コンパクトチャイルドシートの選び方
コンパクトチャイルドシートを選ぶとき、もちろんその安全性も重要ですが、シート自体の大きさも気になりますよね。軽自動車やコンパクトカーに乗っている場合は、よりチャイルドシートの大きさが重要になります。
限りある車内空間で子どものお世話が必要になる場面にも便利な、車内のスペースを有効に使えるコンパクトなチャイルドシート選びのチェックポイントをご紹介します。
軽自動車などコンパクトカーに取りつけられるサイズか
ベーシックなセダンタイプの軽自動車や座面が低いスポーツカータイプの車、全高が低めのコンパクトカーは室内空間が狭く、チャイルドシートによってさらに車内が窮屈になりがちです。とくに、1歳過ぎまでは進行方向後ろ向きにチャイルドシートを取りつけるため、よりスペースが必要となり、圧迫感があります。
車内で授乳をしたりおやつを食べさせたり、おむつの交換をしたりといったシーンも出てくるでしょう。そのような場合を考慮してチャイルドシートを乗せたときの室内空間の広さを確認しておきましょう。
つけ替えが頻繁なら軽量のものがおすすめ
ふだんは公共交通機関を使用していてマイカーは持たず、必要な時だけカーシェアやレンタカーを利用しているパパママも多いでしょう。また、シーンによって車を乗り分けている場合など、チャイルドシートを頻繁につけ外しすることもありますよね。そんな時にはコンパクトさと同時に軽さも重要になってきます。
とくに、ママやおじいちゃん、おばあちゃんがつけ外しをおこなう場合はチャイルドシートの重さチェックも忘れずしましょう。
後部座席に2台取りつけるなら横幅を重視して
チャイルドシートは助手席ではなく、後部座席への取りつけが推奨されています。そのため、チャイルドシートが必要な子どもを2人乗せる場合には後部座席に2台取りつける必要があります。
軽自動車では車内幅が1,300mm前後と考えると、1つの座席幅は650mmほどとなります。そのため、内側のドアハンドルなども考慮し、450mm以下の横幅のシートを検討するとよいでしょう。
回転式の機能が必要ならなるべく土台が低いものを選んで
シートが回転するチャイルドシートは天井高が低い車でも、ドア側に回転させると乗せ降ろしがしやすくなります。しかし、回転させるためのベース部分があるため、座面が高くなりがち。コンパクトカーや軽自動車に乗せる場合は、シンプルな構造でできるだけ座面が低いタイプを選びましょう。
車内空間を狭くしない工夫が施されている商品を
車にかんたんに取りつけができるISOFIX方式の回転式チャイルドシートは、前に突き出したサポートレッグで固定するため、足元のスペースが狭くなってしまいます。
しかし、サポートレッグではなくシート背面にベルトをとおして固定するトップテザー方法を採用しているチャイルドシートもあります。サポートレッグが必要ないため、足元が広々と使えて子どものお世話や乗せ降ろしがラク。
車内空間が限られているからこそ、狭くならない工夫がある商品を選びたいですね。
チャイルドシートの基本の選び方はこの記事で確認しよう 固定方法や安全基準、適合車種など
コンパクトチャイルドシート5選【新生児対応モデル】
ここからはおすすめのコンパクトチャイルドシートをご紹介。まずは新生児から使えるコンパクトチャイルドシートをピックアップ。
コンパクトカーに取りつけるなら▼
安全性×コンパクトを両立したいパパママにおすすめ
◆新生児期から安心して使えるWサイドプロテクション
◆コンビ独自の衝撃吸収素材エッグショックを搭載。衝撃から赤ちゃんの頭や体を守ってくれます
◆4歳ごろまで長く使えるワイドシート
つけ替えが頻繁なら▼
トラベルシステムで幅広いシーンで使いやすい
◆赤ちゃんをシートに乗せたまま車から降ろせる
◆ドッキングが可能な型のベビーカーに取りつければ、新生児からベビーカーとして使用が可能
◆室内ではバウンサーとしても使用できる
回転式機能がほしいなら▼
軽自動車でも車内ゆったりで使いやすい
ママ友から乗せ降ろしがラクだと聞いて360°回転するタイプのチャイルドシートを購入しました。とくに重宝するのが雨の日! 傘をさしたまま子どもをシートに乗せるのはたいへん……でも、車内が広く使えるので、雨の日には子どもを抱っこしたまま後部座席に座って、車内でチャイルドシートに乗せられます! 車内側にも座席が回転するので、乗せやすいです。(Wさん/0歳女の子)
西松屋限定モデル! 360°回転して乗せ降ろし◎
◆赤ちゃんを抱っこしながらでも指1本でラクに回転できる
◆リクライニングも指1本で3段階調整可能
◆ISOFIX対応なので取りつけもかんたん
後部座席に2台取りつけるなら▼
車内スペースを広くとりたいなら▼
サポートレッグがないから車内空間ゆったり
◆ISOFIX固定&トップテザー方式で固定するから、足元のサポートレッグがなくて広々
◆衝撃時のエネルギーを分散するリバウンドバーを採用
◆360°回転+座面が低いので乗せ降ろししやすい
コンパクトチャイルドシート6選【1歳ごろから】
次に1歳ごろから使えるチャイルドシートをご紹介します。1歳以降はシートを前向きで取りつけることができるため、新生児対応のものよりもすっきりとしたシートが多いです。
コンパクトカーに取りつけるなら▼
ママでもパパっと取りつけかんたん
◆成長に合わせてシートの形状が変化
◆肩ベルトが跳ね上がるから子どもの腕がとおしやすい
◆3歳以降は3列目のシートでも使用可能
コンパクト仕様で後部座席に3人で座ることも!
◆視界が広がるシート形状で車内もスッキリ
◆5.3kgの計量モデルなので取り扱いラクラク
◆便利なドリンクホルダーつき
つけ替えが頻繫なら▼
小さくなるからママでも持ち運びもラクラク
◆取り外した時にはコンパクトに折りたためる
◆ISOFIXでもシートベルトでもどちらでも取りつけ可能
◆抑えめの価格で約11年使える! カーシェアや必要なときに実家の車を借りるだけなど、乗せる頻度が低い家庭に1台あると便利
軽いからおばあちゃんの車でも大活躍!
娘を実家に預けることが多かったので、おばあちゃんの車に設置するセカンドチャイルドシートを検討していました。
つねにチャイルドシートをつけているのではなく、つけ外しがしたかったので、おばあちゃんでも持ち運べてかんたんに設置できる軽量のものを選びました。折りたためないタイプのものだったので、使わないときはかさばってしまうのですが、つけ替えも問題なくできるようです♪(Iさん/2歳女の子)
ベルトをとおして固定するだけ! 取りつけかんたん
◆約6kgの軽量タイプなので、ママでもラクに取りつけ可能
◆西松屋ならではのお手頃価格でロングユース
◆カバーやシートは取り外して洗濯可能
後部座席に2台取りつけるなら▼
帰省先に持って行けるのが便利!
帰省をするときは電車で帰ることが多い我が家。しかし、おじいちゃんおばあちゃんのおうちは車がないと移動ができないので、チャイルドシートは必須でした。年に数回しか使わないし、高いものをもう1台買うわけにもいかない……そんな時に見つけたのが、トラベルベストでした。
魅力はなんといってもバッグに入れて持ち運べるところ! 取りつけもしやすいので帰省中のおでかけにとても助かっています。(Fさん/4歳女の子、1歳男の子)
帰省先でチャイルドシートが必要な方におすすめ!
◆専用バッグで持ち運べるほどコンパクト
◆ISOFIXでもシートベルトでも固定可能
◆子どもが手足を伸ばしてもゆったり座れるシート設計
4.6kgと軽量でほかの車への乗せ換えもラクラク
◆ヘッドレストは成長に合わせて10段階調節可
◆サイドインパクトシールドで側面衝突の衝撃から守る
◆5点式ベルトで安全性能もしっかり
コンパクトチャイルドシート4選【3歳ごろから】
最後に3歳ごろから使えるチャイルドシートを4つご紹介します。
コンパクトカーに取りつけるなら▼
軽量&小型でコンパクトカーでも車内スペース広々
◆ヘッド&3Dサポートクッションで頭・肩・腰を支える構造
◆メッシュシートだから長時間ドライブも快適
◆セパレートできるので、ブースターシートでの使用も可能
つけ替えが頻繁なら▼
軽量だけど安全性能もしっかりで長く使える!
◆もしもの衝撃に備えてエッグショックを採用
◆背もたれが上下してぴったりな高さに調節可能
◆座面だけのブースターモードでも使用できる
帰省中などのセカンドチャイルドシートにもおすすめ
◆1万円を切る安い価格ながら、背もたれを取り外して座面だけのブースターシートとしても使えるなど、機能は充分
◆重さ3.6kgの超軽量なのでつけ外しがラク
◆ベルトガイドがわかりやすく装着かんたん
車内スペースを広くとりたいなら▼
座面シートだけだから車内スペースが広々使える!
◆クッションはおしりにやさしい素材
◆ベルトフックシートベルトが外れにくい形状で安心
◆底がフラットだから車のシートをキズつけない
「チャイルドシート」のおすすめ商品の比較一覧表
チャイルドシートのQ&A
ここからはコンパクトなチャイルドシートで気になる疑問を解決していきましょう。
チャイルドシートの横幅の目安は?

「コンパクト」とはいえ、実際にどれぐらいのサイズを目安に選べばいいのでしょうか。チャイルドシートは使用する年齢に応じてシートの種類が変わってきます。子どもの年齢別にチャイルドシートのおよその横幅をまとめたので、子どもの年齢や使いたい期間に合わせて参考にしてみてください。
・乳児用(新生児~1歳ごろ):42cm~46cm
・乳児~幼児兼用(新生児~4歳ごろ):43cm~45cm
・乳児~学童用(新生児~7歳ごろ):41cm~51cm
・幼児~学童用(1歳~11歳ごろ):44cm~48cm
・学童用(3歳~11歳ごろ):23.5cm~40cm
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コンパクトチャイルドシートの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのコンパクトチャイルドシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ぴったりなサイズで便利なチャイルドシートを選ぼう
コンパクトチャイルドシートをご紹介しました。大切な子どもを乗せるためだからこそ、安全性は重要ですが、より快適に車に乗るためにも車内空間の確保は外せません。コンパクトタイプのチャイルドシートを選べば軽自動車やコンパクトカーでもゆったりとした車内スペースを確保することができます。
使用したい期間や子どもの年齢によっても使えるチャイルドシートも異なりなす。この記事を参考に、各ご家庭に合ったチャイルドシートを選んで、ドライブを快適に過ごしてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「ベビー・キッズ」「美容・健康」カテゴリーほか、レディース向け商材全般を担当。妊婦・育児・女性向け雑誌の編集歴約15年で、ママやパパ、医療・美容関係者、製造メーカーへの取材経験は3000件以上。「ママやパパ、子供にとって本当にいい物をおすすめする」が信条。