ドライブレコーダーとは?
まずはドライブレコーダーとはどういった製品なのかについて説明します。ドライブレコーダーは車やバイクに関して車体のまわりや車内の映像・音声などを記録する装置です。
基本的には、追突などの事故の記録、あおり運転の被害などに関して映像と音声を記録して証拠を残すことを目的としています。それ以外にも旅行などに出かけた際の車内の思い出やドライブの映像を残すといった目的で使用することも可能です。
Yupiteru(ユピテル)はどんなメーカー?
ユピテルは映像やマイクロ波、無線通信などの製品を多く取り扱う企業です。ドライブレコーダーはそのなかでも中心的な製品で、メーカーのノウハウを詰め込んでさまざまな機能を付与しています。
ドライブレコーダーのほかにも ホームロボット やゴルフナビ、レーダー探知機など車関連でない分野でもたくさんの製品を生み出し、社会に貢献しています。
Yupiteru(ユピテル)製ドライブレコーダーの選び方
家電製品総合アドバイザー・福田満雄さんに取材をして、ユピテルのドライブレコーダーの選び方のポイントを教えていただきました。主なポイントは下記の7点になります。
【1】記録方法で選ぶ
【2】視野角の広さで選ぶ
【3】カメラの性能で選ぶ
【4】カメラの数から選ぶ
【5】設置方法で選ぶ
【6】音声録音機能の有無で選ぶ
【7】そのほかの機能から選ぶ
ユピテルのドライブレコーダーには、基本的な性能に加えて、危険察知など運転をサポートしてくれる機能などがあります。通勤やドライブなどのときにこんな機能があれば助かるということを考えながら、選ぶ際の参考にしてみてください。
【1】記録方法で選ぶ
ドライブレコーダーを選ぶ際は、記録方法を確認しましょう。ドライブレコーダーの録画方式には、常時録画とイベント記録があります。常時録画は車の動作と関係なく動作する録画方式です。イベント記録方式は、車が衝撃を受けたり、急ブレーキを踏むなど危険な状況になった場合に録画を開始します。
ユピテルのドライブレコーダーは通常、常時録画方式を採用しています。そのほかにもGセンサー(加速度センサー)を搭載しているモデルなら、事故の際に常時録画に加えて衝撃を感知して自動的に録画する(記録した映像を上書き禁止にする)設定が可能です。
【2】視野角の広さで選ぶ
ドライブレコーダーのカメラは、視野角で撮影できる範囲が決まります。視野角が広ければ前方だけでなく、左右までカバーすることができます。車は前方だけでなく、左右から衝突される可能性があるので、もしもの際の映像を残すことができます。
全周囲カメラという360度カバーできる製品も登場しており、1台のカメラで前後左右を撮影できます。
【3】カメラの性能で選ぶ
ドライブレコーダーにとって、切っても切り離せない部分がカメラです。カメラの性能によって、映り方や見え方は大きく変わってきます。カメラの性能上で選ぶ際のポイントとなる内容は3つです。
ただ見えればよいということではなく、さまざまな環境下で発生するトラブルに対応できるかどうかを考えながら確認してみましょう。
カメラ性能1:画素数
事故などもしもの場合は、カメラの画素数が低いとナンバープレートや車種の形状などが確認しにくいことがあります。このため、カメラの画素数は高いものを選びましょう。
ユピテル製ドライブレコーダーは、200万画素に設定された製品が多く、Full HD画質での録画が可能です。4K画質に対応した製品もあるのでこまかく確認しましょう。
カメラ性能2:HDR対応
ドライブレコーダーのカメラは、普通の風景を撮影するようなカメラとは違い、さまざまな明るさの状況で撮影しなければなりません。夜間やトンネルといった光の少ない環境下でも明瞭な画像を残す必要があります。
HDRが装備されているドライブレコーダーなら、その問題が解決します。明暗差が大きいトンネルから外に出たときの白とびや夜間の黒つぶれなどを抑えられ、どのような環境でも見やすい動画を残せます。
カメラ性能3:STARVISで夜間動画が明瞭
ユピテルのドライブレコーダーが夜間撮影の装備として搭載しているのは、HDRだけではありません。ユピテルには、ソニーが作り出したSTARVIS(スタービス)という暗所においてもクリアに撮像できる性能を装備した「SUPER NIGHT(スーパーナイト)」シリーズがあります。
赤外線の領域も撮影できる機能であり、夜間のライトだけでなく、照度の低い部分もきれいに動画に残すことが可能です。
【4】カメラの数から選ぶ
ドライブレコーダーは通常、前方につける1カメラタイプが多くなっています。しかし、リアカメラがセットになっている2カメラやリアカメラに2台ついているタイプなども販売されています。カメラの台数が多いほど、カバーできる領域が広くなります。
リアカメラがあれば、後方からの追突やあおり運転の状況撮影だけでなく、バックモニターとして壁などへの衝突などの危険察知が可能です。3カメラであれば車内の状況も撮影できるので、ドライブの思い出を撮影することにも対応できます。
【5】設置方法で選ぶ
ドライブレコーダーの設置場所については、法律で位置が定められており、運転の邪魔にならないように取りつけできる方法で設定されています。電源も、レコーダーによってシガーソケット対応など取りつけ方法が違うので確認してみましょう。
ドライブレコーダーは、法律に抵触しない範囲で見やすい位置に設置できるように、サイズがコンパクトに設定されています。車のディーラーなどと相談して、自分が確認しやすい位置で設置できることを考えましょう。
【6】音声録音機能の有無で選ぶ
事故やあおり運転の状況を記録する際には、動画だけでなく音声の記録ができると証拠が増えます。ドライブレコーダーは本体の側面などにマイクがついており、車内の音声録音も可能です。思い出のビデオとして撮影する際にもなにを話していたかを記録できるでしょう。
ユピテル製ドライブレコーダーであれば、多くの機種で音声の記録が可能です。設定で音声記録のON/OFFもできるので、シチュエーションに合わせて選択できます。
【7】そのほかの機能から選ぶ
ユピテルのドライブレコーダーでは、ここまでに紹介した仕様や性能のほかにも多くの機能が備わっています。GPS機能では、走行軌跡だけでなく、速度情報や日時の情報まで管理可能です。
アクティブセーフティ機能を使えば、車線はみ出しや発進遅れの際に運転者に通知してくれます。ドライバーがより運転しやすくなる工夫がほどこされています。
最低限、前後カメラの商品を選ぶのが良さそうです 家電製品総合アドバイザーがアドバイス
あおり運転や事故の状況を記録しておくドライブレコーダー。機種が多くて選ぶのが大変ですが、最低限、前後のカメラは欲しいところです。理由は後方からのあおり運転を録画するために必須なため。
室内も撮れる360度(全天球)カメラや室内用を追加した3カメラはプラスアルファのお好みで。駐車中の監視も、という場合はオプションでケーブルが用意されています。
おすすめのユピテルドライブレコーダー12選 家電製品総合アドバイザー福田満雄さんと編集部が選ぶ
ここからは、家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんと編集部が一緒に選んだユピテル製のドライブレコーダーについてご紹介していきます。ここまで紹介してきたユピテル製ドライブレコーダーの選び方を参照して選んでみました。
自分の車の種類や運転のレベルなどによって、自分に合ったドライブレコーダーを選んでみてください。
Yupiteru(ユピテル)『Y-4K』は、前カメラが4K画質の録画に対応。ドライブレコーダーとしてはもちろん、ドライブの記録にフルHD超えの画質で動画を保存できます。データサイズが大きいのでSDカードは大容量のものを。

4K画像対応でより鮮明な映像で記録・確認可能
テレビでは一般的な画質である4K画質を採用しているモデルです。4K画像はフロントカメラが対応しており、その画素数は820万画素と今までの製品の4倍程度になっています。
夜間撮影やHDRも装備されているので、いままでにない明瞭な夜間での運転記録に驚くでしょう。リアカメラは200万画素ですが、今まで同様に後方からの危険察知に対応してくれます。
Yupiteru(ユピテル)『DRY-TW8700d』は、前後1カメラずつのスタンダードな仕様。手頃な価格でドライブレコーダーを導入したい方に。ドラレコとしてひととおりの機能は備わっています。

スタンダードな2カメラタイプでも機能は充実
メーカーの2カメラ製品のなかでも、スタンダードな仕様になっています。フロント、リアの2カメラともに200万画素でFULL HD画質に対応しているので、映像は鮮明に記録してくれます。
レンズの画角もフロント、リアどちらも対角160度に対応しているので、事故などの際にどの方向から衝突などされても記録できます。駐車時のトラブルにも対応する録画モードも採用されていて、スタンダード製品でも機能が充実しています。
3.0インチの画面で操作、確認ともにしやすい
これまでのドライブレコーダーは、2.0インチ映像フルカラーTFT液晶を採用していましたが、この製品は約2倍の大きさとなる3.0インチフルカラーTFT液晶を装備しています。
画面表示が大きくなるだけでなく、操作メニューの文字サイズも大きくなりました。サイズが大きくなると視認性がよくなり、操作がしやすくなります。女性ドライバーの方などでも使いやすい製品でしょう。
3つのカメラで全方向と車内を撮影できる
メーカーがこれまで積み上げてきた機能・性能にプラスして、3つのカメラで車体の前後左右と車内の動画を記録できます。リアカメラの本体にカメラを2台設置することによって広範囲の撮影が可能になりました。
どの方向からの事故やあおり運転も、車内外の状況をくまなく記録できます。ドライブの風景も車内の雰囲気と外の風景を合わせて記録できる点がポイントです。
Yupiteru(ユピテル)『BDR-2 WiFi』は、バイクの前面の録画に特化した商品です。カメラと本体が一体なので防水防塵かつ配線も最小限。ブレ防止機能はないので、振動の少なそうな場所に取付けるのが良いでしょう。

バイクに対応した防水製品
バイク本体の電源回路から電力供給するために、電池切れや充電の対応をしなくてもよいのが特徴です。防水・防塵の規格である「IP55」相当に対応しているため、急に振り出した雨などで故障してしまうようなこともありません。
録画方式は、常時録画、イベント録画、ハイブリット録画と選択ができるので、自分のドライブスタイルに合わせて変えられます。
全周囲カメラで360度の映像を把握できる
通常のカメラでは、前方の映像としても160度程度の画角で撮影がされています。しかしこの製品は全周囲360度フロントカメラを装備しているため、車体前方の前と左右、運転席と補助席の動画をすべて撮影できます。
リアカメラもセットになっているので、フロントカメラではカバーできない後方の映像も記録可能です。画素数は、360万画素に設定されています。記録情報を問題なく確認できます。
カメラひとつで360度の画像を記録する
リアカメラまでは要らないけれど、車体前方の前後左右は動画で記録したいという人は、この製品を確認してみましょう。カメラが全周囲360度カメラになっており、車体前方の全方位、そして天井まで撮影可能です。
通常の360度カメラでは前方視野が低くなることがありますが、すべてが問題なく映るように設置位置も考えたつくりになっています。
カメラ部が回転して好きな角度で撮影可能
円筒形の形状をしていますが、画面もついていて動画も確認できるタイプの製品です。製品の特長としてカメラ部が回転するので、自分の好みの位置にカメラを調整することが可能です。
対角も160度前方の左右方向も撮影できます。GPSやHDRなどの機能もほかの製品と同じように、充実しています。もしもの際の対応も問題ありません。
1カメラで前方からの事故に備えたい人におすすめ
1カメラですが、夜間撮影に向いているスーパーナイトシリーズの製品となっています。夜間の移動が多い長距離移動トラックなどの運転用として、採用するのにも向いているでしょう。
前方車への追突などに不安がある人用に、前方や路肩はみだしといった通知をしてくれる機能も含まれています。運転サポートをしてくれる機能で不安も解消されるでしょう。
1カメラのコストパフォーマンス製品
2.0インチフルカラーTFT液晶つきで1カメラのシンプルな装備が特徴の製品です。メーカーの中ではコストパフォーマンスのよい製品となっていて、GPSやGセンサーなどの機能は装備されています。
動画撮影はじゅうぶんに対応できますが、夜間撮影に向いている装備は省略されているので、夜間よりも日中に運転が多い人におすすめの機種です。
リア専用カメラで無線LAN対応
フロントにはドライブレコーダーをすでにつけている場合、あおり運転などに不安を感じるためリアカメラもつけたいと思う方もいるでしょう。そんなときにはこのリアカメラ専用の製品が適しています。
他社製のドライブレコーダーと別に、独立して設置することができます。シガーソケットに差しこめばかんたんに動作してくれます。無線LANにも対応しているので専用のモバイルアプリで動画をかんたんにチェック可能です。
無線LAN搭載でスマホで動画を確認できる
2台のカメラがセットになっている製品で、無線LANが搭載されています。無線LANが装備されていることによって、ドライブレコーダー本体だけでなく、スマートフォンにも映像を録画することが可能です。その場でかんたんに確認できるでしょう。
フロントカメラとリアカメラのデータの通信方法を従来のアナログ形式からEthernet(イーサネット)規格デジタル伝送にしており、いままでよりもクリアなリアカメラ映像を記録できます。
「ユピテルのドライブレコーダー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ユピテルのドライブレコーダーの売れ筋をチェック
楽天市場でのユピテルのドライブレコーダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドライブレコーダーは自分の身を守る
自分は慎重に運転をしていても、交通事故は相手があるものだとすると起きる確率を0%というのはむずかしいものです。事故後の損失などは、事故の度合いや関わりで責任も大きく変わってきます。
事故では、目撃者がいなければ当人の情報だけが事実となります。ドライブレコーダーに録画された動画の内容次第では過失の割合が変わり、証拠として確認できるといった例もあります。
このように自分を守ってくれる存在であるドライブレコーダーは、これからの車社会でも重要な役割を持つ車のアクセサリー製品となるでしょう。
ドライブレコーダーに関する記事はこちら!
さまざまなドライブレコーダーを見たい方は参考にしてみてください。
ドライブレコーダーをつけて楽しいドライブをしよう
ユピテル製のドライブレコーダーについて、製品の選び方とおすすめの12製品をご紹介してきました。車での事故は、その後の人生を左右してしまうような大きな出来事です。
昔とは違い、事故状況などを記録できるドライブレコーダーは自分の身を守ってくれるドライブの相棒になってくれます。あわせてユピテル製は事前に危険を察知し、通知してくれる機能もたくさん装備されているので運転の不安を軽減してくれるでしょう。
ユピテル製のドライブレコーダーを車・バイクに搭載し、ドライブを楽しんでください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。