クーラーボックスの選び方 キャンプやアウトドア、バーベキューや釣りに!

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クーラーボックスは種類がいろいろとあるので、選ぶべきポイントをおさえて賢く買いましょう!
使用する目的や状況・人数によって、クーラーボックスの選び方は変わります。どんなサイズや材質の商品を選べばいいのか迷ってしまう方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、クーラーボックスの選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つになります。
【1】使用する時間
【2】断熱材の種類
【3】人数に合わせたサイズ
【4】ハンドルやキャスター付き
【5】キャンプサイトの世界観
それぞれについてご紹介しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】使用する時間からタイプを選ぶ ハードタイプかソフトタイプか
クーラーボックスは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2種類にわけることができます。使用する時間にあわせてタイプを選ぶとよいでしょう。
キャンプや釣り、長時間の保冷ならハードタイプ
キャンプや釣りなど長時間の利用に適しているのはハードタイプのクーラーボックスです。丈夫さが一番の特徴ではありますが、密閉性と保冷性にすぐれているため、食材や飲み物を長時間保冷することができます。
またその丈夫さから、釣りの場合など、イス代わりにも利用しつつ、釣った魚の鮮度もキープできるのでおすすめです。
ピクニックやスポーツ観戦の短時間ならソフトタイプ
やわらかい材質のソフトタイプは、ピクニックやスポーツ観戦といった短時間での利用におすすめです。ハードタイプと比べると密閉性が劣ってしまうため、保冷時間が短くなってしまいますが、コンパクトに折りたためる点や、軽さが一番の魅力です。
持ち運びの利便性も重視したいという方はソフトタイプを選ぶとよいでしょう。
【2】断熱材の種類をみて保冷力で選ぶ
クーラーボックスの断熱材には発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルなどがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
コスト重視の人は「発砲スチロール」
発泡スチロールはとても軽いですが、保冷力も低く何回も使えるものではないので、臨時で必要なときなどに便利です。ただ、リーズナブルなモデルが多いのでコスト重視という方には選択肢としてよいでしょう。
断熱性能が高い「発泡ウレタン」
発泡ウレタンは一般的なクーラーボックスに使用されており、分厚いほど保冷力が高くなります。1泊程度であれば充分に使用できます。
ただ、厚さが増せばその分重量も増すので、軽いものやタイヤ付きのものを選ぶなど、持ち運びのことも念頭に入れて選ぶことをおすすめします。
保冷力が抜群の「真空断熱パネル」
クーラーボックスの内部が真空構造になっており、保冷力は抜群です。比較的大容量の上位モデルに採用される断熱材のため値段が高くなる傾向にあります。
保冷力をもっとも重視したいという方は値段も気にしつつこのタイプを選ぶとよいでしょう。
【3】使用日数や人数に合わせて容量・サイズをチェック
大きければ大きいほど、必要な保冷剤の数も増えます。大きさは保冷剤の分も含めて選びましょう。
4人だと、50リットルの容量が目安です。使用日数が長い場合、小型のものを複数用意するのもいいかもしれません。保冷力を保つためには、大きすぎないことが大切です。保冷剤も保冷力の高いものを選ぶとよいでしょう。
【4】ハンドルやキャスター付きなど持ち運びやすさも確認
クーラーボックスは、キャンプギアのなかでも大型の道具のひとつです。
ドリンクや食材、氷などを満載にすれば、重さが10kgを軽く超える場合もあり、車載する際にも、キャンプ場で持ち運ぶ際にも、キャスター付きなど扱いやすさが重要になります。
まずは、グリップの強度と持ちやすさをチェックしたいところ。
また、スタッキング(積み重ねる)して収納できるタイプや、重心が高く運びやすいなどのポイントも、実際にキャンプやアウトドア、釣りで使用するうえで魅力的な要素となります。
【5】キャンプサイトの世界観から選ぶ アウトドアライターからのアドバイス
作家/アウトドアライター
クーラーボックスは総合力で選べる時代に
クーラーボックスといえば、なんといっても保冷力。そのプライオリティは変わりませんが、保冷力と、なおかつさまざまなキャラクターや機能を備えた商品が増えているため、選択肢が大幅に広がっています。
保冷力が高いクーラーボックスは収納性が落ち、収納性と保冷力の両取りをすれば、ボディサイズが大きくなり携帯性が落ちる。これらのせめぎ合いが、クーラーボックスを選ぶおもしろさのキモではないでしょうか。
そして、現代キャンパーならやはり世界観にこだわりたいところ。キャンプサイトを演出するアイテムのひとつとして、クーラーボックスも選んでみてください。
クーラーボックス【ハードタイプ】おすすめ17選 最強YETI(イエティ)や人気コールマンなど
ここからは、発泡ウレタンを使用したクーラーボックスを紹介していきます。ハードタイプの購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
手ごろなサイズでしっかり保冷
デイレジャーにぴったりなサイズで軽量かつ片手で持ちやすいベイルハンドルつきクーラー。目安として500mLペットボトルx16本収納できますのでひとり~少人数のデイレジャーにぴったりです。
発泡ウレタンの断熱材が入っていますので手ごろな価格帯ですがしっかりと保冷力をキープしてくれます。また汚れてもふき取るだけできれいになるのも魅力です。
持ち歩きに便利な小型サイズ
500mlのペットボトルが6本入るくらいのコンパクトサイズと明るいカラーが魅力のクーラーボックスです。
発泡スチロールを断熱材に使用しているため軽量で持ち歩きにちょうどよくソロキャンプやピクニック、部活時のお弁当やドリンクの持ち運びなどにぴったりです。また安価なのでクーラーボックスを試したいときにもよいかと思います。

「氷点下パック」の性能を引き出すソフトクーラー
メタリックなフォルムが男性の心を刺激するソフトタイプのクーラーボックス。メタリックなフォルムは見た目だけでなく、太陽光を反射して保冷力効果に役立ちます。
ハードクーラーとは異なり、使用しないときには折りたたんでコンパクトに収納できる使い勝手のよさも魅力。シェルプロテクト構造を採用しているため、衝撃にも強くアクティブに使用することができます。
キャリーハンドル付きで移動もらくらく
キャスター、キャリーハンドル付きでらくらく移動が可能なハードタイプのクーラーボックス。もちろん長期保冷機能も問題ありません。
58Lの容量で350mlジュース缶を98本収納可能。室内はキャップの付いた水抜き用のドレイン穴があるので、排水に手間取ることもありません。
蓋には缶置きが付いていて、ジュース缶4本を置くことができます。




クーラーボックス【ソフトタイプ】おすすめ13選 持ち運びや軽さを重視
ここからは、ポリエチレンのクーラーボックスを紹介していきます。折りたためるソフトタイプは、収納性に優れ持ち運びに便利です。ぜひ参考にしてください。
コールマン(Coleman)『アルティメイトクーラーII/25L』
AbuGarcia(アブガルシア)『アブ ダッフルトートクーラーバッグ』
シアトルスポーツ『ソフトクーラー 40QT』
「クーラーボックス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クーラーボックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのクーラーボックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
クーラーボックスを使いこなすコツとは?
中の食品を傷めないように保冷力を長持ちさせるコツや、事前の準備から使用中に気を付けることなど、使用するときに気になることがあると思います。
ここでは、クーラーボックスを上手く使いこなすコツを紹介します。
保冷剤の入れ方
クーラーボックスを使いこなすコツとして、まずは保冷材の入れ方を工夫しましょう。
保冷剤をクーラーボックスの下に敷き詰め、何枚かは横に立てて置き、上部にも載せます。凍らせた水や食品も一緒に入れるとより保冷力が持続しやすいです。また、底に水が溜まってきたら、水抜き栓から水をしっかりと抜きましょう。
置き場所としては、地面には直接置かず、台などの上に置くようにして断熱シートなどかぶせておくと安心です。もし心配な食材がある場合はクーラーバッグに入れ、さらにクーラーボックスの中に入れるとよいでしょう。
野菜や果物などは、凍ることで痛むことも。保冷剤に直接あたらないよう、新聞紙にくるんだり容器に入れたり工夫をするとよいでしょう。
クーラーボックスを1万円以下で手に入れたいなら! 【関連記事】
予算1万円以下のクーラーボックスを紹介しています。ハードタイプ・ソフトタイプ別でさらに細かく見たい方は下記の記事をぜひご覧ください!
キャンプや釣りなどに欠かせないアイテム
クーラーボックスは、アウトドア好きには欠かせないアイテムです。釣りやバーベキュー、現在はキャンプブームということもありさまざまなシーンでクーラーボックスは大活躍します。
しかし、いざ選ぶとなると保冷力はもちろんのことそのほかにも選択肢が多く、さまざまな種類から自分に合ったものを選ぶのはむつかしいかもしれません。
そのなかからキャンプや釣りなどの使用目的はなにか、家族構成や使う人数、入れたいもの、運ぶ手段、使う時間などを考えて選びましょう。
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作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。