ルームミラー型ドライブレコーダーの魅力
ルームミラー型ドライブレコーダーは通常のドライブレコーダーとは違い、ルームミラーと一体になっているので、搭載してもスペースを取らず、視界の邪魔になりにくいのが特徴です。
また、取りつけも比較的カンタンで、バンドを使って既存のミラーに取りつけるだけのものもあります。視界を遮ることなく、取りつけもカンタンで手軽なのがルームミラー型ドライブレコーダーの魅力です。
ルームミラー型ドライブレコーダーの選び方 自動車ライター・エディターに聞く
ルームミラー型ドライブレコーダーの選び方のポイントをご紹介します。どのようなポイントに気をつけて選べばいいか迷っている方も多いでしょう。選ぶときに注目するべきポイントをまとめていくので、購入する前にぜひチェックしてみてください。
【1】ドライバーの人数でタイプを選ぶ
ルームミラー型ドライブレコーダーには「一体型」と「セパレート型」の2種類があります。どちらにするかは、ドライバーの人数で決めましょう。それはミラーの位置が変わるからです。
ドライバーが1人の場合は「一体型」
自分だけ運転する車に取りつける場合には「一体型」がおすすめです。一体型はミラーとカメラの向きが連動してしまうので、ミラーを動かす機会が少ない場合に適しています。
ドライバーが複数人の場合は「セパレート型」
対して、家族で共有している車など、複数人が運転する車には「セパレート型」がいいでしょう。ミラーとカメラがそれぞれ独立しているので、運転者が変わってミラーの位置を直しても、カメラの調整をおこなう必要がありません。
【2】あおり運転にも対応できる「前後録画」できるもの
あおり運転に対応できるものを選びたいなら「前後録画」ができるものを選びましょう。前方だけ録画できるものは、万が一後方で事故が起きたとしても証拠が残りません。後方も録画してくれるものであれば、あおり運転の証拠もしっかり残しつつ、後方からの追突にも対応できます。
また、商品によってはバックカメラとしても使用できるものがあります。バックするときの死角が少なくなり、事故の確率も大きく減らしてくれますよ。
【3】画質は「フルHD対応」を目安に
画質は「フルHD対応」を目安に選びましょう。解像度が1920×1080のものが、フルHDになります。
画像が粗いと証拠として役に立たないこともあります。フルHD対応であれば問題なくナンバープレートを確認できるので、なにかあったときでもしっかり証拠を残してくれるでしょう。
【4】撮影できる視野角は広めのものがおすすめ
どのくらいの範囲を撮影できるのかも重要なポイントです。目安としては視野角が120度以上がおすすめ。広範囲の映像を録画してくれるものであれば、事故やトラブルのときでもまわりでなにが起こったか、その瞬間を映像に残してくれます。
また、商品によっては360度の視野角に対応したモデルもあります。横からの事故にも対応できるため、不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。
【5】録画についての便利機能をチェック
ルームミラー型ドライブレコーダーにはさまざまな商品が販売されており、自分の使い方に合った録画機能がついているものを選ぶことが重要です。
どのような録画機能があるのかまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
容量がいっぱいになっても録画がストップしない「ループ録画機能」
カメラの容量がいっぱいになってしまっても、そのまま録画を続けてくれるのが「ループ録画機能」です。古いデータを自動的に上書きしてくれるので、メモリーカードの容量がいっぱいになっても録画してくれます。自分でメモリーを消去しなくてもいいので、手間が省けて便利ですね。
ただし、SDカード内に不良セクターが溜まると、ほとんど録画されていないケースがあります。定期的なフォーマットが必要になる場合があるので、説明書を事前に確認しておきましょう。
事故発生時に映像が上書きされないようにする「Gセンサー」
事故やトラブルが発生したときも、映像が上書きされないようにしてくれるのが「Gセンサー」です。事故が起きたときの衝撃を検知すると自動的にロック機能が働き、映像を確実に残しておけます。
ループ録画機能がついている商品はGセンサーがついていないと映像が消えてしまうこともあるので、この2つの機能はセットとして考えておくといいでしょう。
防犯対策にもなる! 動体検知・駐車監視対応商品
防犯対策もおこないたいなら「動体検知」「駐車監視対応」の商品を選びましょう。動体検知機能では、カメラの視覚に入った人物の動きを自動的に検知して録画を開始してくれます。車に誰も乗っていないときも録画してくれるので、車上荒らしにもしっかり対応できます。
また、駐車監視機能は駐車中の車に衝撃があったときに自動的に録画を開始してくれます。当て逃げなどのトラブルでも録画をおこない、有力な証拠として役立ってくれるでしょう。
暗所で運転が多いなら「WDR機能」
夜間に運転することが多いなら「WDR機能」がついているものがおすすめです。WDR機能は、明るさを自動的に調節して明暗差を抑えてくれます。夜間やトンネル内を運転する際、映像が白く飛んでしまったり、黒くなってしまったりすることを防いでくれるので、夜間の録画を確実におこないたいときに便利です。
また、昼間でもトンネルや高架下などの明暗差が激しい場所でも効果的です。よく運転するルートにトンネルなどがある方は、検討してみるといいでしょう。
場所や日時などを記録できる「GPS対応」
場所や日時なども記録しておきたいなら、GPSに対応しているものがおすすめです。トラブルが発生した正確な場所や日時を同時に記録してくれるので、確固たる証拠として提出できます。
ただし、通信する際には電波を飛ばすため、送受信状況に左右されてしまうので注意が必要です。トンネルの中などでは、うまく動作しない可能性もあります。なかには電波干渉対策がされている商品もあるのでそちらを選ぶといいでしょう。
【6】操作がしやすいタッチパネル対応もおすすめ
操作のしやすさを重視する方は「タッチパネル対応」のものを選ぶといいでしょう。直感的にカーナビやスマホのように手軽に操作できるので、ドライブレコーダー初心者にもおすすめ。また、タッチパネル対応のものを選ぶ際は、画面が大きめのものを選ぶと使いやすいですよ。
しっかりとした映像が撮れる品質のいいものを選ぶ 自動車ライター・エディターによるアドバイス
自動車ライター/エディター
相手のナンバーや信号機を読み取れるのかが最大のポイントです。最近のドライブレコーダー購入額は、約1万9000円という調査もあり、前後2カメラ式が売れ筋ですので、あおり運転にも対応するのなら前後2カメラ式がマスト。
小型のルームミラー型でもケチらない方が無難です。

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出典:公式サイト
ルームミラー型ドライブレコーダーおすすめ10選|一体型
ルームミラー型ドライブレコーダーのおすすめ商品をご紹介します。比較的安価で手に取りやすいものから、便利な機能がたくさんついているものまで、幅広い商品を厳選しました。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。
まずは、「一体型」のルームミラー型ドライブレコーダーのおすすめ商品です。

ビッグパワー『ドライブレコーダー内蔵デジタルインナーミラー』
































出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | フロントカメラ:120°、リアカメラ:102° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
自動車ライター/エディター
ビッグパワー『ドライブレコーダー内蔵デジタルインナーミラー』のフロントカメラはF値が1.8と明るいのが特徴です。フルHD対応でソニー製COMSイメージセンサーを搭載。右側カメラにより右ハンドル車に対応しています。
JADO『ドライブレコーダー ミラー型』


















出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | フロント:170°、リア:140° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
CHANGER『ドライブレコーダー ミラー型』
















出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | フロント:170°、リア:150° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
VANBAR『ドライブレコーダー』


















出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | フロント:170°、リア:140° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
マックスウイン『デジタルルームミラー MDR-C007B2』
















出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | フロント:水平124°/垂直64°/対角152°、リア:水平102°/垂直53°/対角124° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
マックスウイン『デジタルルームミラー MDR-C008B4』
















出典:Amazon
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | リア:水平102°/垂直53°/対角124° |
前後録画 | - |
タッチパネル | あり |
エムジーエム『ドライブレコーダー』






出典:楽天市場
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | - |
視野角 | - |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
『ルームミラー型ドライブレコーダー』

出典:Yahoo!ショッピング
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | HD |
視野角 | 100° |
前後録画 | - |
タッチパネル | なし |
T'z『ミラータイプドライブレコーダー』

出典:楽天市場
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | 水平107°/垂直56°/対角130° |
前後録画 | - |
タッチパネル | - |
慶洋エンジニアリング『ドライブレコーダー』






出典:楽天市場
タイプ | 一体型 |
---|---|
画質 | - |
視野角 | 360° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
ルームミラー型ドライブレコーダーおすすめ2選|セパレート型
続いては、「セパレート型」のルームミラー型ドライブレコーダーをご紹介いたします。こちらもぜひ参考にしてください。

セルスター『ドライブレコーダー』


























出典:Amazon
タイプ | セパレート型 |
---|---|
画質 | フルHD |
視野角 | - |
前後録画 | - |
タッチパネル | - |
自動車ライター/エディター
セルスター『ドライブレコーダー』は、別体カメラの取りつけ位置を選べるため、あおり運転にも対応。別売の常時ケーブルを使えば最大12時間の駐車監視機能も付きます。

イーオートファン『GPS搭載 ミラー型ドライブレコーダー』
































出典:Amazon
タイプ | セパレート型 |
---|---|
画質 | フロント:2K、リア:フルHD |
視野角 | フロント:水平135°/対角170°、リア:水平115°/対角140° |
前後録画 | 可 |
タッチパネル | あり |
おすすめ商品の比較一覧表
自動車ライター/エディター
イーオートファン『GPS搭載 ミラー型ドライブレコーダー』は前後同時録画が可能で、フロントカメラの2K画質はうれしいポイント。内蔵バッテリーが小さめなので、常時録画には常時給電などが必要です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ルームミラー型ドライブレコーダーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのルームミラー型ドライブレコーダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
この記事では、ルームミラー型ドライブレコーダーの選び方とおすすめの商品をご紹介しました。
車を使用する人数により、一体型かセパレート型か選びましょう。また、さまざまな録画機能があるので、自分の用途や運転コースに合ったものを選ぶといいでしょう。
この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりのルームミラー型ドライブレコーダーをみつけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/16 コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライター/エディターとして約12年が経過。自動車雑誌、モノ系雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビやカーオーディオ、カー用品、カーエレクトロニクスなどを執筆しているほか、自動車メーカー関連の公式サイトの執筆や監修なども行っている。