湯たんぽの魅力とは?
湯たんぽは、昔からある保温用具で電気やガスを使わず容器にお湯を入れるだけで体をじんわり温めることができます。使い捨てカイロなどと違い何度も使えるのでエコで経済的なのも魅力のひとつです。
昔ながらの湯たんぽはレトロなものもありますが、最近の湯たんぽはおしゃれなデザインが多く充電式の湯たんぽもあるのでキャンプなどのアウトドアシーンやオフィスなど自宅以外でも便利に使うことができます。
湯たんぽの選び方 お腹・首肩・足をぽかぽか温める!
今やドラッグストアやホームセンター、ニトリ、無印良品など雑貨店で気軽に買える湯たんぽ。通販でもたくさんの種類が揃っており、どれを選んだらいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
そこでここからは湯たんぽや電気あんかの選び方を詳しく解説していきます。ポイントは下記5点!
【1】湯たんぽの素材で選ぶ
【2】電子レンジ? 充電式? 温め方で選ぶ
【3】温めたい部位に合わせてタイプを選ぶ
【4】湯たんぽのサイズもチェック
【5】カバー付きなら子供も安心して使える
ぜひ、参考にしてみてください。
【1】湯たんぽの素材で選ぶ
まずは湯たんぽの素材をチェックしましょう。大きく分けると「金属製(銅製)」「プラスチック製」「ゴム製」「陶器製」があります。
すぐ温まり保温時間も長い「金属製(銅製)」
昔からある金属製・銅製の湯たんぽは、レトロな見た目が特徴。熱伝導率が高いのですぐに温まるのがメリットです。
たしかな温かさを感じられるうえ、保温時間も長め。しかしその分低温やけどのリスクも高いので、就寝中など長時間直接触れた状態で使うのは避けましょう。金属製の本体はとても暑くなるので、タオルなどで包んで使用しましょう。
また、直火やIHヒーターなどで直接温められるものがありますが、温める際に口金を外し忘れると爆発などの重大な事故につながるおそれも……。うっかりが不安な場合は、お湯を入れる形で使用しましょう。
安い値段で買えてデザインも豊富な「プラスチック製」
安価な割に丈夫でコスパの高いプラスチック製(樹脂製)湯たんぽ。形やデザインが豊富なのも魅力で、軽いので持ち運びにも便利。旅行やキャンプなどのアウトドアに持っていきやすいです。
保温性は金属製と比べやや劣りますが、熱くなりすぎないため使い勝手はいいでしょう。一方、プラスチックは変形しやすいという面もあります。そのため「空気が入らないよう、お湯をギリギリまで入れること」という注意書きが説明書に記載されていることも。よく確認のうえ使用方法を守りましょう。
コンパクトで持ち運びに便利な「ゴム製」や「シリコン製」
ゴム製やシリコン製の魅力は、やわらかいので肌ざわりがよく首や腰などにぴったりフィットすること。お腹に乗せて寝るといった使い方も可能です。
使っていないときは水を抜いて折りたためるので、持ち運びにも便利。商品によっては、電子レンジで温めて使えるものや、沸騰直後のお湯を入れられないものがあるので、説明書をよく読んでから使いましょう。破れ防止のため、尖ったものが触れないように注意してください。
保温性が高く布団のなかで使いやすい「陶器製」
金属製・銅製とおなじく昔ながらの湯たんぽに多い陶器製。ほかの素材に比べて保温性が高いのが一番の特徴です。布団のなかなど長時間使用したいときにおすすめ。
一方で、重量があるのと、割れモノなので取り扱いには気を付ける必要がある点には注意です。
【2】電子レンジ? 充電式? 温め方で選ぶ
湯たんぽを選ぶときは温め方もチェックしてください。電子レンジ式と充電式があるので、それぞれの特徴を説明しましょう。
水を入れてチンするだけの「電子レンジ式」
水を入れて電子レンジで加熱できるタイプの湯たんぽもあります。温め直しがかんたんなので、繰り返し使いたい方にぴったりです。熱湯をそそぐ際の火傷のリスクを避けられるのも大きな魅力です。
しかしとても便利な一方、温め過ぎると爆発などの事故につながるおそれも。オート加熱は避け、説明書に書かれているワット数と時間を守りましょう。
またお湯を入れるタイプの湯たんぽは、サイズが大きければ大きいほど温かさが持続します。ただ、あまりにも大きいものだと持ち運ぶ際に不便など使いにくくなってしまうこともあるので、使用シーンに合わせて選びましょう。
お湯を使わないので安全な「充電式」
充電して使用できる電気式の湯たんぽもあります。充電すれば一定の温かさが長時間持続するのが魅力です。なかに蓄熱製の高い塩化ナトリウム水溶液が入っており、水を入れ替える必要はありません。お湯を扱わないので火傷のリスクが低く安心です。
ただ、過去には重大事故を招く恐れがあるとして回収された電気式湯たんぽの商品も。温まらなくなったり、コードから煙が出ていたりするなど、故障の兆候を感じたらすぐに使用を中止しましょう。感電のリスクがあるため、充電したままの使用も避けてください。
持ち運んだり職場でも使いやすい「USB充電式」
USB充電タイプは、パソコンから手軽に充電できるのが魅力。会社でも自宅でも使えるので、パソコンがある場所ならどこでも使いやすいのがメリットです。持ち運びに便利な小型の湯たんぽもあるので、使い捨てカイロ代わりに使うこともできます。
仕事などでパソコンを使う頻度が高い方は、温めなおしも簡単にできるためUSBタイプのほうが使い勝手がよいでしょう。コンセントを塞ぐこともなく、ほかの暖房器具と併用しやすいのも魅力です。
【3】温めたい部位に合わせてタイプを選ぶ
温めたい部位はひとそれぞれです。湯たんぽは温めたい部位に合わせてタイプを選ぶのがポイント。お腹用、首と肩用、足用について説明します。
お腹を温めるなら抱え込める「お腹用タイプ」
お腹が冷えてしまうときには、両手で抱え込める程度のサイズがおすすめです。あまり小さいサイズだとお腹の一部だけが温まり全体がぽかぽかしない可能性があります。またサイズがマットのように大きすぎると、自宅以外で使うことが難しくなります。
首肩や背中を温めるならマットのように広がる「首肩用タイプ」
マットタイプはジェルタイプのものが多く、体の部位にやさしくフィットしてくれます。首肩が気になるならネックピロー型を、背中や腰などを温めたいならマットのようにサイズ感が大きく平べったい形がおすすめです。
足を温めるならブーツのような「足用タイプ」
足元が冷える季節に、勉強やお仕事をしている人におすすめのタイプです。足をすっぽりブーツの中に入れるだけでぽかぽかと温まってきます。また足元を温めると全身も温かくなるので冷え性のひとにおすすめです。
【4】湯たんぽのサイズをチェック
湯たんぽには、大きいサイズのものからコンパクトで持ち運びに便利な小さいサイズのものまで、さまざまな商品があります。
お湯を入れるタイプの湯たんぽは、サイズが大きければ大きいほど温かさが持続します。ただ、あまりにも大きいものだと持ち運ぶ際に不便など使いにくくなってしまうこともあるので、使用シーンに合わせて選びましょう。
【5】カバー付きなら子供も安心して使える
お湯を入れるタイプの湯たんぽは熱湯を容器に入れるので、直接湯たんぽに触れるとやけどや低温やけどのリスクがあります。そのため、専用のカバーが付いているものを選ぶのがおすすめ。カバーがあることで、直接湯たんぽに触れることなく安心して使用することができます。
またカバーが洗えるものだと、万が一汚してしまっても清潔に使うことができるので、取り外して洗えるものかも確認するとよいでしょう。
湯たんぽのおすすめ商品
ここからは、温めたい部位別におすすめの湯たんぽ・電気あんかを紹介します!
▼おすすめ13選【お腹・背中用】
▼おすすめ4選【首肩用】
▼おすすめ3選【足用】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ13選【お腹・背中用】
まずはお腹や背中周りを冷えから守る湯たんぽをみていきましょう!お腹の冷えが気になる人は要チェックです。
金属製湯たんぽの王道! キャンプにも使いやすい
キャンプなどのアウトドアをメインに湯たんぽの購入を考えているなら、丈夫な金属製がぴったり。さらに、直火に対応しているものならさまざまな使い方ができます。
こちらは、伝統的な小判形のレトロな湯たんぽ。2.5Lと大容量なので、あたたかさが長持ちします。中央に入っている支柱と空気調整弁の口金が、圧力変化によるへこみを防止してくれます。

あずきの蒸気でお腹全体をじんわり暖める
小豆から出る蒸気による心地よい温かさがお腹を包み込んでくれます。
重さもちょうどよく、ジェルやかたい湯たんぽなどと違ってあずきが体に合わせて移動するためフィット感は抜群。表裏のふたつの面が低温と高温で分かれているため、用途に合わせて使い分けができるのもポイントです。
電子レンジで温めるだけで手軽に使えるほか、ハート型のかわいらしいデザインも魅力のひとつです。

お尻、膝、お腹周りなど広範囲の部位の温めに最適
平たい形状で使い勝手がよい、セラミックビーズ入りの湯たんぽです。A3サイズに近い大きさで、座っているときにおしりに敷いたり、ブランケットのように膝にかけたりといった使い方のほかにも、寝る前にベッドの上で背中やお腹辺りなど広範囲を温めるのにも使えます。
電子レンジで温めるだけでかんたんに用意できるのでわずらわしさがなく、手洗いできるため衛生的に使えるのもメリットのひとつです。

心地よい温度で体を温める電気あんか
素材がやわらかいので、足の下に敷いても違和感なく使用可能です。じんわりポカポカ、熱すぎずちょうどよい温かさが特徴です。
寝る前に布団の足元を温めておいて寝るときに切れば、過度な温熱で眠りを妨げることもありません。タイマーは搭載されていませんが、手元でオンオフできるため、温かい空気を逃さずに電源を切れます。1時間の電気代が約0.2円(※)と経済的で、毎日利用しやすいのもメリットです。
※「強」運転時/1kWh=27円(税込)で計算した場合
高機能! 自立型プラスチック製湯たんぽ
一見シンプルに見える湯たんぽですが、実は機能性抜群。最大の特徴は、なかの圧力を調節できる「呼吸する」フタです。なかのお湯が冷めるにつれて圧力が下がるためプラスチック製は変形してしまうことがありますが、このフタによってそれを防げます。
さらに、湯たんぽが自立するのも便利。フタを外して洗面台などの脇に立てておけば、放っておいてもなかの水を最後まで捨てられます。2.6Lと大容量サイズなので、長時間あたためたいときにぴったり。
小型で使いやすい! 夏は冷やして氷枕にも
さくらんぼの種(チェリーストーン)で作られた、珍しいタイプの湯たんぽです。電子レンジで加熱するだけで使えるので手軽。ミニサイズなので、目元やお腹に使いやすいでしょう。
さらに、本体をビニール袋などに入れて冷蔵庫などで数時間冷やすと、夏には氷枕や水枕のように使うこともできますよ。
いいものを長く使いたい方に! 純銅製高級湯たんぽ
光沢感が美しい純銅製の湯たんぽ。銅は熱伝導率が高いため、金属製湯たんぽのなかでもとくに早くあたたまります。丈夫でさびにくい素材のため、長く使い続けられるのが魅力。
湯たんぽとしては値段が張りますが、耐久性にすぐれているため、ひとつのものを長く大切に使い続けたい方にぴったりです。外からなかに空気を取り込める減圧弁付きなので、変形やフタが開きにくくなるリスクを防止できます。
カバー付き! おしゃれで可愛い陶器製湯たんぽ
一見湯たんぽには見えないくらい、デザイン性の高い陶器製の湯たんぽです。陶器製なので保温力も高く、冷めてきたら電子レンジで再加熱できるのも魅力のひとつ。
専用のカバーが付いているので、やけどを防ぐのにも安心ですね。自宅用はもちろん、ギフトにしても喜ばれそうな商品です。
便利な充電式! 子供も喜ぶアニマル湯たんぽ
かわいいもふもふヒツジのデザインが魅力の充電式の湯たんぽです。繰り返し使える蓄熱式で、コードレスなので持ち運びにも便利。ヒツジ以外にもウサギやマングースなど4種類のアニマルから好みのものを選べるのもいいですね。
布団のなかで電気あんかとして使う場合は、約6~8時間ほど、体に当てる際は約3~4時間ほど連続して使うことができます。
保温も長続きのアウトドア用湯たんぽ
キャンプ用品などを販売する「ロゴス」のお湯を入れるタイプの湯たんぽ。ウェットスーツの生地を使用しており、高い断熱性と保温性が魅力です。温かさが長持ちするので、キャンプのときにも重宝しますね。
沸騰したお湯も入れることができ、手軽で便利。収納袋付きなので持ち運びもかんたんです。
インテリアにもなる北欧デザインの湯たんぽ
スウェーデンのインテリアメーカー「FARG&FORM社」とのコラボで誕生した、充電式湯たんぽです。北欧デザインがかわいいので、インテリアとしてそのまま置いておいてもよさそうですね。
コードレスタイプなのもうれしいポイントで、持ち運びにも便利です。自宅で使うのはもちろん、キャンプなどのアウトドアでも重宝します。
シンプルだけれど考え抜かれた設計
ドイツ生まれの湯たんぽブランド「Fashy」のスタンダードタイプです。保温力や耐久性にすぐれていることから国内外で高い人気があります。湯たんぽはカバーをつけた形で使用するのが一般的ですが、こちらはカバーなしでも使用可能。その秘密は両面で異なる手ざわりにあります。
熱いと感じる場合は凸凹のある面をからだにあてれば、熱さをほどよく軽減してくれます。ちょうどいい温度のときは滑らかな面をからだにあてましょう。そのまま洗えるのも汚れやすいアウトドアに便利な点です。
持ち運びに便利な小さめサイズ
「眠るときだけあたたまりたい」「キャンプ中に夜空を見にいくときに持っていきたい」など、短時間の使用をイメージするならこちらの小さい湯たんぽがぴったり。プラスチック製なので軽量なうえ、コンパクトで持ち運びに便利です。
また、プラスチック製湯たんぽのかたさをやわらげてくれる、ボア素材のケースが付いてくるのもうれしいポイント。比較的安い価格帯でカラー展開が豊富なので、好きなものを選びましょう。
▼おすすめ4選【首肩用】
首や肩を冷やすと肩こりになりやすいです。温めにくい部位ですが、ここでは首、肩を温める湯たんぽを紹介します。
あずきの天然蒸気で首をじんわり暖める
首から肩にかけて温められるベルトタイプの湯たんぽです。水を入れる必要がなく、本体をそのまま電子レンジでチンするだけ。500wなら1分40秒の加熱で使えます。
デスクワークのときは首元にかけて、リラックスタイムには腰に巻いて温めるのも可能。内容物は水の代わりにあずきが入っており、電子レンジで温めるとあずきの水分が水蒸気になって温まる仕組みです。
あずきの蒸気で温めるよりコンパクトなタイプ
水ではなくあずきが入った湯たんぽです。電子レンジで温めるだけなので、とてもかんたん。加熱したあずきから水蒸気が出て、その天然水蒸気のパワーで首や肩を温めます。
500Wなら2分の加熱で湯たんぽができあがり、そのまま肩や首筋にかけるだけ。約25分間温かさが持続します。デスクワークや家事の疲れをほぐすときにも便利です。
電子レンジでも可! 優しい温かさが持続
従来のもののようにお湯を入れて使うだけでなく、水を入れて電子レンジで温めることもできる湯たんぽです。やわらかいシリコン素材を使用しているため湯たんぽにありがちなかたさがなく、なめらかな触り心地が特徴ですよ。
また、専用のニットカバーが付属しており、こちらは取り外して洗えるため衛生的に使うことができます。見た目もかわいらしく首元をしっかり温めることができます。

用途に合わせて形状を変えられるのが便利!
電子レンジで2分温めるだけで手早くかんたんに使用できるのが特徴。切り込みが入っているため、肩を温めたいとき、首を中心に温めたいときなど、用途に合わせて形状を変化させることができるのがメリットです。
生理前など下腹部を温めたいときも、切り込みが入っているためフィットしやすいなど、いろいろな使い方ができます。保温持続時間は約1時間とさほど長くはありませんが、寝る前や寝つく際に使用するにはじゅうぶんでしょう。
▼おすすめ3選【足用】
冷えは足元から忍び寄るといわれますが、足元がポカポカだとからだ全体が温まります。ここからは、使い勝手のよい足用湯たんぽを紹介しましょう。
ブーツタイプの充電式湯たんぽ
この湯たんぽは、足の冷えが気になる方におすすめの足用の商品です。ブーツ型になっており、足を入れて使用します。充電式湯たんぽで、3~4時間の充電で最長5.5時間の温かさが持続。
コンパクトに折りたたむことができるので、持ち運びにも便利です。オフィスなど場所を選ばず使えるのもうれしいですね。
靴のように履いているだけで足元ポカポカ
ウェットスーツ用のクロロプレンゴムにナイロンジャージを貼った生地で作られたショートタイプの足用湯たんぽです。お湯を入れて室内履きのように履くだけで、足元からポカポカと温まります。
肌ざわりがよく断熱性と保温性にすぐれており、お布団のなかで使用すれば5~9時間も温かさが持続。室内でも2~5時間もちます。
SLEEP PLUS『new 足用 コードレス湯たんぽ 充電式』
コードレスで持ち運びにも便利
電気で充電する方式の足用湯たんぽ。充電が終わればプラグから取り外してコードレスになるので、お好みの場所で使えて便利です。ソフトなカバー付きで、両足を入れるだけで温められます。指先が冷えたときは両手を差し込めばホカホカです。
カバー付きで重さは約1.2kgと軽く、持ち運びもらくで車移動のときにも重宝します。カバーを外して洗えるので、いつも衛生的に使える湯たんぽです。
おすすめ商品の比較一覧表 湯たんぽ
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 湯たんぽの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの湯たんぽの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
湯たんぽの効果的な使い方
ここからは、お湯で入れるタイプの湯たんぽの上手な使い方を紹介します! 上手に使って、寒い季節も暖かくして過ごしましょう。
耐熱温度を守って使おう 使い方1
お湯を入れるタイプの湯たんぽには、さまざまな素材があることはうえで紹介しました。素材によって耐熱温度が違うので、商品の取り扱い説明書やパッケージ、メーカーのホームページに記載のある耐熱温度を確認し、適切な温度のお湯を入れましょう。
カバーやタオルで包むと保温性が長持ち 使い方2
湯たんぽにお湯を入れたあと、すぐに冷えてしまっては困りますよね。できるだけ温かさを長持ちさせるためには、保温性のあるカバーやタオルなどで湯たんぽをくるんだり、布団のなかに入れて置いたりするのがおすすめです。断念状態を保つことがポイントなので、ぜひ試してみてくださいね。
また、保温性だけではなく、お湯が入った湯たんぽは熱くなるので、カバーやタオルを使うのがおすすめ。タオルやカバーを使用することで、低温やけどや高温やけどを防ぐことにもつながります。
赤ちゃんや子ども、ペットにもおすすめ 使い方3
寒い季節に、体温調節が未熟な赤ちゃんや子ども、ペットのために湯たんぽを使って温めてあげるのもひとつの手です。
たとえば、赤ちゃんを寝かせる前に湯たんぽを布団に入れて置き、寝かせるタイミングで取り出せば、温かいまま眠ることができます。取り出せばやけどする心配もないですね。赤ちゃんが寝ている布団で使うのは、火傷の危険もあるので避けるのがベターです。
また、ペットを温めるのにも湯たんぽは大活躍。ペット用の湯たんぽも販売されているので、ぜひ試してみてくださいね。
湯たんぽに関するQ&A
ここからは、湯たんぽに関する疑問を解説します。
湯たんぽの捨て方は?

湯たんぽは、商品により捨て方が異なります。商品パッケージや説明書に記載されている廃棄方法に従って捨ててください。廃棄方法が書かれていない場合は、お住まいの自治体に問い合わせて確認するのが安心です。
基本的に、ジェルタイプの湯たんぽはプラスチック可燃ごみとして分別されます。充電式湯たんぽの場合は、なかの水や弱塩化ナトリウム水溶液を流しなどに捨ててから破棄しましょう。
充電式湯たんぽは事故が多いって本当?

使い方を守れば安全に使えます。ですが、充電式湯たんぽに限らず湯たんぽは熱湯や電気を扱うので、間違った使い方をすると、思わぬ事故につながる可能性もあります。必ず取り扱い説明書を読み、使用方法に従いましょう。
【専門家が解説】湯たんぽの持続時間の目安は?
湯たんぽは、素材や形状により保温の持続時間もさまざまです。部屋に暖房器具がなかったり、湯船につかれない事情があったりする方は、寝具内を適切な温度に保つために保温持続時間が長いものがよいでしょう。
金属製やプラスチック製なら4時間ほど持つものもありますが、保温持続時間が長いと低温やけどのリスクも高くなるので注意が必要です。
また、寝つくときだけ部分的に温めたい、という場合は30分ほどの持続時間があればOK。就寝中ずっと温め続けると、深く眠るのに重要な深部体温の低下を妨げたり、先述のように低温やけどのリスクが高くなってしまったりします。保温持続時間が長ければよいというわけではないため、用途や体質に合わせて選びましょう。
心地よい眠りのためには温かい環境づくりを 眠りとお風呂の専門家からアドバイス
顔、首、肩、腰、骨盤、足……湯たんぽはさまざまな部位の冷えやコリなどを緩和するのに使え、それぞれに適した商品も多く販売されています。
しかし、ベッドで寒くて眠れないから湯たんぽが欠かせないという方の場合は少し事情が変わってきます。
まずは、お風呂にゆっくり浸かったり、冬場であれば16度以上になるよう適切に室温をコントロールしたりして温かい環境を整えます。そのうえで、適切な湯たんぽを使用するとよいでしょう。そうすることで末端の血管が広がり体の内側の温度が下がりやすくなるため、よく眠れるようになりますよ。
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湯たんぽの素朴なあたたかさで寒さに負けずに
オーソドックスだけれど根強い人気がある湯たんぽ。進化した電子レンジ式や電気式なども増えています。いちいちあたためなければならない不便さはありますが、アナログ感ゆえのほっとするぬくもりと安心感を得られます。
この記事では、眠りとお風呂の専門家の小林麻利子さんへの取材をもとにしたおすすめ商品と選び方を紹介しました。ぜひこれらを参考にお気に入りの湯たんぽを見つけ、寒い季節もあたたかくして過ごしてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
眠りとお風呂の専門家・睡眠改善インストラクター・パーソナルボディトレーナー。 「美は自律神経を整えることから」を掲げ、生活習慣改善サロンFluraを開業。最新のデータ、研究をもとに、睡眠や入浴、運動など日々のルーティンを見直すことで美人をつくる『うっとり美容』を指導。 生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、のべにして約1700名もの女性の悩みを解決し、サロンは予約1年半待ち。