手掴みが楽しくてパクパク食べてくれます。
>> Amazonで詳細を見るそのほかベビーフード関連のおすすめもチェック! 【関連記事】
重視する優先項目を考えて選びましょう 助産師からのアドバイス
レトルト離乳食の選び方のポイントは、ご家庭としての選ぶ基準を決めておくといいでしょう。「無添加」「完全無添加」「有機栽培」「無農薬栽培」「アレルギー7品目除去」「放射性物質試験」など、重視する優先項目はどれか、この機会に考えてみることをおすすめいたします。
レトルトのいいところは、酸化が進んでいない点。味覚の敏感な赤ちゃんは、冷凍よりレトルトを好むこともよくあるので上手に活用をしてみましょう。
レトルトも賢く利用して赤ちゃんの栄養サポート!
この記事では、レトルト離乳食のおすすめ商品をご紹介しました。
離乳食の負担軽減やマンネリ回避にも役立つ便利なレトルト離乳食。上手に活用していきたいですね。さまざまな商品が販売されているので、赤ちゃんの月齢に合ったものを選びましょう。アレルゲンやはじめての食材が入っていないかもしっかりチェックしてくださいね。
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ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修