「ロゼワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
ロゼワインとは? 人気の理由は?
世界で人気のロゼワインは、その見た目の美しさが特徴。ロゼの意味はフランス語でピンク(バラ色)のこと。その名の通り、ロゼワインはピンク色をしています。ピンクといっても薄い色から濃い色まで違いがあります。
白ワインと赤ワインのブレンドがロゼではありませんが、白のさっぱりさと、赤のコクや渋さが混じり合ったような味わいが楽しめるのが特徴で、女性をはじめ誰にも飲みやすいワインです。
やまややカルディなどの専門店舗のほか、スーパーやコンビニなどでも手軽に購入できるのもポイント。さらに通販であれば世界各国のお好みのワインを簡単にお取り寄せできますよ。
ロゼワインの選び方 飲みやすくて美味しい!
ここではワインエキスパートにロゼワインを選ぶときのポイントを教えてもらいました。色の濃淡や味わいなど、専門家のアドバイスを参考にして自分好みのロゼワインを見つけてください。
ピンクの色調や濃淡で選ぶ
ロゼワインは基本的に、あらゆる料理と相性がいいといわれています。実際、ワインと合わせるのが難しいとされる中華料理やエスニック料理などにもロゼワインはよく合うのです。そのためロゼワインを選ぶときは、合わせる料理にさほど気をつかう必要はありませんが、ピンクの色味により相性のいい料理というものも存在します。
「せっかくなら最高においしい組み合わせを楽しみたい」という方は、以下の点に着目して選んでみてください。
ピンク色が濃いロゼは肉料理に
ワインと料理を組み合わせるときは、それぞれの色に注目して合わせてみましょう。同じような色の食材と合わせると、ロゼワインのおいしさがぐっと引き立ちます。
色が濃いロゼワインは、豚肉やラム肉、鴨肉などの料理と相性がよいです。とくに、辛口のロゼワインは豚肉との相性がよく、フルーティーな香りが豚肉の持つ甘み・うまみを増幅させてくれます。ラム肉や鴨肉には、繊細な味わいのロゼワインを合わせると、それぞれの肉のうまみを引き出してくれるでしょう。
ピンク色が淡いロゼは魚料理に
淡い色のロゼワインは、魚料理とも相性がよいです。繊細な味わいの白身魚・力強い味わいの赤身魚どちらにも合うので、ぜひ試してみましょう。
しっかりした味わいのロゼワインは、バルサミコなどを使ったソースで味わう魚料理と合わせると素材とソースの味わいを支えてより深いものにしてくれます。エレガントで繊細な味わいのロゼワインは、淡白な白身魚の風味を打ち消しにくいです。
シーンや好みの味わいで選ぶ
ひとくちにロゼワインといっても、辛口や甘口、あるいはその中間的なものなど、さまざまな味わいのものが存在します。そのため、ロゼワイン選びで失敗しないためには、その味わいをチェックすることが大切です。
「辛口」は食中酒にもぴったり
ロゼの主流は辛口です。ふだんから辛口のワインを好んで飲まれている方には、やはり辛口のロゼワインがおすすめ。甘さが少なく、ドライな味わいの辛口ロゼワインは、食中酒として楽しむのにぴったりです。肉料理・魚料理どちらにも合わせられます。
辛口といっても、フルーティーな香りが特徴のものもあれば、しっかりとした味わいが特徴のものなど、その味わいはさまざまです。ぜひ料理に合わせてワインの銘柄を変えて、マリアージュを楽しんでみましょう。
「甘口」はお酒が苦手な人も飲みやすい
みずみずしいブドウの豊かな風味と甘さが感じられる甘口のロゼワインは、お酒が苦手な人も飲みやすいワインです。ワイン初心者の方や甘いお酒が好きな方は、まずは甘口のロゼワインから挑戦してみるといいでしょう。
食前酒にもぴったりで、生ハムやフルーツ、チーズ、スナック、スイーツなどと相性がよいとされています。
食前酒として前菜と、あるいは食後のデザートと一緒に味わってみましょう。とくに、軽やかな味わいのロゼワインは、軽い口当たりのマカロンと相性がよいです。
特別な日やお祝いにはスパークリングを
記念日などの特別な日には、ロゼのスパークリングで乾杯しましょう。ロゼのスパークリングは、香り・味わいはもちろん、見た目にも華やかなものが多いです。通常のロゼワインのように甘口・辛口があるので、食べものとのペアリングも楽しめます。
また、ロゼのスパークリングワインは、しっかり冷やして味わいましょう。飲みごろの温度は6~10度。冷蔵庫で3時間以上冷やしたあと、少し室温に置いてから注ぐとちょうどよい温度になります。
ワインの産地で選ぶ
同じロゼワインであっても、産地が変わればまったく違った個性のワインになります。それは、産地ごとに気候や天候、土壌などが異なるからです。(このような土地の個性のことを、ワイン専門用語で「テロワール」と言います。)
ロゼワインの代表的な産地といえば南仏のプロヴァンス地方ですが、フランスの3大ロゼ産地と呼ばれているのが「コート・ド・プロヴァンス」「アンジュー」「タヴェル」です。それぞれの名産地で生まれたロゼの特徴や味わいについて紹介しましょう。
コート・ド・プロヴァンス地方
コート・ド・プロヴァンス地方で生産されるワインの9割近くがロゼといわれています。ここで生まれたロゼワインの特徴は、辛口でフルーティーな味わい。いわゆる早飲みタイプのワインです。
基本的にはリーズナブルですが作り手によって幅があり、地中海で採れた魚料理と合わせて飲むのが一般的です。オリーブオイルや香草を使った料理にも合います。
アンジュー地方
フランスの北に位置するロワール地方のアンジュ地区のロゼワインは、ロゼの代名詞といわれるほど世界的に人気があります。特徴はリーズナブルでありながら上質であるという点。
固有品酒のグロロ種から作られ、透明感のあるサーモンピンクの色合いです。さわやかでフルーティーな味わいが楽しめます。
女性に人気があり、アンジュ産のロゼでワインに目覚める方も多いとか。料理との相性はよく、中華にも和食にもぴったりです。
タヴェル地方
フランス南部のローヌ地方にあるのがタヴェルという小さな村です。タヴェル産のロゼはロゼの女王と呼ばれ、ルイ14世やヘミングウェイなどの著名人に愛されたワイン。
特徴は、しっかりとした辛口で飲み応えがあること。アルコール度数も高く、通好みの味わいです。ロゼワインは長期熟成に向いていませんが、タヴェルのロゼは10年以上の熟成が可能といわれます。
赤ワインに近いコクがあるので、とくに肉料理に合うでしょう。3大産地のなかでは値が張るワインです。
ぶどう品種で選ぶ
少しワインに詳しい方は、ぶどう品種に目を向けてロゼワインを選んでみるのもいいでしょう。ブドウ品種はワインの香りや味わいを左右する大きな要素になります。
ワインのもとになるブドウはさまざまな品種がありますが、ロゼに使われる代表的な品種は「グルナッシュ種」「サンソー種」「グロロー種」の3種類です。
グルナッシュ種はスペインのアラゴン地方が原産といわれ、フランス南部でおもに栽培されています。まろやかで果実味の豊かな味わいが特徴。サンソー種はプロヴァンス地方で栽培され、ほかの種とのブレンドに使われることが多いです。ジャムを思わせる凝縮した濃厚な味わいがあります。また、グロロー種はロワールやアンジュ地方で栽培されています。果実の多様な香りが特徴で、スムーズで飲みやすい軽口のワインです。
このほか、「カベルネ・ソーヴィニヨン」というぶどう品種が使用されているロゼワインは、カシスのような香りと、しっかりとした酸味、渋みを備えた力強い味わいになります。一方、「ピノ・ノワール」という品種が使用されると、チェリーやバラの花のような香りが感じられる、渋みの穏やかなロゼワインになります。
ギフト用ならボトルデザインも重視して
ロゼワインを選ぶときは、そのデザインにもこだわってみましょう。化粧箱に入ったものならそのままプレゼントにできますし、ユニークなボトルのものなら特別な日のお祝いギフトや華やかなパーティーにぴったりです。
ロゼワインのなかにはエチケット(ラベル)のデザインにもこだわったものがあるので、贈る相手の好みを考え、エチケットもチェックして選んでください。
ロゼワインのおすすめ8選 安くて美味しい! 料理に合わせやすい人気銘柄厳選!
ここからは、ワインエキスパートと編集部が選ぶおすすめのロゼワインを紹介します。安くて美味しいロゼを中心に厳選したので、ぜひチェックしてみてください。

さわやかで上品な甘みでワインビギナーにもおすすめ
ワイン初心者の方でも飲みやすい、やや甘口のロゼワインがこちら。ロワール地方のアンジュー地区でつくられる、『ロゼ・ダンジュー』(「アンジュー地区のロゼ」の意)です。
このワインを手がける「レ・カーヴ・ド・ラ・ロワール」は、この地でロゼワインつくりにおいては右に出るものはいないともいわれるほどの生産者。使用されているブドウ品種はグロローのみで、透明感のあるサーモンピンクの色調に、ベリーやサクラを想起せる香り、さわやかで上品な甘味が特徴的です。お花見でサクラを見ながら飲むのもいいですね。
エビチリや青椒肉絲などの中華料理や、生春巻きなどのエスニック料理とも相性がよくおすすめです。

夏に飲みたいプロヴァンスの辛口ロゼワイン
フランス最大のロゼワインの産地、コート・ド・プロヴァンスのおすすめのロゼワインがこちら。生産者の「シャトー・ド・ロムラード」は15世紀にこの地に創設され、18世紀までフランス王室御用達のワインをつくり続けてきたという歴史と栄誉ある生産者です。
ブドウ品種はグルナッシュ、サンソー、シラーがブレンドされています。チェリーのような香りに、スッキリとした辛口の味わいで、まさにコート・ド・プロヴァンスのロゼワインの典型ともいえる味わいです。
ニース風サラダやラタトゥイユなどをはじめ、あらゆる料理とマッチするほか、海水浴やバーベキューなどの夏のレジャーのおともにもピッタリな1本です。

デザートとも相性のいい定番の甘口ロゼ
丸みのあるボトルがトレードマークのポルトガル産のロゼワイン、『マテウス ロゼ』。世界中で愛飲されてきた甘口のロゼワインの定番商品。生産者はポルトガル屈指の名門、「ソグラペ・ヴィノス・デ・ポルトガル」です。
使用されているブドウ品種はバーガ、トゥリガ・ナショナル、ティンタ・ロリースなど、ポルトガルならではの品種です。もぎたての果実のようなフレッシュな香りと豊かな果実味が特徴的な微発泡のロゼワインで、ワイン初心者や辛口ワインが苦手な方にもおすすめです。
また、デザートとも相性がいいので、記念日やクリスマスなどのケーキと合わせると華やかなデザートタイムが演出できるでしょう。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ロゼワインの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのロゼワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ロゼワインの製造方法は?
ロゼワインの製造法には、赤ワインの製造法に近い「マセレーション法(浸漬法)」と「セニエ法(血抜き法)」、白ワインに近い「直接圧搾法」と「混醸法」があります。
つくり手やブドウによって製法は変わりますが、シャンパーニュ地方だけは赤ワインと白ワインをブレンドするという方法がおこなわれています。
ロゼワインの美味しい飲み方も紹介
赤ワインは常温で、白ワインはよく冷やして飲むのが一般的。ロゼワインは常温でもおいしく飲めますが、よりおいしい飲み方は保管するときによく冷やしておくことです。冷やすとおいしさが引き立ちます。
冬の保管温度は常温でもいいですが、暑い夏には冷やすだけでなく氷を入れたほうがよりおいしさが引き立つでしょう。ロゼワインをオンザロックにするのもおいしい飲み方のひとつです。
ロゼワインを使った簡単カクテルの作り方・レシピ
ロゼワインはおしゃれなカクテルにも適しています。フランスでは「ロゼ・パンプルムース」というグレープフルーツを使ったカクテルが評判ですが、そのほかにも「ロゼ・マルガリータ」や「ブラックローズ」なども人気です。
ここではロゼを使った「サングリア」の作り方を。イチゴ、オレンジ、巨峰などの果物をひと口大に切ってシナモンスティックと一緒に保存容器に入れます。そこにロゼを注ぎ、ハチミツを加えれば、24時間後にスイーツのように華やかなサングリアが完成です。ぜひお試しください。
そのほかの美味しいワインはこちらで紹介
マイナビおすすめナビでは、ロゼワインのほかにも美味しいワインを紹介しています。ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート石関華子さんへの取材をもとに、赤ワインの選び方とおすすめ商品を教えてもらいました。1000円以下から購入できる専門家のおすすめワインのほか、各通販サイトの売れ筋ランキングも掲載しています。
ワインスクール講師の山田好美さんへの取材をもとに、美味しいおすすめの白ワインをご紹介します。1000円~5000円台と価格帯別に甘口~辛口まで紹介しているので参考にしてみてくださいね。Amazon、楽天市場、yahooにおける売れ筋ランキングも掲載しているので、そちらも参考にしてください。
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんに取材のもと、3,000円以下とお手ごろ価格で購入できる、おいしいスパークリングワイン14選を紹介します! 甘口・辛口に分けて紹介するので、好みに合わせて選んでくださいね。後半では、Amazonや楽天市場など通販サイトの最新人気ランキングのリ...
ワインエキスパートからのアドバイス
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
迷ったら好きな色調のものを選んでみよう!
ロゼワインにもさまざまな味わいや産地、ブドウ品種のものがあるので、なかなか決めきれないことも多々あるでしょう。そんなときは、最終的に候補に挙がっているもののなかから、もっとも好きな色調を選ぶというのもひとつの手。ロゼワインはその華やかな色彩で、飲む人の目も楽しませてくれるワインです。
みなさんも日々の食事のおともとしてはもちろん、記念日やクリスマスなどのパーティー、それからお花見や海水浴など、さまざまなシーンでぜひロゼワインを楽しんでくださいね。
ロゼワインで料理とのマリアージュを楽しもう!
今、世界的に注目を集めているロゼワインについて紹介しました。一部の例外を除いて、赤や白をブレンドしてはいけないという製造法にロゼの品位が感じられます。
取り上げた商品はいずれも人気銘柄ばかりです。購入するときには選び方を参考にして、料理とのマリアージュを楽しめるロゼワインを選んでくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。