カベルネソーヴィニヨンとは? 美味しいワインを堪能しよう
カベルネ・ソーヴィニヨンとは、フランスのボルドー地方原産のワイン用ブドウ品種です。フランスだけでなく、チリやアメリカ、南アフリカ、オーストラリアなど世界的に栽培されています。
カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは、タンニン由来のしっかりとした渋みと重厚な味わい、豊かなコクが特徴です。肉料理のなかでもとくに牛肉の赤身と相性がよく、互いのおいしさを引き立て合います。
カベルネ・ソーヴィニヨンの選び方 産地や値段をチェック!
カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインを選ぶときのポイントをお伝えします。ポイントは下記。
【1】産地の違いで選ぶ
【2】生産者の特徴やこだわりから選ぶ
【3】ヴィンテージもチェック
【4】価格帯で選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】産地の違いで選ぶ
カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインを選ぶときは、まず産地をチェックしましょう。
フランス|ブレンド品種を味わえる
フランス・ボルドー地方は、カベルネ・ソーヴィニヨンの原産地として有名。左岸のメドックやグラーヴは水はけがよく、栽培に適した土地です。しかし、気候によって収穫量が少なくなることもあり、リスク回避のためにメルローやカベルネ・フランなども混植して栽培されています。
フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは、メルローやカベルネ・フランなどほかの品種とブレンドしてつくられることが多いです。高級なものから、質の高い手ごろなものまで幅広い銘柄がつくられています。
イタリア|果実味豊かで濃厚
イタリアでは、トスカーナのボルゲリ地区でカベルネ・ソーヴィニヨンが広く栽培されています。海に近く温暖で、雨が少ない地中海性気候のボルゲリは、古い土壌と新しい土壌が入り混じった土地です。その複雑な地質が区画ごとに異なる個性を与えています。
イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、重厚さと親しみやすさが感じられる味わいのものが多いです。
アメリカ|単一品種ならではの味と香り
アメリカでは、カリフォルニアのナパ・ヴァレーを中心にカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。とくにナパヴァレーのラザフォードやオークヴィルからは質のよいワインがつくられているので、注目してみましょう。
温暖なカリフォルニアは、土地が肥沃で雹(ひょう)が降ることも少ないため、カベルネ・ソーヴィニヨンを完熟させるのに適した土地です。しっかりとした骨太な味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンが育ちます。
チリ|安い値段で気軽に楽しめる
チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンは、アンデス山脈と太平洋沿いの山脈に挟まれたセントラル・ヴァレーで多く栽培されています。よく日が当たる一方で夜間はぐっと冷え込むので果実が成熟しやすいのが特徴です。
チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったチリワインは、「チリカベ」という愛称で呼ばれることも。黒すぐりなど黒系果実の風味とハーバルな清涼感が感じられる、手ごろなワインが多いです。
オーストラリア|ユーカリのような清涼感
オーストラリアでは、フランスのボルドーと気候が似ている西オーストラリア州やクイーンズランド州、ぶどう栽培に適した南オーストラリア州などで広く栽培されています。なかでも、南オーストラリア州のワイン産地・クナワラは、質のよいカベルネ・ソーヴィニヨンの産地です。
オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンを使うと、果実の味が凝縮した、力強い味わいのワインになります。
南アフリカ|豊かな酸味と果実味
穏やかで冷涼な気候の南アフリカでは、西ケープ州を中心にカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。西ケープ州では、春~夏にかけケープドクターという風が吹き、ブドウを乾燥させてカビや虫から守ってくれるため、化学物質の使用を抑えた栽培が可能です。
冷涼な気候のなかで育った質のよいカベルネ・ソーヴィニヨンを使うと、ほどよい酸味と豊かな風味を兼ねそなえたワインになります。
南アフリカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンだけを使った単一品種のワインだけでなく、メルローやカベルネ・フランとブレンドしてつくられたワインも多いです。
【2】生産者の特徴やこだわりから選ぶ
たとえ同じ産地のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインであっても、生産者ごとにワインの個性はがらりと変化します。
ここで紹介している「ジャン・クロード・マス」は南仏で高品質ながら低価格なワインづくりを目指していたり、「ロバート・モンダヴィ」はカリフォルニアのプレミアムワインの先駆者的な存在であったりと、それぞれの生産者に特徴やこだわりがあります。こうした生産者のなかから共感できるもの、応援したくなるものを選ぶこともおすすめです。
【3】ヴィンテージもチェック
ヴィンテージとは、「ぶどうが収穫された年」のことを指します。ヴィンテージもワインの味わいや値段を決める要素のひとつになります。
たとえば、2000年に収穫されたぶどうで作られたワインは「2000年ヴィンテージのワイン」です。ヴィンテージによって個性が異なるので、「ヴィンテージ・チャート」などをチェックして好みの味わいを見つけてみましょう。
【4】価格帯で選ぶ
カベルネ・ソーヴィニヨンは最上のワインになりうる品種のひとつであるため、1,000円前後で買えるものから何万円もする高級なものまで、実に幅広い価格帯のワインが存在します。ボルドー産やカリフォルニア産など、3,000円以上のものはプレゼントや特別な日に飲むのがおすすめです。
一方、日常的に飲むのであれば、1,000円前後の比較的手頃な価格のものでもじゅうぶんに楽しめます。ただし、価格とおいしさは必ずしも比例するわけではありませんので、あくまでも価格はひとつの目安と考えるようにしましょう。
カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめ15選 安くて美味しいワインから、高級ワインまで!
ここからは、おすすめ商品をご紹介していきます。コスパの高いものからちょっぴり高級なものまで、飲むシーンに合わせてベストな1本を見つけましょう!
▼プロが厳選

コスパ抜群の南仏のカベルネ・ソーヴィニヨン
コスパの高いフランスのカベルネ・ソーヴィニヨンのワインといえばこちら。「高品質であると同時に低価格であること」にこだわってワインづくりをおこなうジャン・クロード・マス氏が手掛ける『ヴィニウス・カベルネ・ソーヴィニヨン』です。
この『ヴィニウス』というシリーズは日本向けのオリジナルのシリーズで、何度も来日経験のある同氏により、日本の消費者の嗜好(しこう)を意識してつくられています。
産地は南フランスのラングドック地方。日照に恵まれ、乾燥した気候でブドウ栽培に適した地域です。カシスのような香りと黒コショウのようなスパイシーな香り、濃厚な果実味が特徴で、ハンバーグやミートソースのパスタなどとよく合います。

カリフォルニアの有名生産者が手がける1本
手ごろな価格のカリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨンのワインをお探しの方へのおすすめがこちら。生産者はカリフォルニアで数々の素晴らしいワインを生み出し、「カリフォルニアワインの父」とも呼ばれるロバート・モンダヴィ氏。この『プライベート・セレクション』は、大切な人との食事の時間を楽しむために生み出されたワインのシリーズです。
ダークチェリーやカシスの香りに、黒コショウやコーヒーなどのニュアンス、豊かな果実味とオーク樽の風味、やさしい口あたりが特徴的。すき焼きや焼き肉など、家族や仲間たちで楽しめる料理に合わせたいワインです。

アメリカの銘醸地ナパ・ヴァレーのワイン
ちょっと豪華な食事に合わせたい、カリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめがこちら。カリフォルニア屈指の銘醸地(めいじょうち)として名高いナパ・ヴァレーのワインです。
生産者のジラード・ワイナリーは、そんなナパ・ヴァレーの気候や土壌の恵みを反映したワインづくりをおこなっています。カシスやブラックベリーのような香りに加え、樽熟成によって生まれるバニラやコーヒーのような香り、そして凝縮された果実味と心地いいタンニン(渋み)が絶妙に調和した味わいが特徴的です。
上質な牛肉を使った料理やカモのコンフィなどと合わせると、リッチなディナータイムを演出できるでしょう。

上質な味わいのチリ産プレミアムワイン
チリ産のおすすめのカベルネ・ソーヴィニヨンのワインがこちら。「世界最高峰のチリワインをつくる」という信念をかかげるモンテス社が展開するプレミアムワインのブランド、「アルファシリーズ」のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインです。
産地はチリのコルチャグア・ヴァレー。フンボルト海流の影響による冷たい潮風の恩恵を受け、上質なブドウが育つエリアです。
プラムやイチジクのような香りと、果実味とタンニン(渋み)が見事に調和した味わいが特徴で、ロールキャベツや牛カルビ焼きなどとよく合います。

お得なオーストラリア産カベルネ・ソーヴィニヨン
オーストラリア産のコストパフォーマンス抜群のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインがこちら。抑えられるコストはすべてカットし、手ごろな価格でワインを供給することを追求したリンカーン・エステート・ワイナリーが手がけるワインです。
コストは削減するものの、ブドウの栽培には手間暇を惜しまないのも同社のモットー。ブドウ栽培に理想的とされる南オーストラリア州の冷涼な地中海性気候のもとで、丹精込めて自社畑でブドウを栽培しています。
ブルーベリーを思わせる香りと深い果実感、なめらかな舌触りが特徴で、1,000円以下とは思えないエレガントな味わいです。豚肉のグリルやローストビーフなどとよく合います。

デイリーワインにぴったりな南アのワイン
デイリーワインにもピッタリな南アフリカのカベルネ・ソーヴィニヨンのワインがこちら。南アの新しい世代の醸造家たちが集結して生み出されたワイン、『パンゴリン カベルネ・ソーヴィニヨン』です。
産地は、南アフリカにおけるワイン産業の中心地である西ケープ州のコースタル・リージョン。プラムやブラックベリーなどの香りにカカオや杉のようなニュアンスが加わり、豊かな果実味のなかにしっかりとした骨格と力強さを持ち合わせた、バランスのいい味わいが特徴です。
豚の角煮やぶりの照り焼きなどと相性がいいです。

メドック格付け3級の名門シャトーの1本
記念日や誕生日など、特別な日に飲むのにおすすめの1本がこちら。ボルドー地方のメドック地区で選りすぐりの61のシャトー(生産者)に与えられる「メドックの格付け」で、3級に格付けされているシャトー・ラグランジュです。
1983年にはサントリーが経営を引き継ぎ、その品質は目覚ましく向上しています。ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とし、「メルロ」や「プティ・ヴェルド」などがブレンドされています。
いわゆる「飲みやすい」ワインではなく、しっかりとしたタンニン(渋み)や深いコクも感じられるワインで、ステーキやミートローフなどの料理とよく合います。
▼編集部が厳選
独自のスタイルでつくられたカリフォルニアワイン
カリフォルニア州ナパ郡にあるワイナリーがつくったフルボディの赤ワインです。カベルネ・フランやメルロー、プティ・ヴェルド、マルベックとのブレンドで、ボルドースタイルともカリフォルニアスタイルとも異なり、独自のスタイルを確立しています。
濃縮した果実味とエレガントな風味が感じられる1本です。鴨肉のソテーなどと合わせて味わってみましょう。
熟成する楽しみもあるイタリアワイン
親しみやすい味わいと、長期熟成に耐えうるポテンシャルを秘めた1本です。購入してすぐに飲むのはもちろん、数年間熟成させて飲んでもいいでしょう。
味わいは、ほどよい酸味と凝縮した果実味が感じられるエレガントな味わいです。野イチゴやプラムを思わせる甘酸っぱい香りの奥に、バラやハーブのニュアンスを感じるのがポイント。グラスに注いだ直後は、あと味にかすかな苦みを感じますが、空気に触れることでやわらかくなり、ボリューミーでリッチな味わいに変化します。
仔牛のローストなどと合わせて楽しんでください。
シルキーなテクスチャーの高級
1997年から20年以上寝かせた長期熟成ワインです。熟成させることで、タンニンの角が取れ、シルキーなテクスチャーに変化しています。
1997年のワインは、できあがった時点ですでにエレガントで洗練された味わいでしたが、熟成させることで味に深みが増し、さらに複雑かつ繊細なものに仕上がっています。特別な日に味わいたい1本です。
なめらかでリッチな味わいが魅力
アメリカ、カリフォルニア州にあるナパ・ヴァレー産のカベルネ・ソーヴィニヨンで作ったワインです。胡椒などのスパイスや、ベリーのフレーバーが感じられ、タンニンの風味もしっかりと味わえます。
上質なブドウの産地として定評のある畑で収穫されたブドウをブレンドして使用していて、それぞれのブドウの美味しさが存分に発揮されているのが特徴。合わせる料理は、牛すじ煮込みや鶏のラズベリーソース和えなどがおすすめ。果実味のある赤ワインをお探しの人におすすめですよ。
贈り物にも最適なカベルネ・ソーヴィニヨン
オーストラリアのペンフォールズ社による高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンワインです。『BIN40』というユニークなネーミングは、樽の管理番号に由来しているのだとか。複数の畑でとれたカベルネ・ソーヴィニヨン品種のブドウをブレンドし、味わい豊かな飲み口に仕上がっています。
ステーキなどの肉料理との相性がよいのが特徴。果実味あふれる美味しさは、ワイン好きの方への贈り物にも最適ですよ。特別な日の食事と一緒に味わいたいですね。
ベストセラーのチリ産カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンらしさを存分に味わえる、チリ産の赤ワインです。コンチャ・イ・トロ社は、チリを代表するワイナリー。世界的なワインの賞で、3年連続1位に輝いたこともある実力の持ち主です。高品質な味わいが、リーズナブルに楽しめることに定評があります。
恵まれた自然環境の中で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンは、飲み飽きない美味しさが特徴。ハンバーグやステーキなど、肉料理の美味しさをより一層引き立ててくれますよ。
チリの名門ワイナリー醸造
カベルネ・ソーヴィニヨン品種を100%使用したワインです。チリのサンタ・カロリーナ社は、140年もの歴史をもつ名門ワイナリー。フランス人建築家が手がけた醸造所は、チリの国定記念建築に指定されています。
熟した黒い果実の香り豊かなミディアムボディの味わいは、飲みごたえがあるのが特徴。お手頃価格でカベルネ・ソーヴィニヨンを試したい人におすすめの1本です。肉料理や、キノコ料理との相性が抜群。デイリーワインとして楽しみたいですね。
日本人の味覚に合うカベルネ・ソーヴィニヨンワイン
果実味が豊かで、なめらかで軽めの仕上がりが魅力。日本人の味覚によく合うカベルネ・ソーヴィニヨンワインです。南仏の豊かな自然の中で育ったブドウは、みずみずしく香り豊かなのが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨン品種の美味しさをしっかりと感じられます。
価格は1000円以下とお手ごろで、デイリーワインとして楽しめるコスパのよいワインです。牛肉や羊肉の煮込み料理などによく合います。フルーティーな美味しさを手軽に味わえるのが嬉しいですね。
※Yahooは12本セットです
「カベルネ・ソーヴィニヨン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カベルネ・ソーヴィニヨンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカベルネ・ソーヴィニヨンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カベルネ・ソーヴィニヨンと相性のいい料理は?
ここでもご紹介しているように、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインは概してボリューム感のある肉料理と相性が良好です。お肉料理を召し上がる際は、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインをお供にされてみてはいかがでしょうか。
またカベルネ・ソーヴィニヨンのワインには、さまざまな産地や生産者、そして価格帯のものが存在します。そのときどきのシチュエーションや気分にあわせて、ぜひベストな1本を選んでくださいね。
この記事をご覧の方におすすめ! 【関連記事】
カベルネ・ソーヴィニヨンで料理をさらにおいしく
カベルネ・ソーヴィニヨンの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
フランスのボルドー地方原産のワイン用ブドウ品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン。カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは、渋みと重厚な味わい、豊かなコクが特徴です。
この記事を参考に、世界各国で作られているカベルネ・ソーヴィニヨンのなかから、自分の好みや料理に合ったものを見つけてくださいね!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。