電気あんかを使うメリットとは

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あんかとは体をあたためるための持ち運び器具です。以前は炭を熱源にしていました。電気あんかが登場して以降は、電熱であたためられるようになり、保温性も長時間持続できるようになりました。
電気あんかは、湯たんぽのようにお湯を用意する必要がなく、コンセントにつなげばすぐに使えます。また、1カ月間使っても電気代は数十円~数百円程度でお得というのも、うれしいメリットです。
電気あんかの選び方
まずは、電気あんかを選ぶポイントを見ていきましょう。ポイントは以下の3つです。
【1】用途に合うタイプを選ぶ
【2】温度調節やサーモスタット機能つきを選ぶ
【3】衛生的に使えるものを選ぶ
上記のポイントを抑えることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】用途に合うタイプを選ぶ
電気あんかには、いくつかタイプがあります。家で使うのか、オフィスや移動中に使うのかなど用途に適したものを選ぶことが大切です。
コンパクトで使いやすい「平型タイプ」
古くからある電気あんかは平型のタイプ。コンパクトで使いやすいので、現在も定番アイテムのひとつです。はじめて電気あんかを購入するなら平型タイプがおすすめです。
定番の「山型タイプ」
平型タイプ同様に、定番アイテムとされているのが山型タイプです。平型と異なり、密着し過ぎず空間を作り出すので蒸れにくいのが大きなメリットです。
広範囲をあたためられる「大判タイプ」
寒い冬はあたたかい布団で眠りたいですよね。そんなとき大判の電気あんかを選べば、広範囲にあたためてくれます。また、ひざ掛け代わりにもなるので、自宅でも使えて便利です。
コードレスで使える「蓄熱式湯たんぽ」
その都度コンセントを抜き差しするのが面倒という方には、蓄熱式がおすすめ。充電しておけば、コードレスでどこでも使用できるので便利です。ベッドとコンセントの距離が遠いという場合にもとても助かります。
【2】温度調節やサーモスタット機能つきを選ぶ
電気あんかのなかには、温度調節がこまかくできるものや、自動で調節するサーモスタット機能が付いた製品もあります。寝ているあいだに温度が上がりすぎたり、低温やけどの防止になります。また、無駄な消費電力も抑えられるので一石二鳥。本体価格は少し割高になりますが、長期的に使うことを考えると、温度調節機能付きがおすすめです。
【3】衛生的に使えるものを選ぶ
電気あんかは、冬のあいだ頻繁に使うアイテムです。また肌に直接触れることを考えると、清潔に保てるかがポイントになります。
製品のなかには、抗菌・防臭効果のある素材を使用しているものがあります。ダニや雑菌の繁殖を抑えられ、汗などのニオイも軽減できます。また、カバーは取り外して洗えるものだと、より衛生的に使えます。
電気あんかを選ぶポイント IT・家電ライターからアドバイス
IT・家電ライター
電気あんかは、温度調節が可能なものを選びましょう。就寝前に布団のなかに入れて「強」であたためておき、寝る時には「弱」にするといった使い方ができます。
また、充電可能な電気あんか(蓄熱式)は、電気で熱を蓄えた液体が冷えた体をあたため、やさしくぬくぬくとしたあたたかさが気持ちいいですよ。
電気あんかのおすすめ9選
ここからは、電気あんかのおすすめ商品をご紹介します。
▼おすすめ5選【スタンダード】
▼おすすめ3選【コードレス】
▼おすすめはコレ【高機能タイプ】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ5選【スタンダード】 IT・家電ライターと編集部が厳選!
まずはスタンダードな「平型タイプ」「山型タイプ」「大判タイプ」の電気あんかをご紹介します!
汚れの目立たないオシャレ柄
照明器具や電気機器を製造する国産メーカー「コイズミ」の電気あんか。温度は3段階で調節可能なので、機能面はしっかり整っています。重さが約600gなので、気軽に持ち運びもできるでしょう。
平型でコンパクトかつシンプルな形状で、あたたかみのあるチェック柄が特徴的。汚れが目立ちにくい色味なので、長く使うことができます。
鮮やかなピンク色が印象的
すき間を確保して蒸れを防ぎたいというのであれば、役立つのが山型のこの電気あんかです。毎日8時間ほど使用したとしても、3カ月でかかる電気代はたったの165円程度。低コストで体をあたためてくれるのですぐれもの。
大き過ぎないので、夜は布団のなかに入れて足元から少し離して置いておけば、冷え性の方の足をしっかりあたためてくれます。柄違いやタイプ別でも種類があるので、チェックしてみてくださいね。

抗菌防臭加工で衛生的!
こちらはパナソニックの大判タイプの電気あんかです。カバーは抗菌防臭加工が施されていて、ドライクリーニングも可能。衛生面が気になる方におすすめです。
また、温度調節は5段階の切り替えができるのも便利。お好みの温度で布団をあたためられます。低温やけど防止のため、寝るときは低めの温度に設定してください。
ソフトタイプだから使いやすい
山善の電気あんかです。硬いタイプの電気あんかが多いですが、こちらはソフトタイプになっているのでやわらかく、快適に使えます。広範囲にあたためられる大判サイズ。
布団はもちろん、冷たいフローリングの上に置いて足元をあたためたり、ソファーやカーペットの上に座ってひざ掛けをしながら使えば、こたつのようにポカポカあたたかくなります。
大判やわらか素材で足元ぽっかぽか!
広範囲にあたためてほしいのであれば、この大判タイプのアイテムがぴったりです。幅45cm、奥行33cmの大きさなので、布団やベッドを全体的にあたためてくれます。これなら、足元全体がポカポカでぐっすり眠れそうですね。
やさしい色使いが印象的ですが、その触り心地もソフトなのが特徴。布団に電気あんかを入れていると、寝返りをうったときに蹴ってしまうことがありますが、やわらか素材なので安心です。
▼おすすめ3選【コードレス】 持ち運びに便利!
次に、充電可能な電気あんかを紹介します。コードなしでどこにでも気軽に持ち運びできる点がポイントです。
かわいいアニマルデザインで心も体もほっこり
お湯の入れ替えやコードの抜き差しをせずに、あらゆる場所で体をあたためることができる電気あんか。表面はアニマルデザインのかわいらしい姿なので、外出先に持ち歩くのも楽しくなります。ウサギやヒツジなどのかわいい動物が全4種類と選ぶ楽しみもあります。
このアイテムの持続性もアピールポイントです。たった20分の蓄熱で8時間もあたたかい状態を保ちます。お出かけ前のわずかな時間で、朝から夕方まで持続するのはとてもありがたい点です。
蓄熱状態を自動調整するので安心
こちらは、自動電源オフ機能・温度検知・過熱防止機能がついた安全設計の電気あんか。65℃以上になると電源がオフになるので安心。コードレスタイプで、どこでも使えて便利です。
約13分の急速充電で、使用場所にもよりますが、約6~10時間温度が持続します。電気代も省エネ対応で、1カ月毎日使って100円未満なのもうれしいですね。

腰巻きできるベルトカバーつき!
こちらの商品は腰に巻きつけるベルトがついているのでとても便利! オフィスや自宅でほかの作業をしながらでも、手がふさがることなく腰まわりをあたためることができます。
1回の蓄熱は10分ほどで、充電が完了したらアラームでお知らせ。やわらかい素材で触り心地もいいですよ。ハンズフリーで使える電気あんかをお探しの方におすすめです。
▼おすすめはコレ【高機能タイプ】 モバイルバッテリーや自動オフ機能つきなど
電気あんかは本来、体をあたためるためのものですが、近年はそれ以外の機能が充実している商品も登場しています。ここからは特徴的な電気あんかを紹介します。
モバイルバッテリーにもなる携帯式
コンパクトでかわいい見た目が特徴的な電気あんか。たった3秒ほどで発熱し、軽量なので体の冷えた部分を片手で気軽にあたためることができます。さらに、つまみを回す必要はなく、ボタンひとつで温度調節ができるのも魅力。
現代人にスマホは欠かせないですが、ついついバッテリーが減ってしまうのが悩みどころ。そんなとき、こちらの充電式電気あんかはモバイルバッテリーとしても使えます。コンパクトで持ち運びやすく、スマホの充電もできる機能的な商品です。
【番外編】冷え性対策にフットウォーマー2選 まだまだあります!
電気あんかでも脚をあたためることができますが、冷え性の方には脚専用のフットウォーマーを使用するというのも選択肢です。そこで、2つのアイテムを紹介します。
▼足温器
▼あったかスリッパ
各通販サイトの最新人気ランキングを見る 電気あんかの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電気あんかの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】よくある質問 よくある質問!
電気あんかの電気代は?

電気あんかの電気代は、消費電力が30Wのもので1時間あたり、約0.8円程度です。電気代は、消費電力の大きさによっても異なりますが、基本的にランニングコストをそこまでかけずに、あたたまることができます。
電気あんかはどこで売ってる?

電気あんかは、ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店やホームセンターなどで購入することができます。また、Amazonや楽天市場などのECサイトでも販売されています。ネットであれば自宅まで郵送することが可能で、口コミやランキングなどを確認しながら購入することができます。
【関連記事】あったかグッズ特集!
使うシーンや目的に合うものを選ぼう!
体をあたためるというシンプルな目的の電気あんかですが、それぞれサイズや機能が異なり、製品の個性があります。
実際に、使用するシーンはオフィスや寝るときなど異なるでしょうし、あたためたい部分も人によって異なるはず。まずは自分がどんな場面で電気あんかを使いたいか、思い浮かべながら製品を選んでいくのがいいでしょう。
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デジタル系トレンド情報誌の編集者を経て、フリーランスの編集ライターへ。 テレビやデジタルカメラ、スマートフォン、ドローンなどのデジタル製品を中心に執筆。 生活家電専門サイト『家電 Watch』の、編集記者でもある。