レーダー探知機の役割
レーダー探知機は、もともとオービスという速度取締装置を事前にドライバーに知らせるツールです。事前に察知することでスピードを抑え、事故を未然に防ぐ役割を果たします。
最近のモデルはオービスのレーダー波をキャッチするだけでなく、GPS機能を利用して事故の多発するポイントを事前に教え、緊急車両の無線もキャッチ可能です。
車内にレーダー探知機を設置すれば、ドライバーをしっかりサポートしてくれます。
レーダー探知機のメリット
ハンドルを握るときは誰でも事故に遭わないように気をつけます。しかし、道路標識や信号、注意喚起の表示などを見逃さないとは言えません。一瞬の油断が事故につながるのです。
そのようなときでも車内にレーダー探知機が設置してあれば、未然に危険を回避することができます。
事故の予防はもちろんですが、快適な運転のためにもレーダー探知機は役立ちます。
レーダー探知機の選び方
レーダー探知機にはいろいろなモデルが発売されています。モデルによって搭載されている機能が違いますし、取り付けのタイプや給電方法などもさまざまです。
自分の車に設置できるか、 必要な機能が搭載されているか、事前にしっかりチェックしておく必要があります。
ポイントは下記。
【1】速度取り締まり装置の種類を確認する
【2】形状とタイプを確認する
【3】給電方法を確認する
【4】GPS機能の有無を確認する
お店で選ぶときに迷うことのないように、上記ポイントについて説明していきます。
【1】速度取り締まり装置の種類を確認する
速度取締装置のオービスには、いくつもの種類があります。レーダー探知機によっては感知できないものもあるので、 取締装置の種類について確認してください。
レーダー式
古くから設置されているタイプのオービス(速度取締装置)です。レーダー波を走行中の車に照射して、はね返ってきた電波の波長で速度を計測。速度超過の車を赤外線カメラで撮影します。
固定式と移動式があり、固定式は設置場所が特定できます。しかし移動式はどこで取り締まっているかわかりません。
固定式はXバンド、移動式はKバンドのレーダーを使うので、選ぶときは両方に対応しているかどうかチェックしてください。
ループコイル式
ループコイル式はレーダー波を使わないタイプのオービスです。ループコイルを道路に埋め込んで、走行中の車の速度を計測します。
速度超過の車は前方に設置されたカメラで撮影し、高速道路や幹線道路などに設置されているケースが多いです。
一般的なレーダー専用機では感知できず、 GPS機能を搭載しており事前に設置場所をデータ内蔵しているモデルを選んでください。
Hシステム
レーダー式と同じくレーダー波を照射して、はね返ってきた電波で速度を計測します。特徴は道路の上に四角い装置が張り出して設置してあり、レーダー探知機で検知しにくいです。
道路の左右にストロボとカメラが設置され、速度超過の車を瞬時に撮影。メーカーがこの機器の製造を中止したので、 最近は撤去されるケースが増えています。
LHシステム
ループコイル式とHシステムを組み合わせたタイプのオービスです。道路の上部に張り出すように固定され、 数多くの取り締まりに使われています。
高性能なデジタルカメラで撮影し、精度の高さが特徴です。GPS搭載のモデルで設置場所のデータを内蔵したモデルでないと検知できません。
選ぶときは、GPS搭載かどうかチェックしてください。
移動式(車載型)
ワンボックスカーにレーダー照射器とカメラを設置し、移動できるオービスです。速度取締装置を設置できない道路や、警察官が配置できない場所などに利用します。
幹線道路に設置されたオービスを通過後にスピードを上げる車の検知に使われることがあります。
レーダー式とレーザー式や、光センサーで計測する光電管式もあり、光電管式は検知が難しいです。
小型
最高速度が30kmに制限された「ゾーン30」エリアに設置されているオービス。住宅街の生活道路に設置されており、おもに歩行者を守るのが目的です。
レーダー波を計測するので、一般的なレーダー探知機で検知できます。生活道路の電柱や標識の近くに設置されているケースが多いです。
モデルによっては音声やグラフィックの警報で知らせてくれます。
【2】形状とタイプを確認する
レーダー探知機にはワンボディやセパレートなどモデルによって異なるので、形状とタイプについて説明します。
一体型
一体型はアンテナとディスプレイがひとつになったワンボディタイプのことで、おもに 車のダッシュボードに設置するレーダー探知機です。
運転席の目の前に設置するので見やすく、操作がしやすいのが特徴。製品のバリエーションも多いので、好みのデザインを選べます。
一般的なタイプなので、迷ったときには一体型を選べば間違いありません。
ミラー型
ルームミラーに取り付けるタイプのレーダー探知機で、目立つことなく設置したい場合に便利なタイプです。車内のルームミラーと同じ形状になっています。
ダッシュボードの上に設置すると目障りで運転しにくい場合は、ミラー型を選んでください。車内にモノを増やしたくない方にもぴったりです。ただしコスパを重視する方には適しません。
【3】給電方法を確認する
レーダー探知機はモデルによって給電方法が異なるので説明します。
シガープラグ
運転席にあるシガーソケットに装着するタイプのレーダー探知機です。ソケットに挿し込むだけなのでかんたんに使えます。機械などが苦手な方に向いているタイプです。
エンジンと連動しているので、いちいちスイッチを入れたり切ったりする必要がありません。ただし、画面表示がないのでわかりにくいのが難点です。
ドライブレコーダーやカーナビでシガーソケットを使う場合は気をつける必要があります。
ソーラーパネル
太陽の光を電気に変えるのがソーラーパネル型です。太陽光が当たりやすいサンバイザーやダッシュボードに取り付けるタイプで、配線の必要がありません。
手軽に設置できるので、初めてレーダー探知機を使用する方に向いています。車のバッテリーを使用しないので、バッテリー上がりの不安もありません。
シンプルな製品が多く、機能性重視の方は要チェックです。
OBDⅡアダプター
車のコンピューターと連携しているOBDコネクターに挿し込んで電源を取るタイプです。電源の供給だけでなく、 車の走行速度や移動距離などもチェックできるのが特徴。
GPSが測定できないトンネル内などでも位置を特定できますが、設置用のアダプターを別途用意する必要があります。コスパ重視の方には向いていません。
【4】GPS機能の有無を確認する
レーダー探知機にGPS機能があると、自車の走行位置が測定できます。メリットはレーダー波を使わない ループコイル式やLHシステムに対応できる点です。
モデル本体にオービスの位置情報がデータ化されており、接近すると警報で知らせてくれます。レーダー波で測定するオービスにも対応しているので、さまざまなシーンで使えるタイプです。
迷ったらできるだけ新しい機種を選ぶと吉 家電製品総合アドバイザーがアドバイス1
レーダー探知機は年々機能が向上しています。特に液晶画面の表示情報が進化中。よって、機種選びに迷った場合は、発売年月がより新しいものを。
取付けの簡単さを重視するならセパレート型より一体型がおすすめです。ミラー取付けタイプは、取付け予定場所の前面が開けているか要確認。最近はドライブレコーダーや自動ブレーキ用カメラが場所を専有していることがあるからです。
レーダー探知機おすすめ16選【人気メーカー別】
選ぶポイントがわかったら、実際のレーダー探知機を探しましょう。ご紹介するのは厳選した人気メーカーのモデルばかりなので、自分に合った製品を選んでください。
Yupiteru(ユピテル)おすすめ
COMTEC(コムテック)おすすめ
CELLSTAR(セルスター)おすすめ
BLITZ(ブリッツ)おすすめ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
Yupiteru(ユピテル)おすすめ
ユピテルはカー用品の老舗のメーカーで、映像技術、マイクロ波、無線通信技術の開発に定評があります。50年にわたる歴史とブランドで知られているメーカーです。
アニメのキャラクターがアナウンスするレーダー探知機など、個性的なモデルが人気を博しています。幅広いモデルが用意されているので、コスパ重視の方に向いているメーカーといえるでしょう。
ユピテル『レーザー&レーダー探知機 霧島レイモデル Lei05』は、液晶画面に女性キャラクターが表示され警告などをしてくれる商品です。育成ゲームの要素がありドライブが楽しくなりそうです。

霧島レイが警報を教えてくれる
キャラクターの霧島レイが情報を教えてくれるこだわりのモデル。キャラクターデザインは2Dと3Dの2種類から選べ、会話を楽しむこともできます。
エスフェリックレンズを採用しているので、高精度でレーザー光をキャッチ。オプションで衝突警報システムも導入できます。
キャラクターデザインを自分好みに変えられる楽しいレーダー探知機です。
機能充実の上位モデル
セパレートタイプのレーダー探知機で、新型のレーザー光を用いた移動型オービスに対応しているモデルです。人気シリーズ「SUPER CAT」の上位モデルで、 充実した機能が特徴。
広範囲の探知が可能なエスフェリックスレンズを採用しており、微弱なレーザー光も感知できます。レーダー波の誤警報を自動キャンセルできる機能や、住宅密集地での走行をサポートする「ゾーン30警報」など、便利で使い勝手のよいモデルです。
セパレートタイプで好きな場所にディスプレイを設置
3.6インチの大型ディスプレイを搭載したタッチパネル式のモデルです。セパレートディスプレイディスプレイは好きな場所に設置できます。ダッシュボードのうえだけでなく、センターコンソールや宙づりなどお好み次第。
独自の専用高利得アンプICで、速度取締装置を素早く探知できます。そのほかにも誤警報対策、取締中の路線が点滅など、リアルタイムな警報を実現したモデルです。
EV車の充電ステーションも収録
静電式タッチパネル方式を採用し、3.6インチの大型ディスプレイが見やすいレーダー探知機。固定式オービスだけでなく、移動式オービスにも対応しています。
また自動ドアによる誤警報を防ぐ機能や、ファームウェアを自動チェックできる機能など使い勝手にすぐれたモデルです。
EV車やPHV車に必要な充電ステーションを16,700件以上収録してあり、快適なドライブができます。
探知能力がすぐれたモデル
新型のレーザー光を利用したオービスに対応したモデルです。三脚でかんたんに移動できるオービスに対応しているので、通学路やゾーン30などのエリアでも受信できます。
また広範囲探知が可能なエスフェリックレンズを採用しており、微弱なレーザー光もキャッチが可能。従来モデルよりも素早く探知できます。
GPSや取り締まりのデータ数が充実しており、精度の高い探知が可能です。
COMTEC(コムテック)おすすめ2
コムテックは愛知県に本社があり、1985年に設立されました。ドライブレコーダーをはじめ、さまざまなカー用品を送り出している大手メーカーです。
レーダー探知機のバリエーションが豊富なので、機能やデザインにこだわる方に向いているメーカーといえるでしょう。GPSのデータ更新が無料でついてくるので、選ぶときのポイントになります。
コムテック『超高感度GPSレシーバー ZERO 108C』は、シガーソケット電源に挿すだけで、本体に登録されている取締りポイントを警告してくれる製品です。レーダー探知の機能は備えていません。

レンタカーにも使える手軽なモデル
シガーソケットに挿し込むだけで使えるレーダー探知機です。機械が苦手な方にもかんたんに装着でき、コスパ重視の方にもぴったりのモデル。
本体が軽く持ち運びできるので、マイカーだけでなく、レンタカーやカーシェアにも利用できます。6種類の衛星受信に対応しており、取り締まりポイントをLEDと音声で知らせてくれる優れたモデルです。
初心者にも使えるモデル
シガーソケットに挿し込むだけのかんたんに使えるレーダー探知機です。オービスの位置や取り締まりポイントなどをディスプレイで表示し、音声でも知らせます。
シガーソケットがあればマイカーでもレンタカーでも使用でき、配線不要なので誰でも気軽に使用可能です。
レーダー探知機をはじめて使用する方にぴったりのモデル。
CELLSTAR(セルスター)おすすめ
1978年に創業され、神奈川県大和市に本社があるカー用品メーカー。自動車用品やそれに関連するエレクトロニクス製品を数多く手掛けています。製品のクオリティの高さが人気です。
アフターサポートも充実しており、高機能で高品質のレーダー探知機を求める方に向いているメーカーといえるでしょう。GPSのデータ更新が無料なのはうれしいです。
独自のアルゴリズムで誤報を識別
ワンボディタイプの一体型レーダー探知機で、 コンパクトながら機能が充実しているモデルです。レーザー式オービスの受信能力が高く、広角で受信できる光学フィルターを搭載しています。
また誤報となりやすいレーザー受信を、独自の判定アルゴリズムで識別する機能を搭載。ストレスなく使えます。
衛星受信数が4種81基で、測位の精度がとても高いモデルです。
逆送を検知する機能も搭載
レーザー式のオービスに対応したレーダー探知機です。3.7インチの大型ディスプレイや無線LANまで搭載した機能充実のモデル。
7種類の警告パターンが用意されており、好みの警告方法を選べます。光学フィルター搭載でオービスのレーザー波を素早くキャッチ、広角の受信が可能です。
逆送を探知する警告システムも搭載しています。
車内がすっきりのミラータイプ
セパレートタイプのミラー型レーダー探知機です。300mmのミラーとコンパクトなレーザー受信部があり、無線LANも使えます。
ミラー式なので車内をすっきり使えて、本体はお好みの場所に設置可能。ダッシュボードの上に設置したくない方に適したモデルです。
独自の判定アルゴリズムで誤警報を防ぎ、オービスのレーザーを高い確率で識別します。
住宅街のソーン30にも対応
最近増えている高速道の逆走を警告する機能が付いたレーダー探知機です。謝って逆送した場合に警告音や音声で知らせてくれます。また移動式オービスの設置ポイントをデータ収録。接近すると警告音がなります。
住宅街のソーン30エリアにも対応しており、歩行者の保護にも配慮。位置情報を調査して自動的にGPSデータを更新できます。
太陽光で充電できるモデル
ソーラータイプのレーダー探知機で、太陽光で電源を確保。ダッシュボードやサンバイザーに設置すれば、給電のストレスから解放されます。天候悪化でもDCコードで充電できるので、不安なく使えるモデルです。
14種類の無線を識別でき、緊急レベルに合わせて3つのグループにわけた警告が可能。またXバンドとKバンドが受信できます。
軽自動車に適したコンパクト設計
3.7インチのタッチパネル方式のディスプレイを採用しており、使い勝手にすぐれたモデルです。無線LANが搭載してあり、フレデリックスレンズの採用で受信性能が従来製品より2倍高くなっています。
ワンボディのコンパクト設計なので、軽自動車やコンパクトカーにもすっきりと設置が可能。後方からのレーザー受信も検知できるすぐれものです。
LEDの光の色で警告内容がわかる
シガーソケットに挿し込むタイプのお手軽なレーダー探知機。配線がないので設置がかんたんです。エンジンに連動しているので、スイッチのオンオフがいりません。
オービスの位置や取り締まりポイントをLEDと音声で知らせてくれ、 警告内容によって光の色が変化します。速度取締機は赤、取締ポイントは黄色、警察署や検問所は緑など、光の色で判別が可能です。
BLITZ(ブリッツ)おすすめ
日本のカーチューニングビジネスの草分けとして、1980年に設立されたブリッツ。車高調、タービン、コンプレッサー、マフラーなどを製造・販売しています。
1990年からほぼ直線の道でゴールまでの時間を競うDRAG RACEなどに参戦し、レース活動で培った技術を商品に取り入れています。
BLITZ『Touch-B.R.A.I.N. LASER TL311R』は、チューニングパーツメーカーBLITZのロゴが映える商品です。レーダー探知機としての機能はしっかり押さえてあります。

機能じゅうぶんなスタンダードモデル
タッチパネル式の3.1インチディスプレイが見やすい、スタンダードなレーダー探知機。必要かつじゅうぶんな機能を搭載しており、初心者に使いやすいモデルです。
XバンドとKバンドの識別が可能なレーダー波識別に対応しており、固定や移動オービスにも使えます。オプションになりますが、OBDⅡアダプターを使えば温度やエンジン状態もチェック可能です。
ビル街や山間部でも受信できる
ブリッツはチューニングパーツの開発を手掛け、カー用品の総合メーカーとして成長してきたブランドです。この製品のディスプレイはコンパクトですが、必要じゅうぶんな機能を搭載したモデル。
光学フィルターにより離れた場所や広角でオービスをキャッチでき、GPS機能でビル街や山間部でも使用できます。オプションでOBDⅡ接続も可能です。
「レーダー探知機」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レーダー探知機の売れ筋をチェック
楽天市場でのレーダー探知機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レーダー探知機で気をつけたいポイント
はじめてレーダー探知機を導入するときの大事なポイントは、GPS機能が付いているかどうかです。モデルによってはついていないものもありますが、必要ないと思ってもGPS機能があればいろいろなオービスに対応できます。
高機能モデルからコスパの高いモデルまでさまざまですが、自分にとって使いやすいレーダー探知機を選ぶように心がけてください。データの更新が有料か無料かも大事なポイントです。
ドライブレコーダーもチェックしよう!
レーダー探知機の導入を考えている方は、あると便利なドライブレコーダーもチェックしてみてください。昨今問題になっている、あおり運転対策や万が一の事故の際にも役立ちます。
レーダー探知機を導入して快適なドライブを楽しもう
レーダー探知機の選び方やおすすめモデルについてご紹介してきました。レーダー探知機の必要性を感じてなかった方にとっては、有意義な情報だったのではないでしょうか。車の運転には危険が付きもの。ドライバーをサポートするレーダー探知機は、ぜひとも設置しておきたいツールのひとつです。
さまざまなモデルが用意されており、高機能モデルから低予算のモデルまで自分に適した製品を選べます。楽しく快適なドライブをするためにも、レーダー探知機の導入を考えてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。