クッキー型の選び方 お菓子研究家に聞いた!
まずは、クッキー型を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
【1】素材で選ぶ
【2】キレイに仕上がるクッキー型を選ぶポイントを解説
【3】収納のしやすさも大切!
お菓子研究家・飯田順子さんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ、クッキー型を選ぶための参考にしてみてくださいね。
【1】素材で選ぶ
クッキー型の素材はステンレスかプラスチックがほとんど。素材によってメリット・デメリットがあります。そこで、誰が使うのか、どうやって作るのかなどを考えながら使いやすい素材のクッキー型を手に入れましょう。
ステンレス|抜きやすくお手入れもカンタン
クッキー型のオーソドックスなものが「ステンレス製」のものです。ステンレスのクッキー型は、生地を切り抜きしやすくなっているため「型抜き」に使いやすいのがメリットです。複雑な形もしっかりと抜けるので、こまかい細工の美しいクッキーを作るのにもぴったり。
一方で、鋭利に作られているため、小さな子どもが使うときにはケガをしないようにしなければいけません。
また、ステンレスはサビにくく、お手入れもかんたんなので、はじめて買う人にも上級者にもおすすめです。
プラスチック|デザインが豊富で、子どもでも使いやすい
「プラスチック製」のクッキー型は、おもに型抜きの後に使うことが多いアイテム。キャラクターや文字をつけることで、クッキーをよりかわいく仕上げられます。クリスマスやハロウィン、キャラクター商品に多く、小さい子どもも楽しく使えます。
プラスチック製のクッキー型は、熱に弱いので耐久性は劣りますが、軽量でやわらかいので、子どもでも扱いやすいのがメリット。親子で一緒にクッキーを作るときなどには、プラスチック製のクッキー型を用意しておきましょう。
ローラータイプ|複雑な柄が刻印できる!
伸ばしたクッキーの生地のうえから転がすと、ローラー表面に彫り込まれた模様をつけることができる、ローラータイプのクッキー型。このタイプのものは、木製がメインです。
一見複雑そうにみえる柄もカンタンに刻印できるので、手が込んだようなクッキーを焼くことができます♪
【2】キレイに仕上がるクッキー型を選ぶポイント
よりおいしくクッキーを楽しむためにも、仕上がりのキレイさが気になるもの。そこで、出来上がったクッキーの形がキレイに仕上がるクッキー型を選ぶためのポイントを紹介していきます。
カーブが緩く角が少ないものを選ぶ
クッキー型はカーブがゆるやかで角が少ないものを選ぶと型抜きしやすいです。また、ある程度大きさのある単純な形、たとえば丸やハートなどをひとつ持っているとたくさん作るときに便利。食パンやホットケーキなどを抜くのにも使えます。花や星のクッキー型もよく使いますが、あまり小さすぎたり、角がこまかすぎると、抜くときに崩れやすくなるので注意が必要。
最近では、複雑な模様が一度にできる輸入ものもあるので、美しいクッキーを作りたい人、仕上がりを重視したい人は複雑な型にもチャレンジしてみましょう。アイシングするとさらにステキに仕上がりますよ。
サイズが小さすぎると少し抜きづらい
クッキー型は小さいほどたくさん作れますが、抜きやすさは悪くなってしまいます。型くずれさせずキレイな形をたもったクッキーを作りたいなら、大きめの型を選ぶようにしましょう。
また、こまかなデザインがあると出来上がったときのクッキーの柄がキレイに浮かび上がります。クッキー型の大きさや出来上がったときのデザインにも注目して、見た目も楽しめるクッキーを作りましょう。
【3】収納のしやすさも大切!
アルファベットや数字のクッキー型のセットがあると、アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。記念日のお祝いや、スポーツに打ち込む子どもたちに背番号のクッキーを作ってあげてもいいですね。
クッキー型には動物や人気のキャラクターなどがセットで売られているものが多くあります。また金属製の型であればお弁当の野菜やハムなど使い道も広がるため、気づけば台所がクッキー型でいっぱいということも。クッキー型は意外と場所を取ることを考えて、同じ形で入れ子になっているサイズ違いを選ぶのもいいでしょう。
専用ケース入りのクッキー型なら、アルファベット文字や数字など種類がたくさんそろうものでも収納しやすくておすすめ。メッセージクッキーなどを作りたい人はぜひ。
おすすめ9選|プロが選ぶ定番人気! お菓子研究家とアイシングクッキーマイスターの編集部がセレクト!
うえで紹介したクッキー型の選び方のポイントをふまえて、お菓子研究家の飯田順子さんと編集部が選ぶイチオシのクッキー型を教えちゃいます!

ひとつあれば便利な30個セットのクッキー型
動物や植物、食べものなどの型が30個も入っているステンレス製のクッキー型のセット。型をひとつずつ買いそろえるよりもコスパがよくてお得です。4~9cmと使いやすい大きさで、抜きやすいフォルム。さらにステンレス製なのでサビにくくお手入れもかんたんです。
はじめてのクッキー型購入を検討している人にはとくにおすすめです。このセットをひとつ持っていればいろいろなクッキーが作れるので、まずはこちらを使ってみて。お弁当のハムやチーズなども抜けますので日常使いにも便利です。

メッセージが作れるアルファベットと数字のセット
アルファベットのクッキー型があれば、誕生日のメッセージや名前などをはじめ、オリジナリティの高い手作りクッキーが作れます。さらに、数字の型で贈る人にちなんだ記念日などの数字クッキーを作ると、感動がぐっと盛りあがりますよね。
そのどちらも入っている欲張りなセットがこちら。サイズも大きすぎず小さすぎず、専用ケース入りで収納しやすいので、使い勝手のいい商品です。子どものイニシャルを誕生日ケーキに飾るなど、デコレーションにこだわりたい人に便利です。
転がすだけでおしゃれな模様をつけられる!
「抜く」タイプのクッキー型ではなく、クッキー生地の上に転がすだけで模様をつけられるクッキーローラーです。模様をつけたあとにクッキー型で抜いて焼くだけですが、きれいに模様をつけるコツは生地をよく冷やし、手早く伸ばして打ち粉を使用すること。手際のよさを要するので、クッキー作りに慣れている方の方が使いやすいでしょう。
使いやすくておしゃれに仕上がるフレーム型
おしゃれなフレーム型のクッキー型。シンプルですが、だからこそアレンジしやすいデザインです。アイシングでメッセージを描くのがおすすめ。
ケーキにデコレーションすれば、オリジナルのメッセージプレートの完成! クッキー作りが好きな方はひとつはもっておきたい定番デザインですよ!
可愛すぎ!ハグをしているクマが作れるクッキー型
この商品の特徴は、ハグベアを作れることです。腕の部分が長くなっており、角度も少なく設計されています。そのため、クマの型を取った後に腕を曲げることで、ハグをしているクマの型を作ることができちゃいます。
これを応用することで、アーモンドを抱っこしているクマのクッキーが作れちゃいます。色々なものを抱っこさせて、自分だけのクッキーを作っちゃいましょう。
ユニークセンス抜群!パズルピースのクッキー
パズルの形のため、パズルのピースのようなクッキーが作れちゃいます。出来上がったクッキー同士を繋げることはできませんが、ユニークセンス光るクッキーを、作ることができます。このクッキーをあげた方の反応を見るのも、このクッキーの楽しみの1つです。
形が少し複雑なため、型を取るときはゆっくりやりましょう。抜きにくいときはつまようじの尖っていない方で押し出すと、綺麗に出来上がります。
お菓子でお菓子を作る?カップケーキのクッキー型
カップケーキ型のクッキー型になります。お菓子で他のお菓子を形作るなんて、少し不思議な気分ですね。そのまま型をとって素焼きするのも、もちろんいいですが、さらにワンランク可愛いクッキーを作るなら、着色するとより一層カップケーキに近づきます。
デコレーションのアクセントとしておすすめの商品となっています。
子供も安心!キャップつきのクッキー型
「クッキー作りを子供とやりたいけど金属製のクッキー型が危なくて」という方もいらっしゃるかと思います。そんな方におすすめなのが、この商品になります。この商品はキャップがついているため、お子さんが使っても安心です。
また、大人が使った場合も手が痛くなりません。力が入れやすいのでクッキーのみに限らず、根菜などのくり抜きにも使えます。
毛皮が可愛い!アレンジ豊富なクッキー型
毛皮がキュートなヒツジと糸切りバサミ、糸がセットになったクッキー型です。ヒツジの方はそのまま使っても可愛いですし、糸切りバサミはヒツジの足跡や花びらとして、糸は横向きにするとリボンの形になります。
この3つの型があるだけで、色々なアレンジができちゃうので、アイディア次第で自分だけの特別なクッキーを作れちゃいます。
おすすめ2選|キャラクターデザイン リラックマ・ディズニー・ミッフィー・スヌーピーなど

かわいいリラックマに癒されるクッキー型
2種類のリラックマとキイロイトリがセットになったプラスチック製の型。型で抜いたあとにスタンプを押せば、リラックマの表情に癒やされる、とてもかわいいクッキーが作れます。腕や耳などのこまかい部分がくずれやすいので、あらかじめクッキー生地をしっかりと冷やしてから抜いてくださいね。腕部分を折り曲げてアーモンド1粒を持たせてから焼くと、とてもキュートな「抱っこくまクッキー」が作れますよ!
生地を押し出すプッシャーつきなので使いやすさは抜群。子どもでもかんたんに扱えるので、親子でクッキー作りしたい人におすすめです。
ミッフィーが超かわいい! 北欧風クッキーにも
ミッフィーのキャラクタークッキーが作れるクッキー型。材質は、ポリプロピレン製で、耐熱温度120℃と耐久性も抜群。アイシングをしてクッキーにデコレーションするとさらに素敵です!
おすすめ3選|イベントデザイン ハロウィン・クリスマスが大盛り上がり!
ツリーのオーナメントにするのがおすすめ!
サンタさんやプレゼント、オーナメント型など、クリスマスにぴったりの型が14個も入って1,000円前後の超お得なセットです。
おすすめの使い方は、手作りしたクッキーをラッピングして、ツリーに飾ること! クリスマスが近づくまでひとつずつ子どもと食べていったらとっても素敵じゃないですか?(編集部ドヤ顔)
気分があがるハロウィンデザイン
ハロウィンで手作りクッキーを作りたい方におすすめのクッキー型。ハロウィンパーティーでのお料理を華やかにデコレーションできます。ひとつ持っておくと、イベントがさらに盛り上がりそうです。
クリスマスを感じれるクッキー型
クリスマスにぴったりのプレスタイプクッキー型。型を抜いたあとに、スタンプを押してお絵描きクッキーが作れます。
プレスタイプのおすすめポイントは、焼くだけでかわいく仕上がるところ! もちろん、その上からさらにアイシングでデコレーションしてもなおかわいくできますよ。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クッキー型の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのクッキー型の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
複雑な形は「クリアファイル」で手作りしよう!
クッキーを作るときに必要なクッキー型。いまでは、ダイソーやセリアなど100円ショップでも手軽に購入できますよね。だからこそ、ハート型や星柄、丸や四角、動物などのクッキー型は買ってしまったほうが手軽です。
ですが、どうしても作りたい形のクッキー型がない場合もありますよね。キャラクターや複雑な形のクッキーづくりに挑戦したい方は、ぜひクッキー型を手作りしてみましょう。
「クリアファイル」と「パレットナイフ」がおすすめ◎ 結局これが一番ラク。
クッキー型を手作りするとき、アルミホイルと厚紙、牛乳パック、プラスチックシートなどをリボン状に切ってから折り曲げてテープで留める方法がメジャーです。
ハートや丸型などカンタンな形ならラクですが、複雑な形のクッキー型はこのような方法で作るのはなかなか難しいもの。そこで、一番おすすめしたいのが「クリアファイル」と「パレットナイフ」を使った方法です。
【手作りクッキー型の作り方】
1.作りたい形の平面イラストを紙に書く。
2.紙にクリアファイルをのせ、ペンでイラストをなぞる。
3.線にそってクリアファイルをカットし、平面のシートを作る。
4.クッキー生地にシートをのせて、パレットナイフで生地を切る。
5.切った生地の断面を手で軽く抑え、断面を整える。
ポイントは、立体的な型を作るのではなく、平面のシートにあわせて自分で生地をカットするという点。クリアファイルは、よく洗ってから使用してくださいね。
そのほかのお菓子作りの型はこちらからチェック 【関連記事】
使える形やサイズからそろえましょう! お菓子研究家からのアドバイス
眺めているだけでもかわいいクッキー型。クッキー作りにハマるとついついたくさん集めたくなってしまいますよね。ステンレスとプラスチック、それぞれにいい点がありますので、用途別に両方そろえておくのがおすすめ。クッキー型はお菓子だけでなくデコ弁にも使えますので、慣れてきたらサイズもいろいろそろえて、細工のこまかいものにもチャレンジしてみてください。
シンプルな形は野菜の型抜きと兼用にすると便利です。季節ごとのデザインを楽しみながら、ぜひおいしいクッキーを作ってくださいね。
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