離乳食はいつまで与えるもの? 幼児食への切り替えのタイミングも知りたい!
離乳食は1歳~1歳6カ月頃までに終わる赤ちゃんが多いです。離乳食デビューが生後5~6カ月頃なので、離乳食期間はおおよそ1年間。離乳食をはじめるタイミングと終わるタイミングは早すぎても遅すぎてもよくありません。
1歳~1歳6カ月頃は「離乳食完了期」と言い、離乳食から幼児食に移行する期間でもあります。手づかみで食べやすいおにぎりや野菜スティックなど、子供が選びながら楽しんで食事ができるように工夫するのも大切です。ベビーフードも、幼児食に移行しやすいようなものを選ぶようにしてみてくださいね。
離乳食から幼児食への移行のタイミングを教えて!
上でも紹介した通り、幼児食に移行するタイミングは1歳~1歳半ごろが多いです。自分の前歯で食べ物を噛みきり、噛み潰せるようになったら徐々に幼児食に移行してみましょう。
幼児食なので、大人と完全に同じものを食べるわけではなく、大人の食事よりも柔らかめ、味は薄めにするなど調整が必要です。幼児食も、お子さんがママ・パパと一緒に楽しく食事することが一番! 大人と同じ食生活のリズムをつけながら、栄養を摂ることが目的です。お子さんと一緒に食事を楽しみながら成長を見守っていきましょう。
1歳4カ月頃のベビーフードの選び方 成長に合わせて栄養バランスも考えよう!
食育スペシャリストのとけいじ千絵さんに、1歳4カ月ごろの赤ちゃん向けベビーフードを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
子どもの月齢、発達段階に沿ったものを選ぶ
歯の生え方には個人差があり、既に奥歯(第1乳臼歯)が生えている子もいれば、まだ前歯も生えていないという子もいます。
そのため、赤ちゃんの発育と咀しゃく力に合ったベビーフードを選ぶことが大切です。
離乳期後期のベビーフードは、口腔内の発達がゆるやかな子でも食べられるように、少しやわらかめで作られています。
咀しゃく力を鍛えるためには、少なくとも「1歳以上」の表記があるものを選びましょう。
そうでないものは、大きめ・かために切った食材を組み合わせたり足してみたりするといいかもしれませんね。また離乳期初期向けのものは、ソースとして使用することもできます。
栄養バランスで選ぶ
この時期の赤ちゃんは、栄養のほとんどを食事からとるようになります。つまり、食事の「栄養バランス」が大事なのです。ベビーフードを上手に利用して、幅広い食材から栄養をとるように心がけましょう。
毎日の食事がお肉ばかりに偏りそうな場合は、ベビーフードで野菜を取り入れるのも1つの方法です。
お魚の調理法で悩む場合は、離乳食初期の野菜ペーストなどを魚のソースとして使うのがおすすめ。
忙しくてバランスを考えている余裕がない時は、一食分の栄養がきちんととれるよう計算されているものを選ぶのもいいですね。
毎日の食事作りに疲れてしまわないように、外出時以外にも、ベビーフードを上手に取り入れてみましょう。
普段選ばないメニューを選ぶ
1歳4カ月ごろの赤ちゃんは、1日3回の離乳食も軌道にのり、食べる量も増えてきたころではないかと思います。
それと同時に、離乳食のマンネリ化が進むころです。作る方もバラエティに富んだメニューを作るのは大変ですし、赤ちゃんも食べるのに飽きてくる時期でもあります。
そんな時は、普段自宅では作らないメニューのベビーフードを選んでみましょう。含まれている原材料はあらかじめ確認してくださいね。
苦手なものをベビーフードで挑戦してみよう
1歳から1歳半は、少しずつ好き嫌いが出てくる時期です。今まで当たり前のように食べていた特定の食材を嫌がる子もでてきます。
「せっかく手作りをしたのに食べてくれない!」とやるせなくて泣きそうになってしまうこともありますよね。そんな時は、子どもが苦手にしている食材がはいったベビーフードをあげてみてください。
実は、手作りの離乳食は食べないけれど、市販のベビーフードなら食べられるという子は結構多いのです。
だしをしっかりとっていたり、家庭で使わないスープで煮ていたりするので、赤ちゃんの嗜好が変わる場合があります。ぜひ、ベビーフードを利用していろいろな食材にチャレンジさせてあげてくださいね。
食事から栄養をとる習慣の助けにしよう! フードアナリスト/食育スペシャリストからのアドバイス
食べる量もとる栄養も増えてきたこの時期。長かった離乳食期はもうすぐ終わりです。
幼児食への移行期にもなるこの時期は、3食規則正しく、栄養のあるものをよく噛んで食べることが大切です。
また、赤ちゃんに合ったかたさや味付け、分量の商品を選ぶのも大きなポイント。ベビーフードを上手に取り入れながら、食事から栄養をとる習慣をしっかりつくってあげましょう。
1歳4カ月ごろのベビーフードおすすめ8選 有機野菜やオーガニックも!
うえでご紹介した1歳4カ月ごろの赤ちゃん向けベビーフードの選び方ポイントをふまえて、食育スペシャリストのとけいじ千絵さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ごろっと具材で噛む練習にも
1歳4カ月ごろからのベビーフードで、ビッグサイズになっています。香辛料を使わずに仕上げたカレーで、やわらかい野菜や鶏肉などの具材がごろっと大きめに入っているのが特徴です。食事をしっかりよく噛んで食べる練習にも向いています。
カレーのみのパウチのため、そのままご飯や麺類にかけたり、おかずのアレンジとして使ったりなどいろいろな使い方ができます。
お出かけに便利なお弁当タイプ
和光堂のベビーフード、「彩り野菜の豚丼」と「具だくさん豚汁」がセットになったお弁当タイプのベビーフードです。パウチタイプでバランスよく食事ができるため、外出先などでそのまま使用できます。
食べる量の増えてきた1歳4カ月ごろの子どもにぴったりの分量です。7大アレルゲンを使用していないため、アレルゲンが気になる子どもにも向いています。

栄養バランスまで考えられている安心感
離乳食から栄養のほとんどをとるようになると、この食事内容で栄養は足りているのかと心配になりますよね。そんな時は、管理栄養士さんが作ったレシピがぴったりです。
こちらの商品は、このころの月齢の子どもに不足しがちな1食分の鉄とカルシウムがしっかり入っているので、とても安心。容量もたっぷり入っていて、3種類の味が楽しめるのも嬉しいポイントです。

長期保存を実現! 6つの味が楽しめる
栄養バランスが心配な人は、お粥(軟飯)を具材が入っている炊き込みご飯に変えてみましょう。こちらの商品は、野菜や鶏肉が入っているため、お粥(軟飯)をこれに変えるだけで、幅広い栄養をとることができます。
ただし、小麦や大豆、そのほかたくさんの食材が入っているため、食物アレルギーが心配な方は、表示を十分にチェックしてくださいね。
野菜をいつものご飯に手軽にプラス
1歳4カ月ごろの子どもは食べものの好みが少しずつ出てくる時期です。なかなか野菜を食べない子どもに野菜を食べさせたいときに試したいベビーフードがこちらです。
鶏肉と野菜をやわらかく煮込んで、りんごの甘みをプラスしたチキンライスの素になっています。ご飯に混ぜるだけで野菜が取れるチキンライスが完成します。

香る天然一番だしのお粥
1歳4カ月ともなると、大人の食事からの取り分けが増え、外食でも食べられるものが多くなってくる頃だと思います。しかし外食は概して味付けが濃いもの。そんな時は、お粥だけでも持っていくといいですよ。
万が一外食先に行って、食べられるものがない! となったときにも安心です。こちらのお粥は、天然だし仕立てになっているので、普通のお粥より満足感があります。レトルトパウチタイプで軽く場所をとらないので持ち運びにもとても便利です。

クリーンな土地のオーガニックフード
普段の献立でマンネリが心配な方におすすめしたいバラエティセットです。こちらのベビーフードの原産国は、オーガニック国としての知名度も高いニュージーランド。日本でなかなか調達できない食材を使用しており、国内で作られるものとは違った味を楽しめます。
対象年齢は5歳までのため、離乳期が終わっても長く使えるのがうれしいですね。
和食で食材をバランスよく食べよう
鶏がらスープとかつお昆布だしからとったうまみで、鶏のささみと山の幸をやわらかく炊き上げた五目ごはんのベビーフードです。こちらのベビーフードひとつで、炭水化物、野菜、たんぱく質の3グループ合計11品目をバランスよく食べられます。
和食に触れさせたいときや、主食でバランスよく栄養を摂取させたいときにもぴったりです。
「1歳4カ月頃のベビーフード」のおすすめ商品の比較一覧表
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