サイクルキャップについて
サイクリングを楽しむときはサイクルメットを装着しますが、その下にかぶるのがサイクルキャップ。特徴は、一般のキャップよりもつばが短く、全体的に小さめのデザインになっている点になります。
サイクルキャップをかぶらない方もいますが、サイクリストの天敵である風の抵抗を感じにくい、前傾姿勢になっても視界が良好に保てるなど、快適なサイクリングには欠かせないアイテムと言えるでしょう。かぶるメリットがあるのはもちろんですが、おしゃれなコーディネートを楽しむこともできます。
より楽しいサイクリングのためにも、お気に入りのサイクルキャップを手に入れてください。
サイクルキャップをかぶるメリット
まだまだサイクルキャップをかぶらない方は多いようですが、そのような方のためにもサイクルキャップをかぶるメリットについて説明しましょう。
これからサイクリングを楽しもうという初心者の方にも役立つ情報です。
額からの汗を吸い取る
サイクルキャップのメリットのなかで、もっとも大切なのが吸汗機能です。サイクリングをしていると、額から落ちてきた汗が目に入ることがあります。とくに夏のサイクリングでは、大量の汗をかくので、視界が遮られて危険。
サイクルキャップをかぶることで、汗を吸い取ってくれるため、しっかり視界を確保し、日焼け止めが汗で流れ落ちるのを防いでくれます。
ヘルメットがぴったりフィット
実際にサイクルキャップをかぶっている方は、ヘルメットの装着感のよさを感じていることでしょう。サイクルキャップは頭とヘルメットのスペースを埋めてくれるので、ヘルメット着用時の違和感を軽減できます。
また、ヘルメットのフィット感をよくするのも、サイクルキャップのメリットです。走行中もヘルメットがぐらつかないので快適なサイクリングを楽しめます。
日差しを防ぐ
快晴の日にサイクリングをすると、直射日光で前方が見えにくくなることがあります。そのようなときに日除けになるのが、つば付きのサイクルキャップです。
つば付きのサイクルキャップをかぶることで、紫外線から目を守り、視界を確保できます。さらに、サングラスと組み合わせれば、目に与えるダメージをより抑えることが可能です。
冬の防寒対策になる
四季折々の風を受けて走るのは、サイクリングの楽しみのひとつです。ですが、秋や冬の寒いシーズンに使いたいのが、防寒対策されたサイクルキャップ。フリースや裏起毛の素材を使っているモデルなら、頭部を寒さから守ってくれます。
頭部を寒さから守るのも、サイクルキャップのメリットです。寒い季節でも自転車を漕いでいると汗をかきますが、防寒性だけでなく速乾性や透湿性のあるキャップもあります。
髪型が気にならない
ヘルメットをかぶっているとどうしても髪型が崩れてしまいますが、これはサイクリストの悩みのひとつ。ですが、サイクルキャップをかぶれば、髪に変なクセがついたり、乱れを防いでくれます。また、食事や休憩時はサイクルキャップをかぶっていればいいので、乱れた髪の毛は周囲にバレずにすみます。
なお、髪の長い方はサイクルキャップでまとめることができます。これで、髪の毛の乱れを気にせずにサイクリングに集中できるでしょう。
髪型を気にする方にとっては、髪型の崩れを防ぐというのもサイクルキャップのメリットと言えます。
サイクルキャップの選び方
サイクルキャップにはいくつかのタイプがあり、素材や機能によってもさまざまなモデルがあります。購入するときの目安になるように、サイクルキャップを選ぶときのチェックポイントについて説明していきます。
【1】形状
【2】素材
【3】抗菌防臭やUVカットなどの機能
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】形状をチェックする
サイクルキャップには「つばつきタイプ」「ビーニータイプ」「バンダナタイプ」の3つがあります。それぞれの特徴について知っておいてください。
つばつきタイプ|普段使いもできる
一般的なサイクルキャップはつばつきタイプです。普通のキャップよりもつばの長さが短いのが特徴。つばがないと光が目に入って前方が見にくくなりますが、つばつきなら日差し除けに役立ちます。
つばがあるので自転車に乗らないときでもかぶることができ、ファッションアイテムにも便利。モデルの数が多く、さまざまなデザインから選べます。
お気に入りのつばつきタイプをひとつ持っておくと、なにかと便利使いができるでしょう。
ビーニータイプ|ぴったりフィットし、汗かき向き
つばのないタイプで、ヘルメットの下にすっぽり隠れてしまうのがビーニータイプのサイクルキャップです。メッシュになっているモデルが多く、ぴったりフィットするのが特徴。
防寒用にフリース素材を使ったモデルもあり、値段もリーズナブルなものが多く、コスパにすぐれたタイプです。
汗止め機能が高いので、汗かきの方に向いています。
バンダナタイプ|締め付けを自分好みの調節できる
バンダナのように頭の締めつけをこまかく調整できるのがバンダナタイプの特徴です。圧迫感を軽減できるので、ぴったりしたフィット感が苦手な方に向いています。
後頭部に垂れた布で後ろからの日差しを遮ることができ、夏の日焼け止めや冬の防寒用にも役立ちます。
見た目のかっこよさもあり、サイクルキャップでおしゃれをしたい方におすすめです。
【2】素材を確認
サイクルキャップを選ぶときは素材も大事なチェックポイント。夏用には風通しのいいメッシュやポリエステル素材を選びましょう。ポリエステル素材は吸水速乾性にすぐれているので、汗かきの方にぴったりです。
冬用にはフリースやニット素材のモデルを選んでください。肌触りがよく、裏起毛のサイクルキャップは厳しい寒さから守ってくれます。
【3】抗菌防臭やUVカットなどの機能の有無を忘れずに
サイクルキャップは吸水速乾性のあるものがおすすめですが、そのほかに必要な機能は抗菌防臭加工です。長い時間かぶっていることもあるので、抗菌防臭加工されていれば細菌の繁殖を防き、においの発生を防いでくれます。
また生地に紫外線吸収剤などをなじませたUVカット機能があると、日焼けや肌へのダメージを防げるので疲労軽減にも役立ちます。
ヘルメットと併用し効果UP
サイクルキャップはヘルメットの下に着用するファッションアイテムです。カジュアルなものやカラフルなものなど種類が豊富なので、ヘルメットやウェアのデザインと合わせるのがスタイリッシュです。
機能面で選ぶ際はお持ちのヘルメットの機能を補うタイプのものを選びましょう。遮光性、通気性、クッション性、防寒性など様々な視点で選択肢があります。
サイクルキャップのおすすめ18選
豊富にあるサイクルキャップのなかから、厳選したモデルをご紹介します。
Santic(サンティック)『サンティック シャゼル キャップ』は、つば付きタイプです。他のスポーツでも使いやすい、シンプルなデザインになっています。とても軽量で折りたたみやすく、使用しない際の携帯性にも優れています。

さまざまな用途に使えるサイクルキャップ
速乾性と通気性にすぐれたサイクルキャップで、頭の蒸れを防ぐことができます。汗をすぐに吸収できるので、つねにさわやかな状態でサイクリングを楽しめるモデル。
サンティックのロゴがフロントにあしらわれており、おしゃれなアクセントになっています。後部には、調節可能なプラスチック製バックルがついていて便利です。
サイクリングだけでなく、ランニング、登山、ゴルフなどさまざまな用途に使えます。
ROCKBROS(ロックブロス)『インナーキャップ 春夏用 サイクルキャップ』は、ビーニータイプのキャップです。
水泳キャップのように耳まで覆うことができ、走行中の空気抵抗を防げるだけでなく、ホールを通すことでサングラスも使用できます。

サングラス使用に便利なホールつき
つばのないビーニータイプのサイクルキャップ。UPF50(紫外線保護指数)対応のUVカットを採用しているので日焼け防止になり、通気性のよい素材で蒸れを防ぐことも可能です。
ひんやり接触冷感素材によりクールな着け心地があり、汗止めとかっこよさを両立させたモデル。メガネ穴つきなので、サングラスを使用する方に適しています。
Halo(ヘイロ)『バンダナ』はその名の通り頭の後ろで結ぶタイプなので、頭部にフィットしやすくなっています。銀イオン加工された素材を使っているため、汗の臭いを抑える効果があり、特に夏にはうってつけです。

通気性にすぐれたバンダナタイプ
バンダナタイプのサイクルキャップ。バンダナ部分の縫い目がフラットなので、着用したときになめらかな質感と快適なフィット感があります。
頭部を覆う部分はマイクロメッシュ構造になっており通気性がよく、汗をかいても熱を逃がして涼しいです。
1年を通して使うことができ、バンダナのように後ろでしっかり結びながら調整できます。
新素材で接触冷感を実現
新素材のSHELTECHを使用したサイクルキャップです。ストロー形状の中空糸にセラミックスなどの粒子を練り込んでおり、暑い季節に接触冷感機能を発揮。また、中空糸によって吸水性と速乾性が高まります。
後頭部のアジャスターでサイズの微調整も可能です。ベースボールキャップ風のデザインは、ふだん使いもでき、手洗いも可能。いつも清潔に使用できます。
機能性とフィット感重視のモデル
つばのないビーニータイプのサイクルキャップです。生地に銀イオン加工をほどこした吸水速乾素材を採用したモデルで、汗を吸収してすぐに乾きます。
また、抗菌防臭加工もされていて、細菌の増殖を抑えることも可能。ヘルメットの下に着用しますが、縫い目がフラットになっていて、滑らかな質感と快適なフィット感が体験できます。
時代を超えて愛されているモデル
カラーが全10種類と豊富なので、自分のスタイルに合わせてモデルを選べます。チネリのロゴがつばにアクセントされており、おしゃれ感を楽しみたい方に人気のサイクルキャップです。
コットンとポリエステル素材を使用し、かぶり心地のよさが特徴。つばで日差しを遮ることができ、汗止めにもなります。
チネリのスーパーコルサは発売から40年以上経った今もレースなどで愛用されるなど、時代を超えて愛されているサイクルキャップと言えるでしょう。
多機能で実用的なモデル
手袋の製造販売で80年の歴史を誇る会社で開発されたサイクルキャップです。各種の機能性にすぐれており、吸水速乾性、UVカット、接触冷感、スピード消臭が特徴。
素材にクロスクールを採用しており、洗濯しても性能を落とすことなく、常にひんやりした装着感を体験できます。伸縮性にも優れており、実用的なサイクルキャップを求めたい方にふさわしいモデルです。
ベルギーラインがアクセント
サイクルウェアのブランドとして人気が高い、「カペルミュール」のサイクルキャップ。キャップのセンターには、ベルギー国旗のラインがあしらわれており、おしゃれ感を求める方にぴったりです。
UPF50(紫外線保護指数)のUVカットと撥水加工が施されています。側面にダーツを入れてあるのでゆとりがあり、かぶりやすいのが特徴です。
4色のカラーは、どんなサイクルウェアにも合わせやすくなっています。
頭をクールにたもつ夏用キャップ
キャップのつばの部分は伸縮ポリエステルの織物素材を使用しており、なめらかな肌触り。頭部は通気性の高い伸縮ポリエステルを使用し、涼しさを体感できる夏用のサイクルキャップです。
フロント部分にカステリのロゴがあしらわれており、おしゃれ感を演出したい方に向いています。空気の流れをコントロールし、つねに頭をクールに保つことが可能。
夏などの暑い日にサイクリングを楽しみたい方にぴったりのモデルです。
日本の気候に合わせた国産ブランド
メッシュ素材を使用した、涼しさを感じられるサイクルキャップです。吸水速乾性に優れており、ヘルメットをかぶっていても通気性によって頭部をクールに保ちます。
また、夜間の視認性を高める再帰反射素材を使用しているので、夜間でも不安のない走行が可能です。
遊び心にあふれたイタリア製
赤いハートマークをあしらった斬新なデザインのサイクルキャップ。おしゃれなモデルなので、休日にのんびりとサイクリングを楽しみたい方にぴったりです。
素材にポリエステルとコットンを使用しており、装着感にすぐれています。イタリア製らしい遊び心にあふれたサイクルキャップで、さまざまなスポーツやレジャーなどにも使える製品です。
冬にぴったりの耳当てつきキャップ
冬の冷気をブロックする耳当てキャップつきのサイクルキャップで、裏起毛になっており寒い季節にはありがたいモデルです。
深めにかぶれば頭部全体を覆うことができるので、冬の時期にはぴったり。ウール素材を使っており保温性もあるため、サイクリング以外にも使えます。
ポリエステルの速乾性・通気性とウールの保温性・抗菌防臭性を両立させたハイブリッドなキャップです。
アジア人向けのカッティング
欧米人とアジア人とでは頭部形状が異なりますが、このサイクルキャップはアジア人に合わせた作りになっているのが特徴です。
着用時に頭と顔のバランスが美しく見えるように独自のカッティングがほどこされ、従来のアジャスターに変わるストレッチバックパネルを採用。自分好みの深さを自在に調整できます。
吸水速乾素材を使用し、フロントからリアへ空気が抜けやすいエアロメッシュ構造です。
ロングライディングに適したおしゃれなモデル
サイズフリーのユニセックスで男性でも女性でも着用できるサイクルキャップです。吸湿速乾性と高いUVカット性が特徴で、伸縮性と抗菌性も備わっています。
長時間のロングライディングに適したモデルで、カラフルなデザインはおしゃれを楽しみたい方にもぴったり。夏の日差しの下でも紫外線の不安を感じずにサイクリングを楽しめます。
手洗いできるので清潔に使える
コットン素材を100%使用しているサイクルキャップで、手洗いができるのが特徴。汚れてもすぐに洗えるのでいつも清潔に使用できます。
ナノテクノロジーを応用した多機能素材を採用しており、撥水性、速乾性、汚れが落ちやすいなどの機能が備わっているモデル。
サイズ調整も57~59cmまで可能なフリーサイズとなっています。
パールイズミ(PEARL iZUMi)『プリント サイクルキャップ(471)』
デザインで選べる国産モデル
こまかい色彩や模様でデザインしたおしゃれなサイクルキャップで、好みに合わせて5つのデザインから選べます。基本的な機能も搭載されており、吸水速乾性で汗止めも可能。
UVカットだけでなく、夜間の視認性を高める再帰反射機能もあります。光を反射させるので夜間の走行も不安がありません。
国産ブランドの「パールイズミ」は日本の気候に合わせたモデルをラインナップしています。
スマートにおしゃれを楽しめるモデル
2タイプ、6種類のモデルから選べるサイクルキャップです。好みによってつばにカラーラインの入ったタイプも選べます。見た目をスマートに演出したい方にぴったりのモデル。ファッション性を楽しみたいサイクリストにおすすめです。
耐久性の高いポリエステル素材を使用しており、通気性にもすぐれています。暑い季節に適したメッシュ素材を採用。夏に着用したいモデルです。
寒い季節にうれしい起毛素材を使用
秋から冬にかけての寒い季節に適したサイクルキャップ。起毛素材を採用しているので、軽くて暖かいのが特徴です。
サングラスの柄が通せるアイウェアホールつきで、メガネを使用する方にはとても便利。耳の部分はメッシュ素材を使用し、外の音が聞きやすくなっています。
会話をしながらツーリングをする方にはうれしい設計です。
「サイクルキャップ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サイクルキャップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのサイクルキャップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの注目アイテムはこちら!
楽しいロードツーリングを!
サイクルキャップには、つばつきのものだけでなく、季節やシーンで、ビーニータイプやバンダナタイプを使い分けると、楽しさも3倍になります。
厳選したサイクルキャップをご紹介してきましたが、まだ数多くのモデルがあります。選び方を参考に、ぜひお気に入りを見つけてください。
風を切りながら快適なサイクリングを楽しむためにも、おしゃれなサイクルキャップを着用しましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。 現在は独立して自転車店を経営している。 大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。 特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。