マイクアームとは?
YouTubeなどでゲーム実況を配信する人や、音声収録、演奏収録などをする人にとって、マイクアームはとても便利な商品です。マイクを好きな位置に固定でき、手でほかの作業をすることもできます。
マイクアームを机の端などにクランプで取り付けることによって、机のうえのスペースも有効に活用でき、机の振動もマイクに伝わりにくくなります。
マイクアームの選び方
ここからはマイクアームの選び方をチェックしていきましょう。主なポイントは下記の5つになります。
【1】取り付け方法で選ぶ
【2】アームの長さで選ぶ
【3】挟める厚さで選ぶ
【4】耐荷重で選ぶ
【5】スプリングが外付けか内蔵かどうかで選ぶ
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務の山野辺祥子さんのアドバイスもご紹介しています。使用するマイクや、設置するデスクまわりなどもしっかり考慮して選ぶことが大切です。自分の作業環境にあったマイクアームを選ぶために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【1】取り付け方法で選ぶ
マイクには「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」があります。マイクアームに取り付ける場合は、ダイナミックマイクはマイククリップを使って取り付けます。コンデンサーマイクを取り付ける場合は、ショックマウントを使用して取り付けます。これらの部品を使用せずに、マイクのねじ穴を使って直接取り付けるタイプのものもあります。
マイクアームを選ぶときは、使用したいマイクにあった取り付け方が可能かどうかをよく確認してください。
【2】アームの長さで選ぶ
マイクアームをどの位置に設置したいのかを考え、商品のアームの長さを確認して選ぶことが大切です。デスクの横側に設置したい場合は、アームの長さはそんなに必要ではありませんが、パソコンの裏側に設置してパソコンのうえからマイクを出す形にしたい場合は、ある程度の長さが必要です。
自分の作業環境をよく確認して、ぴったりと合った長さのアームを持つ商品を選ぶといいでしょう。
【3】挟める厚さで選ぶ
マイクアームを選ぶときには、設置したいデスクの厚さに対応した商品であるかどうかを確認することも重要です。デスクを挟むクランプ部分の最大開口値をチェックしましょう。
クランプ部分にクッション加工がされているものや、シリコン加工がされているものもあります。大切なデスクを傷つけないよう、クランプ部分がどのような仕様になっているかしっかり確認してください。
【4】耐荷重で選ぶ
使用するマイクの重さに耐えられるマイクアームを選ぶことも重要です。商品のスペックをしっかりと確認して、耐荷重がどのくらいなのかをチェックしてください。
マイクアームの耐荷重をオーバーしたマイクを設置すると、アームが重さに耐えられず倒れてきてしまうおそれがあります。反対に軽すぎるマイクを設置した場合も、商品によってはマイクが上に上がってしまうかもしれません。
【5】スプリングが外付けか内蔵かどうかで選ぶ
アームを支えるスプリングが、外付けタイプなのか内蔵タイプなのかで選ぶこともできます。外付けタイプの商品はリーズナブルに購入することができますが、スプリング部分が見えてしまうため、すっきりとした見た目ではありません。
スプリング内蔵タイプは値段が高めになりますが、アームの中にスプリングが内蔵されているので、すっきりと美しいデザインです。さらに操作性が滑らかで静かな商品が多い傾向があります。
両手や机上が空いて操作性が向上するマイクアーム ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務がアドバイス
マイクアームはマイク使用時の操作性を高めてくれる便利なアイテムです。使用するマイクの形状もかんがみ、なおかつ周辺機器などに干渉しないタイプのものを選びましょう。
クランプ部から振動が伝わりにくいなど余計な音を拾いにくいものが向いていますし、安定してマイクが固定できるかどうかも考慮しましょう。また、ケーブル留めもあるとより使いやすく、見た目もすっきりします。
マイクアームのおすすめ商品 ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務の山野辺祥子さんと編集部が選んだ
ここからは、実際にマイクアームのおすすめ商品をご紹介しています。【スプリング内臓タイプ】と【スプリング外付けタイプ】にわけて掲載をしていますのでぜひ、自分に合った商品を探してみてくださいね。
▼【スプリング内臓タイプ】マイクアームのおすすめ6選
スプリング内蔵型で美しいたたずまい
スプリング内蔵型のマイクアーム。マイクのケーブルもアーム部分に格納できるデザインなので、すっきりとしたたたずまいです。C型クランプを机などにしっかりと固定すれば、アームのぐらつきや軋み音がなく、スムーズな操作性を実現してくれます。
見た目が美しいので、動画配信などでわざとマイクアームを画面に映してもいいですね。
最大2kgまでのマイクに対応
最大2kgまでのさまざまなマイクを取り付けることができるマイクアーム。しっかりとした作りで、アームの操作もスムーズに行えます。マイクのケーブルは付属の面ファスナーで固定する仕様です。使用しないときは折りたたんでコンパクトにできるデザインとなっています。
マイクホルダーのネジサイズが5/8インチで、変換アダプターが付属されていないので、お持ちのマイクのスペックをよく確認してください。
スプリング内蔵型なのにリーズナブル
リーズナブルに購入できるスプリング内蔵型マイクアーム。すっきりとした見た目で、取り付けもかんたんにできます。クランプで机の横側などに固定して使用するので、机の上のスペースを有効に活用できます。
高さの調節や左右の回転も自由自在にすることができます。マイクのケーブルは付属のケーブル留めでアームに取り付ける仕様で、見栄えよく配置することが可能です。
elgato(エルガト)『Wave Mic Arm サスペンションブームアーム』は美フォルムで、細かな位置調整が可能。ボールヘッドが付属しているのでマイクの取り付けに自信がない方も安心です。

スムーズな操作性のスタジオクラス
360度回転するアームでスムーズな操作が可能なマイクアーム。望むところにらくにマイクを移動することが可能です。15cmの延長ポールが付属しているので、もっと高さを出したいというときに使用できます。
付属されているカウンターウェイトを使って重心を固定することで、アームの調整中にマイクの位置がふらふらと動くこともなく、ストレスなく使えるマイクアームです。
キョーリツコーポレーション『グースネック 卓上マイクスタンド』は在宅ミーティングの集音環境を向上させたい方などにもおすすめ。難しい操作が必要なく、机に取り付けてすぐ使用できる手軽さがポイントです。

グーズネックタイプで自由自在に調整可能
マイクの位置を自由に動かすことができる、グースネックタイプのマイクアーム。しっかりとした作りになっていて、マイクの位置が下がってくるということもありません。直径約2.5cmまでのマイクに対応するマイクホルダーが付属しています。
取り付ける机は約46mmの厚さまで対応。取り付けもかんたんにでき、使用感にも満足できるマイクアームです。
滑らかな動きのプロフェッショナル仕様
軽量のマイクにも対応し、滑らかで静かな動作が可能なマイクアーム。アーム部分にはネオプレン製のアームカバーを使用し、触り心地がよくなっています。
マイク接続部が360度回転する仕様となっているので、お好みの位置にマイクを配置することができます。シンプルなデザインで、スムーズな操作性のスタジオ級マイクアームを探している方にぴったりの商品です。
▼【スプリング外付けタイプ】マイクアームのおすすめ6選
VISUALBEATS(ビジュアルビーツ)『マイクアーム』は、多種のマイクに対応するのでお手持ちのマイクが使いやすいでしょう。ケーブルバンドや説明書も付属、シリコンパッドは振動も吸収してくれそうです。

音楽制作会社が企画したマイクアーム
最大2kgまでの重さのマイクを取り付けられるマイクアーム。音楽制作会社がユーザーの要望などを反映して企画した商品です。机に取り付けるクランプ部分にはシリコンを使用し、滑りにくい仕様となっています。クランプ対応幅も最大68mmと大きめです。
ダイナミックマイク用のマイクホルダーとコンデンサーマイク用のショックマウントも付属しています。
ショックマウントとポップガードも付属
マイク取り付け部分が最大270度回転するマイクアーム。土台部分も360度回転するので、お好みのポジションにマイクを設置することができます。
直径48mmから52mm、550g以下のコンデンサーマイクに対応し、ショックマウントとポップガードも付属したリーズナブルな商品。初めて動画配信を始める人にもぴったりです。
折りたたみ式で持ち運びにも便利
スチール製のしっかりとした作りのマイクアーム。テーブルの横側などに取り付けて、マイクをお好みの位置で使用することができます。クランプは45mm以下の机に使用可能。取り付けもかんたんにできます。
マイククリップホルダーが付属されていて、標準的なサイズのハンドマイクを取り付けることができます。マイクの前につけてポップノイズを軽減してくれるポップフィルター付きなのもうれしいですね。
厚さ60mmのテーブルにも対応
最大1.8kgのマイクを装着できるマイクアーム。鋼製の3本の下部アームが、しっかりと支えてくれるので、安定感がバッチリです。ベース部分にヘッドセットをかけて収納することもできます。
マイククリップが付属され、ポップノイズを軽減してくれるポップフィルターも付属されています。自分が望む場所にマイクをストレスなく配置できる商品です。
4本の外付けスプリングでしっかり支える
4本のスプリングでしっかりと支えてくれる、フレキシブルな動きが可能なマイクアーム。お好みの位置にマイクを設置することが可能な便利な商品です。
クランプ部分にはクッションがついているので、設置する机などを傷つけません。使用しない時には折りたたんでコンパクトにしておくことも可能。リーズナブルに購入できるので、マイクアームをはじめて使う人にもぴったりです。
取り付けがかんたんですぐに使える
さまざまなコンデンサーマイクに対応するマイクアーム。ショックマウントも付属していて取り付けもかんたんで、すぐに使い始めることができます。アームを自由に動かすことができ、お好みの位置にマイクを動かすことができます。
ポップノイズの軽減とマイクに飛沫が付着することを防いでくれるポップガードが付属。2重メッシュで丈夫な作りになっています。
「マイク アーム」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マイク アームの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのマイク アームの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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使う環境を考えて自分にあったマイクアームを選びましょう!
この記事では、マイクアームの選び方やおすすめの商品を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
自宅で音声配信をしたり、ゲーム実況配信をするのに大活躍してくれるマイクアーム。ちょうどいい位置にマイクを配置することができるので、ストレスなく作業できてとても便利です。
この記事で紹介してきたマイクアームには、さまざまな価格帯と機能に特徴がある商品があります。作業環境にあうマイクアームを上手に選んでくださいね。
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武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。 音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。 現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。