ゲル(ジェル)クッションとは?
ゲル(ジェル)クッションは、弾力性と伸縮性にすぐれたゲル素材で作られているクッションです。体圧をうまく分散してくれるので、長時間座っていても腰やお尻への負担を軽減してくれる頼もしい味方。
立体的な規則正しく並ぶゲル素材の格子によって、体圧を面で支えてくれるので、まるで宙に浮いているような座り心地を体感できます。
テレワークなどで座りっぱなしで仕事をする方や長時間車を運転する方、腰痛でお悩みの方などにとくにおすすめです。
ゲル(ジェル)クッションの選び方
腰痛の方や長時間座り続ける方に人気の「ゲル(ジェル)クッション」。弾力のある座り心地がよいのが特長です。ただし、さまざまな種類があり、数あるゲル(ジェル)クッションのなかからどの商品を選んでいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ゲル(ジェル)クッションの選び方のポイントをご紹介します。ポイントは下記4点。
【1】構造で選ぶ
【2】耐久性をチェック
【3】用途にあったサイズを選ぶ
【4】お手入れしやすいのもポイント
ぜひ、自分にぴったりと合ったものを選ぶ際の参考にしてみてください。
【1】構造の違いで選ぶ
ゲル(ジェル)クッションの構造は大きく分けると、ハニカム構造とランバス構造に分けられます。それぞれの構造には特徴があり、座り心地も変わってきますので、2つの構造の違いを把握してお好みのタイプを選びましょう。
また、この2つの構造以外にも八角形や三角形、サークルタイプなどの構造になっている商品もあります。
ハニカム構造|しっかりと体圧を分散
六角形の格子が、蜂の巣のように規則正しく並んだものをハニカム構造と呼びます。体を支える線の数が多いので、しっかりと体圧を分散してくれるのが特徴。体重が重めの方でも、しっかりと支えてくれてお尻の底つきを感じにくい構造となっています。
線の数が多いぶん耐久性にもすぐれていて、クッションがへたりにくく長持ちしやすいというメリットもあります。
ランバス構造|適度に沈み込むフィット感がある
ひし形の格子が規則正しく並んだランバス構造のゲル(ジェル)クッションは、やわらかめの座り心地が特徴です。格子の線が少なめなので、適度にお尻が沈み込んでフィット感があります。
体重が重いと、お尻が沈み込みすぎて底つきを感じやすいので、二重構造になっていてクッションの厚みがある程度あるものを選ぶといいでしょう。
【2】耐久性はどのくらいかチェック
1度購入したらできるだけ長く愛用したいという方も多いでしょう。ゲル(ジェル)クッションは、二重構造で厚さが太めのもののほうが耐久性が高い傾向にあります。できれば3cm以上の厚さのものを選びましょう。
また、格子の密度が高ければ高いほど1本の線にかかる負担が小さくなるので、耐久性が高くなります。できるだけ格子が高密度でグリッド数500以上のものを選ぶといいでしょう。
【3】用途にあったサイズを選ぶ
使用する場面や椅子などの大きさを考慮して、用途にあった大きさのゲル(ジェル)クッションを選びましょう。おもに持ち運びをせず自宅で使用する場合には、できるだけ大きめでしっかりと体圧を分散してくれるものを選ぶと快適です。
飛行機やバスの座席、アウトドアなどで使用したい場合は、コンパクトサイズを選びましょう。持ち運びが便利な折りたたみができるタイプの商品もあります。
【4】お手入れしやすいかも確認しましょう
お手入れのしやすさも、商品を選ぶうえで重要なポイントです。多くのゲル(ジェル)クッションは水洗いができる仕様となっていますが、購入前に仕様をチェックして、水洗いが可能かどうかを確認しましょう。
常に清潔にたもつためには、こまめなカバーの洗濯が必要です。付属するカバーもポリエステルやナイロンなどの素材だと、洗濯機などで気軽に洗うことができます。取り替え用のカバーが予備であるとさらに便利ですね。
腰痛やお尻への負担を軽減したい方に人気
ジェルクッションは、テレワークなど長時間椅子に座る機会が増えている昨今、座り心地の改善はもちろん、腰痛やお尻への負担を軽減したい方に人気です。
しかし、硬さや大きさなど、ご自身の求める座り心地に合った物を選ぶのは、意外に難しい商品です。素材、構造、最適な大きさ、さらに手入れのし易さなどをご紹介します。
ゲル(ジェル)クッションのおすすめ13選
ここからは、医療ライターの西村テツジさんと一緒に編集部が厳選したゲル(ジェル)クッションをご紹介します。自分にぴったりと合った商品を探してみてくださいね。

まるで無重力のようなやわらかい座り心地
ランバス構造でやわらかな座り心地のゲル(ジェル)クッションです。お尻の底つき感がなく、まるで宙に浮いているような感触。後方から前方にかけて低くなるように傾斜がついているので、骨盤の位置が調整されて自然と姿勢がよくなります。
カバーには取っ手がついているので、持ち運びもラク。長時間の車での移動時に使用してみてください。腰まわりやお尻のツラさが軽減されますよ。
車椅子用に開発された本格派
車椅子での使用を想定して開発されたゲル(ジェル)クッションです。お尻の形にあわせて成形された立体格子ジェルが体をやさしく支え、長時間座っていても疲れにくく、腰やお尻への負担を軽減してくれます。
耐久性が高く、8万回の繰り返し圧縮テストをしても歪みがたったの1%未満。長く使用できるのでコストパフォーマンスがとてもよい商品です。
大型で車のシートにもぴったり
スタンダードなものよりもひとまわり大きめなサイズのゲル(ジェル)クッション。体が大きめな方や、床に敷いて座布団のように使用するのに適した大きさです。車のシートにもぴったりの大きさなので、長時間運転をする方にもおすすめ。
二重ハニカム構造なので、お尻の沈み込みを防ぎ、長時間座っていても疲れない座り心地です。
トレードワン『コンフォートハニカムゲルクッション(30635)』
独自のハニカム構造がお尻をやさしく包み込む
ゆるいU字型の、お尻をやさしく包み込むデザインのゲル(ジェル)クッション。大きめのハニカム構造がしっかりと体圧を吸収・分散してくれるので、快適な座り心地です。
車のシートや、仕事用の椅子に使ってください。腰の負担が軽減され、長時間座っていても疲れにくい仕様です。付属のカバーはメッシュなので通気性がよく、夏でもムレにくい仕様となっています。
厚みがあって少しかための座り心地
四角形網目構造で、少しかための座り心地なU字型のゲル(ジェル)クッション。お尻と足の形状に沿って立体的に作られているので、お尻にやさしくフィットして長時間座っていても疲れません。
U字型で穴が空いた形状なので、座り方を工夫すれば尾てい骨を浮かせて座ることもできます。持ち運ぶのに便利な手提げ袋が付属しているのもうれしいですね。

長時間座ってもお尻が痛くならない!
二重ハニカム構造のスタンダードな長方形のゲル(ジェル)クッションです。約500個のハニカムが体圧を吸収・分散してくれるので、長い時間座っていても快適な座り心地を実現。在宅勤務などで長時間椅子に座らなければいけない方などにぴったりです。
付属のカバーが2枚ついているのですぐに取り替えることができ、クッションをいつも清潔にたもてます。
メッシュ素材のカバー付きで通気性がいい
ハニカム構造が2層になっていて、厚みがあるぶん座り心地も軽やかなゲル(ジェル)クッション。2層のハニカム構造の間に衝撃吸収クッションがはさまれていているので、お尻の沈み込みを軽減してくれます。
通気性にすぐれ、付属のカバーもメッシュ素材なのでムレにくいのがうれしいですね。カバーには滑り止めもついているので、椅子の上でもズレにくくなっています。
独自のハニカム構造で驚くほどのやわらかさ
大きめのハニカム構造が体圧をうまく分散して、快適な座り心地をかなえてくれるゲル(ジェル)クッションです。前方に向かってついている絶妙な傾斜によって、自然と背筋を伸ばして座ることができ、腰への負担を軽減してくれます。
腰痛に悩んでいる方の長時間のデスクワークや車の運転にぴったり。畳のうえに敷いて座布団のように使うこともできますよ。
ヒロコーポレション『ハニカムジェルクッション 凄冷 SUGOHIE(HCFHJC-003DL)』
夏場の使用にうれしい冷感タイプ
付属の接触冷感カバーによって、ひんやりとした使い心地のゲル(ジェル)クッション。夏場の暑くてムレやすい環境での使用にとくにおすすめです。
二重ハニカム構造のゲルがうまく体圧を分散させ、長時間座ることによる腰やお尻への負担を和らげてくれます。変形しにくい高弾性ゲルを使用しているので、丈夫で長持ちします。
骨盤を支えて正しい姿勢になるようサポート
円形でクロスサークル構造のゲル(ジェル)クッション。お尻と太ももにあわせた形状で、まるで水に浮いているような座り心地。さらに後部の突起部分が骨盤を自然に立たせてくれるので、姿勢が正しくなります。
真ん中に大きめの穴が空いているデザインなので、痔でお悩みの方や、産後で座るのがツライという方にもぴったりです。
快適な座り心地で美尻を目指すなら
まるでベーグルのような見た目のゲル(ジェル)クッションです。広げて座ると、両サイドの円形ゲルの傾斜がお尻をやさしく内側に包み込む形になるので、美尻がかなえられるかもしれません。
二重ハニカム構造が体圧を分散してくれるので、まるで水に浮いたような座り心地。折りたたんだ状態にすると枕にもなります。背もたれとして広げて腰の部分に置いてもぴったりフィット。いろいろな使い方ができて重宝しますよ。
特大サイズで椅子の背もたれにも装着可能
まるで宙に浮いているかのような座り心地のゲル(ジェル)クッションの特大サイズ版です。広げてシートとして使ったり、付属カバーのベルトを使って、座面だけでなく椅子の背もたれにも装着して使用したりすることができます。
ふたつに重ねて折って使用すると、厚さが倍になるのでさらにフカフカの感触に。お尻を包み込むように体圧を分散してくれるので、長時間座っていてもとても快適です。
整形外科医と共同開発した姿勢矯正用クッション
椅子の背もたれに装着して、腰から背中を支えてくれるゲル(ジェル)クッション。クッションにもたれて座ることで、自然とS字姿勢へと導いてくれる整形外科医と共同開発した商品です。
二重ランバス構造がしっかりと体圧を分散してくれるので、背もたれとしてだけではなく座面に置いてクッションとして使っても快適です。
「ジェルクッション」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ジェルクッションの売れ筋をチェック
Amazonでのジェルクッションの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
腰痛対策に関する記事はこちら!
長時間座るのがツライ人の救世主!
この記事では、ゲル(ジェル)クッションの選び方やおすすめの商品を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
腰痛などで、長時間椅子に座っているのがツライという方には救世主となり得るゲル(ジェル)クッション。テレワーク用に自宅の椅子をグレードアップしたい人などは、ぜひ購入を検討してみてください。
また、本物の見分け方として、メーカー保証が付いているもの、商品の口コミなども参考にしてみてください。
自分にぴったりのゲル(ジェル)クッションを見つけて、快適に毎日を過ごしてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。